4月25日(水)あめ後くもり

最低気温8℃最高気温12℃
サル来苑時間8:30

先週から不安定な動きをするようになったサルたち。今朝は雨が降る中でのサル探しとなったので、てこずるかと思いきや、案外近くのポイントで見つける事ができ、自発的に公苑方面に下りてくれた。ただ足取りは遅く、数メートル進んでは手近な木の芽や葉を摘んで食べ、数メートル進んでは食べ…を続けています。

昨日は11時頃に公苑にやって来たようだし、先週は夕方の早い時間に帰ってしまう事も度々ありました。
公苑に居ても落ち着かずそわそわしている感が見てとれ、春先の食べ物を求めに動く気配はより強くなっています。

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「第1号」
昨日、一昨日とお休みをいただいていたので今日知りましたが、23日(月)に今年初めての赤ちゃんが産まれていたようです。出産した個体はトエイチ98-07。昨年の秋に他のメスよりも早めに発情し、多くのオスたちが気にしていたメスです。
去年のメモ帳を見ていると、10月中頃から後半に、トエイチ98-07の発情が始まっています。サルの妊娠はおよそ半年。その通りの期間となりました。

ニホンザルの天敵となる動物は、昔はオオカミや野犬という類で、二ホンオオカミが絶滅して、犬の個体管理がしっかりなされている現代の社会で野犬は少なく、ニホンザルに敵といえるものはほとんどいなくなってしまった状況でしょう。

現在では天敵から襲われる危険は少なくなりましたが、そういった危険を考えて生きていたのが野生の基本。

出産して消耗したから動けない…では、生きていけませんので、出産したその日からお母さんは群れと共に長い距離も移動します。
とはいえ、群れの面々も消耗しているサルが付いてこれないからといって置き去りにする事はなく、足が遅れたりすると待っててくれるものです(これからのシーズンは新芽の食べ物を求める動きと、出産直後等の足の遅いサルをフォローするような動きが不安定な動きにつながる事もあります)

なので出産した直後、産まれたばかりの赤ちゃんも群れと一緒に公苑にやってきますので、タイミング次第ではそういった姿を観察する事ができるでしょう。ただし、お母さんが消耗している事には変わりありませんし、ナイーブになっている事等考慮した上で、近付き過ぎないように観察しましょう。

他にも出産間際のお腹の大きくなっていているサルたちもいて、今年の赤ちゃんは多くなりそうです。