今日は帰国の日。カオサン通りに別れを告げて、お土産を買いに出かけた。
ずっと持っていたバックパックもデビュー戦にして、早くも貫禄のある風貌になっていた。それだけタイという国は強烈だったのだろう。
今日はバスに乗ってサヤームスクエアに行き、MBKというデパートに行った。
写真では東急と書いてあるけれど、これは中で一緒になってる複合型のデパート。露店街みたいに店がギュウギュウで入っていて、移動するのも大変だった。
荷物が重くなろうがなんだろうが、後は飛行機に乗るだけのことだ。重さを気にしないで、気の向くまま買った。買いすぎてバックに入らなくなったので、小さいキャリーバッグまで買った。
また、日本に帰って後悔しないように、食べ物も思う存分食べた。ケンタ顔負けのフライドチキンも、得体の知れない串焼きも、最後まで苦手だった香草たっぷりのラーメンも、とにかく食べまくった。
BTSにも終点まで乗って、またタクシーでカオサン通りの近くを通った。そこから出るエアポートバスに乗り、スワンナプーム国際空港へ向かった。
予約しておいたエアチャイナのチェックインが2時間も遅れて、皆ザワついていた。そりゃそうだ、フライト1時間前になってやっと開始したんだからな。
とにかく核弾頭並みの荷物を預けて北京に向かい、翌日の14時に羽田空港に到着した。というわけで、cottonは日本に帰ってきました!
およそ2週間弱の海外放浪。たったの2週間だけれど、自分の世界観は変わった。21年間、一度も海外に行ったことが無くて、どうしても自分の目で世界を見てみたかった。
学生部の人とあまり話をしないで、ひたすらバイトに明け暮れた。暇さえあれば働いて、生活も極力切り詰めたりした。
日本に帰ってからも家族から電話が掛かってきたりして、心が休まらない。とはいえ親からすれば息子が2週間も海外に行き、音信不通だったら気が狂うような状態だろう。
学生部に帰ってきて、松根さんや林さんから「精悍な顔つきになった」と言われたときは嬉しかった。ギラギラした目つきになっていたのは自分でもわかっていたから、よっぽどだったんだろう。
これで海外は終わりかって?いいや、もうすでに次の準備はしているんだよ。次は9月にアメリカ横断だ。シアトルからニューヨークまで、あの手この手でアメリカを駆け抜けたい。
俺はまだまだ変わり続ける。
March 2010
タイに来てまで霊体験なんて冗談じゃないやい。幸福の科学の教えを学んでいるから、霊界については知ってるよ。でも俺そんな霊感強くないからなぁ。それに俺なんかに憑りついたってメリット無いぞ。
さて、明後日には帰国してしまうので、もう一度タイ支部に挨拶へ行くことにしよう。バスで戦勝記念塔前の広場まで移動し、BTSでタイ支部へ。
この支部もしばらく見れないと思うと、なんか寂しいな。
中に入ったら日本語教室を開いていて、駐在の日本人会員さんが、タイ人の信者に日本語を教えていた。俺は丁度いいカモにされ(笑)、日本語の練習相手に。
でもタイ人みんな日本語うまいよ。俺もタイ語少し覚えなきゃな。とりあえず「ありがとう」の「コークン・クラップ」と「こんにちは」の「サワッディー」は屋台でメシ食うたびに使ってたから覚えたんだけど。
支部長夫婦と安田さんには、色々と貴重な情報をもらえたし、就職で色々迷っていた自分に背中を押してもらえたのも本当に嬉しかった。
出家と在家の簡単な違いは、主への信仰を評価されたいのか、仕事能力を評価されたいのかということ。新しい視点を貰えたような気がして、これだけでもタイに来た価値はあったと思う。
まだ就職のことは出口が見えない状況ですが、大事な判断は自分で決めていこうと思う。バックパッカーは何でも自分で決めていく旅だから、そのトレーニングにもなったんだろうな。
次回「cottonism in Thailand」、いよいよ最終回!
いよいよこの旅も最終章に突入し、そろそろ日本に帰る準備をするようになってきた。
今日は早朝5時にフアランポーン駅に到着し、カオサン通りで宿を探す…はずだった。タイ語でアナウンスがあったのだけど、どうやら昼の11時に到着予定らしい。
行きは2時間遅れて、帰りは5時間も遅れた。もう、なんでもいーや(笑)
それでも誰も文句も言わないし、にこやかにしている人しかいない。東京で過ごしていると、時間に追われてる生活が基本だった。だから時間通りっていうのが自分の中で基本になっていたんだけど、その考えはこの国に来てからおかしいものだと学んだ。
いや、時間にちゃんとしてるのは当然のことなんだけど、それに神経質にならなくていいってことね。
それで、韓国人バックパッカーのガイ君と一緒にカオサン通り行きのバスに乗り込んだ。この旅はカオサンに始まり、カオサンで終わる。初めての異国の夜を過ごしたのはカオサン通りだから、最後もここで終わりたいなんて考えたわけ。
宿に荷物を置いて王宮のほうに歩いて行ったら、デモをやっていた。近づこうと思ったけれど、触らぬ神に祟りなし。近づかないほうが安全なので、王宮は日を改めることにしよう。
この日は旅社に泊ったんだけど、ここがヤバかった。明らかに部屋に幽霊がいる!理屈どうのこうのじゃなくて、いるんだよ!
あたしのスピリチュアルな感覚(笑)で、ドキがムネムネしてたまらないの!←
とはいえ急に調子が悪くなったのは確かだったので、バックパックに入れておいた正心法語を枕元に置いて寝た。思えば日本を出て、無事にこれまで旅ができたのも、こいつが密かに護っていてくれたからなんだろう。
ありがとう、正心法語。
今日は昼間にチェックアウトを済ませて、チェンマイ駅から列車でバンコクに戻る。涼しくて過ごしやすいチェンマイから離れるのは悲しいけれど、バンコクの喧騒が恋しくなってきたのも事実。街の食堂でカオ・ソーイを食べながら、時間に間に合うようにした。
カオ・ソーイとはチェンマイの名物料理で、カレー味のスープに平べったい麺、そして上にカリカリに揚げた麺を乗せたもの。一見、辛そうに見えるが、もちろん辛いよ。
だけど不思議なことに、すぐもう一口食べたいと思わせるような不思議な感覚が出てくる。最初は辛さしかわからないんだけど、食べ進むにつれて美味しいと思えてくる感じ。わかる?
チェンマイにいた時はすぐにハマり、毎日1回、食べていた。おかげで店の人に顔を覚えられちゃって、春巻きとかサービスしてもらえたよ。コークンクラップ!
で、出発時間の2時間遅れで電車が到着した。なんだかバンコクでデモが起こってるらしくて、無事に帰国できるのか心配になってきた。
でも列車の中で食事が摂れたのもいい経験になった。食べ終わる頃にはデモのことなんて忘れていたんだから、我ながら呑気だよ。
また明日からバンコクだ。
いわゆる「狭き門」ってやつですか?ここを通れないと菩薩にはなれないって昔観た映画であったんだけど、これなら通れそうだ。もちろん本物の狭き門はとんでもなく難しいんだろうけど。
1411年に建てられて、1545年の地震で半壊してしまった仏塔、ワット・チェディ・ルアン。市街地の真ん中にこんな巨大な仏塔があるなんて、世界の広さを感じさせられるな。
夕方、チェンマイ名物のナイトバザールに向かい、Tシャツを何枚か買った。タイ産のTシャツが安く手に入り、デザインもいいやつが多いから目移りしてしまう。とりあえずスウェーデン人の女性バックパッカーが買っていたやつと同じものを買うことにした。自分で選ぶより安全(笑)
そうそう、タイにいる間、屋台で売られているミカンジュースは憑依されたように飲んでた。目の前でミカンを絞りながら作っているからフレッシュで、しかも安い。500mlのペットに入って、25バーツ(約75円)は安すぎる。日本だったら300円は取られてるだろうから、親の敵のように飲みまくってた。
明日はまた電車でバンコクに戻ることに。いよいよこの旅も最終章に突入だ。
「今週末にはもう日本に帰るんだ。あ〜あ、つまんないな〜」
そんなことを思ってたら、このドナルドが目の前に現れた。うっぜー!なんてウザいんだ!ムカつく顔にムカつくポーズしやがって!
チェンマイのドナルドってこんな感じなのか?そう思ったら他のマックは合掌しているドナルドがいて、たまたまこの店だけが違うようだった。顔も微妙に違うんだよ。
よく見ると違うね。でもどっちも恐いんだけど(笑)
そんなドナルドに元気をもらい、今日は隣室の人と一緒に山登りをすることになった。
山登りといってもほとんどソンテオで登り切ってしまい、後は階段を登るだけみたいな感じ。
ここはワット・プラ・タート・ドイ・ステープ。標高1080mのステープ山にある仏教寺院。寺院の麓まで階段を登るんだけど、両側を蛇神さまが守っている造りになっている。
仏像もゴールデンなものが多くて、なかなか豪華な寺院だった。ただチェンマイ全体に言えることだけど、やっぱり観光客が多いので御利益中心になっているところが少し残念かな。まぁ、こうやって写真を撮りまくってブログに載せてる俺もその一人なんだけど。
この日は曇りがちな天気だったので、山頂から街は見えなかった。残念!
でもせっかくなので記念写真を。
次に訪れた街、チェンマイ。
バンコクから北へ約700km。「北方のバラ」と呼ばれるチェンマイは、タイ北部最大の都市。この街に沈没(ずっと滞在し続けること)しているバックパッカーも多いとか。
昨日はずっと夜行列車の中で過ごしていたので、身体が固くなった。おまけに朝5時到着予定なのに、朝7時になった。それでも誰も何も言わないところをみると、いちいち怒ることでもないのかもしれない。気楽にいこうよ。気楽に。
チェンマイ駅は街の東はずれにあったので、トゥクトゥクを拾って旧市街に移動した。ターペー門の前にあったスターバックスで陣取りをし、ゲストハウスを探すことに。
写真右のスタバなんだけど、なかなか立派だよな。必ずマックの近くにスタバがあるというのも、タイのならわしなのか?
そんでコーヒー1杯で3時間ほど粘り、すぐ近くのゲストハウスに向かった。『地球の歩き方』で紹介されていたのですぐ見つかった。ツインしか部屋が空いてなかったので迷ったが、それでも350バーツだったので決定した。チェンマイはずっとこのゲストハウスに泊ることになった。もうトイレで野宿はゴメンだ。
午後はバックパックを部屋に置き、自転車を借りて市内を散策した。チェンマイは有名な宗教都市で、街中いたるところに仏教寺院があった。北部独特のものから、ビルマ風建築物、中国式の建物など様々。
こういう柔軟な姿勢を持っている仏教って、多くの人に信仰されるわけだな。改めてそう思った。
朝6時ごろ目が覚めて、すぐに外に出た。
トイレは臭かったけど、1日ぐらいどうってことない。ここまでやると、もう多少の不潔は平気になってきた。メシ食う前に手を洗わないのも普通だと思えてきたしな。ダメなんだけど。
むせ返りそうな人ごみ、気押されてばかりの熱気と匂い、さらに東京なんて非じゃないと思えるぐらいの雑踏。このフアランポーン駅の喧騒も、自分が異国に来ているんだと教えてくれるような感じがした。
昼ごろ列車が到着したので、乗り込む。
予約をしたのは2号車のファン付車両で、バックパッカーがよく利用するグレードらしい。実際、自分以外にも大きいカバンをもった外人の旅行者が沢山いて、なんだか自分も仲間入りしたような気分になった。
しばらく車窓からこんな感じの景色が続き、野宿の疲れも出てきたので寝てしまった。
明日からチェンマイだ。
フルーツの屋台は本当に美味しい。基本的に10バーツであるが、プーケットでは物価が高いのか、20バーツした。それでも美味いんだから、商売上手だよなぁ。
さて、今日は夕方の便でバンコクに戻る日。リゾート気分を満喫できたプーケット。しかし戻ったらまた求道者的な生活にレベルダウンさせなきゃならない。なにしろ物価が高いので、ホントお金が飛ぶように消えていったよ。
お世話になったゲストハウスのオーナーと別れを告げて、一路バンコクへ戻る。翌日は夜行列車で北へ向かうので、フアランポーン駅(バンコク中央駅)近くのホテルを利用しようと思った。
夜に駅に着いたんだけど、どこに行っても部屋は満杯だった。チャイナタウン方面のゲストハウスも探したんだけど全然見つからない!
日も暮れてきたから、焦りはどんどん出てくる。夜の9時まで粘ったんだけど、ついに見つからなかった。なのでこの日は駅内にあるトイレで仮眠をすることになった。
宿がたくさんあるバンコクで野宿をするなんて信じられないと言う人もいるだろう。ホント俺もそう思う。とはいえ明日は電車を使うので、駅の近くにいるのに越したことはない。
というわけで、人生初の野宿でした。しかもトイレで。
今日はまた海で泳いできた。だいぶサンバーン症状も落ち着いてきたみたいで、水が染みない感じになってきた。とはいえ油断してると悪化するから気をつけないといけないんだけど。
で、今日はプーケット最後の夜なので少し贅沢をすることにした。『地球の歩き方』でプーケットはロブスターがウマい的なことが書いてあったので、食べてみることにした。
ロブスターを注文する時に店員が水槽みたいなところに連れてってくれた。どうやら値段交渉ができるらしい。予算に応じてサイズを変えられるということなので、初心者でも大丈夫。
とはいえこっちは貧乏旅行。宿代でけっこう出費がかさんできたので、1000バーツのロブスターを選んだ。
そうそう、近くの水槽で、コイツが泳いでいたんだよね。
カブトガニ。
「ちょwwお前なにしとんねやww」なんて声が聞こえてきそうだけど、タイ人は普通に食べるっぽい。
隣の人がカブトガニのバーベキューを食べてたので、少しもらった。
卵がプチプチしてて、けっこう美味かった。
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