EtherMX

2013年07月08日

基本から学ぶ!DoctorMXワークショップ 第145回〜ArtNet その2 &《速報!》EtherMXって‥ナニ者だ?

浪花亭馬彦です。

DoctorMXArtNetについて、さらに詳しく見ていきます。
今回は2台のパソコンを用意し、

PC(Windows) DoctorMX
↓DoctorMXのArtNet送信機能
PC(Mac) PrefLight


という状態を検証しました。
送信側のPC(Windows)でDoctorMXのArtNet機能を起動し、イーサネットケーブル(クロスケーブル)で接続した受信側のPC(Mac)でPrefLightを起動します。

artnet1451

2つのPCは、イーサネットケーブルで物理的に接続し、ネットワークを設定し、お互いのPCの存在を認識できるようにします。
まず、送信側のPC(Windows)のネットワーク設定からみていきます。
今回はWindows7を使用しています。
スタートボタン→コントロールパネル→ネットワークとインターネット→ネットワークと共有センター
と進むと、次のような画面になります。

artnet1452

中段にある「識別されていないネットワーク」の右側、「ローカルエリア接続2」をクリックして次の画面に移ります。

artnet1453

一番下の「プロパティ」をクリックして次に進みます。

artnet1454

その中の「インターネットプロトコルバージョン4(TCP/IPv4)」、上の画像の反転部分をクリックして右側のプロパティをクリックして次に進みます。

artnet1455

通常インターネットなどを使用しているPCでは、上の画像のように「IPアドレスを自動的に取得する」にチェックが入っていると思います。
今回はMacと1対1で設定するので「次のIPアドレスを使う」にチェックを入れて、
・IPアドレスに「2.0.0.100」
・サブネットマスクに「255.255.255.0」
と設定します。

artnet1456

Windowsの設定はここまでで、次は受信側のMacの設定を行います。

Mac(apple)マーク→ネットワーク環境→ネットワークと環境設定
とクリックすると次の画面が表示されます。

artnet1457

左側に表示されているEthernetをクリックして、右側の「IPv4の構成」を手入力に切り替えます。

artnet1458

次の画像のように
・IPアドレスに「2.0.0.1」
・サブネットマスクに「255.255.255.0」
と設定して適用をクリックします。

artnet1459

IPアドレスについて補足です。
「2.0.0.100」、「2.0.0.1」のうち、3ブロック目までは同じネットワークであることを識別するので、送信側と受信側は同じ数値を設定します。
つまり、「2.0.0.」の部分です。
4ブロック目の「・・・.100」「・・・.1」は個体の識別を行うので、送信側と受信側は異なる数値を設定します。

次回はDoctorMX、PrefLightの設定をみていきます。

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《速報!》

割り込みgongです。

週末、クワテックさんから、とんでもない新製品が発表されました。
EtherMX(イーサーエムエックス)です(画像は試作品です)。
http://www.kuwatec.co.jp/ethermx/jp/

ethermx

ただのEthernet→DMX変換機と思うなかれ、これまでにない機能が満載!のようです。

下記の弊社プライベート展示会『Oak Valley 2013』にも緊急参戦することになりました。
ぜひご来場いただき、実機(未だ試作品ですが)に触れてみてください!


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GONGプライベート展示会『Oak Valley 2013』

昨年から本年にかけて取り扱いを開始した“GONGならではの”“GONGにしかない”製品を中心に展示し、実機を直接触って頂ける展示会となります。
最終日7/12(金)は15時から、今話題の映像演出技法の一つ「プロジェクション・マッピング」について、ArKaos MediaMaster Proを用いて実際に投影を行なうワークショップを開催します。
展示会、ワークショップとも、どなたでも無料でご来場いただけます。ご予約なども必要ありません。
皆様お誘い合わせの上、たくさんのご来場を心よりお待ちしております。

【日程】
7月10日(水)15:00〜19:00
7月11日(木)15:00〜19:00
7月12日(金)15:00〜19:00 *15:00〜17:00はワークショップとなります。

【会場】
東京都江東区森下4-16-5
パークサイドハイツ1F GONG倉庫内(GONG事務所から徒歩30秒です)
Googleマップはコチラ→http://goo.gl/maps/A6esq

【展示予定製品】
GM-15LED マトリクスバー
GM-44LED マトリクス
GT-915IP 5in1ウォッシュ
ArKaosシリーズ
Alkalite PIXシリーズ
DoctorMXPrefLightSynVisum
googobo & GOBOプロジェクタ各種(PAR16LED GOBOプロジェクタGRS LEDderksen・他)





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2013年07月09日

GONGプライベート展示会「Oak Valley 2013」はいよいよ明日より!Kuwatec社製品も展示します!

ご機嫌いかがですか?カルーセル彦です。

プライベート展示会「Oak Valley 2013」は、いよいよ明日から三日間、開催されます。
皆様のご来場をお待ちしております!

今回の展示会ではKuwatec社のDMX関連製品として、

DoctorMX
1drmx

SynVisum
2sv

PrefLight
3pl

も、もちろん展示します。
もう既にたくさんの方にご愛用頂いている3製品です。

特に最近の大きな話題としては、DoctorMXインタフェイスBOXがリニューアルしたことでしょう。
従来の機能や価格はそのままに、

・筺体パネルが黒あるいは青の2色から選択可能。
・DMX信号ラインのアイソレート化。
・配布プログラムによるファームウェア更新に対応。
・Windows8のデバイスドライバ自動インストールに対応。
・サイズが小型・軽量化。


という追加要素が加わりました。
その他、PrefLight、SynVisumも同時に展示しておりますので、皆様の情報交換もかねてご来場頂けると幸いです。

さて、昨日の当ブログで紹介されたKuwatec社新製品「EtherMX」も、今回の展示会で出展します。
4logo

EtherMX(イーサーエムエックス) *画像は試作品です。
5emx

EtherMXは、Kuwatec社が満を持してリリースする最新のデバイス製品となります。
DMXとEthernet(イーサネット)を相互互換する装置のことで、通信プロトコルには“ArtNet”を使用します。つまりDMX-ArtNet双方向コンバータになります。
装置は4つのDMXコネクタが用意されており、4つとも入出力のどちらの方向にも対応します。
(別途オス-オス変換アダプタなどが必要になる場合があります)

設定は、WindowsもしくはMacパソコンから「EtherMXSet」アプリケーションを使って設定するだけです。
設定情報は自動的に機器に記録される仕組みですので、設定に必要な操作端子などは機器自体にありません。
一度設定が完了すれば「EtherMXSet」を起動する必要もありません。
もちろん一度設定すれば、EtherMX本体の電源を落としても、次に電源を入れたときには前回の設定が残っています。再設定する必要はありません。

4ポートのDMX入出力は「EtherMXSet」で設定された入力あるいは出力を記憶します。
入力、出力状態は、ポート下部のポートインジケータで判別します。
赤が入力、緑が出力となります。
実際にデータの送受信が行われると細かく点滅します。

設定画面構成は非常に簡単、シンプルで、設定すべき項目内容が一目瞭然です。

6gui

設定すべき主要項目は、

・装置の「Net」
・装置の「Sub」
・装置の「IPアドレス」
・各ポートの「入力もしくは出力」
・各ポートの「Universe」

となります。
装置側の設定項目である「Net」「Sub」「IPアドレス」は、送受信するArtNetプロトコルを特定する為に使用します。この設定番号を間違ってしまうと、データのやり取りができないのでご注意下さい。
各ポートの設定項目は、ポートの個別認証とデータの方向性を決定します。

その他にも、今話題の「DMX/RDM」の使用/非使用の選択も「EtherMXSet」上でおこなえます。
このあたりは一度、RDM搭載機器を使って弊社にてテストをおこなって、当ブログでお知らせしたいと思います。

パソコンで設定したシンプルな内容をデバイスが記憶し、あとはDMX-ArtNetコンバータとしてデバイスのみ単独使用が可能な製品です。
今後のネットワーク環境を踏まえた、画期的なKuwatec社EtherMX、今回のプライベート展示会「Oak Valley 2013」が世界初公開となります。
是非、皆様ご来場の上、実機のEtherMXをご覧下さい!


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GONGプライベート展示会『Oak Valley 2013』

昨年から本年にかけて取り扱いを開始した“GONGならではの”“GONGにしかない”製品を中心に展示し、実機を直接触って頂ける展示会となります。
最終日7/12(金)は15時から、今話題の映像演出技法の一つ「プロジェクション・マッピング」について、ArKaos MediaMaster Proを用いて実際に投影を行なうワークショップを開催します。
展示会、ワークショップとも、どなたでも無料でご来場いただけます。ご予約なども必要ありません。
皆様お誘い合わせの上、たくさんのご来場を心よりお待ちしております。

【日程】
7月10日(水)15:00〜19:00
7月11日(木)15:00〜19:00
7月12日(金)15:00〜19:00 *15:00〜17:00はワークショップとなります。

【会場】
東京都江東区森下4-16-5
パークサイドハイツ1F GONG倉庫内(GONG事務所から徒歩30秒です)
Googleマップはコチラ→http://goo.gl/maps/A6esq

【展示予定製品】
GM-15LED マトリクスバー
GM-44LED マトリクス
GT-915IP 5in1ウォッシュ
ArKaosシリーズ
Alkalite PIXシリーズ
DoctorMXPrefLightSynVisum
googobo & GOBOプロジェクタ各種(PAR16LED GOBOプロジェクタGRS LEDderksen・他)




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2013年07月16日

『Oak Valley 2013』無事閉幕!ご来場の皆様、ありがとうございました!!

gongです。

先週の弊社プライベート展示会『Oak Valley 2013』にはたくさんの方々にご来場いただき、いろんなお話しをさせていただきました。
本当にありがとうございました。

猛暑の中、場所がエアコンもあんまり効かないダサイ倉庫、しかも電気容量が足りず、ご覧いただきたいモノが充分にご紹介できなかったのがなんとも残念です。
特に三日目のワークショップにご参加いただいた皆様、暑い中、すし詰め状態での2時間、ご不快な思いをされた方もいらっしゃると思います。
改めてお詫び申し上げます。
次回はそういったことのないよう、ケチケチせずにちゃんとした場所を借りて開催したいと考えております。

この暑さとの戦いで、意外と大きな戦力となった「シャツクール」くん。
シャツにスプレーすると、しばらくの間は「涼し〜い」感覚を得られます。
テレビCMをみる限り、ヘンな、いや個性的な商品ばかりつくってる「小林製薬」さんの製品でした、やっぱり。

シャツクール


さて。
展示会直前に急遽飛び込んできて、今回の目玉商品のひとつに躍り出た、クワテック社のEtherMX
今回の展示会を通して、ご来場の皆様のご意見、また展示会終了後のクワテックさんとの打合せで、改良すべき点も含め、いろいろ勉強できました。
試作機を1台お借りできたので、今週いろいろ試してみます。
来週あたり特集的に、当ブログで紹介できれば、と思ってます。
カルーセル彦よ、頼んだぞ。

ethermx

なんつーか、EtherMXによって、日本の照明業界の制御システムが大転換する予感。



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2013年07月22日

EtherMXプロトタイプレポートその1〜製品概要と設定ソフト"EtherMXSet"

ご機嫌いかがですか?カルーセル彦です。

展示会『Oak Valley 2013』で初公開されたクワテック株式会社様の新製品、DMX-ArtNetコンバータ“EtherMX(イーサーエムエックス)”。
このEtherMXを目当てにご来場頂いたお客様がいらっしゃるくらい、舞台照明業界に衝撃を与える、日本製ネットワークデバイスです。

今回からの連載記事では、EtherMXプロトタイプを使って、その機能や使用例について深く掘り下げてみます。
先日の弊社内覧会『Oak Valley 2013』にご来場頂けなかった方にも、EtherMXの素晴らしさを存分に体感してもらえるような内容にしたいと考えています。

まず、第一回の今回はEtherMXの製品概要と設定ソフト"EtherMXSet"について解説します。

1emx

EtherMXの基本コンセプトはDMX⇔ArtNetコンバータ、つまりDMX信号とArtNetプロトコルとを相互変換することです。
EtherMXにおいてDMXの入力/出力を設定することで、
DMX→ArtNet
あるいは、
ArtNet→DMX
というように、信号の流れをきめられます。
さらにそれを、4つのDMXポートごとに任意に設定することもできるのです。
またArtNetは、最新のAertNet3に準拠しています。

加えてEtherMXは、DMX/RDM(Remote Device Management)にも対応しています。
DMX/RDMとは、DMX信号を介して、各スポットの情報をフィードバックさせる機能です。
このDMX/RDMもたいへん魅力的な機能ですが、詳細は後日改めて紹介するとして、まずはArtNet&DMX関連の話だけですすめてまいります。


さて、EhterMXの本体、筺体の細部を見ていきましょう。

2gaikan

前面と背面、2枚のパネルにコネクタ部が搭載されています。
片側は電源差込口動作表示用インジケータが2個、それにイーサコンが実装されています。

3power&link

電源が入ると、左側のインジケータが赤く点灯します。
電源は、DC5V電流容量1.5A 以上のACアダプタを使用します(内径:2.1mm/外径:5.5mm)。
現在、ACアダプタの接続部が抜けにくくなるような改良を施すよう、クワテックさんで取り組んでいただいています。

イーサコンにネットワークケーブルを接続し、パソコンとリンクすると右側のインジケータも点灯します。
また、EtherMXを複数台使用することを想定して、多くの方から「POE(Power Over Ethernet)にも対応してほしい」とのご要望をいただきました。
この件についても、クワテックさんで対応を考えていただいております。
(現プロトタイプでは未だ対応していません)

反対側にはXLR5Pキャノンメス4ポートと、各ポートの動作状態を表示するインジケータがあります。
インジケータは、出力設定時が緑に、入力設定時が赤く点灯します。
画像左側は4ポート共に緑に点灯しているので全て出力ポートです。
画像右側は左2ポートが赤く点灯して入力ポートを指し示し、右2ポートが緑ですので出力ポートという設定に変更してみました。

4fourport

XLR5Pキャノンのメスは通常DMX出力側のコネクタとして使用されますが、前述の通りDMX IN/OUTにも設定が可能ですので、入力の場合は別途オス-オス変換を用いて入出力を使い分けます。

5male-male

接続するDMXケーブルは、通常のDMXケーブル同様、4&5pinは接続しないものを使用してください。
スポットやコンソールによっては4&5pinも使用し、そのメーカー独自の信号を送って(もしくは受けて)いるものもありますが、EtnerMXはそれらには対応しません。

その他の筐体外観的な仕様改善点として、
”饌羮般斥僖魯鵐ーに取り付け可能になるように、ダボ&落下防止ワイヤ付アダプタを作成。
19"ラックに組み込み可能なアダプタ。
若干明るすぎる各インジケータの明るさの調整。
といったテーマにも取り組む予定です。


EtherMX本体には最低限必要なコネクタ類は実装されていますが、スイッチやボタンなどの操作系が全くありません。
EtherMXの設定には、WindowsもしくはMacのパソコンとイーサネットケーブルで接続し、専用アプリケーション「EtherMXSet」を使用します。
EtherMXSet」は、クワテック社のホームページから、無償でダウンロードできます(未だ試作品用の暫定版です)。
http://www.kuwatec.co.jp/ethermx/jp/index.html
対応OSは、
Mac OSX(10.5〜10.8)
Windows 8 (64bit、32bit)、Windows 7 (64bit、32bit)、Windows Vista (32bit)、Windows XP (SP2 32bit)
となっております。

6emxset

ネットワークやIPアドレス、ArtNetなどはとても難解なシロモノ・・・とは思わないで下さい。
このEtherMXSetを見てもらえれば分かるとおり、設定はいたって簡単です。
パソコンのOSの「ネットワークの設定」的な別ウィンドウを開いて‥‥といったことは全く不要です。

ネットワーク設定に関わる表示は、

・シリアル
・Net
・Sub
・ポート1〜4の方向とUniv.
・IPアドレス


だけです。

間違えても、EtherMX本体やパソコンが壊れたりはしないので、ネットワークに明るくない方々も、恐れずに?ぜひトライしてみてください。

7settei

シリアルEtherMX本体のシリアルナンバーを表示します。
複数のEtherMXを制御/設定する場合などに確認するポイントです。

Netは、ArtNetバージョン3から新設された項目です。
0から127のいずれかを入力します。
ArtNetバージョン1や2の場合には“0”にします。

Subは、SubNet(サブネット)と呼ばれるArtNet特有の設定項目です。
0から15のいずれかに設定します。

続いてポート1〜4には、同じ設定項目があります。
方向は、DMX入力あるいは出力を決定する項目です。
漢字で表示されているとおり、「出」は出力、「入」は入力となります。
Univ.は、Universe(ユニバース)を表します。これもArtNetに特有の設定項目で、0から15のいずれかに設定します。
ArtNet3は、
Net(128種)
SubNet(16種)
Universe(16種)

の3つの設定項目の組合せで、複数系統からたった一つの系統を特定します。

IPアドレスは、EtherMXが所有する固有の認識番号になります。
IPアドレスは重複しない限り、自由に変更可能です。
このIPアドレスの設定がArtNetを使用する際の大事なポイントになります。

8ip

ArtNetを使用する際は、現状のIPアドレスが2.x.x.xあるいは10.x.x.xになるようにして下さい。
(xの部分は0から255まで任意の数字を入力します)
設定方法はいくつかあり、自動取得する方法もありますが、ここでは以下の方法で設定することにします。
静的IPアドレス」のプルダウンメニューから、「手入力」を指定し、2.0.0.1とします。
サブネットマスクは255.255.255.0とします。
入力し終えると同時に、現状のIPアドレスの部分が2.0.0.1に変更されます。

これで設定は終了しました。
一連の流れを動画におさめました。実に簡単です。



EtherMX Setアプリケーションの設定画面にクローズアップしました。



設定が終わったら、そのままイーサネットの線を抜いてください。
EtherMXは、設定したどおりにセッティングされています。
もうパソコンは不要ですので、EtherMXSetを閉じて、パソコンもシャットダウンしていただいてOKです。


実際に使用する前に以下の点に注意してください。

1.ArtNet機器とEtherMX本体のIPアドレスに注意する。
つまり2.0.0.1と2.0.0.10というように、「2.0.0.」の部分は同一にして下さい。
パソコンからArtNet出力する場合などは、パソコン自体のIPアドレスを「2.0.0.x」に設定する必要があります。

2.ネットワーク関連の変更は、すぐに反映されない場合があります。
変更を加えた場合には、必ず機器類やアプリケーション類を再起動して下さい。


これでEtherMXを使う準備は整いました。次回、実際に使ってみましょう。




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2013年07月23日

EtherMXプロトタイプレポートその2〜ArtNet→DMX出力(4系統) & PrefLight更新。

ご機嫌いかがですか?カルーセル彦です。

今回は、EtherMXの使用例として、もっともスタンダードな、

ArtNet→DMX出力(4系統)

という状況を検証してみます。

今回の検証の配線は、

Windowsパソコン=DoctorMX/4ラインのArtNet出力
※USBハブでDoctorMXインタフェイスボックス×4台接続(ドングル的な役割)
↓イーサネットケーブル(ArtNet)
EtherMX
↓↓↓↓DMX4系統出力
4つの異なるLED機器


という形でおこないます。

まずArtNet4系統出力を、1台のパソコンで再現する為に、DoctorMX複数ライン(ラインを追加)を活用します。

1_drmxset

流れ図のメニューバー[編集]→[ラインを作成]
をクリックして、ラインを4つへ増設します。
各ラインにコンソール機能とArtNet機能を一つずつ設けます。
データの送信状態を把握する為に、モニタ機能も各ラインの一番下、出力の直上に配置します。
ArtNet機能の設定を決定します。
動作を、不使用/送信/受信の中から送信にします。
DMX出力を、DMX入力/ArtNet入力/切り替え/ミックスの中からミックスにします。
Sub-NetやUniverseは、EtherMXのポート設定と合わせます。
ここではSub-Netを1とし、Universeのみ異なる番号を割り振り、1、2、3、4としました。
この状態でDoctorMXからは、異なる4系統のArtNetプロトコルが出力されています。
※このあたりの設定は、当ブログの連載『基本から学ぶ!DoctorMXワークショップ』の最近の記事でも詳しく紹介しております。ご参照ください。
http://blog.livedoor.jp/cpiblog00465/archives/cat_50044978.html

次にEtherMXを設定します。
設定ソフト「EtherMXSet」と開いたパソコンと、EtherMX本体をイーサネットケーブルで接続します。

2_emxset

まずはじめに、接続されているEtherMXのシリアルナンバーが表示されているかを確認します。
仮に該当するシリアルナンバーが表示されていない場合には、
メニューバー[設定]→[再表示]
をクリックすることで、EtherMX本体の動作状況/設定状況を確認できます。

3_saihyouji

シリアルの横には「Net」「Sub」があります。
Netには“0”を、Sub(=Sub-Net)には“1”を入力します。
次に1から4ポートの設定ですが、方向を4つとも“出”にして、Univ.を“1”“2”“3”“4”とします。
この設定により、4ポートが全てDMX出力ポートとして、また4ポートが別々のユニバースとして機能することを決定しました。
EtherMX本体の4ポートのインジケータは全て緑色に点灯します。
昨日のブログで紹介しましたが、静的IPアドレスはプルダウンメニューから、手入力を指定し、2.0.0.1とし、サブネットマスクは255.255.255.0とします。

これで設定は完了しました。
4系統のArtNetプロトコルがEtherMX本体を経由して、4系統のDMX出力へ変換されていることが確認できます。



今回は、贅沢にも、DMX1ユニバースごとにスポットを1灯のみ、という接続になっています。
当然ですが、各DMXポートからは1ユニバース(512ch)ずつ出力され、計2048chの信号を同時にお使いいただけます。

また、現在のDoctorMXでは、DoctorMXを4ライン使うためには、ArtNet出力しかしない場合でも、DoctorMXインタフェイスボックスを4台USB接続してやる必要があります。
この場合ボックスからDMX信号は出力されず、いわばドングル的な役割を果たします。
将来的には、EtherMXをご購入いただければ、そのユニバース数分のDoctorMXインタフェイスボックスを接続しなくても使用できるように、と考えています。



PrefLight更新。

2013/7/22
v1.5.2
LiveGear TRYCAM(特定の装置)のカラーマクロの表現を修正。
特定の装置の表現を追加。
Silver Star
Tour Z CAM ETZ






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2013年07月24日

EtherMXプロトタイプレポートその3〜DMX→ArtNet出力(4系統)

ご機嫌いかがですか?カルーセル彦です。

昨日は、EtherMXを使用した最もスタンダードな使用例としての、

ArtNetをDMX出力(4系統)する

を検証しましたが、今回はその反対の、

DMX入力(4系統)をArtNet出力する

を確認します。

Windowsパソコン=DoctorMX/4ラインのDMX出力
※USBハブでDoctorMXインタフェイスボックス×4台接続(ドングル的な役割)
↓↓↓↓DMX
EtherMX
↓イーサネットケーブル(ArtNet)
Mac=DoctorMX/4ラインのモニタリング


という配線になります。

本来なら、4台のDMXコンソールを使って各々からDMX Outして‥‥とすべきですが、そんな数のDMXコンソールを持ち合わせていないので、今回はDoctorMX複数ライン(「ラインを追加」の機能)で代用します。
DMXコンソールが4台並んでいる、とお考え下さい。

※現在のDoctorMXでは、EtherMXへDMX信号を送る場合でも、ライン数(今回は4ライン)分のDoctorMXインタフェイスボックスをUSB接続してやる必要があります。
この場合ボックスからDMX信号は出力されず、いわばドングル的な役割を果たします。
将来的には、EtherMXをご購入いただければ、そのユニバース数分のDoctorMXインタフェイスボックスを接続しなくても使用できるように、と考えています。

1_4in→4out

この画像のように、DoctorMXの流れ図で、
メニューバー[編集]→[ラインを作成]
をクリックし、4つのラインを準備します。
各ラインでコンソール機能(とモニタ機能)を起動させ、任意のフェーダを操作します。
パソコンにはUSBで4つのDoctorMXインタフェイスBOXを接続します。
各ラインにそれぞれDoctorMXインタフェイスBOXのシリアルナンバーが表示されます。

次にEtherMXを設定します。

2_emxset

基本的な設定は、昨日のArtNet設定の項目と同じですが、唯一、ポート1から4の方向を“”に切換えます。
Univ.(=Universe)は“1”“2”“3”“4”というように4つとも異なる数値にします。
この設定により、4ポートが全てDMX入力ポートとなり、EtherMX本体のポートインジケータは全て赤色に点灯します。



EtherMXは、4ポートのDMXコネクタ部が便宜上全て“メス”となっています。
オス-オス変換を用いることで、DMX入力ポートとして使用できます。

3_male-male

続いて、ArtNet信号を受信する側として用意したものもDoctorMXです。
(こちらにはドングルとしてDoctorMXインタフェイスボックスを用いる必要はありません)
こちらも4系統のArtNet信号を確認できるように、4ラインの状態にしておきます。
各ラインにArtNet機能(とモニタ機能)を起動させます。
ArtNet機能は、動作を、不使用/送信/受信の中から受信にします。
DMX出力を、DMX入力/ArtNet入力/切り替え/ミックスの中からミックスにします。
Sub-Netを1とし、Universeは1、2、3、4とします。



この設定で、DoctorMXからの出力(4系統)がEtherMX本体を経由して、ArtNet信号に変換され、外部接続のArtNet機器に対して、指定のSub-NetおよびUniverseで出力されます。



今回の設定では、送信側も受信側もDoctorMXの複数ライン機能を使い、受信側はモニター機能で動作確認する、という擬似的なマルチユニバースを構成しましたが、実際には、

4つの異なるDMXコンソール
↓DMX
EtherMX
↓ArtNet
ハブ
↓↓↓↓
4つの異なるArtNet対応機器


というように、EtherMXを使用すると、複数のDMXを複数のArtNetへコンバートすることが可能になります。
例えば、ArtNet受けが可能なスポット・LEDヴィジョン・メディアサーバ、また市販の無線LANシステムなどを、4台のDMXコンソールで別々に制御することができるようになります。





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2013年07月25日

EtherMXプロトタイプレポートその4〜DMXx4系統→ArtNet出力(1系統)にマージ

ご機嫌いかがですか?カルーセル彦です。

昨日紹介したのが、

DMX入力(4系統)をArtNet出力する

という、DMX→ArtNetコンバート(マルチユニバース)機能についてでした。
今回は、その派生で、4系統のDMXをArtNetの一つのユニバースに統合して(マージして)出力する、というものを検証します。

配線や設定は、昨日の設定をそのまま流用します。

DMXの4系統の出力には、DoctorMX複数ライン(「ラインを追加」機能)を用います。
DMXコンソールが4台並んでいる、とお考え下さい。
DoctorMXの流れ図で
メニューバー[編集]→[ラインを作成]
をクリックし、4つのラインを準備し、コンソール機能(とモニタ機能)を各ラインに起動させ、任意のフェーダを操作します。
ここでは、通信状況を分かりやすくするために、
ライン1は1ch
ライン2は2ch
ライン3は3ch
ライン4は4ch
というように、各ラインで制御するのは1から4chのいずれかとしました。

パソコンとUSB接続したDoctorMXインタフェイスBOXx4台からDMX信号を出力します。
XLR5Pinのオス-オス変換を用いて、EtherMXの4つのポートへ接続します。

emxset

EtherMXは専用アプリケーション「EtherMXSet」を使って、以下のように設定します。
Netは“0”にします。
Sub(=Sub-Net)は“1”とします。
ポート1から4の方向は全て“”にします。
(この点がこれまでと決定的に違いますが)ポート1から4のUniv.(=Universe)は全て“1”にします。
静的IPアドレスは、プルダウンメニューから“手動”を選択します。
IPアドレスは“2.0.0.1”とします。
サブネットマスクは“255.255.255.0”とします。



これでEtherMXの設定は完了しました。
これでDMX4系統の入力信号が、ArtNet上のSub-Net:1、Universe:1にマージされて出力されます。

今回はDoctorMXArtNet機能モニター機能を用いて、受信状況を確認します。
動作を、不使用/送信/受信の中から受信にします。
DMX出力を、DMX入力/ArtNet入力/切り替え/ミックスの中からミックスにします。
Sub-NetやUniverseは、EtherMXのポート設定と合わせます。
ここではSub-Netを1、Universeを1とします。



この状態で、EtherMXに入力されたDMX信号4系統が、1系統のArtNetプロトコルとして入力されていることが確認できます。



今回は、

DMXx4系統→ArtNetの一つのユニバースにマージして出力

でしたが、応用すれば、

DMXx2系統→ArtNetの一つのユニバースにマージして出力
DMXx4系統→ArtNetの二つのユニバースにマージして出力


など、現場環境にあわせた設定も可能です。
これらの検証もいずれやってみたいと思います。




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2013年07月26日

EtherMXプロトタイプレポートその5〜ArtNetx2系統→DMX出力(1系統)にマージ & PrefLight更新

ご機嫌いかがですか?カルーセル彦です。

先日当ブログで紹介した、
EtherMXプロトタイプレポートその2〜ArtNet→DMX出力(4系統)
では、4系統のArtNet入力を4系統のDMX出力にコンバートしました。

今回は、2系統(最大4系統)の異なるArtNet対応制御機器から1系統のDMX対応機器を制御する、という状況を検証します。
これは、複数のArtNetコンソールをEtherMXを介してマージして、任意のDMXユニバースの機器を制御する、というものです。

以下のような配線となります。

Macパソコンx2台=どちらもDoctorMXのArtNet出力
※どちらのパソコンにもDoctorMXインタフェイスボックス×1台接続(ドングル的な役割)
↓↓イーサネットケーブル(ArtNet)
イーサネットHUB
↓イーサネットケーブル(ArtNet)
EtherMX
↓DMX1系統出力
LED機器


2台のMacパソコンにおける、DoctorMXの設定を解説します。

1_DrMX

流れ図のメニューバー[ウィンドウ]→[機能を追加]→[コンソール]、[ArtNet]、[モニタ]
をクリックし、コンソール機能とArtNet機能、モニタ機能を追加します。
ArtNet機能の設定を決定します。
動作を、不使用/送信/受信の中から送信にします。
DMX出力を、DMX入力/ArtNet入力/切り替え/ミックスの中からミックスにします。
Sub-NetとUniverseはどちらも1とします。



次に、2台のMacパソコンのIPアドレスを決定します。

2_ip

一台のIPアドレスは“2.0.0.11”、もう一台は“2.0.0.21”とします。
サブネットマスクは“255.255.255.0”とします。
一連の設定動作を動画でご覧下さい。



EtherMXの設定に移ります。

3_emxset

EtherMXSet」を使って、以下のように設定します。
Netは“0”にします。
Sub(=Sub-Net)は“1”とします。
ポート1の方向は“出”にします。ポート2から4は今回は使用しません。
ポート1のUniv.(=Universe)は“1”にします。
静的IPアドレスは、プルダウンメニューから“手動”を選択します。
IPアドレスは“2.0.0.1”とします。
サブネットマスクは“255.255.255.0”とします。



ここまでで設定は完了です。
2台のパソコンからArtNet出力を行い、1台のLED機器を制御します。
それぞれのパソコンから個別に制御が可能となり、また制御側機器が複数の場合にもArtNetマージとして機能します(HTP)。
ここでは、1台でR/G/Bを制御し、もう片方でも同じくR/G/B制御します。
さらに片方をR、もう片方をGにした場合、RとGのカラーミックスによるLED点灯が確認できます。



このようにEtherMXを使用すると、
昨日の当ブログで紹介したように、複数のDMXコンソールをマージしてArtNet出力、といったことや、
ArtNetの複数ユニバース(EhterMXx1台につき4系統まで)をマージして、1系統のDMX512chを制御、といった使い方もできるのです。



PrefLight更新。

2013/7/25
v1.5.3
Robe ROBIN CycFX(特定の装置)の表現を修正。





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2013年07月29日

EtherMXプロトタイプレポートその6〜DMXスプリッタ&マージャ。

ご機嫌いかがですか?カルーセル彦です。

これまでEtherMXの特徴であるDMX⇔ArtNetコンバータ機能に関連した内容を紹介してきました。

1.ArtNet×4系統→DMX×4系統へコンバート
http://blog.livedoor.jp/cpiblog00465/archives/52340769.html
2.DMX×4系統→ArtNet×4系統へコンバート

http://blog.livedoor.jp/cpiblog00465/archives/52340934.html
3.DMX×4系統→ArtNet×1系統へコンバート&マージ

http://blog.livedoor.jp/cpiblog00465/archives/52341090.html
4.ArtNet×2系統→DMX×1系統へコンバート&マージ

http://blog.livedoor.jp/cpiblog00465/archives/52341229.html

今回は、さらにシンプルな使用例として、DMX入出力機能だけを使ったスプリッタおよびマージャ機能について解説します。

EtherMXの優れた点として、DMX⇔ArtNetコンバータだけでなく、ArtNetを使わずに、いわゆるDMXスプリッタDMXマージャとしてもお使い頂ける点です。
しかもIN、OUTについては、

1IN→2OUTもしくは3OUT
2IN→1OUTもしくは2OUT
3IN→1OUT


のように4系統を自由自在にIN/OUT設定できるというのが特徴です。


それでは、まずはDMXスプリッタ機能から解説します。
今回は1系統のDMX入力を3系統のDMX出力に分岐して使用します。

1_set-splite

これまで同様、設定用アプリケーションEtherMXSetを使って、以下のように設定します。
ポート1は“入”にする。
ポート2から4は“出”にする。
設定はこれだけです。設定完了後、EtherMXの電源を一度ON/OFFして設定を本体に保存します。



DMXコンソール
↓DMX
EtherMX
↓↓↓DMX3系統
LED機器x3種


という流れになります。
LED機器には、
1系統:GT-915IPx2台(2台とも同一アドレス)
2系統:GM-44LED
3系統:GM-15LED
の3機種となります。
1系統目のGT-915IPx2台は、どちらもスタートアドレスを1chとし、5ch制御モードでR/G/B/A/Wの5色を5chで制御します。
2系統目のGM-44LEDは、スタートアドレスを13chとし、R/G/Bを3chで制御します。
3系統目のGM-15LEDは、スタートアドレスを16chとし、R/G/Bを3chで制御します。
GT-915IPx2台はDMXコンソールの上段で、GM-44LEDとGM-15LEDは下段で制御できるように配置しています。




次にDMXマージャ機能です。
3系統のDMX入力を1系統のDMX出力に統合して出力します。

2_set-merge

EtherMXSetでの設定は、以下の通りです。
ポート1から3を“入”にする。
ポート4のみ“出”にする。
設定後、一度EtherMXを電源ON/OFFします。



DMXコンソール、Macパソコンx2台(DoctorMXからDMX出力)
↓↓↓DMX3系統
EtherMX
↓DMX
LED機器


という流れになります。
LED機器として、スタートアドレス1chのGM-44LEDを接続しました。
DMXコンソールからの制御、DoctorMXからの制御など3系統からの入力は全てマージされます(HTP)。



今回のEtherMXはプロトタイプの為、パソコンとイーサネット接続した状態でなければスプリッタ機能、マージャ機能を使用できない設計になっています。
これはこれまでの製品プログラム過程からくる小さな問題で、クワテックさん側も既に認識し、改良に取り組んでいただいております。
来たる製品版はEtherMXSetで設定する時だけイーサネットでパソコンに接続し、あとはEtherMX本体のみでDMXスプリッタ/マージャとして使用できるように仕様変更されることになります。



《夏季休業のお知らせ》

本年の弊社の夏季休業は、以下のとおりです。

8/14(水)〜8/16(金)

8/19(月)より通常営業となります。
ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。





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2013年07月30日

EtherMXプロトタイプレポートその7〜EtherMXSetの詳細

ご機嫌いかがですか?カルーセル彦です。

複数回にわたったEtherMXプロトタイプレポートは、今回がとりあえず一段落となります。
これまでEtherMXを使った、様々なコンバータ、スプリッタ、マージャ機能についてお伝えしてきました。
最終回は、そのEtherMXの機能を設定する専用アプリケーションEtherMXSet」について、もう少し詳しく解説します。

1_net

Net
これはArtNetバージョン3で新たに追加された設定項目です。
後述するSubnet(サブネット)やUniverse(ユニバース)と同じく、ArtNet通信する際の一致、不一致を確認する番号です。
ArtNetのバージョン1もしくは2を使用する場合は「0」にします。


2_sub

Sub
ArtNet通信時のサブネット番号で、数値の一致、不一致によって、同一ネットワークかどうかを決定する項目です。


3_ip

現状のIPアドレス
EtherMXが“実際に設定されている”IPアドレスを表示します。

静的IPアドレス
IPアドレス
サブネットマスク

EtherMXの設定には、起動するたびに変わることのない“静的IPアドレス”を設定します。
・ArtNet(2.x.x.x)
・ArtNet(10.x.x.x)
・手動
の三種類から選択します。
同一ネットワークを形成できれば、三種類からいずれを選択しても問題ありません。
今回の「EtherMXプロトタイプレポート」では“手動”を選び、IPアドレスを2.0.0.1、サブネットマスクを255.255.255.0というように、自身で一定のルールに即してIPアドレスを決定しました。


4_dhcp

DHCPを使用
DHCPとは、IPアドレスを自動的に取得/設定する機能のことです。
インターネットに接続する際などは、このDHCP機能を使うことが一般的です。
そのネットワーク環境で自動的にIPアドレスを生成するサーバが無いと意味をなしません。
今回の「EtherMXプロトタイプレポート」では、指定のIPアドレスを使用していたので特にDHCP機能は利用しませんでした。

Unicast(個別送信)を使用
ArtNet送信時に、多大なデータ通信量を制限して、処理にかかる負荷を軽減させる効果があります。
同じUniverse(ユニバース)の機器にのみ送信させる機能です。
EtherMXが複数台あるいは、EtherMXを除く複数のArtNet機器がネットワーク内に混在する場合は、この機能は意味をなしません。

RDM機器を定期的に発見
RDM対応機器の接続状況を約30秒おきに確認する機能です。
このRDM機能に関しては、実際にRDM機器を接続してのテストを未だおこなえておりません。
テストがおこなえた場合には、改めてその様子をお知らせいたします。

出力を継続
DMXポートが“出力”の際に、仮に出力データが無い場合にでも、約0.5秒おきにブレーク信号だけを継続して出力する機能です。
日々の照明作業のなかで、ターミネイタなどとの兼ね合いによって、DMX通信が不安定な状態になる場合があります。
その場合に、この機能を使用することで改善される可能性があります。


5_port

方向
DMX信号の出力あるいは入力とを設定します。

Univ.
ArtNetのUniverse(ユニバース)です。
通信する機器と同じ番号に合わせます。


6_dmx-rdm

DMX信号時間設定
ブレーク、MAB(ブレーク後時間)、MBS(スロット間時間)を調節します。
これはすでにDoctorMXの機能として以前からあり、お使いの方も多いと思います。
特にLED機器などを接続する場合など、機種によってはフリッカなどのDMX通信時の相性を改善できる設定項目です。

RDMを使用
RDM対応機能を使用する際に選択します。
これを選択しないと、RDM信号が通常の照明制御信号と混在せず、データ量低下などの影響を避けることができます。


EtherMXは、シンプルにDMX⇔ArtNetコンバータ機能を有することはもちろんですが、コンバートしながら合成したり、DMXスプリッタDMXマージャとして設定/使用することも可能です。
次世代ネットワーク環境を見据え、KUWATEC社から発表されたEtherMX
簡単な設定アプリケーションEtherMXSetも、初めてお使いになる方でも即座に設定できるような親切設計です。
EtherMXは、本年10月頃の発売開始を目標に準備をすすめています。
新たな情報が入り次第、当ブログで紹介します。



《夏季休業のお知らせ》

本年の弊社の夏季休業は、以下のとおりです。

8/14(水)〜8/16(金)

8/19(月)より通常営業となります。
ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。




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