■2016年11月25日


チリのイースター島(Easter Island)へ向かいます。

もともとRTWチケットでワンワールド系を選んだのも、理由の一つはイースター島に行けるのがワンワールド系だったからです。

スペイン語ではIsla de Pascua(イスラ・デ・パスクア)と呼びます。

発音の際は、「イースターアイランド」でもほぼ通じます。

本来の現地語は、ラパヌイと言うようです。


■07:55 リマ、ホルヘ・チャベス国際空港発
■13:15 サンティアゴ、アルトゥロ・メリノ・ベニテス国際空港着
■航空会社: LATAM航空


さっそくペルーのリマ空港にて、チェックインカウンターに向かいます。

リマでは空港にあるトランジットホテルに泊まっていたので、ホテルの目の前に空港があり、大変便利です。

そこでいつも通りチェックインしたい旨を係員に告げたところ、その係員は、何やら相談をしに離席しました。



5分経過。



10分経過。



15分経過。



「遅いな~」と思って待っていたら、20分ほどもたってからようやく係員が戻ってきました。

しかしその係員は、衝撃的なことを言い出します。

彼曰く(英語で)

「あなたは予約をしているが、その予約は壊れている(broken)」









( ゜д゜)





(  Д ) ゜ ゜










(・・・は? 何を言っているんだこの人?)

「JALに電話しなさい」

(え? 何? 搭乗できないの?)




まさかの、発券拒否です。

ここで予定通りチリのサンティアゴに飛ぶことができなかったら、今日の分までしかないペルーの滞在ビザや、すでに予定を入れている今後のホテルの予約とか、明日のサンティアゴ→イースター島の便への搭乗予定とか、すべてが滅茶苦茶になります。

大問題です。

なんとしても予定通り、チリのサンティアゴに今日飛ばなくてはなりません。




「今後の予約とかあるんで、それでは困るんですが」
「わかっている。だけど、電話するしかない」
「JALのカウンターはここにあるんですか?」
「ここには無い。電話するしかない」
「いやでも、このチケット、旅行代理店で買ったんですけど」
「それなら、その旅行代理店に電話するしかない。その旅行代理店は、予約を間違えてしまった」
「いやいや、このTrip for Youに、私のRTWチケットのEチケットが全部表示されているんですが」
「わかっている。だけど、その旅行代理店に電話するしかない」













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旅行代理店に電話しないと、サンティアゴまで飛べないと言っているようです。

そんなわけはありません。

いままで全部のフライトは、このTrip for You通りに発券できたのです。

ここまで来て、私はこう判断しました。

(これは、この担当者がわかってないだけだ)

そりゃそうです。予約はちゃんと入っているんですから。









・・・と、そこへ、別の係員が通りがかりました。

これはチャンス!!

こんな無能な担当者に、いつまでも関わっているわけにはいきません。

監査法人で働くとよくわかりますが、組織の平均値は優秀でも、末端の構成員の一部は無能だということがよくあります。

この場合、航空会社が無能なのではなく、この担当者だけが無能なのです。

通りかかった別の係員に、私はすかさず叫びました。

「Please help me !!」

そうして今度は、係員が2人体制で私と対峙します。






「この端末のモニターを見ろ。ここにはサンティアゴへの便とイースター島往復の便しか表示されてない」
(なんだ、サンティアゴ行きの便は表示されてるんじゃないか。だったらそのチケットを発券してくれ。そのあとの便はLATAMじゃなくて他の航空会社だから表示されてないだけだろ?)
「とにかく私は、サンティアゴに行きたいのです」
「電話するしか・・・」
「私は、サンティアゴに行きたいのです」
「予約は壊れて・・・」
「私は、サンティアゴに行きたいのです」
「わ、わかった。心配するな。サンティアゴには行けるから」







こんなやり取りを経て、ようやく、サンティアゴ行きチケットを発券してもらいました。

が、なぜか今度は、翌日のサンティアゴ→イースター島の便まで発券されています。

係員は平然とのたまいました。

明日の分までチェックインしておいたから」

(なんでそんな余計なことするんだ? 誰がそんなことしろと言った? どこまで無能なんだお前は? まあいいか、時間もないし、早く保安検査や出国審査に向かわないと)

急いでいた私はこのとき、受託手荷物のタグをよく見ませんでした。







これが判断ミスでした。









サンティアゴの空港に到着。

・・・が、サンティアゴの空港のバゲージクレームで荷物を待っていても、一向に出てきません。

「まさか、2日連続でロストバゲージか?!」

そこで、私の受託手荷物のタグをよく見たところ、なんと

「サンティアゴ経由 イースター島行き」

と表示されていたのです。


唖然。


イースター島行き???!

ここはサンティアゴです。

もしや、もうイースター島に荷物だけ行ってしまったとか?!

4,000kmも離れた離島に自分の荷物を送られるなんて、最悪回収できないかもしれません。

それは困ります。






結局サンティアゴ空港でもカウンターに出向き、ロストバゲージを訴えたところ、10分ほどしてようやく回収しました。

ふう・・・。

もし既にイースター島に送られていたらと思うと、ぞっとします。










ペルー人の思考回路、意味不明です。

後日、この「壊れている予約」とやらを該当の航空会社でリコンファームしたところ、問題なく予約が入っていました。

もちろんそのあと、実際に、飛ぶこともできました。

「予約」は壊れてなどいなかったのです。

ペルー人の思考回路、本当に意味不明です。

東南アジアでは華僑の割合が低いほど経済発展が遅れますが、北米・南米では白人入植者の割合が低いほど経済発展が遅れます。

この国は私が生きているうちには、途上国から抜け出すことはないでしょう。

しょせん駄目人間が集積する途上国、ペルー。

ノーベル賞受賞者数が1人(アメリカの1/363、イギリスの1/123、ドイツの1/106、フランスの1/68)しかいない、駄目人間国家ペルー。

人口2,000万人の大帝国だったインカ帝国が、わずか200人のスペイン軍にわずか2年間で滅ぼされたのも、わかる気がします。

200人も必要なかったかもしれません。






サンティアゴでの入国審査は、出入国カードの記載は不要でした。


地球の歩き方には書き方が載っていたのですが、どうもそれから状況が変わったものと思われます。


続いては、税関。


チリも他の中南米諸国と同じく、税関は素通りできるわけではなく、荷物をX線検査装置に通す必要があります。

チリは陸路での入国時は非常に厳しく、果物など生鮮食品や、ひどい場合には飲みかけのペットボトルまで持込禁止です。


空路での入国時にもやはり生鮮食品は持込禁止のようですが、さすがに飲みかけのペットボトルはOKでした。


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明日は出発が朝早いので、今日はリマの時と同じく、空港に併設されたホテルに一泊します。

空港を出てすぐ目の前にあるので、抜群の利便性です。

サンティアゴの空港は無料wifiもしっかり飛んでおり、充電用のコンセントやUSB口も空港各所に設置してあるなど、欧米諸国の空港と比べても遜色のない機能性に優れた空港です。

そうそう、コンセントの形状ですが、ここチリに来て久しぶりに日本のタイプと異なるものになりました。

思えば、カナダ、アメリカ、メキシコ、ペルーと約2ヶ月もの間、日本と同じ形状で済んだことの方が奇跡的なのかもしれません。





翌日。


それでは、サンティアゴからイースター島に飛びます。


■09:25 サンティアゴ、アルトゥロ・メリノ・ベニテス国際空港発
■13:00 イースター島、マタベリ空港着
■航空会社: LATAM航空

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LATAM航空の機内。

南米最大手の航空会社だけあって、しっかりしています。

ペルーに住むスタッフだけが、駄目人間だったのでしょう。

そういえば最近、ボリビアの航空会社が運行する飛行機が墜落してサッカー選手など70名以上が亡くなる事故がありましたが、ボリビアはペルー以上の途上国。

最近の墜落事故つながりでいうと、パキスタンでもパキスタン国際航空の国内線が墜落し、乗客乗員48名全員が亡くなる事故がありました。

やはり途上国は陸路は治安が悪く空路は適当、そんなところに行くのは無謀の極みなのです。




それにしても、イースター島、あらためて見るとものすごいところにあります。


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太平洋の真っただ中。孤島ぶりがものすごいです。


タヒチからは、4,100km。

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チリ本土からでも、3,700kmもあります。


この島で何かあったら、飛行機が無いと生還できなさそうです。

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そして、イースター島に到着。

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すぐ先に、海が見えます。

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滑走路に飛行機がぽつーーーーーーーーーーーーんと。

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ちなみに帰りの時は深夜発の便でしたので、こんな感じでした。もはや幻想的ですらあります。

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ものすごい質素な空港です。

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まずは、国立公園の入場料(60米ドルか30,000ペソ、1ペソ=0.17円)を支払います。


地球の歩き方には何らの記載もありませんでした。

今年から導入されたのか、それとも地球の歩き方が単に記載しなかっただけなのかは不明です。

この入場料は主要観光地で提示する必要があるので、購入しないと事実上観光ができなくなります。


私は手持ちのドルが余っていたので、ここで使いました。

ですので、クレジットカードでも決済可能かどうかは未調査です。


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これはイースター島から帰るときに撮った写真ですが、

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フライト3時間前でこの閑散とした有様です。

wifiも電波は飛んでいるようなのですが、当然のごとくほとんどつながりません。




それでは街中へ。

空港⇔市内の移動は、ホテルの無料シャトルを予約しておき、それを使いました。

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空港での出迎え時は、まさかの首飾りのプレゼント。

南国気分です。

南過ぎて、南半球に来てしまいましたが。

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これは泊まったホテルの前で撮った写真です。

ナニモナイ・・・。

本当に何もない・・・。

あまりのど田舎ぶりに、衝撃を受けました。

しばし、茫然・・・。



ただ、さすがに観光で成立している島だけあって、南米の一地域でありながら治安はすこぶる良好です。

マチュピチュ村と一緒で、観光客数の居住人口に対する割合が著しく高いのです。

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ここはメインストリートのアタム・テケナ大通り(Av.Atamu Tekena)


まさに、田舎町の一本道。

これがイースター島ハンガロア(Hanga Roa)村のメインストリートなのです。



ちなみにイースター島には、村と呼べるほどの集落は、ハンガロア村以外にはありません。


が、さすがは世界的な観光地、何も無いように見えて旅行者に必要なものはそこそこ揃っています。

スペイン語圏ですが、英語も多少は通じます。

私が泊まったホテルは、安っぽいところを選んでしまったせいか、ほとんど英語が通じませんでしたが・・・。

この島のホテル選びは、慎重に慎重を期す必要があるようです。




スーパーもこの通りに何店かあります。


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まあ、普通の国でいうところの「ミニマーケット」レベルですが。

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ここのクラブサンドイッチというレストランは、物価が高いイースター島にあってリーズナブルな価格で食事をすることができます。

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特にパン生地は、かなりお勧めの美味。

この島ではたいがいの物資が4,000km離れたチリ本土からの空輸に頼ることになるため、ものすごく物価が高いのです。

購買力平価が大好きな経済学者さんたちは一物一価などという概念を唱えますが、「一物一価? 何それ美味しいの?」と言いたくなる状況です。

移動コストや観光客(≒富裕層)が集まることによる物価押し上げ効果を考えないから、一物一価などという非現実的な発想がでてきて、その考え方をベースに購買力平価なるものを思いつき、購買力平価ベースで計算したら中国のような途上国のGDPはもっと大きくて昔は世界の30%を占めていたなどと実態から乖離したコメントを発するのです。


もしこの島の一人当たりGDPを購買力平価ベースで算定したら、実態から著しく下方に乖離した値に算定されることでしょう。


さすが、孤島です。





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そのすぐ近くにはモールがあり、


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その2階には、インターネットカフェがあります。


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お店に置いてあるデスクトップを使う場合は1時間1,500ペソ(最低1分から)、持込んだ端末でwifiに接続する場合は1時間1,000ペソ(最低1時間から)です。


日曜閉店で、月曜~土曜の営業時間は午前9時~午後9時までとのことです。


島内のwifiは空港でもレストランでもホテルでも全体的に弱いのですが、ここのwifiはまだいくらかマシでした。この島でこの価格でネットに接続できるなら、大満足です。

もちろんこんな貴重な情報は、地球の歩き方には一切記載されていません。もはや当然ですよね。笑

ガイドブックなんて、綺麗な写真載せていればOKというレベルの書物なのです。




もう一度、念を押しておきましょう。

イースター島のwifiは、世界最弱です。


さすが、孤島です。





念のためさらにもう一度、念を押しておきましょう。

イースター島のwifiは、世界最弱です。


さすが、孤島です。





というか、いまさら説明するまでもなく、現代社会はネットにつながることですべてが処理できるようになっています。

情報収集に始まり、ホテルや航空券の予約、連絡のためのメール等々・・・。

したがって、wifiへの接続が困難ということは、それらの行動に重大な支障が生じるということです。

たまに「イースター島ではのんびりした時間を楽しみましょう」といった呑気なコメントを見かけるのですが、このようなコメントは事の重大性を全く理解できていない旅行者が発する「甘っちょろい戯言」なのです。

おそらくそんな呑気な旅行者は、日本では「仕事ができない人」認定されて苦労したことでしょう。


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クラブサンドイッチの真向かいには、ツアー会社やレンタカー会社がいくつかあります。

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1日ツアー(午前9時~午後6時)が35,000ペソ(1ペソ=0.17円、ランチ込)と割とリーズナブルだったので、私はここでツアーを申し込みました。


次にコインランドリーですが、

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もっとも、このメインストリート沿いにもコインランドリー(洗濯物を預ける方式)はあり、午前9時~午後1時までと、午後4時~午後8時までで、価格は1kg当たり3,500ペソとのことです。

場所はこのホテルの近く。

ただ、洗濯には丸一日かかるとのことです。

ペルーではクスコでもマチュピチュ村でも2時間~6時間でやってくれたのに・・・。

wifiに続いて、洗濯も遅いとは・・・。

結局、私はここは使わずに、洗濯はホテル(1回5,000ペソ)に頼みました。




これだったらまだあのブヨだらけのマチュピチュ村の方が、はるかに快適です。

たまに「将来の夢は田舎暮らしです」とか言う方がいるのですが、そんな呑気なコメントは現実を知らない者が言う「甘っちょろい戯言」なのです。



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それとハンガロア村は、海がすぐ近くにあります。

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メインストリートからほど近いビーチとは思えぬ、閑散とした光景です。

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イメージは、日本海沿岸の「ざっぱ~ん」という感じです。

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ちなみにモアイ像も一体、この海沿いに立っています。

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このモアイ像がおそらく、一般の旅行者が最初に目にするモアイ像でしょう。

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そばには、誰が使うんだかよくわからないサッカー場のようなものがあります。

こんなの造るくらいなら、wifiの無線基地とかマクドナルドとかスターバックスとか、もっと作らなければならないものがたくさんあるような気がするのですが・・・。

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まったく銀行のようには見えませんが、銀行も海の近くに複数店舗あります。


私は土曜に訪れたのですが、ちゃんとATMはやっていました。



というかイースター島、時差の設定が少し変です。


日の出は午前7時ごろと遅いのに、日の入りは午後9時頃と異様に遅いのです。


日本の感覚で夕食を食べようとすると、まださんさんと太陽が輝いて、少し戸惑います。




それとイースター島は、カンクンと同じビーチ系の観光地であるためか、朝はゴーストタウンのように静まり返っています。


朝8時半ごろにメインストリートを歩いても、ほとんどの店舗が閉まっていました。

どんだけのんびりしているんだ・・・。

カンクンのときはまだスターバックスやマクドナルドがあったので朝でも入れる店があったのですが、イースター島にはそんなものはありません。


さすが、孤島です。

というか、これが同じ中南米でもアメリカに隣接するメキシコと、アメリカから遠く離れたチリの違いなのです。



異常に長くなってきたので、続きは次回に回します。