4月12日(金)

最低気温‐5℃最高気温2℃
サル来苑時間8:30

昨日まで二日続けて雪となっていました。雪の粒自体は小さく、水気も多いので、地面に落ちればすぐに溶けてしまうような雪で、周辺は白く染まりましたが、積もった雪の中を歩くような積雪ではありません。

この後の天気は2,3日程回復するようです。

私事ですが、今月は長野マラソンに出場致します。長野オリンピックを記念し開催されたのが始まりの大会で、今年で21回となります。私は経験ありませんが、2013年大会には雪の中での開催となり、ランナーにとっては過酷な大会となったようです。

大会は例年4月20日前後。大会が行われる長野市はその頃には桜も咲き、地獄谷のある山ノ内町に比べ冬でさえ雪の量も少ない地域ですが、それでも4月の下旬に雪が降るという事でもあります。

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「昔の事なんて忘れたわ…」
謎のシッポをもっていたトックリ00でしたが、翌日にはシッポを手放していました。

大事に大事に持っていたモノだったはずなのに、不思議なものです。

ニホンザルは、出産したばかりの赤ちゃんが死んでしまうと、それをいつまでも持っている事があります。それに執着して持っている姿が美しく、すぐに捨ててしまう方が薄情だと思われがちです。

生物の大前提は子孫を残す事だと思います。そう考えると、死してしまった者にいつまでも執着しているよりは、次の新しい命の為に意識を切り替える事の方が重要でしょうし、我々より原始の理に生きる者としてそういった感覚に殊更敏感である事は当然だと理解してあげたいと私は思います。

かけがえのないものを失った事に悲しさを持ち執着する事も美しく、さっさと手放すのもまた美しい。

彼らの行動の一つ一つ、選択の一つ一つに理由はあり、はたまた理由はない。あれこれ考えても、結局は当人しか分からない事だしきっと当人も実は分からなかったりする。でも、彼らを理解したいからやっぱりあれこれ考えてみる。

そして同じような行動を何度か目にした所で「どうやらそうらしい」と思えたなら、彼らの事が理解出来た気がして、また興味が湧く。

長く長くサルたちの生態を見ていても、発見する事ばかりです。

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「ただ回復を待つばかり」
雪の日が続いていた中、サルたちの温泉は盛況でした。

画像左側で静かに温泉に入っているのは、群れの高齢サルのトグラ93♀(通称トラミ)。

先週末に右腹部をケガし、一部の皮がめくれてしまっていました。何かの牙のような刺し傷が出来ていて、その様子からは「サル同士のケンカ」の規模には見えなく、イノシシの類の物のようにも見えます。

ただ、出血は少なく、日を置いて傷を見ると皮がめくれてしまった痛々しい印象程、傷そのものも深いものではないようです。さすがにケガをした当日は痛みを耐えている姿もありましたが、移動の際の動きそのものも異常はなく、痛みも治まってきたのか現在は普段と変わらぬ様子です。

軽い傷でない事も事実ですが、この様子なら大丈夫でしょう。

寒さゆえに温泉に入っていますが、治癒の為ではなく、あまりの長湯はかえってケガに良くなさそうですが、暖かい今日は太陽の元で日向ぼっこをしています。



〜春の営業時間について〜
4月からは営業時間も長くなり、8:30〜17:00となります。しかし、サルたちに暦はなく、突然営業時間が変わったからと言っても、なかなかいう事を聞いてくれるものではありません。

4月の中頃までは、9:00〜16:00という時間帯を意識しながら計画を立てていただいた方が良いかと思います。特に、夕方に関しては早めに山へ帰ってしまう可能性が高いので遅くとも16:00には入苑できるようにしてください。

野生動物を観察するという施設ゆえに、ご理解をお願い致します。


〜地獄谷有料駐車場のお知らせ〜
3月30日(土)当日より地獄谷有料駐車場の利用可能です。*ただし雪の降る可能性もあり、突然の雪降りで休止する可能性はございます。こちらのブログやファイスブックなどで、そういった可能性のある場合すぐにお知らせいたしますので、チェックしていただきながら来苑の際のご参考にしていただければと思います。