5月14日(火)あめ

最低気温8℃最高気温14℃
サル来苑時間8:30

最近のサル公苑滞在状況
9日(木)8:30〜17:00
10日(金)8:30〜17:00
11日(土)8:40〜14:40
12日(日)8:30〜13:40
13日(月)8:30〜17:00

季節は春から初夏。芽吹きが進み、緑が鮮やかになってきました。5月に入ってから日差しが強くなり、日に日に気温も上がっています。

生活用水を取り入れている沢から、公苑までの水道の道のりが先月末に地滑りをおこし、その後別ルートから水を引く事に成功いたしましたが、飲み水として使用できる物ではないので、公苑には飲料出来る水がございません。*販売用のミネラルウォーターはございます。

熱中症も心配なシーズンとなってきています。苑内での食事・食べ歩きは出来ませんが、飲料に関しては自由ですので、水筒やペットボトル等ご持参いただき、水分補給をこまめに行ってください。苑内に持ち込む際は、水筒・ペットボトルを置いてその場から離れてしまうと、子ザルたちが遊び道具として持って行ってしまう事がありますので、お手元で管理ください。

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「ありのままを見る場所」

画像のお母さんザルはトックリ00‐12♀。4日(日)に赤ちゃんを出産しましたが、当初から赤ちゃんの様子が変で、ほとんど動きません。

身体もうずくまるような姿勢(胎児の姿勢)から変化がありません。

お母さんもどうしてよいか分からないようで、片手で抱き上げながら移動をしますが、画像のように逆さまにしてしまったりという光景もありました。

恐らくは、生まれながらに体力の弱い状態で産まれてきたのでしょう。お乳を飲む事も出来なかったようで、それがさらに衰弱の原因となったと考えられます。

心配をしていましたが、3日後には赤ちゃんも息絶えてしまったようです。

かわいそうですが、野猿公苑のサルたちは文字通り“野生のサル”。

ヒトが手助けするようになってしまうと、何かあるごとにヒトの手無しでは生きられなくなりますし、例えば治療の為に赤ちゃんを無理やりにでも引き離した後、治療が出来たとしても、その後に群れに戻そうにも、群れのサルたちも母ザルですらも受け入れられなくなってしまうでしょう。

そうなれば野生の過酷な生活の中、頼るべきものもなしに放り出された赤ちゃんはいずれにしろ生きていく事は出来ません。野生動物にとっては、表面上の優しさは、却って“より悪い事態”を招いてしまう物です。

小善は大悪の如し 大善は非情の如し

“非情かもしれない”と思われるかもしれません。が、それは彼らにとっての“この先も野生動物らしく生きる為”の思いやり。そう、ご理解いただきたい。