1月29日(金)雪のち雨

最低気温-3℃最高気温-1℃
サル来苑時間9:00〜16:00

朝方大粒の雪がふっていましたが、10時頃から雨に変わりました。
そのまま止むことなく午後も雨降りは続いています。


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トックリ92♀(一番左のサル)とトックリ00(左から3番目)の姉妹とその家族。
トックリというのは彼女たちの母親の名前、92・00というのはそれぞれの生まれた年です。(92=1992年生まれ=24歳)(00=2000年生まれ=16歳)
地獄谷のサルたちには、それぞれが名前がありますが、その名は「どの家系のサルか」「何年生まれか」が分かるように、このように暗号のようなモノになっています。

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苑内の注意書き看板が新しくなり、温泉のあるエリアにも設置しました。

サルたちは、この公苑を生活の一つの場所として訪れます。
この場所に「自分とは違う生き物がいるのだけれど、どうも攻撃を仕掛けてくることもないようだし、自分たちを襲うような敵ではないようだから、自分たちの生活を続けていればいいだろう」という感覚で、公苑の場所を共有してくれています。

しかし、サルにとってはそれだけにすぎません。

ペットのように、あるいは友達のようにこちらが思っていても、サルはそうは思っていません。近すぎたり、触られたりすれば怒って反撃します。

人同士であっても(私は男ですが)例えば初めて見る魅力的な女性が目の前に現れて、仲良くなりたいから、さわってみたいから、さわってみる。

それで女性は喜ぶでしょうか?

驚くでしょう。怖い思いをするでしょう。怒るでしょう。
気の強い女性ならビンタの一つも反撃し、気持ち的には少しは晴れる人もいるでしょう。それを出来ない女性はどうでしょう。

魅力的な体にさわれたと思って、喜んでいるのはさわった本人だけです。

相手の気持ちを考えず、一方的な思いでさわってしまうのは痴漢行為と変わりありません。
近付き過ぎてしまう事も同じです。
自分が知らない人、面識もない人に、突然こんな事をしたら相手は驚くだろうな…
そう想像して、その距離感で観察してください。




苑内、遊歩道共に積雪になっています。多くの方が行き交うので、踏み固まりすべりやすくなります。足元の装備は、スノーブーツや冬用の長靴など冬道に適したモノにしてください。
革靴、ヒールの高い靴ではすべりやすく、転倒しケガをされる危険性があります。ましてやサンダルは論外です。お止めください。


公苑〜駐車場の遊歩道は日が落ちると、暗く危険です。
15:30頃には入苑ができ、16:00頃には帰り準備が整えられるようにお願い致します。
閉苑時間まで観察される場合は懐中電灯やヘッドライト等をご準備ください