12月16日(土)はれ時々くもり

最低気温‐6℃最高気温0℃
サル来苑時間9:00

深夜に雪が降り、今朝は20冂の積雪となりました。くるぶしくらい。新雪の中歩くと、ローカットシューズなどでは雪が靴の中に入ってしまうでしょう。雪は降り続けましたが、朝からの積雪量はあまり変わっていません。

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「定位置」
トミコ05♀と一族。温泉に良く入るトミコ。寒さ厳しいシーズンになり、温まる為に温泉に入る姿をよく見るようになりました。画像右隣はトミコの子。幼い頃からトミコに連れられ温泉に入っているので『温泉の入り方』をわきまえており、温泉に入る姿も『様になった』入り方。
このように、温泉に入る個体の子供が母親に連れられて温泉に入り、温泉に慣れる事で、子供が長じて大人になってから温泉を利用する…という系譜があり、『温泉に入らない』家系のサルが、大人になって突然温泉に入るということは、ほとんどありません。

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「濡れた後」
湯から上がり、濡れた毛のサルを見ると「湯冷めして風邪ひいちゃんじゃないだろうか?」と、疑問を持たれる方が多いと思います。
ヒトが温泉に入った時、温泉の熱を体が吸収します。熱が体に籠り続ければオーバーヒートして死んでしまいます。なので、熱代謝が行われます。ヒトの場合、『汗』を出し、熱を逃がしています。皆さんの体から『汗』の出る場所はどこでしょう?体中くまなく、つまりは全身です。
実は、この『体全体で熱を逃がす』器官のある生き物というのは珍しかったりします。熱を逃がす器官が体全体ですから、熱を逃がす事が得意で持久性に優れています。逆に、熱を逃がしやいその構造は『冷えやすい』構造でもあります。
温泉に入る→汗を欠く→熱が逃げる→温泉から出る…という行動をされる際、浴槽から出た皆さんの体から汗は流れ続けてはいませんか?外気が冷える状況になっても汗が出続ける、熱を逃がす。だから余計に冷えてしまうというのがいわゆる『湯冷め』の現象です。
他の動物は根本的にヒトほどの熱代謝器官はありませんので『熱を逃がし過ぎて冷えすぎてしまう』という事が少なく、『湯冷め』はヒトがするもので、他の動物はしないのです。
また、サルたちの毛は肌の外側、毛先の方で水分を弾いていますし、空気が乾燥していて毛が案外乾きやすかったりします。サルたちはヒトが思う程、冷えていないのです。とはいえ、まったく寒くないという事も、やはりないと思います。ある程度の『湯から上がった後の寒さ』は覚悟しているでしょう。


冬のシーズンとなりました。現状、地獄谷周辺はあまり積雪はありません。しかし、凍結し滑りやすい箇所が出来るようになりましたので、滑りにくい履物をご用意ください。地獄谷野猿公苑は野生のニホンザルを観察する場所です。野外での行動が主となりますので、アウトドアレジャーに適した服装・履物をご準備ください。革靴、ヒールの高い靴はもちろん、サンダルやスリッパなどは絶対におやめください。

夕暮れ時、陽が落ちるのが早くなりました。17:00となれば真っ暗で足元すら見えなくなってしまいます。
冬のシーズンは16:00まで営業しておりますが、遊歩道は時間がかかり灯りのない道である事をご考慮いただき、16:00には帰り支度が出来るよう、時間に余裕を持ったご計画をお立てください。
また、夕方にお越しの場合はペンライトやヘッドライトなどお持ちいただけると安全です。