地獄谷野猿公苑 ふぃーるどのーと

お猿の温泉でお馴染み、長野県は地獄谷野猿公苑のニホンザルの生活や季節の動植物の話題など、毎日を猿と共にする公苑スタッフの日記です。

4月も半ば

4月14日(水) あめ後くもり

最低気温5℃ 最高気温16℃
サル来苑時間8:30

最近のサルたち公苑滞在状況
9日(金)8:30〜17:00
10日(土)8:30〜17:00
11日(日)8:30〜17:00
12日(月)8:30〜17:00
13日(火)8:30〜17:00

先週末は寒い日もありましたが、今週は春の暖かさが戻っています。

サルたちの様子は先週と引き続き…と言った雰囲気。

朝は8:30までに公苑にやって来る。順調。午後はそわそわと山へ動きたがる…誘導し、公苑に戻ってもらう→17:00までなんとか持ちこたえる。

というサイクルです。午後は相変わらず不安定な状態ですが、「最後のリンゴ」を始めた事により、徐々に「17:00まで居よう」という気持ちになってくれているように見えます。

ただ、「春の旬の物」を食べているのでお腹が満腹になっている様子もあり、リンゴの効果もどれだけ期待できるかもわからず、17:00を待たずに山へ帰ってしまう事もあるかもしれません。

夕方の遅い時間の来苑はいずれにしろ気を付けていただいた方が良いでしょう。

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「先行きは未だ見えず」
新型コロナウイルス感染者の数が、またも増加傾向となっています。

大阪では一日の感染者数が初の1000人越えをするなど、歯止めが利きません。

コロナ禍の騒動は、早一年を過ぎていますが、依然として先行きは不透明の状況が続きます。

4月の春休みが終わったとはいえ、公苑に来苑されるお客様の数は、例年よりもかなり少なくなっています。

本来であれば、あと2週間ほどでGWですが、コロナウイルス感染症が増え続けている現状、どれだけ期待のだろうか?というのが正直な気持ちです。

先行きが見えない不安がありますが、世界中のどの人も状況は一緒。

頑張って乗り切って、「あの時は大変だった」と笑い話にしたいですね。





植物こらむ
第131回
ノブドウ



ノブドウ(野葡萄)
ブドウ科
開花時期:7〜8月

名前の由来は、野に生えるブドウの意味とそのまま。ブドウと言っても食べられるようなおいしいものではないようです。葉は互生し、形はそれぞれ。

ノブドウの花は花っぽくない姿をしていることと、実の色がいろとりどりであることも特徴の一つと言えます(画像の物はまだ青いですが…)同じ茎から出ている同じ果実なのに青赤黄色、白からムラサキまでなぜ色がちがうのでしょうか?

1.ノブドウの実のほとんどが虫こぶであるから。
2.もともと色の変化に富む種類だから。

の2つの説があり、どちらが真に正解なのかよく分かっていないそうです。実際に検証した人の話によると、「中に種の入っている正常な実もあるし、虫が入って虫えい果になっているものも確認できた」とのこと。

生薬としては、茎葉を消化器官の炎症に使用するようです。また、本当の話なのか裏が取れていませんが、熊本県のある地域ではノブドウの紫色の実を玄関に飾り、赤痢の予防とする風習があったようです。古くから、人々の近くにあったという事がわかりますね。

遊歩道や管理棟前の階段の脇に多く生息しています。




慌ただしく…

4月8日(木)

最低気温1℃ 最高気温12℃
サル来苑時間8:30

最近のサル公苑滞在状況
5日(月)8:30〜16:00
6日(火)8:30〜17:00
7日(水)8:30〜17:00

近隣の学校も新学期がスタートです。

春休みが終わり、今週は来苑されるお客様もぐんと減りました。

先週は山ノ内町のとなり、中野市で桜が咲きましたが、今週は山ノ内でも桜が咲きました。早いペースで季節が巡っています。

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「サルたちの動きが変化」
8:30〜17:00の春夏営業になった4月。

1日2日は、ゆっくりと17:00まで公苑に滞在していたサルたちですが、徐々に動きが活発になっています。

山の中で、旬の食べ物を食しているのでしょう。撒いてあるエサも残している時があります。

公苑で与えている餌は大麦、大豆、りんごです。

大麦<大豆<りんごの順に好きです。

冬場は、サルたちが山で得られる食料は乏しく、大麦をベースに与えているだけで間に合っていましたが、そうはいかなくなってきました。

冬場のエサは一日3回。一日に3回大麦をあげていました。春〜秋は4回です。1回をリンゴにします。リンゴというご馳走をもらうために待つ。もらったら山へ帰る…という、区切りとします。

本来、この「リンゴの時間」も、4月の下旬位から始めます。ですが、春が早い分、今年は「リンゴの時間」のスタートを早める方がよいと判断し、6日よりサルたちにリンゴを与えています。

その効果か6日7日は17:00まで落ち着いて公苑に滞在してくれていました。

今のところ、朝の「サルたちの出勤」も8:30には公苑に到着し、順調ですが、遅刻するケースも出てくるかもしれません。

引き続き、サルたちの春の動きにご注意を。



植物こらむ
第130回
オトコエシ

オトコエシ 2



オトコエシ(男郎花)
オミナエシ科
開花時期:8〜10月

名前の由来は、葉や茎が大きく、オミナエシ(女郎花)に比べて力強い印象であることを男性的なことに例えたことから。

オミナエシの花は黄色。オトコエシの花は白く、パッと見はシャクのような花です。シャクとの違いは、オトコエシの花は横から見ると逆三角形(花全体の姿が弧を帯びておらず、上辺が揃っている)であることです。葉っぱは、地上近くで対生しています。

生薬にも使われており、「敗醤草(はいしょうそう)」と呼ばれています。これは、花瓶に生けておくと醤油の腐ったニオイがしてくることから、なのだそうです。醤油の腐ったニオイ...ちょっと想像できないので今シーズンは実際にやってみたいと思います。

夏から秋にかけて、遊歩道でご覧いただけます。
山ノ内町でも桜が満開に近くなってきました。国道292号線沿いの桜並木は見ごろを迎えています。上林温泉街の桜並木は、もう少しかかりそうですが、毎年綺麗な花を見せてくれます。今年は是非、感染対策をしっかりとしてお出かけください。







お互いの「良い」場所

4月4日 日曜日

最低気温7℃ 最高気温13℃
サル来苑時間8:30

最近のサル公苑滞在状況
2日(金)8:30〜17:00
3日(土)8:30〜17:00

1日より営業時間が8:30〜17:00となりました。

朝に関しては、冬の間もずっとおおよそ8:30前には公苑に来てくれていたので、それほど心配はありませんでしたが、夕方に関しては17:00まで公苑にいてくれるか正直不安なところはありました。

4月に入って突然に「17:00まで滞在する」コントロールではなく、3月下旬頃から徐々に「16:00より長めに滞在してもらう」コントロールをしていましたが、16:30まで持たず、時には16:00まで待たせるのがギリギリになる事もありました。

さあ今日から17:00までだ。どこまで持たせられるかな?と構えていましたが、私の心配とは裏腹に今のところ17:00まで落ち着いてくれています。

私の思いが通じたのだ…という事では、もちろんありません。今週に入り、暖かさも増し、「公苑にいるのが過ごしやすい状況」となったのではないでしょうか。

公苑全体に日が当たるようになり、各々十分にスペースをとって日向ぼっこが出来る。

限られた日当たりしかない状況では、場所の取り合いのようないざこざもあり、それも陽の入る角度によって移動せざるを得ない時もあったでしょう。

これまでよりも、「より滞在しやすい」気になっているのかな。

リラックスしてゴロゴロと転がって眠る姿が多く、子供たちの遊びも長続きせず、少し遊んだら「休憩」とばかりに母親のお腹へ帰り、一緒にスヤスヤと眠る。

春眠暁を覚えず…の言葉通り、のんびりとした空気と過ごしやすい気候に眠気も誘い

「うーん、あとちょっと…」

と、動きたくないモードになっているのかもしれません。これからしばらくも17:00までゆっくりしてくれると良いのですが…。

いずれにしろ、これから春が進むと、春の食べ物が広い範囲で旬を迎えるにつれて、サルたちもそちらへそちらへ向かう傾向となります。

動向に注意は必要です。

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「どちらも心地の良い場所でありたいもの」
水戸黄門で有名な徳川光圀公は政治の理想を語る際にこんな言葉を残したと伝わる。

「政治は男色のようでなく、女色のようにしなければならない」

当時の文化の中で、男性同士の愛の営みを理解していたと思われる一文でもあり、男色とはそういう事をさしている。反対に女色とは、女性との愛の営みを指している。

男同士の愛の営みはどちらかは快楽かもしれないがどちらかは痛みを生じる。

しかし男女の愛の営みはお互いが快楽である。

つまりは、政治とは為政者も民もお互いが「良い」と思えるものを目指さなければならない。

かなり赤裸々に語られている一文だけれど、それだけに「なるほど」と納得する部分もあり、「もっとも」と私は思ってしまいます。

男同士の云々・男女の云々についての話はナイーブなこの時代、私に悪意が無くとも揶揄や差別と誤解を与える危険性があるので、あまり触れないようにしたい。が、この言葉の本質は教訓としたい。

公苑でサルたちと接する中で、やはり思うのは「ヒトもサルも良いと思える場でありたい」という事です。

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「距離をとるのはサルたちの為でもある」
公苑はあくまでサルたちの日常を観察していただく場所であり、サルたちはヒトのペットでないことは勿論、友達でもありません。

サルをわざと怒らせて、ハラハラドキドキ。そんな光景が面白いから、もう一度やってみよう。そんな場面に出くわす事もあります。

ヒトは誰しも「怒る」という感情を持ったことが有るはずです。

あなたが「怒る」という感情を持った時、あなたは楽しいだろうか?うれしいのでしょうか?

違いますよね?

怒るというのは「いやな気持になった」から「怒る」のではないでしょうか。

どんなに相手を気遣っても相手が怒ってしまう事もある。それは仕方がない事だけれど、明らかに相手が「怒っている」のが分かっているのに同じことをしようとする。

相手が動物で、こちらはヒトで。ヒトの方が「より深く考えられる」分、それに気づいて思いやって欲しい。そう願うばかりです。

距離をとってあげてください。触らないであげてください。…というルールは、当然ヒトが安全に観察する為にという意味です。

そして、安全に観察するという事は「相手(サル)を怒らせない」事であり、怒らせないという事は「相手を嫌な気持ちにさせない」という事でもあります。

ルールはヒトの為でもあり、サルたちが公苑で「気分よく過ごす」為のものでもあるのです。

綺麗でふさふさとした毛並み。カワイイ子ザル。触ってみたい。気持ちは分かります。

しかし、見ず知らずの人にいきなり触られて、気分が良いでしょうか?

電車の中で、目の前の女性が、とてもとてもかわいくて、魅力的で。その気分のままに触る。触った事で欲求を満す。だからやるんだ。こうまであからさまに言うと、「卑劣な」と思われるでしょう。

端的な話なのですが、根本は一緒だと私は考えています。チカン行為と変わらぬことをしているかもしれない…そう思い、とどまって欲しい。

触られた側はびっくりするでしょう、怖いでしょう、悲しいでしょう。嫌な気持ちです。だから「怒る」のです。

「どちらかが楽しい」ではなく、「どちらも楽しい」

ルールはその為にあり、それを守る事で、どちらもより「良い」場所になっていく…

それを目指したいですね。






植物こらむ
第129回
カラスノエンドウ


カラスノエンドウ(烏野豌豆)
マメ科
開花時期:3〜5月頃

名前の由来は、種子が熟すと真っ黒になるとこが烏を連想させたことから。名前の読みはカラス ノエンドウ。カラスのエンドウではなく、カラスのように黒いのに生える豌豆という事です。

別名を、ヤハズノエンドウ(矢筈野豌豆)と言い、葉っぱの先に小さなくぼみがあり、それが矢筈(矢の末端の弓の弦を受ける部分)に似ていることから、名前がついたようです。

花はピンクで、マメ科の特徴である蝶形花(ちょうけいか)です。
これもマメ科の特徴の一つらしいのですが、根に根粒菌(こんりゅうきん)というバクテリアの一種を寄生させているそうです。この根粒菌は、空気中や土中の窒素を植物が利用可能な形に変換する、という力を持っており、マメ科の植物はこの根粒菌と共存する事により、生育に必要な窒素を得ています。(これを窒素固定と言います)
興味深いのは、この窒素固定を人工的に行う場合、500℃1000気圧という高温高圧の環境下でのみ生成できるということ。自然界の偉大さを感じますね。

逆に言うと、細菌の力を再現してしまうヒトの研究もすごいですが。


町中でも見かける事の多い植物です。今丁度花が咲いていますので、是非探してみてください。

春夏営業スタート

4月1日はれ

最低気温3℃ 最高気温15℃
サル来苑時間8:30

最近のサル公苑滞在状況
3月24日(水)9:00〜16:00
  25日(木)9:00〜16:00
  26日(金)9:00〜16:00
  27日(土)9:00〜16:00
  28日(日)9:00〜16:00
  29日(月)9:00〜16:00
  30日(火)9:00〜16:00
  31日(水)9:00〜16:00

今週に入り、山ノ内町のとなり、中野市ではヒガンザクラが満開。ソメイヨシノも開花が始まっていて、いよいよ春本番。

中野市で3月中に桜が咲くのは、覚えがないですね。ヒガンザクラでも4月10日くらい、ソメイヨシノは4月20日くらい。そんなイメージなので、10日くらい早く桜の訪れが来たように感じます。

暖かさも増し、日によっては「暑い」くらいの日もあります。各地でも20℃を越える地域もあり、「夏日」も観測されています。公苑内では食べ物を食べたり持ち込んだりはお断りしておりますが、飲み物に関しては問題ございません。

マスクの着用もあるので、熱中症にならないよう水分補給は積極的に行ってください。(…というお報せをするシーズンになって来たんですね)


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「本日より春夏営業」
4月です。新年度のスタートです。

進学・就職・転勤等、新たな環境でスタートを切る方も多いでしょう。

公苑は、今日から春夏営業の営業時間となり8:30開苑の17:00閉苑となります。

公苑は、「山で生活するサルたちに公苑に来てもらう事で、訪れたヒトに観察していただく」場所となります。

サルたちは、ヒトが定めた「時間」という感覚を理解している訳ではないので、私たちの都合とは関係なしに動いてしまう事があります。

朝に関してはここ最近8:30には公苑に来てくれていますが、夕方に関しては17:00を待たずに山へ帰ってしまう事態が予測されます。

もちろん我々は17:00まで引き留める努力はしますが、サルたちの都合もありますので「今日から17:00まで頑張ろう」と言っても、理解してはくれません。

午後の来苑に関しては、早め早めの行動を心がけていただいて、しばらくは「16:00には入苑できるよう」準備を整えていただければと思います。

ご理解の程、よろしくお願い致します。



植物こらむ
第128回
アキカラマツ



アキカラマツ(秋落葉松)
キンポウゲ科
開花時期:7〜10月ごろ

花のボサボサとした感じと葉のわらわらとした感じが印象的なこちらの植物。
道端でも見かけることが多いので、見たことのある人は多いのではないでしょうか。

名前の由来は、目立つおしべがカラマツの葉を連想させることと、秋に花を咲かせることから。(カラマツの葉をググっていただくと、一箇所から多数の葉が輪生する部分がそっくりであることがわかると思います。)

全体的にカラマツソウに似ていますが、カラマツソウの花は白。ぱっと見はタンポポの綿毛のように目立つ花です。アキカラマツの花は黄色みを帯びているので区別ができます。

キンポウゲ科の植物の殆どがそうであるように、本種も有毒植物です。全草に毒を持っています。が、 少量を主に腹痛薬として使用されてきた歴史があるようです。長野県高遠町で数百年の間特に利用されていたようで、そのことから別名を高遠草(タカトオグサ)ともいうようです。

遊歩道に多く生息しています。花が咲いていなくとも、葉っぱが可愛らしいので、ぜひ探してみてくださいね



生を愛せ

3月23日(火)はれ

最低気温0℃ 最高気温7℃
サル来苑時間9:00

最近のサル公苑滞在状況
18日(木)9:00〜16:00
19日(金)9:00〜16:00
20日(土)9:00〜16:00
21日(日)9:00〜16:00
22日(月)9:00〜16:00


彼岸も過ぎ、県内の学校の卒業式も終わり、いよいよ季節的にも春となってきました。

今月2日に雪が降って以降、地獄谷では雪は降らず、積もっていた雪もほぼ消えてしまいました。

10℃を越える事も珍しくなくなり、逆に氷点下に下がる事は少なくなってきました。

予報等で、「雪」の予報が無い限りは、冬の装備は必要なさそうです。朝方の冷え込みや、冷たい風が吹く事もありますので、ナイロンジャケットやスプリングコートがあるとよいでしょう。

21日(日)の午前中は暖かく、16℃まで気温が上がっていました。半そでシャツの方も多く、中には半そでハーフパンツというお客様もいらっしゃいました。

天気のいい日は、私も上は長袖シャツ・長袖作業着シャツ・シェルジャケット、下も作業着ズボンという恰好でいます。

積もっていた雪が消えてしまったので、根となる雪がない状況です。

これから先雪が降ったとしても、「降った後に晴れればすぐに溶ける」程度でしょう。しかし、「雪が降る事」と「数十センチレベルになる事もある」事は忘れずに、来苑される際は天気予報をチェックして準備を整えてください。


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「存命の喜び、日々に楽しまざらむや」
人間だれしも死ぬのが嫌ならば、だからこそ今ある命を愛するべきなのだ。

命ながえる喜びを、毎日大切に楽しまなくてはいけない。

愚かな人間はこの楽しみを知らず、物欲に振り回されてあくせくしている。

命という宝を忘れ、快楽や金銭という別の宝ばかり追い求めていては、いつまでたっても心満たされることはない。

誰もが生きる喜びを楽しもうとしないのは、死を恐れないからだ。

いや、死を恐れないからではなく、人間はいつも死と隣り合わせに生きているという自覚がないからなのだ。

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「生を愛せ」
突然どうした?…とお思いの方もいらっしゃるかもしれませんね(笑)

上記は吉田兼好「徒然草」の現代語訳の一部を抜粋したものです。

今シーズンは暖かい冬だった…としても、自然界に生きる野生の動物たちにとっては過酷なシーズンです。

寒さと餓えに、命を落とす動物もいます。

何気なく遊ぶ子供ザルたちも、死と隣り合わせの冬を懸命に乗り越えてきました。

子ザルたちの姿が生き生きと楽しそうに見えるのは、ただ単純に見た目の「かわいさ」だけでないように思います。

懸命に生き、懸命に楽しんでいるからヒトの目を釘付けにする力があるのではないかと、徒然草の一文を思いながら感じます。

日々、死の近きことをわするること、なかれ。





植物こらむ
第127回
クサイチゴ


クサイチゴ(草苺)
バラ科
開花時期:3~4月
結実:5~6月ごろ

大きな白い花が特徴的な野いちごの仲間。
別名を早生イチゴ(わせいちご)・鍋イチゴともいい、早生イチゴはキイチゴの中では果実のできる時期が速いこと、鍋イチゴは果実を割ってみると鍋のように中心が空洞になっていることが由来のようです。

特徴は、直径4cmほどの大きな花、花びらは5枚で、葉っぱは互生(交互につく)、奇数羽状複葉(葉が茎に対して左右に羽のように付いていて、茎の先端が3つ出の葉であるもの)。
ちなみに、直径4cmは卓球の球と同じ大きさなので、白いピンポン玉を思い浮かべていただけるとわかりやすいと思います。)

また、キイチゴの仲間の特徴のひとつに「集合果」というものがあります。

集合果とは、ふつう、果実はひとつの花からひとつ実るものが、分離めしべ(ひとつの花に多数のめしべがあること)を持つ花の場合、その多数にあるめしべが寄り集まってひとつの果実をつくり、その総称を指します。その中でも、クワの実やクサイチゴのようなキイチゴ状果と、甘くて美味しい食用いちごのイチゴ状果に区分されます。よくよく思い返して見ると、確かに両方つぶつぶしているけれどちょっとなり方が違いますよね。

今が旬のいちご。食べる機会も多いと思いますので、なんとなく「これは集合果なんだなぁ」と思い出していただければ嬉しいです。

過ごしやすい日が続く

3月17日(水)くもり後はれ

最低気温3℃最高気温6℃
サル来苑時間9:00

最近のサル公苑滞在状況

6日(土)9:00〜16:00
7日(日)9:00〜16:00
8日(月)9:00〜16:00
9日(火)9:20〜16:00
10日(水)9:00〜16:00
11日(木)9:00〜16:00
12日(金)9:00〜16:00
13日(土)9:00〜16:00
14日(日)9:00〜16:00
15日(月)9:00〜16:00
16日(火)9:00〜16:00


三寒四温…よりは二寒五温か一寒六温くらいの勢い。暖かい日が続きます。

雪の気配はなくなってしまい、積もった雪も僅か。

生粋の雪国産まれ雪国育ちなので「3月は冬」というイメージですが、既に冬の終わりを感じるこの頃です。

上林温泉公苑駐車場のエリアから公苑までの遊歩道(2)の道のりは、雪がほとんど消えました。お越しの際の履物は、スニーカー等でも問題なくなってきました。が、ぬかみるが残る箇所もあり、泥が跳ねて靴やズボンのすそを汚しますので、汚れてもいい足元の装備がよいでしょう。

やはり長靴だとよいかなと思います。*寒さが無くなってきたので、インナーの入っている冬用の長靴は必要ないでしょう。

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「過ごしやすい」
サルたちの動きも12月〜2月の動きとは変わり、夕方山へ帰る方向も変わってきています。

朝も、これまで「サルたちの方から山から公苑に下りてきてくれる」ものが、スタッフがサルたちを迎えに行く場面も増えています。

暖かくなり、随分と過ごしやすくなりました。

ですが、公苑は杉林の中。暖かくなるにつれ、スギ花粉の量も増えています。

私は花粉症ではない(と思いこんでいるタイプ)ので、症状はない(と思いこんでいる)のですが、花粉症の症状が酷いヒトにはつらいシーズンかもしれません。

「サルは花粉症にならないの?」と質問をいただきます。

野猿公苑のサルたちは野生のサルたちですから、診察を受けることはないので「花粉症です」という診断を受けないので、はっきりとした事は言えません。

しかし、ニホンザルが「花粉症にかかる」と言われていますので、可能性は十分あるでしょう。

実際、春のこの時期に目をこすったりくしゃみをしたり鼻水を出したりする姿を見るので、「花粉症かな?」と思わしき症状のサルたちも見ます。

もちろん、花粉症でなくともチョットした風邪をひいたり、これまで雪だらけだったのが雪が溶けて砂埃が舞いやすくなっているので目に入ったりするので、鼻水を出したりくしゃみをしたり目をこする事もあるので、断言は出来ませんが…。





植物こらむ
第126回
メドハギ

メドハギ2


メドハギ(蓍萩)
マメ科
開花時期:8〜10月

名前の由来は、ハギの仲間で、蓍(めどぎ)という占いの一種(占筮)にメドハギの茎を使用していたことから。のちにメドハギではなく竹製のものを使うようになったことから、その竹製の棒を筮竹(ぜいちく)と呼ぶようになったそうです。

マメ科の植物と聞いて筆者が想像するのは、小さな丸い葉をつけ、ひょろひょろっとした茎を伸ばした背の低いものだったので、メドハギを見かけてから一年近く名前がわかりませんでした。まさかマメ科だったなんて…。

特徴としては、高さ60僉1mほどにもなり木質化する傾向にあること。花は白地の旗弁(きべん→蝶形花で上方にある一枚の花びらのこと)に紅紫色の斑点がある。葉は尺のような形です。
*蝶形花(ちょうけいか)とは、左右対称で蝶に似た形の花。マメ科の大部分の植物の花がコレなのだそう。

有料駐車場から公苑までの河原沿いに生息しています。9月ごろには花を咲かせているので目につきやすいと思います。


啓蟄

3月5日(金)くもり

最低気温3℃最高気温6℃
サル来苑時間9:00

最近のサル公苑滞在状況
1日(月)9:00〜16:00
2日(火)9:00〜16:00
3日(水)9:00〜16:00
4日(木)9:00〜16:00

2日は全国的に荒れた天気となり、寒の戻りで雪模様の地域も多かったと聞きます。

地獄谷周辺エリアは強い風が吹いた後、雨となり、雪となりました。積雪は20冂。公苑周辺が白く染まり、雪景色になったと思ったのも束の間。

3日4日と晴れ、気温も上がり、雪は一気に溶けてしまいました。

これまでよりも、一段と暖かさも増したように感じます。

今日は24節気で「啓蟄」。啓蟄は、「冬眠していた虫たちが地中から出てくる」の意ですが、まさにその通りといった状況です。
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「子らは常に楽しそう」
じゃれ合う子供たち。非常に楽しそうです。

雪も消え、過ごしやすいので、大人たちは寝転んだり毛づくろいをしてのんびりと過ごし、子供たちは元気いっぱいに遊びまわるといった様子。

公苑内の木々の芽生えも進んでいるので、時折低い木の枝を折って齧りつきます。

子供たちは、遊びながら折ってきた枝を食べたり、その枝を遊び道具として追いかけて取り合ったりと、動きが目まぐるしく変わります。

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「あとちょっと」
過酷なシーズンですが、多くの子らが乗り切りました。彼らももうすぐ1歳。

体の大きさは産まれた頃より一回り大きくなった程度ですが、面影はもう「赤ちゃん」ではなくなりました。

新たな赤ちゃんたちが、あと1カ月ちょっとで産まれます。

お兄ちゃんお姉ちゃんとして、新しい赤ちゃんたちとの絡みが楽しみです。

公苑に時折訪れるカモシカも昨年の6月頃出産していました。ニホンザルに比べ、カモシカの子供が1歳になる確率は50%と言われます。

カモシカの子も無事成長し、春を迎えられそうです。

コロナウイルスの一日の感染者数は1月に比べ減り、緊急事態宣言も解除の地域が出ました。が、首都圏は慎重に検討し、緊急事態宣言の期間を当初の3月7日から2週間程延期という結果になりました。

依然として先行きが見えませんが、厳しく過酷な季節を乗り越えたサルたちを見習い、頑張っていきたいですね。

植物こらむ
第125回
マツヨイグサ

マツヨイグサ 2


メマツヨイグサ(雌待宵草)
アカバナ科
開花時期:5〜11月(夕方〜朝にかけて)


河原などによく生える、夜の初めごろに咲く面白い花。原産国はチリやアルゼンチンで日本には江戸末期に渡来したようです。

名前の通り、宵を待って咲き朝方になると花を閉じる性質持っています。花を閉じると赤っぽく変色し萎んでしまうため一度しか咲きません。
朝方、といっても10時ごろまで咲いているものもあったので気分屋なのかもしれませんが…


特徴は、茎が直立し、30僉1mほどにもなること。葉は細長く、鋸歯と言えるほどでもないが少し角張っている部分もあります。花は黄色で4つの花弁が少し重なり合って咲きます。マツヨイグサとの違いは葉の鋸歯と背の高さにあり、マツヨイグサの方が鋸歯が目立ち背丈が僅かに小さいようです。また、月見草と呼ばれる花が白色のものもあります。


多くの花が日中に花を咲かせる中、なぜ夜を待って花を咲かせるものがいるのでしょうか?調べてみると、花粉を運ぶ昆虫との関係にあるようです。熱帯地域では、夜行性の昆虫が、暑く行動しにくい日中に活動する昼行性のものよりも多くなる傾向にあり、そこため花粉を運んでくれる虫が多くなる夜に花を咲かせる植物が多いのだそうです。また、夜であるので植物は昆虫に対して花の色でアピールが出来ないため、代わりに香りを発してアピールをするのだそう。マツヨイグサもおそらくそうなのでしょう。


上林の駐車場付近、有料駐車場から公苑までの河原沿いに多く生息しています。午前中の早い時間帯でしたらご覧頂けるかと思います。

三寒四温

2月28日(日)

最低気温-5℃ 最高気温7℃
サル来苑時間9:00

サル公苑滞在状況
22日(月)9:00〜16:00
23日(火)9:00〜16:00
24日(水)9:00〜16:00
25日(木)9:00〜16:00
26日(金)9:00〜16:00
27日(土)9:00〜16:00

今週は雪の降る場面もあり、冷え込みの厳しい日もありましたが、それ以上に暖かい日が多く、降った雪はあっという間に消え、12月から積もっていた雪もどんどんと溶けてしまっています。

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「陽の当たり難い場所も芽吹き」
太陽の位置が上がっているので、陽の当たる場所も多くなってきました。これまで陽の当たらなかった箇所も、春の芽吹きが見えます。
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「芽吹きを食べる」
サルたちも木の芽を食べ、春モードが近づいています。

寒い日と、暖かい日の繰り返し。そして、徐々に暖かい日が増えていく。三寒四温の雰囲気です。

2月にこの状況は早いでしょうね。温暖化で色々季節感が早くなってしまっています。

サルたちが春でのびのびして過ごしやすそうな姿をうれしく思う反面、この気象変化がどういう影響を自然界にもたらすか…心配でもあります。

雪はどんどん消えていますが、「無くなった」訳ではありません。遊歩道上は、杉林なので陽が入りにくく、完全に消えるにはまだ時間が掛かります。

「暖かいだろう」だけではなく「寒いかもしれない」も踏まえつつ、装備・準備をお願い致します。



植物こらむ
第124回
ナワシロイチゴ

ナワシロイチゴ2

ナワシロイチゴ(苗代苺)
バラ科
開花時期5~6月

名前の由来は、苗代(田植えまでの間、稲の苗を育てるための田のこと。ここではその苗を育てている頃のことを指す)のころに花がつくことから。イチゴの由来は、日本書紀に記されている「イチビコ」が語源とされています。

一見、つぼみが膨らんだような姿ですがこれが開花状態です。少し分かりずらいのですが、膨らんでいるように見えるピンクのものが花びら、花の真ん中から伸びる白いものが柱頭です。花びらが落ちると雄しべがふわっと開き受粉が終わると星のような萼が閉じてゆきます。

画像の2枚目、花が落ち全体的に赤くなっていますが、おそらく結実前の姿だと思います。実は花の中心を覆うように付き、付き方によっては赤い目のトンボのようにも見え、ユニークな姿です。ヘビイチゴの仲間(似ているだけ?)でもあるのでヘビイチゴ類のような果実にもなります。

どこで撮影したのか朧気ですが、街中でも時たまに見る植物です。観察の際には、茎のトゲにお気をつけください。

春の気配

2月21日(日)はれ

最低気温3℃ 最高気温10℃
サル来苑時間9:00

17日(水)9:00〜16:00
18日(木)9:00〜16:00
19日(金)9:00〜16:00
20日(土)9:00〜16:00

大雪警報も出ていましたが、17日の朝に15cm〜20冂の積雪となり、「大雪」という程にはなりませんでした。

その雪も週末の晴天によりどんどん溶けています。

ここ最近、「木の芽」を目指しているせいか、公苑の西側に動いていたサルたち。昨日の夕方は北側に向かって行きました。

公苑内にいる時も「芽を食べていてあまりお腹を空かしていな」感はある物の、芽を求めて早めに動く事も少なくなっています。

太陽の位置がかなり高くなっているので、公苑に面した斜面等も陽が良く辺り木の芽が出ているのでしょう。

西側も「食べつくした」訳ではないのでしょうけれど、「新しい旬」を目指して動きが変わってきているのかもしれません。

公苑近くに旬が訪れていると、動きが安定してよいのですが、高い所へ高い所へと旬が移り行くと、コントロールが更に難しくなっていきます。

IMG_9283




「トエミさんの一年」
群の中で長老の部類に入るトエミさん。

昨シーズンのサルたちの出産は4月24日〜6月27日で、その最後の6月27日に出産したお母さんでもあります。

今、多くの毛で覆われ、その毛足も長い状態のサルたちですが、その毛は5月くらいから毛替わりしてすっきりとした短い毛並みになります。

出産期もその換毛期と重なります。産後に赤ちゃんが「掴みやすいように」なのでしょう。出産するお母さんたちは、他のサルたちよりもワンテンポ遅れて毛が生え替わります。

トエミお母さんは、昨シーズンで一番最後の出産。なので、毛の生え替わりも随分遅かった為、長い毛足の冬毛で大きく見える他のサルたちよりも一回り小さく見えていました。

以前にもブログでお伝えしたかもしれませんが、トエミさんの子供も産まれるタイミングが遅かった事と、そもそも成長が遅いタイプである事で、周りの子供たちよりも小さい身体をしていました。

トエミさんは遅ればせながらも、毛足は長くなり、見た目的には他のお母さんと変わらないくらいになってきました。

トエミさんの子も、まだ他の子よりもチョット小さいですが、無事に育っています。

毛は長くなってきたものの、老化による「痩せ」は所々でてきています。

頑張って生きて、産んで、育てて。大変だったでしょうね。

まだ冬は終わっていませんが、後半に差し掛かっています。

あともう少し頑張って、過ごしやすい季節を親子で団らんしてもらいたいですね。





植物こらむ
第123回
ミズナラ


ミズナラ2


ミズナラ(水樽)
ブナ科

どんぐりやカブトムシの木でお馴染みのミズナラ。ミズナラ・クヌギ・コナラ…聞いたことはあるけれど葉っぱを見てどれかは分からない、なんて方も多いのではないでしょうか。

どんぐりの特徴はというと、ミズナラは卵円形をしていて焦げ茶色、帽子部分がおわん型で短い突起が多いこと。コナラは帽子部分がベレー帽のような、すぐに取れてしまうほど浅くついているもの、と言われています。

画像の、果実のような少し赤くなっているもの。発見時には果実かと思っていたのですが、実は虫コブなのだそうです。「ナラメリンゴフシ」と言って、主にナラ類に寄生し、虫こぶがリンゴのように赤くなることからこう呼ばれるようになったとか。秋から冬にナラメリンゴタマバチがミズナラの芽に卵を産みつけ、生まれた幼虫は化学物質を出して虫コブを成長させて、内側を食べながら成長するようです。

ミズナラの名前の由来は、材が水分を多く含み容易に燃えにくいナラ、という意味から。ナラの由来は諸説ありますが、ほかの木が落葉した後も葉が枝に残って風が吹くとその葉が鳴る(ナル)ことから、という説があります。葉がコナラ(小楢)よりも大きいことから、別名をオオナラとも呼ぶそうです。

材としては家具に使われる他、ウイスキーの樽にも使われるようで、日本では国産ミズナラ(ジャパニーズオーク)の樽を使って仕込まれているものもあるそうです。良い香りと褐色がかった澄んだ色に仕上がるそうです。

遊歩道の脇や有料駐車場からの道にも多く生息しています。



寒の戻り

2月16日(火)

最低気温-1℃ 最高気温0℃
サル来苑時間9:00

最近のサルたち公苑滞在状況
8日(月)9:00〜16:00
9日(火)9:00〜16:00
10日(水)9:00〜16:00
11日(木)9:00〜16:00
12日(金)9:00〜16:00
13日(土)9:00〜16:00
14日(日)9:00〜16:00
15日(月)9:00〜16:00

木の芽を求めて移動する雰囲気は今週も続き、8日(月)9日(火)も午後の早い時間から山へ帰ろうとする動きになったようです。

9日と10日と雪が降り、9日は10僂砲覆蕕覆つ、10日は20冂の積雪となりました。

寒さも戻り、カロリー消費も多くなっているのでしょうか。木の芽を食べている様子は変わりませんが、かなり「お腹を空かしている」のかエサの食いつきが良くなったように感じます。撒いたエサも完食し、動きが安定しています。

10日の午後には晴れてきて、11日〜13日と天気が良くなり気温も上昇しているので、9日10日で積もった雪はほとんどなくなってしまったので、「暖かくなった」事により、また動きが変わるかもしれません。

朝の遅刻、夕方の早退を意識していただき、来苑のご計画を立ててください。
IMG_9215





「混み合った連休」
11日が祝日という事もあり、連休だった方も多かったのでしょうか。11日〜14日は来苑されるお客様も多く、かなり混雑していました。

今シーズンは閑散とした冬となっていましたが、久方ぶりの賑わい。やはりうれしいですね。

まだまだコロナウイルスの収束は見えませんが、一日も早くこの混乱が解消し、マスクなしで自由に観察できる状況が戻って欲しいなと感じました。

来週の23日も祝日という事もあり、連休で混み合う可能性もございます。

マスク着用と手指消毒などを基本とした感染症対策の徹底にご協力いただき、楽しく観察してください。




植物こらむ
第122回
ハツユキカズラ



ハツユキカズラ(初雪葛)
キョウチクトウ科
開花時期:5月中旬〜6月中旬ごろ


別名を斑入り定家葛ともいい、テイカカズラの園芸種でもあります。草丈は10~3cmと低く、蔓を地面にはわせて広がり、グランドカバーなどにも使われているようです。

新芽の葉はピンク色で、徐々に白や緑へと変化してゆきます。ひとつの植物で様々な彩りを楽しむことが出来るため、ハンギング(バスケットなどで植物を育てる際に壁や天井から吊るす方式。屋上庭園のことも指すらしい)によく使用されるようです。ただ、繁殖力が非常に強いため、剪定や手入れをこまめに行う必要があるのだとか。

名前の由来は、葉っぱが徐々に白へと変化する様子が初雪が積もる様子を連想させることから。白から緑へと変化していく様子も趣深い姿です。(画像のものは葉が常緑です。ホンモノの雪が積もっています)

管理棟前の通路にせり出している杉の幹に巻きついています。冬でも常緑ですが、こまめに剪定をすることで新芽が生え、花や葉の変わりようを楽しむことが出来るようです。次の花の時期が終わったら剪定してみようかと思います。

余談ですが…葛(カズラ)というものはつる草の総称ですが、古くは髪の毛をつる草で結んだり巻き付けて飾り付けをすることを鬘(かずら)と言い、髪飾りに使うつる草もカズラと呼んだことが語源とされています。また、ウィッグの「かつら」は鬘が転嫁したもの、日本髪の髷(まげ)も起源は同じであるそうです。
植物と「かつら」なんて関係がないと思っていましたが、言葉が近いものには同じような意味があるのですね。なかなか面白い。
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