2015年01月15日

時代箪笥の復元

幅が1mを超える重厚な感じの時代箪笥ですが、見せていただいた時点で 『 再生は
無理です 』 とお断りする程の酷い虫食いでした。

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お客様は中越沖地震の後、柏崎のご実家から何棹もの箪笥を運び出し 少しずつ直して使いたいという
お話でしたが、何年もの間 蔵の中にあった箪笥たちは どれも少なからず虫食いがあり 一番立派に見えたこの箪笥が一番酷い状態で、お客様も随分残念そうでした。


鉄金具の錆は少なく 充分使えそうだったので 『 新しい材料での復元ならできますが・・ 』 
ということだけお伝えして 他の箪笥の再生を進めました。

最初のそんなお話から3~4年(?)経った昨年夏、やはりこの金具を活かして箪笥を作って
欲しいというご依頼がありました。  国産の桐でつくるのは予算的に無理ということだった
ので 中国産の桐材を使っての復元となりました。  着色はせず自然に色が変わっていく
のを楽しみます・・という お話でしたが、私としては少し不安なところもありました。

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組み立てが終わった時点で この不自然な白さがどうにも我慢できず・・ 
お客様に相談し 薄い色(オイル)を着けさせてもらうことにしました。

納期は少し延ばしてもらうことになりましたが、無事に出来上がり 今週末
お客様が取りに来てくださいます。 ちょっとお上品になってしまいましたが、
ここからはお客様が使いながら 変化を楽しんでくださると思います。

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cotan3 at 18:52│Comments(0)TrackBack(0) 創作活動 

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