地獄谷野猿公苑 ふぃーるどのーと

お猿の温泉でお馴染み、長野県は地獄谷野猿公苑のニホンザルの生活や季節の動植物の話題など、毎日を猿と共にする公苑スタッフの日記です。

30℃をこえる暑さ

7月15日(日)はれ

最低気温19℃最高気温29℃
サル来苑時間8:30

最近のサル来苑状況
13日(金)8:30
14日(土)8:30

ベランダの屋根下、日陰になっている温度計で30℃まで気温が上がりました。直射日光の元では30℃以上でしょう。木陰にいても暑く、時折吹く風も温風のようで涼しさを感じません。
しばらく暑さは続くようです。熱中症にお気をつけください。ご来苑される際は、水分をお持ちいただいたり、帽子や日傘などの日光を避ける準備もお忘れずに。

IMG_4418






「何をしているやら…」
ニホンザルは、観察していると動きの一つ一つが面白く感じますが、それはやはりヒトに近い部分があり、「あれはきっと、こうしたいんじゃないか」と理解しやすいところではないかと思います。

そうかと思えば、全く何をしたいのか分からない時もある。理解しやすいところが多い分、何をしているか分からない時は更に興味深い…そんな風に思います。

画像の子ザルは、最初は何か食べているのかと思っていましたが、口をいっぱいに開けて口の中へ押し込んでいたのは自分の掌。かじるような、なめるようなしぐさをしています。もちろん、自分の手を食べようとしている訳ではないのですが。

途中から子ザル本人にも「なんのためにコレをやってるのか」という目的を見失っているようにも見えましたし、半ば“意味のない遊び”というようにも見えます。


IMG_4420






「いたずらっぽい顔」
子ザルたちの活発的な遊びが度を越し、時には整備用の道具などをひっくり返されたりしますが、無邪気にいたずらっぽい顔をされると、憎めない。




海の日を含む三連休〜夏休みのシーズンである事を考慮し、野猿公苑の駐車場である「上林温泉野猿公苑専用駐車場」は、混雑が予想される日は駐車場の誘導スタッフを配置いたします。
駐車場混雑時はスタッフの誘導の指示に従っていただき、指定の場所に駐車をお願い致します。


夏となりました。日差しが強くなり、暑い季節です。
駐車場〜野猿公苑の間の遊歩道や、公苑内は野外での行動が主となります。特に公苑内観察エリアは日差しを遮る屋根や木陰等が少ないので、紫外線対策には帽子や日傘などをお持ちいただくと良いでしょう。
管理棟内には飲料水がございますが、自動販売機や販売しているジュース類はございません。食べ物の持ち込みは出来ませんが、飲み物の持ち込みは可能です。水分を事前にお持ちいただくなどして熱中症対策を心がけてください。

さすが

7月12日(木)くもり

最低気温16℃最高気温23℃
サル来苑時間8:30

最近のサル来苑状況
10日(火)8:30
11日(水)8:30

今日は、曇り空でやや涼しい空気。蒸したような暑さが付きまとう日が続いていたので、過ごしやすい。
サルたちの動きは引き続き順調で、今日も朝早くから公苑にやって来てくれました。ただし、最近は夕方にそわそわとする気配があり、17:00の閉苑時間を待たずに帰ってしまうパターンがあります。

今のところ、いつもより10分〜20分前くらいに山へ帰ろうとして、やや早いタイミングで山へ帰ってしまう…という感じで、1時間も2時間も早く帰ってしまうという程ではありません。夕方にお越しの皆様は、こういった点に注意していただきながら、余裕のある入苑予定をご計画ください。

IMG_4388





「さすが」
掴むようなモノのないツルツルした鉄柱。こういった柱を登るのは、ヒトではなかなか上手くいきません。その辺りはやはり“木登りの名人”の代名詞のサル。走り回るのもおぼつかないような赤ちゃんでも、すぐに登り方を覚えていきます。
こういった姿には、素直に「さすが」と感心してします。

赤ちゃんたちの成長は早く、日に日に遊ぶ動作が活発的になっています。赤ちゃんたちが、日々発見し学ぶ姿は、“ニホンザルとは、矢張りこういう事をさせたら右に出る者はいないな”と感心する場面ばかりです。

IMG_4403





「もうすぐ夏休み」
長野県の学校は、夏休みが遅く7月の後半から末くらいになりますが、県外の学校では20日前後くらいから夏休みが始まる学校が多いのではないでしょうか。

毎年、このシーズンは夏休みに入った学校の“林間学校”の一環で、学校ごとに見学に訪れるケースが増えます。事前に、“訪れる予定”として日程に入っている多くの学校さんからご連絡をいただいています。

こういった林間学校のバスが増える事と、海の日を含む三連休〜夏休みのシーズンである事を考慮し、野猿公苑の駐車場である「上林温泉野猿公苑専用駐車場」は、混雑が予想される日は駐車場の誘導スタッフを配置いたします。
駐車場混雑時はスタッフの誘導の指示に従っていただき、指定の場所に駐車をお願い致します。


夏となりました。日差しが強くなり、暑い季節です。
駐車場〜野猿公苑の間の遊歩道や、公苑内は野外での行動が主となります。特に公苑内観察エリアは日差しを遮る屋根や木陰等が少ないので、紫外線対策には帽子や日傘などをお持ちいただくと良いでしょう。
管理棟内には飲料水がございますが、自動販売機や販売しているジュース類はございません。食べ物の持ち込みは出来ませんが、飲み物の持ち込みは可能です。水分を事前にお持ちいただくなどして熱中症対策を心がけてください。

口を染める

7月8日(日)くもり

最低気温15℃最高気温22℃
サル来苑時間8:30

最近のサル来苑状況
7日(土)8:30

雨が続きましたが、公苑周辺に目立った被害はありませんでした。地盤が緩んでいるので、今後も心配な面もありますが、とりあえずは一安心。

今日もサルたちは早い時間から公苑に来てくれました。

IMG_4354 (3)





「頬ぶくろ」
サルたちは頬に食べ物を一旦ためておくスペースがあり、それは“頬袋”と呼ばれます。口に入った後、左右のあごの下が膨れますが、この画像のサルは下あごにまでエサがたまって膨れています。

トエミ02というこの個体は、毛の抜け変わりが済んでいないので顔まわりの白い毛が、ヒトの高齢者のような特徴のようで、印象的にはお婆ちゃんに見えるかもしれませんが、現在16歳それほどお婆ちゃんではありません。顎も膨れていて、残った白い毛がふさふさと見え、顎髭を蓄えたおじいちゃんのようでもあります。

IMG_4379 (2)





「タンニン」
口の周りが少し黒くなっているトミコ05。サワグルミなどを食べると、含まれるタンニンが口周りを染めます。

公苑内にもサワグルミはありますが、非常に高く成長しています。20m程成長している大木の枝先に実が成っています。サワグルミを採って食べようとするサルは身軽な若者ばかり。体の大きいオスたちや高齢となったメスが木を登る姿はあまり見ません。サルたちにとっても高い位置にあるので危険に対する“成果”がサワグルミでは小さいのでしょう。

トミコ05など、サワグルミに興味があるが無茶をしないメスは、ひらひらと舞い落ちてきたサワグルミを拾って食べる程度です。

サワグルミはいわゆる“クルミ”とは違うものですが、時折サルたちが山から持ってくるクルミで“オニグルミ”というものがあります。一般的な菓子グルミよりも小振りのオニグルミは、非常に硬い殻に覆われており、硬い殻をようやく砕いても、得られる実はわずか。こちらもサルたちにとって“かみ砕く労力の割に、得られる成果がわずか過ぎる”のか、子ザルたちは一生懸命に殻を割ろうとかじりつきますが、大人たちは手に取って見てもすぐに手放してしまいます。




夏となりました。日差しが強くなり、暑い季節です。
駐車場〜野猿公苑の間の遊歩道や、公苑内は野外での行動が主となります。特に公苑内観察エリアは日差しを遮る屋根や木陰等が少ないので、紫外線対策には帽子や日傘などをお持ちいただくと良いでしょう。
管理棟内には飲料水がございますが、自動販売機や販売しているジュース類はございません。食べ物の持ち込みは出来ませんが、飲み物の持ち込みは可能です。水分を事前にお持ちいただくなどして熱中症対策を心がけてください。

雨が続く

7月6日(金)あめ時々くもり

最低気温14℃最高気温18℃
サル来苑時間8:40

最近のサル来苑時間
5日(木)8:30

台風の影響か、昨日5日は朝から一日中雨となりました。今日も雨模様の天気となりましたが、雨足は弱まって、降ったり止んだりを繰り返しています。
ここ最近のサルたちは安定した状態で、動きが読み易い。昨日なども、遠くのポイントに行ってしまう事が懸念される方向に帰っていったサルたち。サルを探しに山へ入る事も少なくなっていましたが、「今日はさすがに…」と一応山に入るも、自発的に公苑側に向かっていたサルたちと早い段階で合流できました。

IMG_1095





「続く雨」
昨日も今日も雨。そして、雨模様は来週月曜日まで続くようです。新たな台風も出来ているようでその影響も気になるところ。雨が多いと、地面が緩み、山の中では色々なトラブルの原因になりやすい。サルが一段落したのは良いですが、復旧作業の必要な災害にならないと良いのですが。
先日まで30℃近くの猛暑だったことを考えると、涼しくて過ごしやすくはあります。





夏となりました。日差しが強くなり、暑い季節です。
駐車場〜野猿公苑の間の遊歩道や、公苑内は野外での行動が主となります。特に公苑内観察エリアは日差しを遮る屋根や木陰等が少ないので、紫外線対策には帽子や日傘などをお持ちいただくと良いでしょう。
管理棟内には飲料水がございますが、自動販売機や販売しているジュース類はございません。食べ物の持ち込みは出来ませんが、飲み物の持ち込みは可能です。水分を事前にお持ちいただくなどして熱中症対策を心がけてください。

負担は大きい

7月4日(水)くもり

最低気温11℃最高気温23℃
サル来苑時間8:30

最近のサル来苑状況
2日(月)8:30〜17:00
3日(火)8:30〜17:00

梅雨が明けてから、焼けつくような日差しと蒸したような空気で、嫌な暑さがまとわりついていました。今日は雲が空を覆い、良い天気とは言えませんが、強い日差しを抑えてくれて空気も爽やかで、過ごしやすい日です。

サルの動きは、続いて安定。スタッフが山に入る前にサルたちの方で山から下りてくるパターンが増えました。フンに含まれていたヤマザクラの種も見えなくなり、他の食べ物でも「コレが旬で、コレを多く食べている」と見て取れるような顕著な様子がありません。
例年であれば7月の下旬ぐらいまでは初夏の食べ物探しのシーズンですが、やはり色々な旬が早かった今シーズンは、食べ物のシーズンも早く終わってしまったのかもしれません。

IMG_5115






「負担は大きい」
これは2015年の7月頃のシーン。画像はメスの一位トックリ00。二つの赤ちゃんを抱えています。一つは、自らが出産した実子。もう一つは他の個体の出産した子。トックリ00は二つの子を“我が子”として育てていました。

赤ちゃんが多い今シーズン。赤ちゃん同士がわらわらと遊んでいると、実に仲が良い。そんな様を見ていると、赤ちゃんたちが“双子”“三つ子”のようにも見えて、ニホンザルは一回の出産で複数頭出産するタイプと間違われる事もあります。

基本的に、ニホンザルの出産は一頭のメスが一頭の赤ちゃんを産みます。双子の赤ちゃんを出産するケースはごくごく稀ですし、三つ子以上の複数出産のケースは、知る限りでは確認されていない…と思います。

地獄谷野猿公苑54年の歴史でも双子出産は一例のみですし、他の野生下での出産例も記録上で数例しか聞いた事がありません。出産した翌年の出産はお休みし、翌々年出産する例が多い事からも、お母さんが一つの子を育てるという事はサルにとっても負担が大きい…という事でしょう。

ところが、飼育下では双子が育つ例があったり、双子の出産例自体若干高かったりするようで、野生下と飼育下の環境の違いがあれば、育つという事なのかもしれません。

本当の野生のニホンザルを常に観察する事も出来ないので、個体調査を常に出来る環境とそうでない環境ゆえに「そもそも野生下での生態の記録例が少ない・あるいは短期間の例しかない」「飼育下では環境上常にサルたちの状況を見れる・それだけ記録をとる事も多い」という違いもあるでしょう。

それでも、地獄谷の双子例は一度しかなく、その一例の結果も「片方が死んでしまった」という事を考えると、やはり「野生下では双子は育てられない。だからそもそも産まない」という事なのだと思います。

さて、本当の双子とは違いますが“双子もどき”の状態となったトックリ00ですが、この後双子もどきは問題なく育っていました…が、今年の冬くらいから実子の方を見ません。居ない事を感じてから、様子を見ていましたが、やはり群の中にはいない様です。

実子がメスで離群のケースが少ない事や、今年で3歳という“まだ家族の加護の必要な”年齢を考えると、離群という可能性はかなり低く、何かしらのアクシデントによって死んでしまった。と、とらえる方が自然でしょう。

そもそも双子は育てられない・育たないから産まないというのがニホンザルの生態で、メスたちはそれを理解している事はないでしょうが、本能的にそれを察し、出産のサイクルをもって発情し、一頭の赤ちゃんを産む体をしているのでしょう。



夏となりました。日差しが強くなり、暑い季節です。
駐車場〜野猿公苑の間の遊歩道や、公苑内は野外での行動が主となります。特に公苑内観察エリアは日差しを遮る屋根や木陰等が少ないので、紫外線対策には帽子や日傘などをお持ちいただくと良いでしょう。
管理棟内には飲料水がございますが、自動販売機や販売しているジュース類はございません。食べ物の持ち込みは出来ませんが、飲み物の持ち込みは可能です。水分を事前にお持ちいただくなどして熱中症対策を心がけてください。

梅雨も明け

7月1日(日)はれ

最低気温11℃最高気温27℃
サル来苑時間9:00

最近のサル来苑状況
6月30日8:30

つい2日前に梅雨明けが発表され、夏に突入。日差しがいっそう強くなり、とにかく暑い…そんな時期になりました。
梅雨入りも梅雨明けも早い。そして、今年は色々な旬が早い年でしたが、やはりサルたちのこの時期の食べ物の旬も早く終わってしまっているのでしょう。サルから公苑にやって来る事が多くなりましたし、山に探しに行っても動きが読み易く、早い段階で見つける事ができます。
朝に関して、開苑時間直後など早い時間ではサルたちが公苑に到着していない事なども考慮されますが、日中に山へ帰ってしまう可能性はかなり低い可能性ですので、朝に9時〜9時半くらいに公苑に来ると考えていただければ、心配は少ないと思います(それでも、Facebookを閲覧できる方は情報をこまめにチェックしていただく事をお薦めしますが)

IMG_4272





「夏」
上記の通り、気温もぐっと上がっており、暑い季節となりましたので、熱中症対策を忘れずに。
公苑内、公苑周辺や遊歩道では、食べ歩きはお止めいただいておりますが、飲み物は飲んでいただいて構いません。
公苑には自動販売機や飲み物の販売はしておりませんので、前もってお持ちいただくか、公苑展示室に飲料水はございますので、そちらで水分補給を行ってください。

なお、苑内でペットを待ちこむ際は、お手元で管理してください。「チョット撮影するのに邪魔になるから…」と、足元に置いておくと、活発に遊びまわる子ザルたちの遊び道具として持ちさられます。最初から“ペットボトルを目標にしている”訳ではなく、たまたま目に映ったから拾って行く…という感覚なのでヒト側が管理をしっかりしていれば問題はありません。逆にそのことを忘れてしまって、足元に置いたペットボトルが奪われるという事が続くと、その子ザルは“良くない事”を覚えるきっかけになります。

良くない事というのは、ヒトの荷物に必要以上に興味を待つようになったりした事から、たまたまヒトの食べ物を得る事を覚えたりし、ヒトを襲うようになる遠因にもなります。

しっかりと手に持っていれば、問題はございませんのでご注意を。



初夏となりました。日差しが強くなり、暑い季節です。
駐車場〜野猿公苑の間の遊歩道や、公苑内は野外での行動が主となります。特に公苑内観察エリアは日差しを遮る屋根や木陰等が少ないので、紫外線対策には帽子や日傘などをお持ちいただくと良いでしょう。
管理棟内には飲料水がございますが、自動販売機や販売しているジュース類はございません。食べ物の持ち込みは出来ませんが、飲み物の持ち込みは可能です。水分を事前にお持ちいただくなどして熱中症対策を心がけてください。

サルのお腹

6月29日(金)はれ

最低気温10℃最高気温25℃
サル来苑時間8:30

最近のサル来苑状況
28日(木)11:00

昨日28日は朝から強い雨が降り続けていました。朝から山へ入りますが、全く痕跡がありませんでした。山深く入っている…という様子ではなく、「そもそも、探している方向にサルは行っていない」という感じ。
一昨日の夕方、サルたちが山へ帰る際も、どこへ行こうかハッキリしない気配があったので、途中で方向転換した可能性があるかもしれない。
とは頭によぎるものの、山の中の音は雨音でかき消され、濃い霧が立ち込める中では「案外近くにいる」としても気配が掴めない状況。予想する「あの方向にいるんじゃないか」というポイントも、極端に言うと、「今北の山にいる、多分南の山にいる」という位置で、一度山を下りてから再び別の山を登らなくてはならないので時間がかかり過ぎてしまいます。

うーむ…と悩んでいると、公苑側から「サルが来た」という報告が。結局、予想通り探していた方向とは全く違ったポイントに行っていたようです。山歩きになれているとはいえ、雨の中ぬかるんだ足元で、険しい斜面などに行ったので、さすがに疲れました。それでも「サルが来た」という結果があると、それまで「どこをどう探そう」と悩んでいた重い足取りとは変わり、軽やかになります。

今日は早い時間から公苑にやって来ています。

IMG_4351





「サルのお腹」
我々日本人は、「おサルのお尻は真っ赤っか」「おサルのお顔は真っ赤っか」というフレーズを子供の頃、一度は耳にし、得る知識だと思います。こういった言葉から、イメージが定着して「サルの顔・尻は赤いもの」と思い込んでいる節があるようです。以前にもお話ししましたが、サルの顔は赤ちゃんや子供の頃はそれほど赤くありませんし、いわゆる“あおっちょろい”ような顔の個体もいます。

それと、おサルのお腹も「顔やお尻」のような印象的な特徴がありますが、それについて一般的に知る人はあまりいません。

画像のお腹はトエコ95♀という23歳のお婆ちゃん。おサルのお腹は青いのです。それと、“でべそ”が割といます。へその緒をかじって切るからと思っていますが。ヒトのでべそは、へその緒の切り方に関係はないようですが、ヒトに比べれば雑な切り方だから…じゃないのかな(笑)

冬場は凍てつく風からに背を向け、サル同士抱き合っているので目にする機会は少ないですが、暑い最中でくつろぐサルたちは、仰向けでごろ寝している者も多く、“サルのお腹”をじっくり見る機会があります。



初夏となりました。日差しが強くなり、暑い季節です。
駐車場〜野猿公苑の間の遊歩道や、公苑内は野外での行動が主となります。特に公苑内観察エリアは日差しを遮る屋根や木陰等が少ないので、紫外線対策には帽子や日傘などをお持ちいただくと良いでしょう。
管理棟内には飲料水がございますが、自動販売機や販売しているジュース類はございません。食べ物の持ち込みは出来ませんが、飲み物の持ち込みは可能です。水分を事前にお持ちいただくなどして熱中症対策を心がけてください。

見知らぬ顔

6月27日(水)くもり時々あめ

最低気温 最高気温
サル来苑状況8:30

最近のサル来苑状況
26日(火)9:30

もあっとした湿気を含むような暑さがあり、嫌な空気。蒸し暑い梅雨ならではといった気温です。
今日のサルたちは早い登場でした。

春〜秋のシーズンは、夕方5時前にサルたちにリンゴを与えます。リンゴはサルたちが野猿公苑で食べるエサの中で一番の好物ですから、それをもらうのを待つために5時までいるし、もらったら山へ帰る…という一日の“キリ”になるのですが、一昨日の夕方などはそのリンゴのエサが終わっても腰を据えてなかなか山に帰らない…という事がありました。

公苑のエサをあてにしている、という事はそれだけこのシーズンの食べ物が終わってきているいるのでしょう。例年であれば、もうしばらくの間、7月中旬頃まで食べ物を求める動きが顕著ですが、今年は3月の上旬から春のような暖かさで、山菜なども早く芽が出たりしていましたから、植物全般的に早めに成長してしまったのでしょう。

IMG_4348





「見知らぬ顔」
サルは“縄張り争い”をするものだ。というイメージがあります。しかし、そもそも“特定の住処”を持たないニホンザルは行動範囲はあるものの、テリトリー・縄張りというものはありません。一般的な「縄張りに入ってきた他のサルを懲らしめる」いうイメージのような、“境界線を越えて入ってきたものを排除する”という事はあまり起こりえない事だと思います。
ただし、無暗に群れの中に侵入しようとしたり、群のメスに攻撃を仕掛けるような事があれば、群の血気盛んなオスに追い払われる事になります。ですが、群の端数メートルの距離にやって来たからといって、すぐにトラブルにつながる訳ではないのです。

実際、私がこの公苑に勤めだした16年前に、公苑にやって来るグループは2つありましたが、群ごとに干渉するような距離に入り込まない限り、狭い敷地内を共有していても問題はありませんでしたし、かつては3つのグループが公苑に来ていた頃もあるそうです。

今日は見知らぬ顔のサルが数頭、10頭にも満たない小さなグループが公苑の160頭のサルがいる時間にやって来ました。上記のように“縄張り”がないとはいえ、不用意に近づき過ぎればトラブルになってしいますから、160頭のサルたちに“慣れていない”サルたちが近くまで来ることは珍しいです。

IMG_4350






「斥候」
群れの3♂。1♂も2♂も異変に気付かず(もしくは、とりたてて大したことでもないので気にかけもしていないのかもしれないが)見慣れないサルたちを偵察に来たのは彼だけでした。それでも様子を見ているだけ、今にも飛びかかるという気迫はありません。
群の強そうなオス、代表者的な者が来たのを察してか、小さなグループはトラブルにならない内にどこかへ去っていきました。

テリトリーをはっきり決めて、それを守るために抗争を繰り広げている…サルたちの社会もケースバイケースで、「日本全国、どこの地域でも絶対にない」とは言い切れませんが、今日のサルたちの様子からは、そういった姿はありませんでした。



初夏となりました。日差しが強くなり、暑い季節です。
駐車場〜野猿公苑の間の遊歩道や、公苑内は野外での行動が主となります。特に公苑内観察エリアは日差しを遮る屋根や木陰等が少ないので、紫外線対策には帽子や日傘などをお持ちいただくと良いでしょう。
管理棟内には飲料水がございますが、自動販売機や販売しているジュース類はございません。食べ物の持ち込みは出来ませんが、飲み物の持ち込みは可能です。水分を事前にお持ちいただくなどして熱中症対策を心がけてください。

顔の特徴

6月25日(月)はれ

最低気温12℃最高気温24℃
サル来苑時間9:30

最近のサル来苑状況
24日(日)9:25

昨日は予想通りの遠いポイントへ。しかし、それほど遠出したようではなく、早い段階でサルと合流。サルたちから進んで公苑側に向かっている様子。この調子ならしばらくは安定して、予想しやすい動きをしてくれそうです。

IMG_4285





「見分けがつくかな?」
我々スタッフはサルたちの顔を見分けがつきます。が、それは毎日サルの顔を見ているから。ふと訪れた一日の中で、パッと見ただけではなかなか見分けが難しいかもしれません。

サルたちの顔の特徴は、やはり人間と同じで家族ごとに特徴が表れます。このお母さんは「トワシチ05-12♀」といいます。トワシチという家系は大元の「トワシチ」から「トワシチ98」「トワシチ02」「トワシチ03」「トワシチ05」という姉妹がいて(数字はそれぞれ産まれた年数を意味しています)、それぞれそこから子どもたちが生まれています。

この「トワシチ05-12」もトワシチの系統の特徴がはっきりとしていますが、赤ちゃんの頃ではそれほど特徴は出ません。なので、私の目から見ても赤ちゃんの顔の見分けというのはかなり難しいものです。この赤ちゃんも、今の所は家系の特徴が出ていません。

産まれたその日から家系の特徴がはっきりと表れている赤ちゃんもいて、そういう赤ちゃんは「お母さんにそっくりだな」と思う時もあります。そういったサルを見つけるのも、面白いです。



初夏となりました。日差しが強くなり、暑い季節です。
駐車場〜野猿公苑の間の遊歩道や、公苑内は野外での行動が主となります。特に公苑内観察エリアは日差しを遮る屋根や木陰等が少ないので、紫外線対策には帽子や日傘などをお持ちいただくと良いでしょう。
管理棟内には飲料水がございますが、自動販売機や販売しているジュース類はございません。食べ物の持ち込みは出来ませんが、飲み物の持ち込みは可能です。水分を事前にお持ちいただくなどして熱中症対策を心がけてください。

生があれば…

6月22日(土)くもり時々小雨

最低気温11℃最高気温20℃
サル来苑時間8:45

最近のサル来苑状況
21日(木)8:30
22日(金)9:00

ここ数日のサルたちの動きは順調。3日続けて、近めの滞在ポイントに帰って行った事も関係しています。そろそろ、今日あたりに遠めのポイントに帰る事が予想され、明日は遅めになるのかな。
遠めのポイントのお目当てはヤマザクラの実ですが、3日続けてそちら側に帰らなかったという事は、あてになるほど実の生り方が良くないのでは…という気もします。


IMG_4276






「いつもと変わらぬ風景」
今日もいつもと変わらぬ風景。ですが、ここ数日チョットした出来事がありました。

先日、ぐったりとした赤ちゃんがいて、見るとすでに息をしていない様子でした。眠っているかのような姿は損傷もなく、原因はよくわかりませんでした。

今年は多く赤ちゃんが産まれる中で、初産のお母さんの子で「無事に育つかな…」と心配していた赤ちゃんがいました。案外、そういった赤ちゃんは何事もなく成長していました。

死んでしまった赤ちゃんは、お母さんも何度か出産経験もあり出産にこなれていましたし、産後問題なく過ごしていたので、少し意外でした。でも、何かのアクシデントでこういった事はいつでも起こり得る事です。

母親はしばらく大事そうに赤ちゃんを抱えていましたが、昨日の朝には手放していました。

ニホンザルは産んだ赤ちゃんが死ぬと、いつまでも持ち歩くケースがあります。時には一年近く持っていた事例もあるようです。こういった姿に“母の愛情の深さ”に例えられますが、それはあくまでヒト側の理想像ではないかと私は思います。

腐敗した赤ちゃんを持ち歩いていると他のサルたちも気味悪がっていたり、持ち歩いている本人も嫌そうな姿を見る限りでは、

“腐敗したもの”=“衛生的にも忌諱しなければならない”

という“本能的”な感覚の中で、やはり避けようとしている姿もあると思います。

“腐敗したものをすぐに手放す”
“いつまでも持ち歩く”

という両者では、生きている者たちの“先の生活”にとってどちらが良いかという事を考えると、後者の方がやはり良いのではないでしょうか。早く手放してしまったという事は、結果的には母親本人にも他のサルたちにとって良い事だと思います。

時には、死んでしまった赤ちゃんをすぐに手放す=愛情が薄い、ととらわれがちになるのは、少しかわいそうな気がします。




初夏となりました。日差しが強くなり、暑い季節です。
駐車場〜野猿公苑の間の遊歩道や、公苑内は野外での行動が主となります。特に公苑内観察エリアは日差しを遮る屋根や木陰等が少ないので、紫外線対策には帽子や日傘などをお持ちいただくと良いでしょう。
管理棟内には飲料水がございますが、自動販売機や販売しているジュース類はございません。食べ物の持ち込みは出来ませんが、飲み物の持ち込みは可能です。水分を事前にお持ちいただくなどして熱中症対策を心がけてください。
Profile

Archives
livedoor 天気
ギャラリー
  • 30℃をこえる暑さ
  • 30℃をこえる暑さ
  • さすが
  • さすが
  • 口を染める
  • 口を染める
  • 雨が続く
  • 負担は大きい
  • 梅雨も明け
  • サルのお腹
地獄谷野猿公苑

Facebookページも宣伝
Twitter プロフィール
地獄谷野猿公苑の公式アカウントです。ここは野生のサルを間近で観察できる施設です。カワイイおサルさんがあなたを待っています!是非お越しください。
  • ライブドアブログ