10月10日(火)晴れ

最低気温12℃最高気温18℃
サル来苑時間10:20

最近のサル来苑状況
9日(月)…不在

昨日、私はお休みをいただいており、公苑の様子を詳しく知らないのですが、どうやらサルたちは公苑に来てくれなかったようです。スタッフが山の中を探しても、一日中手がかりがなかったという事です。目星をつけてサルのいそうなポイントを探しますが、なかなか痕跡を見つけることができませんでした。
時折、かすかにサルたちのケンカの声のようなものが聞こえますが、かすかに聞こえる程度なので、公苑のサルかどうかの判別がつきませんでした。険しい斜面を下り、声の近くに寄ってみても空振りだったりで、「どうも、今日もサルが見つかるのか…」と思っていた頃に、サルの方から公苑にやって来たという報告が入りました。
公苑のサルたちが来た方向と聞こえていた声の位置からして、声の主はどうやら公苑と関係のない小さな規模のグループだったようです。

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「上目遣い」
トエイチ98‐07♀。顎を引き、目線を上目に使うのが特徴なサル。一度この特徴を覚えると、すぐにこの個体の判別が容易になるほどインパクトがあります。
1♂トマム95が先週まで気にかけていたメス。トエイチ98‐07♀が動くたびに1♂も後をつけ、1♂を頼りにしているその他大勢のメスや子供たちが1♂の後を追いかけ、トエイチ98‐07♀の動きが群れの動きの「きっかけ」になるような存在となっていました。今日になると、1♂はトエイチ98‐07♀を追いかけるのをやめたようで、トエイチ98‐07♀だけでポツン座っているという状況となっていました。
確たる順位があり、その中に権威があるように思われがちなサルたちの世界において、トエイチ98‐07♀のような「ボスに目をかけられたメス」は良い、「その後、目をかけられなくなってしまった転落」は悲惨…というイメージがあるかもしれませんが、特に物悲しい事はありません。むしろ、トエイチ98‐07♀は1♂の後ろについてくる、自分より上位のメスに対し苦手意識があるようで、1♂から距離を置く事がしばしばありました。1♂がついてこなくなり、気楽になったのではないでしょうか。

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「頭上注意」
こんな格好で木の上で座り、眠るサル。サルはトイレという物を覚えられない動物で、フンやおしっこは「もよおした」ときにその場で無造作に行います。木の下を通る時は、サルの落とし物にも気を付けてください。


陽の落ちるのが随分早くなりました。遊歩道は灯りになるようなものがない、杉林の中を歩きます。陽が射しこまなくなれば足元が見えなくなるほどの暗闇の世界となります。夕方に来苑をご計画の方は、5時の閉苑時には帰る準備が整うように時間を調整し、ペンライトやヘッドライトの準備をしてお越しください。


秋のシーズンとなりました。秋は山の食べ物が多くなることや、サルたちの発情期となる事で、サルたちの動きが活発化するシーズンとなります。山の実り方や発情状況によってその年の動き方にバラつきがありますが、例年このシーズンはサルたちが公苑にやってくる時間や山へ帰る時間が不安定となります。ブログやFacebook等参考の上、来苑予定をご計画ください。
地獄谷野猿公苑のサルたちは野生の動物であり、サルにはサルの山で生きていく上での都合があります。絶対的なコントロールの出来ない生き物であることを前提に、だからこそ何物にも縛られない自由な生き生きとした姿を観察できるという事への楽しみをお持ちただけるよう、施設の特性へのご理解ご協力をお願いいたします。


地獄谷野猿公苑には給水器はございますが、販売機等ございません。ジュース、お茶などの飲み物はご持参ください。苑内での食べ歩きは禁止させていただいておりますが、ペットボトルや水筒を飲んで水分補給していただく事は問題ありません。こまめに水分をとって熱中症対策を心がけてください。その際にペットボトル等を置いて離れてしまうと子ザルの遊び道具にされてしまいますので、手元から離さないで持ち歩きましょう。

遊歩道〜公苑内は野外での行動が主です。急な雨を避けるような建物は少ないので、天気予報をチェックし雨具等必要な場合は準備ください。
アウトドアレジャーに適した天候に合った装備が必要です。雪のないシーズンでもサンダル・スリッパでの来苑
は適しておりません。おやめください。