地獄谷野猿公苑 ふぃーるどのーと

お猿の温泉でお馴染み、長野県は地獄谷野猿公苑のニホンザルの生活や季節の動植物の話題など、毎日を猿と共にする公苑スタッフの日記です。

太り過ぎではない

11月17日(土)くもり

最低気温2℃最高気温5℃
サル来苑時間9:00

14日(水)9:00〜16:00
15日(木)9:00〜16:00
16日(金)9:00〜16:00

サルたちは開苑時間から閉苑時間までじっくりと公苑にいてくれるようになりました。まだ発情で落ち着かない様子は続いているので、明日の事は勿論、数時間先の事であってもサルたちの動きの予想が難しい状況です。

IMG_5301






日を追う毎に寒さが募ります。都内でお過ごしの方が、冬のシーズンにする格好…で来ていただいて良いくらいの寒さ。或いは、もう少し暖かめでも良いかもしれません。いよいよマイナス気温になる日も出て、木々の葉は落ちて、風景も寒々しい光景です。

今年は霜が降りるのが例年より遅く、志賀の初雪も遅め。地獄谷周辺に雪が降り始めるのも、今年は遅くなるのではないでしょうか。

IMG_5279 (2)





「冬備え」
秋の実りを食べ、脂肪を蓄えたサルたち。毛もふわふわと長くなり、夏場よりも随分大きくなりました。

ただ、「ここのサルはいいもん食べてるから、良く肥えている」と言うとそうではありません。確かに、本当の餌付け無しの野生の群れよりも、「最低限の食料がある」という事には変わりありません。しかし、地獄谷のサルたちは脂肪を蓄えていても、「垂れるような腹」のサルはいません。

前々回のブログでは、サル探しの際に公苑来る群れ以外の野生のサル群れと遭遇したお話をしましたが、その時のサルの中には「垂れた腹」の個体が何頭かいました。サルたちが本に太るという状態は、「だらしないお腹」になるように思います。

飼育の場合は元より、自然群ですらそういった個体がいたのに対して、私がこの17年程見ている中で、「垂れたお腹」を見た事は無かったように思います。大きくなって、丸くなっても、余分な脂肪が余っているという事はなく、ゴム毬のようにムチッとした体です。

だから、特別…という訳ではありませんが、サルはこの時期「太る」のが当たり前で、地獄谷のサルは、餌付けの分もあり、余計に太っているという訳ではないという事です。




*11月となり、営業時間が9:00〜16:00となりました*

秋も深まり、日没時間が早くなりました。地獄谷野猿公苑は駐車場・車両の入れるエリアから遊歩道を2卻發い神茵∋海涼罎砲△蠅泙后M景眛讃紊録郵の灯りはなく、日没となると数メートル先、足元すら見えない暗闇となってしまいます。

午後の来苑をご検討の皆さまは、15:30までには入苑できて、16:00には帰り支度の間に合うよう時間に余裕をもった行動を心がけください。

また、閉苑時間までいらっしゃる場合は、ペンライトや懐中電灯、ヘッドライト等、お持ちいただいた方が良いでしょう。

地獄谷野猿公苑は野生のニホンザルを観察する場所であり、「野生動物が生息するような」環境の中に施設はございます。施設の特性へのご理解、ご協力をよろしくお願い致します。

もうじき冬か…

11月13日(火)くもり

最低気温3℃最高気温7℃
サル来苑時間9:00

10日(土)9:00〜14:40
11日(日)9:00〜16:00
12日(月)9:00〜15:10

先週までよりも、いっそう空気が冷たくなってきていて、冬の訪れが近い事を感じます。厚手のジャケットが必要にもなっています。

ここ最近、サルたちは遠出をしていません。朝も早い時間から公苑にやって来て、山に迎えに行く事も少ない状況です。ただ、早く山から下りてくる分、早く山へ帰ってしまうケースが顕著です。

IMG_5220





「今のお目当て」
画像向かって右が1♂トマム95。真ん中がトグラ93-98-07♀。12日(日)辺りからトマム95はこのメスについていて、今のお目当てのようです。

メスの発情が始まった10月上旬の頃、メスの発情のトップはトックリ00でした。トックリ00を巡るオスの動きも、紆余曲折ありました。

しかし、11月に入ってからトックリ00の後をつけるオスがいなくなりました。顔も心なしか、赤さが収まっているようです。

発情は、つまりは妊娠する為。と考えれば当然、妊娠すれば発情は収まります。

メスが発情した場合、メスの排卵のサイクルに合わせて発情の状態の高い時と低い時と波があります。顔が赤くなったりする発情の特徴もそれに合わせて強弱が出てくるので、一概に顔の色が戻った=妊娠と判断しきれるものでもありませんが、オスたちもトックリ00を求めていない様子を見ると、発情が止まったように思います。

サルの妊娠期間はおおよそ6カ月。トックリ00の発情していた頃と収まった頃とで考えて、計算すれば4月下旬頃。一つの例としての予想を立てて、答え合わせは半年後。




*11月となり、営業時間が9:00〜16:00となりました*

秋も深まり、日没時間が早くなりました。地獄谷野猿公苑は駐車場・車両の入れるエリアから遊歩道を2卻發い神茵∋海涼罎砲△蠅泙后M景眛讃紊録郵の灯りはなく、日没となると数メートル先、足元すら見えない暗闇となってしまいます。

午後の来苑をご検討の皆さまは、15:30までには入苑できて、16:00には帰り支度の間に合うよう時間に余裕をもった行動を心がけください。

また、閉苑時間までいらっしゃる場合は、ペンライトや懐中電灯、ヘッドライト等、お持ちいただいた方が良いでしょう。

地獄谷野猿公苑は野生のニホンザルを観察する場所であり、「野生動物が生息するような」環境の中に施設はございます。施設の特性へのご理解、ご協力をよろしくお願い致します。

今週も慌ただしい

11月9日(金)くもり

最低気温5℃最高気温9℃
サル来苑時間9:00〜13:00

最近のサル公苑滞在状況
4日(日)9:00〜16:00
5日(月)サル公苑に来ず
6日(火)10:30〜16:00
7日(水)9:00〜16:00
8日(木)サル公苑に来ず

相変わらずサルたちの落ち着きのなさは続いています。今週に入ってから群れの1♂トマム95が、トックリ92-00というメスを追うようになりました。トックリ92-00はトマム95が近付くのを嫌がっているようで、苑内を右往左往して動き回っています。

トックリ92-00にとってトマム95そのものが嫌なのか、それともトマム95をアテにしているメス…トックリ92-00よりも上位のメスがトマム95に付いてく来る(結果自分の近くに来る)のが嫌なのか。トマム95が動いてメスたちが動くと、それに付いてくる血気盛んなオスがいますが、そのオスたちとのトラブルを嫌がるのか。考えられる理由は様々です。

そういった動きが影響し、5日(月)には一度サルたちを発見したものの、公苑に誘導する道半ばで別の場所に行ってしまい結局公苑には来ませんでしたし、8日(木)は一日山の中を探し回ってもサルが見つかりませんでした。

順調に公苑に来てくれた日も、上記のようなトマム95とトックリ92-00の追いかけっこが常に行われていて、非常にコントロールが難しい状況。本日は午後になって、早々と山へ帰ってしまいました。

IMG_5193






「名残り惜しそうにしている者もいるが…」
昨日サルを発見できなかったので、今日は早々と「奥のポイント」へ。先週、4日間籠っていた、公苑から遠い遠いポイントです。

サルの気配はなく、「サテ、如何イタシタモノカ…」と、どう動こうか思案していると、公苑のスタッフからサルが来た旨が報告されました。

一安心。

本日は午後になって早めに帰ってしまいましたが、一旦サルが公苑に来てくれればサル探しが「リセット」されます。サルがいない状況が続いてしまうと「どこを探せばよいのか」疑心暗鬼になってしまいます。

今日は午後も多くのお客様がいらっしゃってくださり、来てくださった方々に「空振り」となってしまい、非常に申し訳ない思いではあります。ご理解の元、またの機会にお楽しみいただければと思います。

IMG_5196





「同じサルだが…」
先週、4日間サルたちがいない間、遠出をした際。公苑とは違うグループのサルたちと出会いました。頭数は見える限りで50頭程。

公苑の群れとは関係がありませんが、そこにいるサルたちの動き方次第では国道側に出てしまう可能性もあります。ヒトとの関わりを持つのはサルたちにとって良くないと判断し、違う方向に動かそうとサルたちの背後にまわります。

その時にビニール袋を持っていた私に、すかさず3頭ばかりのサルが襲い掛かってきました。私は17年近く、一年のほとんどをサルと過ごしています。大人のサルが3頭突然に襲ってきたとて、あしらい方はお手の物。何事もなく場を乗り切り、サルたちの背後にまわり、じわりじわりと「オレハ危険ナ動物ダゾ」とばかりに近付いてプレッシャーをかけていきます。

そこまですれば、危機感に優れた野生の動物なのでサルたちは別方向へと足を進めました。

…しかし。突然に襲いかかって来たのは気にかかります。本来、ヒトに面識のない野生のサルは、近付く前に逃げてしまうでしょう。それが、「積極的に」襲いっかって来た。というのは、やはりヒトからエサをもらってしまったからでしょう。

大きな3頭のサルに突然飛びかかられたら、日頃ニホンザルに接するような機会がに限り、まずビニール袋を奪われるでしょう。私だって、今の仕事をしていなければ対応はできません。

私はビニール袋に食べ物を入れていませんでしたが、それに反応したという事は、「ビニール袋から出された食べ物をもらったから」であり、そういった事を覚えて「ビニール袋を襲う」事を続けているからでしょう。

ヒトから食べ物をもらい、ヒトは食べ物を持ち歩いている者だと知り、ヒトを襲えば食べ物を得られる。そういった悪い習慣がついてしまっているようです。

こういったサルたちは、後々に「駆除」という道をたどる事になります。

動物に食べ物をあげる…という行為の中には「動物に対して優しくしてあげたい」という現れの一つであり、自分以外の物に優しくしてあげるというのは素晴らしい事だと思います。

ですが、野生動物に考えなしにエサを与えてしまうと、ヒトを襲うようになります。住まう地域のヒト、訪れたヒトは不幸な事になります。そして、結果として駆除される…という道をたどります。

「良い事をした」というのは、エサをあげたヒトが、満足しているだけなのです。

地獄谷のサルたちは、こういった道をたどりかけたサルたちを「地獄谷野猿公苑」という場に呼んで、保護していく…そして訪れた人にその姿を楽しんでいただくという事が、公苑の出来た始まりでもあります。なので、人里から離れた地にあり、ヒトとの関わりは最低限に留めています。

サル不在の日があり、諦めて帰るお客様が、公苑近くや志賀の道路などで野生のサルと出会うかもしれません。「ようやく会えた」と喜ばれる方もいらっしゃるでしょう。

エサをあげる事は勿論だめですが、私が出会ったサルのように「襲いかかってきて」食べ物を奪われたとすれば、そのサルは更に「やっぱりヒトを襲うと食べ物がもらえる」と感じ、より積極的になります。襲われたというのは自発的ではありませんが、結果としてサルを負の道へ追いやる事になっていまいます。

偶然に出会ってしまった場合、近付かないで素通りするのがベストです。



*11月となり、営業時間が9:00〜16:00となりました*

秋も深まり、日没時間が早くなりました。地獄谷野猿公苑は駐車場・車両の入れるエリアから遊歩道を2卻發い神茵∋海涼罎砲△蠅泙后M景眛讃紊録郵の灯りはなく、日没となると数メートル先、足元すら見えない暗闇となってしまいます。

午後の来苑をご検討の皆さまは、15:30までには入苑できて、16:00には帰り支度の間に合うよう時間に余裕をもった行動を心がけください。

また、閉苑時間までいらっしゃる場合は、ペンライトや懐中電灯、ヘッドライト等、お持ちいただいた方が良いでしょう。

地獄谷野猿公苑は野生のニホンザルを観察する場所であり、「野生動物が生息するような」環境の中に施設はございます。施設の特性へのご理解、ご協力をよろしくお願い致します。

サル、ようやく公苑に来ました

11月3日(土)はれ

最低気温1℃最高気温6℃
サル来苑時間9:00

最近のサル公苑滞在状況
2日(金)10:20〜16:00(5日ぶりにサル公苑に戻る)

Facebookではすでにお伝えしており、こちらのお知らせは少し遅くなってしまいましたが、10月29日から4日間公苑に来なくなったサルたちですが、昨日5日ぶりにようやく公苑に来てくれました。

前回までのブログでお伝えしていたように、我々スタッフはサルの所在は掴めていましたが、ヒトの立ち入れる場所ではなく、毎朝立ち入れるポイントまで行って笛などで呼びかけ、誘導を試みるという事が続いていました。

昨日も同じような状況でしたが、ようやく我々の呼びかけに反応を始めてくれ、近付いてきました。そもそも29日にいた地点よりも4日かけて少しずつ公苑側に動いていたこともあり、スタッフと合流した後は、これまで苦戦していたのがウソのように順調に公苑まで一気に駆け抜けていきました。

本日も、早くに山から下りて来てくれています。祝日であり、順調に来てくれたのは良かったです。

IMG_5164IMG_5154





「空腹」
サル不在時、山の中でサルと合流した際は、山ブドウを食べていました。食べる時期としては、少し遅い時期でしょう。
また、これまで今年の秋のシーズンに全く立ち寄らない、むしろその方面への入り口すら足を向けた事もなかったサルたちが、その奥へ奥へと入っていた事を考えると、「チョット様子を見に行ってみたら、まだ手付かずの山ブドウが残っていた」為、居座って食べていたのでは…というのが、私の予想です。

今年は食べる物が少なく、地獄谷周辺の食べ物はここに至るまでの間に食べ終わってしまって、残ったドングリをしきりに食べていました。ドングリは消化が難しい(なのでヒトがドングリを食すことは少ない)ので、サルたちもドングリが生ったからといって、それを一時に食べる訳ではなく、ちょくちょくと食します。それをしきりに食べている訳ですから、他の食べ物が少ないという裏返しのよう思っていました。

遠くのポイントも、残っている山ブドウが多い訳ではありませんでした。「これを満足するまで食べるまで動かないのではないかな」という様子でしたので、昨日公苑に向かってきたのは、「目ぼしいブドウは食べた」からではないでしょうか。

現に、昨日公苑にやって来たサルたちはお腹を空かしている様子がはっきりしていて、この時期には珍しく、「雑草」レベルの草を食べている個体もいました。

IMG_5140






「発情は続く」
ようやく公苑に来てくれ、「お腹を空かしている=山で大きく移動する理由はあまりない」という現状です。但し、発情はまだ続きますし、食べ物が少ないから「まだ見ぬ食べ物の新天地」に向かうという可能性もあるので、やはり油断はできません。

細かく情報をチェックしながら、来苑のご計画をなさってください。



*11月となり、営業時間が9:00〜16:00となりました*

秋も深まり、日没時間が早くなりました。地獄谷野猿公苑は駐車場・車両の入れるエリアから遊歩道を2卻發い神茵∋海涼罎砲△蠅泙后M景眛讃紊録郵の灯りはなく、日没となると数メートル先、足元すら見えない暗闇となってしまいます。

午後の来苑をご検討の皆さまは、15:30までには入苑できて、16:00には帰り支度の間に合うよう時間に余裕をもった行動を心がけください。

また、閉苑時間までいらっしゃる場合は、ペンライトや懐中電灯、ヘッドライト等、お持ちいただいた方が良いでしょう。

地獄谷野猿公苑は野生のニホンザルを観察する場所であり、「野生動物が生息するような」環境の中に施設はございます。施設の特性へのご理解、ご協力をよろしくお願い致します。

まだサルは公苑に来ておりません

11月1日(木)はれ

最低気温1℃最高気温8℃
サル…公苑不在4日目

サルたちが公苑に来なくなり、これで4日目を迎えます。

前回ブログでお伝えいたしましたが、サルたちは公苑から非常に遠いポイントにいます。一昨日は、サルたちそのものを発見できましたが、昨日は気配を全く掴めなくなってしまいました。

恐らくは、一昨日発見して、誘導しようとしたが、そこから藪深い傾斜の険しい谷の中に入ってしまったのでは?という判断をしました。本日は、サルの姿は発見できませんでしたが、谷底深い場所でかすかに声が聞こえます。

前回同様、もはやヒトの追えるレベルを越えてしまって、手の出し様がありません。仮にサルの居る場所までたどり着いたとしても、サルたちを誘導して公苑にたどりつく事はまずもって不可能です。

現状では、皆様に希望的な報告は出来ない状況でした。

ただ、以前から公苑側に向かって移動している。…というのがせめて期待できる点です。ヒトがその位置から公苑にたどり着くには非常に困難ですが、サルたちからすれば大した事はないでしょう(それでも半日程の移動時間は必要になる距離ですが)


DSC_0033





「サルたちは谷の深く」
広く谷周辺を見渡せる、小高い地点から。だいたい、マークしてある赤い〇の位置から声が聞こえます。「では、そこを目指していざ進もう…」とはいきません。この足元は、100m程垂直に落ちていますし(というよりもオーバーハングしてせり出している)、その先も竹藪だらけ、急な斜面続きで上記の通り「ヒトの追えるレベルを越えた」状況。

命知らずに後さき考えず進む、というなら話は別ですが。

昨今、某人質事件にて「自己責任」という言葉が話題として飛び交います。話題となっている人質だった方の「自己責任」には、個人個人捉え方がありますし、言葉下手の私の発言がいらぬ誤解を招いてしまう可能性もあるので、その話とは全く別の、私が捉える「自己責任」。

兎角、危険と言われていても突き進む、その結果自分がどうなろうと「自己責任」と捉える方が多いように思います。

ですが、私の場合の「自己責任」とは、自身が責任を持てる状況を保つ事と考えています。無茶を通しケガをして行動不可になったり、或いは死に至ったりすれば、それは自分以外のヒトにまで巻き込み、最終的には他者にも「責任」のツケを負わす事になります。自分で「責任」をとれるよう、何事もなく無事に帰る。それが私にとっての「自己責任」です。

いわば自分で自分の身を守り安全な場所に戻るというのが自己責任であり、無謀を通すための口実ではないと思っております。

山にいる以上、危険も多くあり、そこを突き進む事が日常ですが、そういった意味で自己責任で行動しております。

DSC_0019





「山で出会ったハナレザル」
地獄谷周辺は自然豊かな場所であり、当然公苑に来るサル以外のグループのサルたちや、単独で生活する「ハナレザル」も生息しております。

ヒトに慣れていない「ハナレザル」は警戒心が公苑に来るサルたちよりも更に強く、それこそ発情期で熱くなりやすいこの時期、接し方を間違えると襲ってきます。

日の落ちるのが早くなるシーズン。公苑が閉苑になり我々が帰る頃、街灯などない遊歩道を軽装で歩く方を見かけることがあります。そういった際には、公苑は閉まっている状況をお伝えしながら、危険なので引き返すようお話しさせていただくのですが、『すれ違う人達に「公苑はもう閉まったよ」「暗いし危ないよ」と言われたけれど、「自己責任」で来てみた』という返答を時折耳にします。しかしたかが遊歩道と言えど、それなりに深い山の中。しかも日没後となれば、その「自己責任」には日常生活では馴染みのない様々な危険性が孕まれており、例えば暗闇で斜面から滑落したり、先述したハナレザルやイノシシなどのような野生動物とトラブルになるなどの事態は十分に起こり得ます。そしてその事故が「自己責任で片付かない」可能性も十分にあるのです。

今日より営業時間は9:00〜16:00になります。夕暮れは危険ですので、「自己で責任がとれるよう」行動をお願い致します。

近日中に来苑をご検討される皆様に大切なお知らせ

10月30日(火)

最低気温3℃最高気温10℃
サル来苑時間…サル来ず

最近のサル公苑滞在状況
29日(月)サル不在

昨日、今日とサルが公苑に来ていません。

昨日、山に入ったスタッフによると一日山の中を探した後に、サルたちは山の奥、遠くのポイントで気配をようやくつかんだようです。

私も実際今日山に入り、サルの居るであろうエリアまで行きました。やはりサルたちはそのポイントに居ました。そこは公苑からかなり遠く、徒歩で片道3時間程かかってしまうポイントです。3年ほど前、やはりこの時期にそのポイントに行ってしまったサルたちは17日間公苑不在となってしまい、昨年もそこまで行ってしまった時は3日間不在となりました。

どうも、そのエリアにはまだ山ブドウが残っており、それを食べに大移動したようです。今まで山の奥深くまでは行ってませんでしたが、公苑近隣の食べ物が尽き、そこまで足を運んだようです。

IMG_5132





「険しい道の先」
私が出会った際、サルたちは大部分が我々ヒトが行動しやすい、なだらかな平野にいました。1♂トマム95や2♂トアミ00、3♂やメスの上位陣もいました。

最初は私の誘導に、素直に後をついてきた彼らですが、100mもしない内に足が止まってしまいます。恐らく下位のサルたちが林の中でしきりに山ブドウを食べているからでしょう。

次第に上位陣も引き返し、険しい藪の中へ進んでしまいました。

175僂了笋凌板垢魃曚┐觜發気虜薮が、みっしりと生い茂った先をどんどん進んでしまいます。そして、ただでさえ藪で身動きもとれないような場所で、一気に急な斜面となり、それが何十mも続いています(先が見えないので、もしかしたら数百m?)

崖を登ったり、山から谷下り谷から山登る我々ですが、さすがにその先は追う事ができません。また、追えたとしても、そのような見通しのきかない場所では、スタッフであろうとヒトの気配に怯えてしまいます。下手に追いかけると、更に奥へ奥へと入ってしまう可能性もあるので、誘導を断念しました。

これからしばらくは、サルたちと我々のこういったやり取りが続くと思われます。いずれにしろ、サルたちの気分が公苑に向いてくれない事にはどうしようもありません。

昨年のように3日で公苑に来てくれかもしれませんし、3年前のように17日くらい、或いはそれ以上公苑に来てくれないかもしれません。

後楽シーズンであり、沢山の方がお出かけをされるシーズンでもあります。近日中に公苑への訪問をご計画されている方も多い中ではございますが、公苑は現在上記のような状況です。サルは公苑に来次第、こちらのブログやFacebookで情報はアップいたしますので、まずは「サルが公苑に来た」報をお待ちいただき、それからご来苑についてご検討いただければと思います。

お楽しみにいただいた皆様には、大変申し訳ございませんが、「野生動物」と共に公苑を営業している特性上のご理解ご協力をよろしくお願い致します。


秋も暮れ

10月28日(日)くもり

最低気温3℃最高気温8℃
サル来苑時間8:30

最近のサル公苑滞在状況
22日(月)9:00〜17:00
23日(火)8:45〜17:00
24日(水)8:40〜17:00
25日(木)サル来ず
26日(金)15:10〜17:00
27日(土)8:30〜17:00

先週から24日(水)まで順調に公苑にきていたサルたち。24日は、朝から1♂トマム95がいませんでした。それには気にする事もなく穏やかな様子のサルたちでした。

…が、25日(木)はサルが見つからず、一日かけて山の中を探し回りましたが、痕跡も掴めませんでした。ただ、極端に山の奥へは入っている形跡がありません。

26日(金)にようやくサルたちを発見。お昼を過ぎた頃で、場所も公苑から遠いポイントでした。

最初は素直に私の誘導に従ってくれましたが、途中から足が止まってしまいました。

ただただ時間が過ぎていく状況の中で、手持ちのエサが尽きてしまい、午後2時を回った頃「諦めよう。明日どうしようか」と算段をしていると、ようやく動いてくれました。エサも尽きてしまっている状況でしたので公苑までもつか微妙でしたが、何とか公苑まで下りてくれました。

午後3時20分の到着。営業時間は、その後わずかですが、「サルが公苑に来てくれて、また山に帰る」という流れがリセットできたのがよかったです。

IMG_5129





「メスの発情」
独特の匂いが、苑内を漂っています。人間の日常生活で感じる事の無いこの匂いを「獣くさい」あるいは「サルくさい」と感じる方がいらっしゃいます。その通りなのですが、チョット違います。

匂いは、メスの発情した分泌液の匂い。なので、このシーズンならではの匂いであり、「サルが常にこの匂い」という訳ではありません。

顔の赤くなっているメスも多くなり、様々なペアの交尾が見えます。

先日まで目立って発情しているのがトックリ00というメスしかいなかった為、それを巡ったオスたちの駆け引きや、そういったオスから逃げるような格好のトックリ00に、グループのサルたちも右往左往しているような状況でした。

ところが、24日25日と遠出して、公苑に戻ってきてからは複数のメスが発情しているので、オスはトックリ00一頭を追いかけなくなりました。そのせいか昨日今日と早い時間から公苑に来てくれて、穏やかな様子で日中を過ごし、夕方山へ帰って行きます。

ただ、サルたちの気持ちは移ろいやすモノなので、「今は」落ち着いている…としか言えませんが。

IMG_5132





「秋も暮れ」
10月も、じきに終わります。日に日に日没時間も早くなっています。地獄谷は山の中にあり、当然サル以外の野生の動物も生息しております。

日中、ヒトの多い時間帯に野生動物たちがひょこひょこと現れる事はありませんが、日没の暗がりは彼らの行動時間となります。

10月は夕方17:00まで営業しておりますが、17:00には帰り支度ができていないと、様々な危険が生じる可能性がございます。

夕方は時間に余裕をもって、明るいうちに行動していただければと思います。

また、11月からは9:00〜16:00までの営業に切り替わりますので、お間違えのないようお気をつけください。





*秋の営業について*
夕暮れ時、日没時間が随分早くなりました。駐車場から公苑までは遊歩道を2卍歩きます。遊歩道は灯りもなく、杉林の中になりますので、陽が落ちると真っ暗になってしまいます。10月いっぱいの営業時間は17:00までですが、17:00にお帰りになる場合は遊歩道の道中で暗くなってしまいます。ペンライトやヘッドライト、懐中電灯をお持ちください。

また、サルたちの発情期でもあり、動きが活発となっている影響で17:00を待たずに山へ帰ってしまう事もあります。いずれにしても夕方は早め早めに行動していただき、余裕をもって行動していただければと思います。

週末は穏やか

10月21日(日)はれ

最低気温2℃最高気温9℃
サル来苑時間8:30

最近のサル公苑滞在状況
20日(土)8:40〜17:00

冷え込みが厳しくなってきました。息の白さがはっきりとしています。ジャケットを羽織るだけでは寒さを感じるので、インナーを暖かいものにしたり、ズボンの下にもインナーを履いたりするようになりました。

さすがに夏のような半袖ハーフパンツの格好の方は見受けませんが、町中の秋のファッションの方は結構いらっしゃいます。建物の中ならそれでよいかもしれませんが、公苑では野外での行動がほとんどとなります。一枚多くジャケットを着こんでいただいたり、インナーを一枚多めに着ていただいた方が、より快適に過ごせるでしょう。

IMG_4998





「いったり、きたり」
一昨日まで、トックリ00に付きまとっていたトマム95ですが、昨日は後をついても逃げていくトックリ00に疲れたのか離れて行動していました。

トックリ00は違うオスを探したいのか活発に動きますが、オス顔負けの上位のメスの登場に下位のオスたちはたじろぎ、逃げていく様子。それまでとは打って変わってトマム95はトックリ00の動きに興味を示さず、2♂トアミ00と毛づくろいをして和むような時もありました。

今朝になって、またトマム95はトックリ00に付くようになっていました。せわしなく動き回っていたここまでとは変わって、今日は落ち着いています。

IMG_5003





「お腹が空いた」
ここ数日、日中に動き回る事が多かったり、そのまま山へ帰ってしまったりと慌ただしい。ですが、朝はサルたちの方から公苑に下りてくるパターンも多いです。

エサである大麦の食いつきはよく、まかれた大麦を完食しています。

いつもであれば、秋のシーズンは山の食べ物をふんだんに食し、エサの麦は食べ残しが目立つものですが、今シーズンはキレイに食べてしまっています。やはり、今年の山の食べ物は少ないのでしょう。

IMG_5019






「明日はどうなるか」
週末は落ち着いてくれたサルたち。しかし、発情の様子次第で明日の事も分からないようになっています(というか、サルが公苑に来てくれていたとしても、その「今日」のその後すら分からない状態ですが)

トックリ00以外にも発情しているメスも目立つ様子になってきていますし、まだまだ不安定な時期は続きます。




*秋の営業について*
夕暮れ時、日没時間が随分早くなりました。駐車場から公苑までは遊歩道を2卍歩きます。遊歩道は灯りもなく、杉林の中になりますので、陽が落ちると真っ暗になってしまいます。10月いっぱいの営業時間は17:00までですが、17:00にお帰りになる場合は遊歩道の道中で暗くなってしまいます。ペンライトやヘッドライト、懐中電灯をお持ちください。

また、サルたちの発情期でもあり、動きが活発となっている影響で17:00を待たずに山へ帰ってしまう事もあります。いずれにしても夕方は早め早めに行動していただき、余裕をもって行動していただければと思います。

サルだってパニック

10月19日(金)くもり

最低気温5℃最高気温10℃
サル来苑時間8:30

最近のサル公苑滞在状況
12日(金)12:45〜17:00
13日(土)9:45〜17:00
14日(日)8:30〜17:00
15日(月)10:30〜11:50
16日(火)9:00〜17:00
17日(水)8:30〜17:00
18日(木)8:40〜12:00、15:00〜17:00

前回のブログからかなり間が空いてしまいました。

サルたちの発情は先週よりも活発化し、ピークに近い状況です。山の食べ物が少ない為に、朝公苑に下りてくるのは早いのですが、せわしなく動き回り、山へ帰ってしまう動きになってしまいます。

そんなサルたちを、誘導して引き戻せるかチャレンジしますが、慌ただしく動く群れの動きはコントロールが効きません。完全に諦めてから数時間して、サルから公苑に戻って来たり…と、我々でもサルの動きが読めなくなっています。

IMG_4853IMG_4965





「1♂トマム95のケガ」
今週に入り、トマム95が顔にケガをしていました。画像、左は先月までの顔。右は今日の顔です。
ケガはいずれも浅いもの。右の前足の、掌にも裂傷のキズが出来、少しびっこを引きながら歩きます。

オスたちは発情の最中ですが、メスの発情は穏やか。メスの上位トックリ00が顕著な発情をしていますが、目立つ発情はそれのみ。オスたちは、トックリ00を追う格好になっています。

先週まではトマム95と交尾をしていたトックリ00ですが、今週に入り群れの上位陣のオスに飽きたのか、群れの端にいるオスを追ったりしています。

その結果、朝に群れのサルが公苑にやって来てもトックリ00だけがいないという時もあり、トマム95がトックリ00を探して右往左往したり、結局一人で心細くなったトックリ00が後から公苑にやって来たり、それを見つけたトマム95がトックリ00を追ったり、一時はトックリ00も受け入れたり、やっぱり逃げたり…

と目まぐるしく状況は変化します。

恐らく、これは公苑から山へ帰った後も続いている筈で、朝から晩までこの動きに合わせている群れのサルたちは、どこか疲れも見えます。

そのせいか、今朝はトックリ00がまたもや不在となり、探しにウロウロ動き出したトマム95に対し、後に付いていくサルは4〜5頭程。大半は2♂トアミ00の周りで日向ぼっこをしていました。

IMG_4969






「サルたちだって分からない」
状況がクルクルと変わる中、「今はサルがいます」とお伝えしても、駐車場から公苑に来ていただく道中、上林から徒歩30分の間に「今、山へ帰ってしまいました」という事態になってしまう事もあります。

また、スタッフがサルと一緒にいる、公苑のすぐ近くに居るという状況であっても「公苑まで誘導できない」という事態も起きています。

正直、サルたちですら自分のグループの状況が掴めずパニックになっている所もあります。

Facebook等の新鮮な情報をこまめにチェックしていただきながら、注意しながらご来苑いただければと思います。



*秋の営業について*
夕暮れ時、日没時間が随分早くなりました。駐車場から公苑までは遊歩道を2卍歩きます。遊歩道は灯りもなく、杉林の中になりますので、陽が落ちると真っ暗になってしまいます。10月いっぱいの営業時間は17:00までですが、17:00にお帰りになる場合は遊歩道の道中で暗くなってしまいます。ペンライトやヘッドライト、懐中電灯をお持ちください。

また、サルたちの発情期でもあり、動きが活発となっている影響で17:00を待たずに山へ帰ってしまう事もあります。いずれにしても夕方は早め早めに行動していただき、余裕をもって行動していただければと思います。

施設に対するご理解ご協力をお願い致します。

メスも

10月11日(木)くもり

最低気温10℃最高気温12℃
サル来苑時間8:30

最近のサル公苑滞在状況
8日(月)8:30〜17:00
9日(火)8:30〜17:00
10日(水)14:35〜17:00

8日・9日と、サルたちは順調に公苑に来てくれていましたが、昨日10日は大苦戦。山の中でフンなどの痕跡はあっても気配が掴めず、サルの居そうなエリアを巡りに巡りましたがどこにも見つからず。諦めて公苑に帰ろうとしていた道中で、ようやくサルたちと合流しました。

朝から6時間強の山巡り。これが空振りだとどっと疲れるのですが、何はともあれサルが発見できると少し元気になります。

今回は、サル探しの為にかなり山の奥へと入りましたが、標高の高いエリアは紅葉がキレイで気持ちのよい風景でした。志賀高原の紅葉も見ごろでしょう。

IMG_4931





「メスの方も」
今週に入り、メスの発情も目立つようになりました。先週まで真似事のような交尾でしたが、今はしっかり「交尾」として完結しています。画像手前はトエイチ98というメス。サルの出産は生涯可能らしいですが、私が知る限りでは24歳を越えて出産したメスはいません。25歳にもなると、痩せ衰えてしまいとても出産できる状態ではなくなります。が、これは冬の環境の厳しい地獄谷のサルの話なので地域性によるでしょう。

トエイチ98は20歳。出産する年には21歳。

IMG_4954





「今年はお休み」
サルたちは基本、出産した年の発情は止まります。画像で寝転ぶメスはトワシチ98。春に出産しているので、基本通り今シーズンは発情はお休みのようです。トワシチ98はトエイチ98と同じ20歳。群れの中では古参の部類。出産とお休みのサイクルを考えると、出産の可能性はあともう一度くらいでしょう。

今年は多くのメスが子供を出産しているので、その分発情するメスは少なめになりそうです。
逆に、去年は発情するメスが多く、非常に活発的だったので、公苑に来ない日も例年より多めでした。サルたちの発情が進み、動きが安定しなくなっていますが、例年に比べれば穏やかな方でしょう。


*秋の営業について*
夕暮れ時、日没時間が随分早くなりました。駐車場から公苑までは遊歩道を2卍歩きます。遊歩道は灯りもなく、杉林の中になりますので、陽が落ちると真っ暗になってしまいます。10月いっぱいの営業時間は17:00までですが、17:00にお帰りになる場合は遊歩道の道中で暗くなってしまいます。ペンライトやヘッドライト、懐中電灯をお持ちください。

また、サルたちの発情期でもあり、動きが活発となっている影響で17:00を待たずに山へ帰ってしまう事もあります。いずれにしても夕方は早め早めに行動していただき、余裕をもって行動していただければと思います。

施設に対するご理解ご協力をお願い致します。

Profile

Archives
livedoor 天気
ギャラリー
  • 太り過ぎではない
  • 太り過ぎではない
  • もうじき冬か…
  • 今週も慌ただしい
  • 今週も慌ただしい
  • サル、ようやく公苑に来ました
  • サル、ようやく公苑に来ました
  • サル、ようやく公苑に来ました
  • まだサルは公苑に来ておりません
  • まだサルは公苑に来ておりません
地獄谷野猿公苑

Facebookページも宣伝
Twitter プロフィール
地獄谷野猿公苑の公式アカウントです。ここは野生のサルを間近で観察できる施設です。カワイイおサルさんがあなたを待っています!是非お越しください。
  • ライブドアブログ