地獄谷野猿公苑 ふぃーるどのーと

お猿の温泉でお馴染み、長野県は地獄谷野猿公苑のニホンザルの生活や季節の動植物の話題など、毎日を猿と共にする公苑スタッフの日記です。

土砂降り

、最高気温2℃。
朝、一時は雪に変わったが、その後はまた雨。雨は一日中降り続き、時に激しく土砂降りになった。折角の日曜日が台無しだ。
このまま春になってしまうことは無いだろうが‥
大雪が降れば降ったで大変なのだが、もうすこし冬のサルたちを楽しみたい。

自然治癒力

曇り、最低気温0℃、最高気温0℃。
一日中ほとんど気温が動かない、なんとなく肌寒いようでもあり、寒くないようでもある、パッとしない天気。

野猿公苑は動物園ではない。サルたちが弱っていても、怪我をしていても、保護したり、治療したりはしない。なるがままにしている。
昨年12月6日、交尾期も終わる頃、群れの第2位のオスが顔にに大怪我をして現れた。ハナレザルとでも争ったのだろうか。頬から口にかけてパックリと割れて、口を開かなくても歯が見える。餌を食べても傷口からポロポロとこぼれる。人間ならば一大事だ、すぐに手術をしなければならない。
あれから2ヶ月足らず、大きく裂けていた傷口は徐々にくっ付いて、ほぼ完治しつつある。なんと優れた自然治癒力だろう。手術をして縫ったわけでもないのに綺麗にくっ付いている。
自然治癒

融雪進む

晴れ、最低気温−3度、最高気温5℃。
今日も天気が良く、気温が上がり暖かい。雪がどんどん溶けて、南向きの斜面はまだらに地表が見えている。気候が一ヶ月ほどずれているような感じだ。平年の3月下旬頃の景色だ。2月半ば例年だとまだまだ積雪も多く、雪の降る日も続くはずだが…

子連れオス

曇り、最低気温−1℃、最高気温4℃。

子連れオスこの時期、オスザルが昨年生まれた子ザルを連れているのが目に付く。まるでメスザルのように子ザルを背に乗せて歩いていたり、腹に抱いて座っていたりする。
ニホンザルの家族は母親と子供と兄弟と言う関係だ。父親と子供と言う関係はない。オスザルは自分の血を分けた子ザルがどれかわからない。子ザルにとっては、生んだ母親だけが親だ。
しかし、群れの主だったオスたちはそれぞれ子ザルを連れている。子ザルにはそれぞれ母親がいるにもかかわらず。数多くいる子ザルの中から何を基準に連れ歩く子ザルを決めているのかは分からない。
傍目に見れば小さな子ザルの面倒を良く見ているようにも見える。しかし、よく観察していると、寒さをしのぐためにカイロ代わりに抱いているようなふしも見受けられる。子ザルが嫌がっているのに強引に抱き寄せていることがある。
子ザルにとっては強いオスの傍にいれば何かにつけ守ってもらえて安心していられるのは確かだ。

今度はフィンランド

曇りのち雪
降れば雨だろうと思っていたが、お昼頃から雪が降り出した。気温1℃、湿った雪でびしょ濡れになってしまう。カメラマンと取材に訪れた人たちは喜んでいる。

フィンランドから取材フィンランド国営放送の取材が入る。失礼ながらフィンランドに関する知識はあまり無い。毎回、冬季オリンピックでクロスカントリー、ジャンプなどフィンランド選手の活躍が記憶にある。森と湖の国、サウナの国と言ったイメージか。話を聞くとフィンランドには標高の高い山が無く、長野のような山岳地帯は見たことが無いのだとか。ほ〜、なるほど、想像していたイメージと違う。日本と同じく若者のスキー離れが進んでいてスキー場も衰退しつつあるとか。
そういえば、カーレースのWRCやF1のドライバーを多く輩出してますね。コンピューターのリナックスもそうか。海外からの人と話すといろいろと興味深い話が出てきます。そうそう、トーベ・ヤンソンのムーミンもフィンランドでした。レポーターのおじさんがムーミンのような体型でした。

フィンランドの取材に続いてオーストラリアから旅行ジャーナリストたちの取材。いずれもおあつらえ向きの雪に大喜び、予定時間をオーバーしての取材になった。

本日発売のカメラ雑誌「デジタルカメラマガジン」3月号に1月20日に取材した、地獄谷のサルたちを撮影し続けている写真家、松成由起子さんの記事が掲載されています。同誌の「ふぉとカフェ」というサイトでは取材の内容が動画でご覧いただけます。
地獄谷でサルたちを撮影する時の注意点や裏技も紹介されていて参考になると思います。野猿公苑のスタッフもおまけで登場してます。

雪が降る

、最低気温−3℃、最高気温−1℃。
断続的に雪が降る。それほど気温は低くないのだが、昨日まで暖かい日が続いていたため、真冬に戻ったような感がある。一日中、気温はほとんど変動しなかった。

そしてまた2頭

、最低気温0℃、最高気温3℃。
昨夜からの雨が一日中降り続く。

トアミまた、年老いたメスザルの姿が見えなくなった。今度は一度に2頭、「トアミ」と「トケイ」。共に1979年生まれ、人間ならば80歳過ぎと言ったところだろうか。連れ立って姿を消したわけではないだろうが、同じ日に現れなくなった。

「トアミ」は以前からずいぶん弱っていて、毎日のほとんどを風呂に入ってすごしていた。とても春までもたないだろうと思っていた。
「トケイ」は以前、群れの中でも強い立場にいたのだが、強かった母親が死んでからは妹が優勢になり、その後は群れの中心部から離れていることが多くなっていた。
冬の始めごろは老いたとはいえ、すぐ駄目になりそうでもなかったのだが、最近になって急に衰弱していた。

先日いなくなった「トマノ」同様、昨年秋の実りが少なかったのと、12月、1月の大雪で思うように餌が食べられなかった影響がここに来て一気に体力を奪ったのだろう。急に暖かくなったり、寒くなったり、季節の変わり目は人間でもとかく体調を崩しがちだ。年老いたサルには耐えられなかったようだ。

雪害

曇り一時晴れ、最低気温2℃、最高気温5℃。
今日は朝から暖かく、最低気温が氷点下にならなかった。最高気温も5℃まで上がり、4月上旬の気候だろうか。暖かさにつられたのかミソサザイが囀りだした。

ここ数日の暖かい気候で一気に雪が解けた影響で後楽館の脇で小規模な土砂崩れが起きた。当局の検証の結果、さらに被害が広がる恐れがあるとのこと。急きょ、週末に運行中のミニバスは当面の間、運行中止になりました。

大雪が降るばかりが雪害ではない。降り積もった大量の雪も時期が来れば溶ける。大雪が溶ければ当然、溶けた水の量も多い。急激に雪解けが進めば雪崩、土砂崩れ、水害をもたらす可能性がある。何事も急激な変化は歓迎しかねる。

地獄谷では12月、1月に降った大雪も、その後はあまり雪の日が続かず、さらにこのところの暖かな気候で随分少なくなった。例年のこの次期よりも少ないくらいでは無いだろうか。

竹節春枝さんの葬儀

晴れのち曇り、最低気温−3℃、最高気温5℃。
今日も気温が上がり暖かい、雪がどんどん腐る。冬のニホンザル、スノーモンキーを撮影に訪れている外国人カメラマンたちは諦め顔だ。

午後には雲が空を覆い、今にも雨が降り出しそうな天気に。夕方になると雨が降り出した。

後楽館のおばあちゃん、竹節春枝さんの葬儀がしめやかに執り行われ、大勢の人に見送られた。

雪崩の危険

晴れ、最低気温−12℃、最高気温1℃。
放射冷却が効いて朝の気温が−12℃と厳しい冷え込みになった。サルたちは冷え切った谷底に下りてくるのが嫌で、朝日のあたっている斜面からなかなか降りて来ない。
日中は雲一つ無い快晴、気温も上がり暖かくなった。こんな良い天気だとサルたちは温泉よりも日向で日光浴する方が多い。

上流で雪崩があった模様、雪で川がせき止められたのだろう、急に川の水量が減った。鉄砲水になる恐れもあるので、河原でサルたちを撮影している外国人カメラマンたちに川から離れるよう警告し様子を見守る。
しばらくして川の水がにごり、徐々に水量を増し、平常に戻った。もう心配なさそうだ。
急激な気温の上昇による雪解けは雪崩を引き起こす。大雪が降った直後の表層雪崩も困るが、雪解けによる全層雪崩は土砂を伴い、木をなぎ倒し、大規模になることもある。これからの時期は注意が必要だ。川の側にいて、急に水量が変化したら、直ぐに避難したほうが良い。
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