

小布施ワイナリーの曽我彰彦さんが手にしているのは、2001年モノのドメーヌ・ソガ メルロー。すし割烹すずき(厚木市)さんの10周年特別フェアー「小布施ワインとお料理を楽しむ会」でフィナーレを飾ったワインです。
同店の鈴木店長さんが10年前に小布施ワイナリーを訪れて購入したもので、裏ラベルに書いてあった10年間の熟成後に飲んでくださいという言葉をかたくなに守って、本日、お披露目となった。
偶然にも、このイベントで自分のワインに再会した曽我彰彦さんはとても恥ずかしそうな様子。まるで「昔の恋人に会うようだ」とか。
修行先のブルゴーニュから帰国したばかりで、まだ力が入りすぎておりガチガチのワインだったという。
2時間の抜栓時間を置いて、グラスに注いでみると、ベリー系の果実香と木樽香が絶妙な風味を醸し出していた。さすがに酸味も穏やかに収まり飲みごろを迎えている。
ワインの造り手にしかわからない心境をかいま見るようだった。