4月21日(土)はれ

最低気温6℃最高気温19℃
サル来苑時間8:30

今日の朝も順調に公苑に来てくれたサルたち。…ですが、昨日も午後の早い時間に山に帰ってしまったようです。朝や午前中は落ち着いていて、午後になると動きが不安定になる。そんな傾向が続いています。

IMG_3269





「頼りになるのは…」
オスの1トマム95が、冬の頃から落ち着きがない。公苑にやって来ても苑内で姿を見ません。
山の食べ物が出てきているシーズンですが、秋のシーズンよりずっとおいしいものは少なく、公苑で与えるエサにも十分関心を持っているサルばかり。
ですが、トマム95はそのエサすらあまり興味のないそぶり。常にお腹は膨れているようで、公苑のエサにも関心はなく、スタッフの誘導の効き目が薄い。

その他のサルたちは、公苑でのエサに興味があり、ある程度のスタッフの誘導でコントロールできるのですが、トマム95が動くと、オスの2トアミ00が不安がってその後を追い、群れの中心部がそれを追い…という展開が続いています。
オスの2トアミ00やその他の上位トックリ00♀等の様子を見る限り、山の中の食べ物が充実過ぎて「公苑のエサに興味がない」という風ではなさそうですが。

冬のシーズンからずっと、トマム95の動き方を見ると得体の知れない動きばかり。
「山の中の生活が重要で山に帰ってしまう」それは仕方のない事ですが…。何が原因なのでしょう。

そんな様子に群れのサルたちも、オスの2トアミ00をあてにしている感じもありましたが、この所のトアミ00は頼られる事に不安を感じているのか、トマム95の後を追って動いてしまいます。頼りになるのはどのサルか?
サルたちの中でも私の中でも気になるところ。

IMG_9680





「お尻の話」
先日シッポのお話しをしましたが、今回はお尻のお話し。およそ、ニホンザルというものを見慣れた事がない人が、「なんだあれ?」と思うのがお尻についた「なんかゴツゴツしたもの」ではないでしょうか。
実際、僕自身子供の頃ニホンザルを見た時に「なにあれ?」と気になりましたし、大人になって、この公苑のスタッフにとして働き始めた頃も、分かっていても「やっぱりなんだあれ?」と思ったものです。

ニホンザルのお尻についた「ゴツゴツしたもの」。これは“シリダコ”といいます。タコ…つまり胼胝。マメとも言いますし、専門用語ではベンチ。皮膚の一部が固くなったアレです。
ヒトの場合は野球などをするとバッドを握った手のひら等にできますが、サルの場合は産まれた時から先天的にこのシリダコはあります。

木の上で安定をとる役割や、座る時に直接地面にお尻を付けない為にあると考えられています。いわば「座布団」です。

サルたちのお尻はこのシリダコが特徴的ですが、お尻の骨格もヒトと違い特徴的です。

無題






「ヒトのお尻の図?」
絵心なくて伝わり辛いかもしれませんが(笑)
ヒトの場合、お尻の骨は図のように角ばってとがったようになっています。イスなどに座った際にその角張った部位が ▽ の形で座った場所と接触し、固い地面に座ろうとすると痛くて座っていられなかったり、イスなどでも長時間座っているしびれたりします。

P4210728P4210727






「ニホンザルのお尻の骨格」
こちらがサルのお尻の骨。お尻の部位は平らになっていて、この上にシリダコができています。
固い地面に座ってても平気だったり、長時間腰を下ろしていられるのもこの特徴ゆえとなります。





冬期閉鎖していた志賀高原〜草津温泉ルート4月20日(金)に開通いたしました。
1月に噴火し、今シーズンの通過中止が懸念された同ルートですが、警戒レベルが下がり、今シーズンも通行可能と判断されたようです。