地獄谷野猿公苑 ふぃーるどのーと

お猿の温泉でお馴染み、長野県は地獄谷野猿公苑のニホンザルの生活や季節の動植物の話題など、毎日を猿と共にする公苑スタッフの日記です。

ベビーラッシュ

晴れ、最低気温8℃、最高気温25℃。

トグラ93今日は2頭の子ザルが生まれた、これまでで5頭が群れの仲間に加わったことになる。

出産後数時間足らず、母親の毛に付いた血の後がそれを物語っている。
出産時の後処理、胎盤は母ザルが食べてしまうのが通常だ。20cm程の臍の緒が子ザルから下がっている。

出産直後は母親も子供も疲れている。他のサルたちから少し離れて、静かに木陰で休んでいる。しばらくすれば何事も無かったかのように行動する、大したものだ。










トアミ97もう一方、既に干からび始めているがこちらも臍の緒が付いている。1日、2日で完全に乾燥すれば自然に臍から取れる。

今日は気温がぐんぐん上がり、25℃を越えて夏日となった。

小満

晴れ、最低気温6℃、最高気温20℃。

二十四節気のひとつ小満、「万物盈満(えいまん)すれば草木枝葉繁る」頃とされている。正にその通り、最後に芽吹くケヤキの枝先が萌え始め、山々はそれぞれ微妙に違う緑でパッチワークのようになっている。
サルたちも出産シーズン、山は生命力に満ちている。

トライチ003日目先日19日に子供を産んだメスザルは生後3日にしてもう子供を手放している。子ザルはまだしっかりと立つことも出来ないのに…
初めて子供を産んだ若い母親だからね、小姑の小言が聞こえてきそうである。
自分は一生懸命草を食べている。それでもほっぽってあるわけではない、ちゃんと手の届く範囲でのことだ。

親子喧嘩

曇りのち雨

朝、サルたちが公苑に現れたときには既に事は終わっていたので詳細はわからない。
2頭のメスザルの顔が血だらけになっている。2頭は親子、母親と娘である。
3月に起きた一連のメス同士の抗争の原因になっていたメバコとその長女である。
どうやら、早朝から盛大な親子喧嘩を繰り広げていたらしい。

3月の騒動が一応決着し、群れの中での地位が決まって落ち着きかけていたと思ったのだが‥
今度は親子でその地位を争ったのだろうか。

双方傷だらけで痛み分けといったところだろうか。満身創痍、お互いに距離をとって傷ついた体を休めている。
双方に加勢していたのか、様子を見ているのか、トラヨと第2位のオスが側にいる。メバコ一族の親族は少ない。誰かが加勢すれば勢力は大きく変わる。

左、メバコ 右、娘
メバコメバコ長女

3頭目

曇り一時雨

トライチ00やっと今年3頭目の子ザルが生まれた。可愛い子ザルの姿を見たくて待っている人も多い。

この母ザルは6歳、初めて子供を生んだ。はたして、上手に育てることが出来るか。

今日も

曇り、最低気温8℃、最高気温14℃。

今日もサルたちは遠足。公苑に現れたのは10:00すぎ。もうしばらくの間、朝は遅くなりそうだ。

サルの遠足

晴れのち曇り、最低気温4℃、最高気温18℃。

ヤマザクラが散り、ヤマブキが咲き始める。木々の芽吹きと共にサルたちの移動範囲が拡大する。芽吹いたばかりの軟らかい新芽や草を求めて足を伸ばす。
ここ数日、サルたちが公苑に来る時間が遅くなった。それでも秋の木の実を求めている時ほどに新芽には執着しないので少し遅くなるくらいで済む。

公苑に来てからも餌の大麦をあまり食べない。新鮮な新芽の方が良いと見える。
おかげでサルの糞は軟らかい緑色の草をすり潰したような状態、まことに始末が悪い。

北信濃の春はあっと言う間に通り過ぎてしまう。すぐに緑濃い、初夏を迎える。草や木の芽が繁茂し、硬くなってしまえば、サルたちもわざわざ遠出してまで食べに行くものでもない。活発に動き回る時期は長くは無い。

モモンガ

晴れ、最低気温3℃、最高気温13℃。

気温が低く寒いくらいだった。朝日を浴びた木々の芽吹きが美しい。動物写真家、福田氏らと春のサルたちを撮影に早朝から山に入った。この時期のサルたちは柔らかく新鮮な新芽や草を食べるために朝から活発に活動している。

サルたちが公苑に向かい移動するのを追いながらの撮影だ。もうすぐ公苑に着くところまで来た時、サルたちが異常に寄り集まっている。近寄ると悲鳴を上げて我々を取り囲み威嚇し始めた。何事かと戸惑っていると、目の前のスギの木に動くものが。
モモンガだサルたちはこいつを見つけて興奮していたのだ。
サルたちは以前のムササビのときと同様、空を飛ぶこの小さな動物が気に入らないらしい。しばらくして興奮も収まり始めたと思ったら、違うモモンガが今度は2匹飛んで来た。又サルたちは大騒ぎ、興奮は収まりそうにない。

ずいぶん時間がかかったが少しずつサルたちは公苑に向かい、その場から居なくなった。木の上ではモモンガが動いている。先にサルたちに見付かったのは子供で、後から飛んできたのが親ともう1匹の子供のようだ。
恥ずかしながら、長年地獄谷に居るがモモンガを始めて見た。痕跡などはあるので居るとは思っていたが…。もっとも、夜行性なのでそうそうお目にかかれるものでもない。
体の割りに大きな目がかわいい。リスのようだが尻尾が平べったい。やがて木から木へ飛び移って分からなくなった。春の珍事だった。

モモンガ

タラの芽

のち曇り、最低気温12℃、最高気温14℃。

タラの芽タラの芽
タラノキ、ウコギ科の落葉低木樹の新芽で山菜の横綱である。タラノキには鋭い棘があり採集はたいへんだ。

そろそろ頃合だと思い、採集するための道具を持って芽生をつけていた場所へ行ったら、時既に遅く誰かに採られた後だった。一昨日はまだ少し早そうだったので採らずに待っていたのに…
それにしても、手の届かない高い枝を折ってまで採られている。この場所を知っているのだから地元民に違いない。自然の恵み、山菜を採集するにもルールがある。根こそぎ採ったり、樹を傷めてまで採るのは反則だ。

タラの芽天ぷらそれでもいくつかは採れたので天ぷらにしていただく。

サルはタラの芽はあまり好んで食べない。樹に棘があり嫌なのか、それとも嗜好に合わないのか。確かになまで食べると灰汁が強く苦い。調理することの出来る人ならでは食べられるものなのか。

春の恵み

晴れのち曇り、最低気温11℃、最高気温23℃。

春の訪れは草食動物たちに新鮮な食べ物をもたらす。人間も同様に春の恵みにあやかれる。イラクサ、コゴミ、タラの芽、etc‥

イラクサイラクサ(ミヤマイラクサ)

林の日陰に多く生える。葉はシソの葉に似ているが茎と葉の裏に刺がある。刺さると水泡状に腫れ、痛い。名前の由来である。採集には手袋が必要だ。
太古の昔、この植物の繊維で布を作っていたらしい。
アカソと間違える人も多い。アカソの葉は艶があり切れ込みが違うし刺も無い。
毎年、サルを見に来たのも忘れて採って帰る人が居る。

癖がなく、天ぷら、煮物、和え物、炒め物、漬物、なんにしても食べられ、歯ざわりが良く旨い。調理の際には一度熱湯に通すと刺は苦にならなくなる。

サルたちも好んで食べる。強力な刺もサルたちには苦にならないらしい。素手で掴んでも平気だし、口の周りや舌も痛くないみたいだ。

イラクサ炒め今日はベーコンと共に炒めていただく。
毎年、これを食べると春になったの実感する。

真夏のよう

晴れ、最低気温11℃、最高気温26℃。

気温がぐんぐん上がり、最高気温は26℃に達した。春を通り越して真夏になってしまったようだ。ジッとしていても暑い、露出した肌があっと言う間に日に焼けた。
地獄谷は真夏でも30℃を越える日は少ないのに‥。つい先日まで朝の気温は氷点下になっていたのに‥。体調がおかしくなりそうだ。

もうピークをすぎたと思っていた志賀高原の雪解けが、この暑さで一気に進んだようだ。川の水が濁流となってまた台風並みに増えた。

生後4週間生後4週間、この母ザルも子ザルが歩き出すのを許している。母親の周りを歩き回ったり、跳ねたり、活発になった。でも、子ザルの行動範囲はまだ母親から1mほど、いざとなればすぐに連れ戻せる距離だ。当の子ザルも少し離れると母親を振り返り、一目散に駆け戻る。
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