中国の伝統的な佳節である春節の大晦日に当たる２０２３年１月21日、横浜山手中華学校から最高にお目出度いニュースが届いた。この日、総勢１０００名を超える全校生徒と全教職員が、１００００個以上の餃子を並べ、「横浜山手中華学校」という八つの巨大文字を完成させた。ギネス公式認定員が「横浜山手中華学校『餃子で作った最大の言葉』ギネス世界記録への挑戦、成功です！」と宣言した瞬間、横浜山手中華学校はギネス世界記録称号の保持者となった。この成功は百二十年を超える華僑学校の歴史における新たな一幕となった。〇綿密な計画、挑戦への団結力
認証を取得するためには、ギネス側の提示する条件をクリアする必要がある。その条件は、並べた餃子の間に隙間があってはならない、餃子の食品衛生安全を保証し、かつ無駄にしてはならない、餃子が融けてはいけない、くっついて団子状になってはいけないなど、多岐に渡る難しいものであった。このため中華学校では中学生を主体として綿密に計画し、練習を繰り返し行った。
当日、教師陣の指揮に従い、中学生、保護者のサポートのもと、生徒は事前に分担したチームで順序正しく作業を行い、体育館は楽しい中にも緊張感と熱気がある雰囲気となった。低学年の子供たちは、練習したとおり、慎重に餃子を一つ一つ並べていった。高学年の児童も助け合いながら、注意深く餃子を並べた。パンダ幼稚園の園児も、小さい手で一生懸命並べ、中学生が最終調整するという全学園協力体制で作業は進んだ。
時間を忘れ一心に餃子を並べること一時間足らず、パネルを移動しつなぎ合わせると、「 横浜山手中華学校」という巨大文字が忽然と姿を現した。最後にギネス一般証人と現場の全ての人が見守る中、ギネス公式認定員が「横浜山手中華学校『餃子で作った最大の言葉』ギネス世界記録への挑戦、成功です！」と宣言すると、場内は沸きに沸いた。
この日、横浜山手中華学校の全教職員および全校生徒は心を合わせ、春節の伝統的な美食である餃子で巨大なモザイクを形成し、最終的に「餃子で作った世界最大の言葉」を完成させた。同校は中国国外で春節の伝統的な風習を華僑華人に伝承しつつ、新しい歴史的役割も果たした。世界近代史上初の華僑学校である横浜山手中華学校は、学校創立１２５周年を過ぎて歴史を再度刷新し、世界一の座に就いた。
張岩松校長はメディアの取材を受ける際、以下のように強調してい る。「餃子は中華民族春節の伝統的な風習の重要なフラッグシップであり象徴です。中華文化が本校で継承されてから既に百二十年余りの歴史があり、華人華僑は六世代目となっています。今回の挑戦の成功も、中華伝統文化が横浜山手中華学校で六世代、百二十年以上継承されていることを、ある意味で示すものです。またこのイベントのもう一つの重要な目的は、教師と生徒が自分の手を動かして挑戦することにより、自分たちの行動を伝承し、自分の心で感じ、文化的な自信や自覚を持ち、文化を自ら高めることにあります。また、この新たな世界記録が樹立されたことは、本校が日本の地で中華文化の華として咲き、末永く発展することを意味するものと確信しています」。
〇革新の継承、つなぐ熱意
中華学校ではこの日、餃子を並べた後に春節を祝賀する伝統的活動も行われた。教室で教師と生徒が、同校特製の餃子餡を手で包む。毎年の春節祝賀行事の重要な作業として、旧暦大晦日に自分の手で餃子を包む体験をすることは生徒たちの大きな喜びである。次に春節の伝統的な風習について校長先生のお話を聞き、「春節聯歓文芸演技」を鑑賞した。これは中華学校の生徒が実演するもので、民族舞踊、民族音楽、武術演技、京劇チームの演技など多彩なプログラムが用意されている。このうち、毎年の目玉となるのは学校の獅子隊の生徒による獅子舞演技であり、ここに「聯歓会」は最高潮を迎える。
ほどなくして、餃子が煮上がり各クラスに届けられた。生徒たちはアツアツの餃子をほおばり、幸せいっぱいの様子である。そして、にぎやかな銅鑼と太鼓の音が各階に響き渡ると獅子舞が始まり、複数の獅子が各教室に入って皆に新年のあいさつをする。中華学校の熱烈な盛り上がりは、教師と生徒の心に春節の思い出を残すものである。
今回のチャレンジイベントは中国電気自動車メーカーＢＹＤジャパンの一社提供で行われ、ＮＨＫ、ＣＣＴＶ、新華網など複数の中日両国の著名なテレビ局およびメディアで報道された。また、このイベントは同校保護者会の全面的な支持と協力を得るとともに、学園理事、理事評議員および定年退職された元教師陣も参加した。今回のチャレンジイベントは全世界の華人華僑に向け生中継され、再生回数は既に36万回を超える盛況ぶりであった。
（横浜山手中華学校）
写真の説明：１月21日、横浜山手中華学校の生徒と全教職員が参加しギネス世界記録に挑戦した。10000個以上の餃子を並べ八つの巨大文字を完成させ、みごとギネスに認定された
認証を取得するためには、ギネス側の提示する条件をクリアする必要がある。その条件は、並べた餃子の間に隙間があってはならない、餃子の食品衛生安全を保証し、かつ無駄にしてはならない、餃子が融けてはいけない、くっついて団子状になってはいけないなど、多岐に渡る難しいものであった。このため中華学校では中学生を主体として綿密に計画し、練習を繰り返し行った。
当日、教師陣の指揮に従い、中学生、保護者のサポートのもと、生徒は事前に分担したチームで順序正しく作業を行い、体育館は楽しい中にも緊張感と熱気がある雰囲気となった。低学年の子供たちは、練習したとおり、慎重に餃子を一つ一つ並べていった。高学年の児童も助け合いながら、注意深く餃子を並べた。パンダ幼稚園の園児も、小さい手で一生懸命並べ、中学生が最終調整するという全学園協力体制で作業は進んだ。
時間を忘れ一心に餃子を並べること一時間足らず、パネルを移動しつなぎ合わせると、「 横浜山手中華学校」という巨大文字が忽然と姿を現した。最後にギネス一般証人と現場の全ての人が見守る中、ギネス公式認定員が「横浜山手中華学校『餃子で作った最大の言葉』ギネス世界記録への挑戦、成功です！」と宣言すると、場内は沸きに沸いた。
この日、横浜山手中華学校の全教職員および全校生徒は心を合わせ、春節の伝統的な美食である餃子で巨大なモザイクを形成し、最終的に「餃子で作った世界最大の言葉」を完成させた。同校は中国国外で春節の伝統的な風習を華僑華人に伝承しつつ、新しい歴史的役割も果たした。世界近代史上初の華僑学校である横浜山手中華学校は、学校創立１２５周年を過ぎて歴史を再度刷新し、世界一の座に就いた。
張岩松校長はメディアの取材を受ける際、以下のように強調してい る。「餃子は中華民族春節の伝統的な風習の重要なフラッグシップであり象徴です。中華文化が本校で継承されてから既に百二十年余りの歴史があり、華人華僑は六世代目となっています。今回の挑戦の成功も、中華伝統文化が横浜山手中華学校で六世代、百二十年以上継承されていることを、ある意味で示すものです。またこのイベントのもう一つの重要な目的は、教師と生徒が自分の手を動かして挑戦することにより、自分たちの行動を伝承し、自分の心で感じ、文化的な自信や自覚を持ち、文化を自ら高めることにあります。また、この新たな世界記録が樹立されたことは、本校が日本の地で中華文化の華として咲き、末永く発展することを意味するものと確信しています」。
〇革新の継承、つなぐ熱意
中華学校ではこの日、餃子を並べた後に春節を祝賀する伝統的活動も行われた。教室で教師と生徒が、同校特製の餃子餡を手で包む。毎年の春節祝賀行事の重要な作業として、旧暦大晦日に自分の手で餃子を包む体験をすることは生徒たちの大きな喜びである。次に春節の伝統的な風習について校長先生のお話を聞き、「春節聯歓文芸演技」を鑑賞した。これは中華学校の生徒が実演するもので、民族舞踊、民族音楽、武術演技、京劇チームの演技など多彩なプログラムが用意されている。このうち、毎年の目玉となるのは学校の獅子隊の生徒による獅子舞演技であり、ここに「聯歓会」は最高潮を迎える。
ほどなくして、餃子が煮上がり各クラスに届けられた。生徒たちはアツアツの餃子をほおばり、幸せいっぱいの様子である。そして、にぎやかな銅鑼と太鼓の音が各階に響き渡ると獅子舞が始まり、複数の獅子が各教室に入って皆に新年のあいさつをする。中華学校の熱烈な盛り上がりは、教師と生徒の心に春節の思い出を残すものである。
今回のチャレンジイベントは中国電気自動車メーカーＢＹＤジャパンの一社提供で行われ、ＮＨＫ、ＣＣＴＶ、新華網など複数の中日両国の著名なテレビ局およびメディアで報道された。また、このイベントは同校保護者会の全面的な支持と協力を得るとともに、学園理事、理事評議員および定年退職された元教師陣も参加した。今回のチャレンジイベントは全世界の華人華僑に向け生中継され、再生回数は既に36万回を超える盛況ぶりであった。
（横浜山手中華学校）
写真の説明：１月21日、横浜山手中華学校の生徒と全教職員が参加しギネス世界記録に挑戦した。10000個以上の餃子を並べ八つの巨大文字を完成させ、みごとギネスに認定された
