江蘇同郷会、陳莎莉会長あいさつ去る11月13日、維新號銀座新館において、2022年度留日華僑江蘇同郷会会員大会ならびに懇親会が開催された。
会員大会ではまずはじめに、9月16日に開催された理事会での役員改選で暫定的に選出した役員を正式に任命した。多少の変更は有ったものの、会長に陳莎莉氏(東京華僑総会副会長)、副会長に杜志民氏、新たに銭江麗子氏(東京華僑総会副会長)、会計に楊正康氏、そのほか監事2名、理事2名が就任した。

陳莎莉会長は就任あいさつの中で、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い活動を控えるしかなかったここ数年を振り返り、パンデミックの最中にあっても会員同志が繋がれる態勢を整えること、来る年においては、イベントの再開も徐々にしていきたいと述べ、賛同を得た。

次いで、20年度、21年度の会計監査報告が行われ、質疑応答を経て承認された。

新役員会は、今後の同郷会の活動について、コロナ禍に翻弄され、何も出来なかったこの数年を脱却し、新型コロナウイルス感染症と向き合いながら、安全で時代に則した活動を模索していくことになる。まずは混乱の間に消息の掴めなくなってしまった会員もいることから、改めて名簿の作成と同郷会グループLINEの立ち上げを、昨今の事情を鑑みて役員の対象年齢の引き上げを決定、同郷会と華僑総会の互助性を更に密接強固にしてゆく必要性などを確認していくこととした。

会員大会に続いて行われた懇親会には、下は小学生から上は九十代までの会員と家族が集い、久しぶりの旧交を温めた。

懇親会でははじめに、新役員が紹介され、会長、副会長がそれぞれ挨拶をした。

続いて、同会顧問の陳元勲氏が乾杯の音頭を取り、挨拶の中で「陳莎莉会長、杜志民副会長の両名は若いながらも未成年時から会に参加しており、交流の幅も広く、両氏の就任に会員たちも納得だった。コロナ禍によって疎遠となってしまった活動を再び盛り返そうという気概を持っている。また、多くの推薦を得て副会長に就任した銭江氏のスピーチは感動的だった。氏は東京華僑総会の副会長を務められ、文化的イベントや華僑の子供たちのための中国語教室を手掛けられている。多くの留日華僑が一ヵ所に留まって生活を営んでいた時代は遠くなり、こんにちは日本への帰化も進んで、三世四世と世代が下るにつれ、言葉も伝統も失われていくのは仕方のないことではあるが、まだ一世や二世が存命のうちに歴史を振り返り、次の世代に少しでも多く渡せるものを残してゆこうとする精神は尊く大切であると教えてくれるものだった」と述べ、乾杯の発声に続いて、宴会が始まった。

懇親会では、銭江副会長が携わる東京華僑総会中国語教室1期生・鈴木瑚珀さん(陳莎莉会長ご息女)が中国語でスピーチを披露した。祖父陳学全氏への愛情こもったスピーチはとても達者で微笑ましく、聞いている諸氏の顔も綻んでいた。

宴会半ばでは、陳会長が各宴卓を周り、懇親会に参加した一人一人にマイクを向け、それぞれが自己紹介をしていった。意外なルーツ、交遊関係、親戚関係が判明して、盛り上がる一幕もあった。

その後、長く同郷会を牽引してきた名誉会長の陳学全、顧問の陳元勲、杜子威(欠席の為、杜志民氏が代理)の3氏に功労をたたえ花束と記念品の贈呈を行った。陳学全氏による同郷会発足時の思い、存続の必要性とこれからの発展を願うスピーチを行い、この日の懇親会はお開きとなった。

当日用意した同郷会グループLINEには続々と登録が集まり、催し物などのお知らせも随時送信されて、ネット時代の繋がりツールとして、早くも効果を発揮している。
(江蘇同郷会)

江蘇同郷会記念品の贈呈










写真説明:
➀11月13日、留日華僑江蘇同郷会会員大会・懇親会が開催され、陳莎莉会長が就任あいさつをした。

∈親会にて会の功労者3名を表彰した。後列左より陳元勲氏、陳学全氏、杜子威氏代理の杜志民氏