2005年の仕事もあと数時間で終わろうとしている午後3:00過ぎ、最後の最後にハプニングが起こった。サルたちがなにやら警戒音を発している。季節ごとに訪れるプロカメラマンが雪の急斜面を落ちるように降りてくるイノシシの親子を見つけた。谷底まで降りたイノシシ親子だが深い雪とサルと人の気配に右往左往。パニックに陥った母イノシシ(たぶん)は土手を駆け上がり、苑内の通路をすごい勢いで逃走。
親イノシシ正に猪突猛進。








ガラス戸事務所のガラス戸に体当たり、ガラスが割れた。中でストーブに当たっていたお客さん数人はさぞ驚いたことだろう。イノシシの突進してくる通路に人が居なかったのが幸いだった。母イノシシは事務所の前を通り抜け、雪を掻き分けて森の中に逃走した。








子イノシシ土手を乗り越えられずに母親の後を追えなかった子イノシシ(たぶん2歳ぐらい)は慌てふためいてもと来た急斜面方向に走り出した。雪が深く子供の大きさではすっぽり埋まってしまう。必死にもがきながら雪を書き分け斜面を登って行く。どうにか斜面を登り森の中に姿を消した。

数年前までは長野県北部にイノシシはいなかった。近年の暖冬小雪のためか生息域を広げ、近年は目撃、捕獲が増えている。地獄谷でもイノシシの生息の痕跡は確認していたが目前に現れたのは初めてだ。今後もこんなことが起こる可能性は十分だ。
一年の締めくくりに大騒ぎであった。