7月8日(日)くもり

最低気温15℃最高気温22℃
サル来苑時間8:30

最近のサル来苑状況
7日(土)8:30

雨が続きましたが、公苑周辺に目立った被害はありませんでした。地盤が緩んでいるので、今後も心配な面もありますが、とりあえずは一安心。

今日もサルたちは早い時間から公苑に来てくれました。

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「頬ぶくろ」
サルたちは頬に食べ物を一旦ためておくスペースがあり、それは“頬袋”と呼ばれます。口に入った後、左右のあごの下が膨れますが、この画像のサルは下あごにまでエサがたまって膨れています。

トエミ02というこの個体は、毛の抜け変わりが済んでいないので顔まわりの白い毛が、ヒトの高齢者のような特徴のようで、印象的にはお婆ちゃんに見えるかもしれませんが、現在16歳それほどお婆ちゃんではありません。顎も膨れていて、残った白い毛がふさふさと見え、顎髭を蓄えたおじいちゃんのようでもあります。

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「タンニン」
口の周りが少し黒くなっているトミコ05。サワグルミなどを食べると、含まれるタンニンが口周りを染めます。

公苑内にもサワグルミはありますが、非常に高く成長しています。20m程成長している大木の枝先に実が成っています。サワグルミを採って食べようとするサルは身軽な若者ばかり。体の大きいオスたちや高齢となったメスが木を登る姿はあまり見ません。サルたちにとっても高い位置にあるので危険に対する“成果”がサワグルミでは小さいのでしょう。

トミコ05など、サワグルミに興味があるが無茶をしないメスは、ひらひらと舞い落ちてきたサワグルミを拾って食べる程度です。

サワグルミはいわゆる“クルミ”とは違うものですが、時折サルたちが山から持ってくるクルミで“オニグルミ”というものがあります。一般的な菓子グルミよりも小振りのオニグルミは、非常に硬い殻に覆われており、硬い殻をようやく砕いても、得られる実はわずか。こちらもサルたちにとって“かみ砕く労力の割に、得られる成果がわずか過ぎる”のか、子ザルたちは一生懸命に殻を割ろうとかじりつきますが、大人たちは手に取って見てもすぐに手放してしまいます。




夏となりました。日差しが強くなり、暑い季節です。
駐車場〜野猿公苑の間の遊歩道や、公苑内は野外での行動が主となります。特に公苑内観察エリアは日差しを遮る屋根や木陰等が少ないので、紫外線対策には帽子や日傘などをお持ちいただくと良いでしょう。
管理棟内には飲料水がございますが、自動販売機や販売しているジュース類はございません。食べ物の持ち込みは出来ませんが、飲み物の持ち込みは可能です。水分を事前にお持ちいただくなどして熱中症対策を心がけてください。