2014年02月21日

おひなまき・まん丸抱っこが出来ない赤ちゃん のママへ①


妊婦さん向けの骨盤クラスに参加の方達が、昨年から毎月1人は出産を迎えその赤ちゃんに会いに行かせてもらっています。

妊娠中、妊娠前からのお付き合いのママ達が、お腹にいた赤ちゃんを抱っこした姿で再会出来るなんて、助産師冥利に尽きる、本当に嬉しい瞬間です。

今回、「どうぞ写真撮って行ってブログに使って下さい」とのお言葉を頂きましたので、投稿させてもらいました。



はじめましては、お1人目のお子さんが赤ちゃんの頃。
お姉ちゃんは4歳になっていました。

お2人目の妊娠は骨盤ケア知ってから、べびぃケアも知りつつの出産。
僕ちゃんは2歳になります。

そして、今回3人目の妊娠で骨盤ケア21週から骨盤ケアクラスに毎月参加して下さっていました。

沢山セルフケアして、体操も知っている方です。何が気持ちいいか自分の身体に聴きながら、今ここがしんどい・これが楽 分かっていた方です。

セルフケアを続けてもどうしても、左恥骨に斜めに赤ちゃんの頭がぶつかって入っていて、レオポルド(お腹から赤ちゃんの姿勢を触って確認する)も、毎回背中がうまく触れず、
「この子は、どんな姿勢で入ってるのかしらぁ」 って思ってました。
(諸先輩達は、お腹の中が透けて見えてるかのように赤ちゃんの姿勢を触診で診れるのですが、私にはまだミエマセン。。。)


有効な陣痛がなかなか来なくて薬で強化、産まれてきた赤ちゃんは「すごい格好して出てきた」と助産師から言われたそうです。(そのスゴイがどうなのかまではわかりませんでしたが・・・・)

きっと、回旋せずに産まれたんでしょう。 陣痛が有効にならないのには、なれない理由がある。
この方には、ちょっとお手伝いが必要だったんだと思います。
母子ともに元気で何よりでした。


そして、
006生後11日目の赤ちゃんです。 
写真で見て頭の右側の丸身に比べて、左側が丸身がないのがわかります。
きっと、ここにぶつかってたんだね。

ママは、向き癖を気にされて
「身体の正中線から頭がどうしても傾いてしまうから、真っ直ぐなるようにタオルなので工夫してみたけどうまくいかない。直されるのは嫌みたい」 と。

そうですね。 お腹の中で出来た身体のゆがみは、生後11日目のこの子にはお腹での姿勢の歴史が長いのでそう簡単にはいかないです。
きっと、この子にとってはそれが自分の体軸。


「つねに吸いたがっている様だけど、飲みたい訳でもなさそうな・・・
口を動かしていたいみたい。」


赤ちゃんの反応・訴えを感じているから、普段の赤ちゃんの様子をたくさん教えてくれます。

頭なでなではどうだろう? 「この辺(頭頂部辺り)を撫でられるのは好きみたい」
両側頭部を撫でてみるのはどうだろう? 嫌って怒られました。
そっか、嫌ね。 そっと手を当てて温めてるのはどう?
「おぉ、気持ちいいみたい」


常に吸ってたい、口を動かしていたいって赤ちゃんには、【歯茎マッサージ】もいいんだけどやってみよう!
003
最初はちょっと戸惑いぎみ。
だんだんと、眉間のしわが消えて顔から力が抜けていきました

「気持ち良さそう。気持ちいいの?いいんだねぇ」









抱っこで、寝ても布団に着地するとすぐに泣き出してしまうのが一番のお悩み。

最初は、授乳クッションでまん丸の寝床を作ってみたが速効で怒られた
今は、背中あげる様にバスタオルでリクライニングを付け、足をブランケットを置いて少し丸くなる様に工夫していたのですが、
「真上に着地させると、泣くんです。」


じゃ、横向きにしてみよう。
ヘソの裏側辺りから首まで背中が真っ直ぐ。
そのままだと、胸を反らせたような姿勢になって泣きだします。

そうか、この子は背中を丸めたら怒ってるよね。
だから、背中に丸身を付けられるような寝床はフィットしないんじゃないかな?
「丸く寝かせた方がいいと思ってやってるんだけど、平らのままの状態で寝かせた方が怒らないで寝るんですよね。」

そう、このママは赤ちゃんに気持ちいいとされる姿勢や、技術の方法をいっぱい知っています。
だから、その方法に当てはめてみたくなる。 知識が赤ちゃんの声を聴く邪魔をする。

「あぁ、この子は丸くされるのが嫌なんだな って2日目くらいで気が付きました。
でも、そのままで寝かせてると、何だか背中頑張ってるみたいな感じがするから・・・」


2日で気が付けたなんて、すごいよ! 良かった!


「おひなまきをしてみても、足で蹴ってて巻けなくて、上だけ巻いてました」

ママは、平らな所で寝かせた方が怒らないけど、そのままの状態が力が抜けてるようではない。
気持ち良さそうではない。 と感じています。
ここが、赤ちゃんをしっかり見て感じている、一番傍にいて分かるママの感性。



ここからは、とにかく一緒にこの子の気持ちいい探し

「抱っこされてる時はいいみたい」
005
ほうほう、ではママの抱っこを拝見。

首には、首枕(マイピローネオ)を使っています。
だから、首(うなじ)は隙間なく支えられています。


何となく、背中の一番反りの強い部分を押さえてる抱っこになってるのかなぁ?
と思いきや、押さえつけていない。
この子の温めて欲しい位置にママの手がふわっとあたっていました。


なるほど、だから  そこ温めててぇ って赤ちゃんがその手が離れた着地で泣いちゃってたのかもね。
でも、やっぱりずーっと抱っこはママもしんどい。


横向きに寝かせて
背中を反らせて頑張ってる? 
さっきの温めポイント
じゃ、そこをなでなでしてみようか。

背中だけさすってるだけじゃ、どうやら足の納まりが悪そうだねぇ。
抱っこに近づける為には、足の支えも必要ね。
片手で両足をあぐらになる様に支えて、肛門が上向く様に少し手で圧をかけながら、
もい片方の手で背中なでなで。
「あぁ、気持ち良さそうだねぇ」

仙骨辺りを温める様に手を置いてみたりして・・・
「おぉ、これもいいみたい」

手を離すと、すぐに怒りだす。 「もっとやってと言う事だね」


ママは、とにかく赤ちゃんの表情をみながら言葉で表現されています



その態勢を保てるように、おひなまき。

手を離すと泣く。

抱っこ、置くと泣く。

2人でバスタオルで、ゆらゆらハンモック。
「おっ、泣きやんだ。 これも気持ちいいんだぁ」
お尻から下はだんだんと丸くなれてきてる。
まだ、背中のあたりは力が抜け切れてない感じだなぁ。


常に力が入っていた背中。
力の抜き方がわからない? 
 そんな印象を受けました。


1人でも出来る様に、おひなまき用の布の端っこをクロスに結んでこうのとりの様にゆらゆら。
しばらく、これでゆらゆらしているうちに、赤ちゃんが少しづつ布に体重を預ける様になってきた
かれこれ何分やっただろう?
すっかり背中のあたりも布に身を預けられる様になってきた。

(スリングないの? ここにはないです。
  あぁ、私のバックにも入ってないわぁ。 スリングでやれたら早かったかもね。)



だんだん、全身脱力出来てキタっぽいぞ!

背中をみると、最初に比べて丸身が出来てきました。

さぁ、そろそろ着地出来ないかしら???

ママが、そーっとそーっと
007布に預けた体重をそのままの状態になれる様に、
布団に敷いていたバスタオルで布のゆるみを補い支える。


着地成功!


はじめましての、親指を握った手は、ふわっとゆるみ親指が外に出ていました。
(写真撮ってればよかった)





丸く寝かせるための、寝床を作ってそこに着地が出来ない。

おひなまきしても、嫌がって泣く、出来ない。


こんな経験をされているママがきっと沢山いるだろうと思います。

そんなママは、きっと赤ちゃんのご機嫌や泣きに何らかの不安や困惑があるからこそ
『まんまる抱っこ・ねんね』 『おひなまき』
を調べて、やってみて、うまくいかなくて、じぁどうしたらこの子が泣きやんでくれるんだろう?とさらにお困りなのではないでしょうか?


ここで紹介させていただいたママと赤ちゃんも、1例に過ぎません。

これが全てでは決してありません。

読んで頂いてお気づきかしら? 助産師の私はいったい何をしていたんでしょう
そう、ママと一緒に悩んでいたんです。
どうしたら、この子が気持ちよくなれるんだろうねぇ? って一緒に探していただけなんです。




ここで今お困りのママにお伝えしたかった事は、

赤ちゃんのどうしてほしい? どうしたら気持ちいい? どうしたら楽チンになれる?
をママが感じて、ママの目と手で見付けていく。

それは、時間のかかる作業になるかもしれません。

でも、さっきより泣いている時間が短くすんだ。
さっきより、時間がかからず寝てくれた。
昨日より、はやく着地出来た。

そんな繰り返しの中で、ママが赤ちゃんから赤ちゃんの気持ちいいを教えてもらって、見付けていくしかないんです。



もしかしたら、すごいテクニックやスキルの持っている方だったら、
身体の辛さの原因を見付け、施術し治してしまえるかもしれません。

その様な方に出逢え、困っているその時に施術を受けられる赤ちゃんは、ほんの一握りでしょう。

だとしたら、いつも側にいて赤ちゃんに触れているママが感じて出来る事をやっていくしかない。
いつでも、誰かを頼りにする事は出来ませんもんね。


色んな情報や、方法は、ママの頭の引き出しの中にいったん置いておいて、
『さぁ 赤ちゃん あなたは 何が好き? 何が気持ちいい? どうしてほしい?』

お伺いしながら、その引き出しから、その時の赤ちゃんのOKのモノをチョイスする。

チョイスできる様に、赤ちゃんをよく見て触って感じられる様に・・・
情報・方法に振り回されるのではなくて、『そっか、そうなんだ』 くらいな感じでね。



この考え方、母子フィジカルサポート研究会のセミナーで学びました。
とっても優しい、ママと赤ちゃんに寄り添う素敵な助産師の仲間にも出逢えた場です。


これが、書かれている本。

ぜひ、参考にしてみてくださいね。



・・H28年4月より八雲町へ引っ越しします・・・
お母さんの身体だけでなく授乳についてお母さん・赤ちゃん双方の指導も行っています。
・授乳姿勢が辛い
・肩コリがひどい
・腰、恥骨が痛い
・手首が痛い
・赤ちゃんがうまく乳首を吸えない
・授乳中の赤ちゃんが辛そうに感じる・・・・
お産された施設問わず、対応いたします
















H29年春より、小樽マタニティー&べびぃケアsalon コウノトリ を開業いたしました。 ケア・指導内容の詳細は HP https://tosia3ba.wixsite.com/counotori

cotobuki530 at 22:45│Comments(2)TrackBack(0)べびぃケア 

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この記事へのコメント

1. Posted by 大山真奈美   2015年04月10日 17:00
5 はじめまして
おひなまきが上手くいかず、諦めていた新生児のママです。このブログ拝見して、いろんなタイプの巻き方で、その赤ちゃんにあう方法を見つけて行けばいいのかーーって気が楽になりました。
大人や小学生が気持ち良く巻かれている記事をみて、しっかり巻いた方が気持ち良いことに気付きました。
試しに、今までよりしっかり、手を出して巻いたらスヤスヤでした(^ν^)
なぜきつく巻くのか、筋肉が発達していないからサポートするためと言うのもわかりました^_^
本家の本も、巻き方のYouTubeもみてましたが、現場のお母さんと赤ちゃんに寄り添った、こちらのブログからの方が学ぶこと、実践しやすいこと、ちょうど迷っていたことに寄り添ったことが書いてあり、実践したら赤ちゃんも嬉しそうで、私も嬉しい気持ちになってこちらにお礼を伝えたくコメントしました。
これからも現場のお母さんと赤ちゃんに寄り添う指導続けて下さいね。ありがとうございました。
2. Posted by cotobuki   2015年04月11日 23:02
大山さま。このたびはご出産おめでとうございます。
そして、こんな嬉しいコメントを下さってありがとうございます。

赤ちゃんの気持ちいい探しをしていく時間って、ママにとっても赤ちゃんにとっても幸せな時間だなって思っています。
コメントを読んでいて、赤ちゃんのスヤスヤ寝顔とママの微笑む顔が浮かんできて、私も幸せな気持ちになれました。 そして、母子に寄り添い、そのママと赤ちゃんなりの気持ちいい楽チンな子育てをサポートしていく今のスタンスに自信をもってこれからもやっていこう!って改めて思わせてもらえました。

それにしても、この記事長文ですね。。。 お産後に読んで感じて下さって感激です。
こちらこそ、ありがとうございました。

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