5月26日(日)はれ

最低気温13℃最高気温25℃
サル来苑時間10:10

最近のサル公苑滞在状況
23日(木)8:40〜17:00
24日(金)8:40〜16:20
25日(土)9:30〜17:00

日差しが強く、各地でも夏日の暑さとなっております。

公苑内は涼しい風が吹いているので、時折軽めのジャケットを着こんだりもしますが、やはり照り付ける日差しは強くなっています。

冬を耐え、春先に体を温めてくれる日差しはサルたちにとって非常に「ありがたい」ものだったでしょう。しかし、その日差しも強すぎてしまい「鬱陶しい」ものとなってきているようです。日差しを避けて木陰に身を隠している姿が多くなっています。

草花の葉も大きくなっているので、サルたちが木陰に入ってしまうと、風景に溶け込んでしまい、パッと見た時に少なく見えてしまうかもしれません。

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「小さなお母さん」
まだ幼さの残る個体が、出産をしていました。お母さんは5歳。自分の赤ちゃんを抱いている…と言うよりは弟か妹の面倒を見ているようです。

ニホンザルの出産可能年齢は5歳くらいから。「可能」という年齢であり、ヒトで言い換えるなら「10代での出産」という事になります。成長が未熟な分、負担も大きくなります。

ですが、今回の件に関しては母子ともに健康に問題はなさそうです。お母さんザルたちは産後に赤ちゃんの胎盤を食べますが、初産だと勝手が分からずにそのままにしてしまうケースがありますが、このお母さんザルは胎盤の処理もしっかりしてきたようです。

幼くして出産しても、孤独の出産でも、力強く生きて育てていく。小さくとも逞しい姿です。



地獄谷野猿公苑では4月より新たなスタッフが入りました。

自然豊かな地獄谷で、サルたち以外にも植物を楽しんでいただこうと、自身の勉強も兼ねてコラムを担当してもらう事になりました。こちらも楽しんでいただき、野猿公苑のある地獄谷について興味を持っていただければと思います。

よろしくお願い致します。


植物こらむ
第1回目

今回よりブログのはしっこを少しお借りして、公苑内や周辺に生えている植物たちを紹介していきます。人里離れた山奥にある野猿公苑では、多種多彩な植物たちが生息しています。猿だけでなく、そういった植物たちも楽しんでいただけたら幸いです。

行うにあたりましてお願いがあります。筆者は植物に特別詳しい訳ではありません。このコラムを通して勉強していきたいと思っております。間違い等あるかと思いますが温かい目でご覧ください。

それでは、第1回目の今回ご紹介するのはこちら

ムラサキケマン(紫華鬘)ケシ科
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開花時期;4〜6月ごろ

春から初夏にかけて紫色の花を咲かせます。

名前のケマン(華鬘)とは仏堂内にかける垂れ下がった造花状の飾りのことで、言われてみれば確かに花や果実の形が似ている気がします。この特徴的な花の形、後ろの袋状のところに蜜があり、それを吸おうと虫が中に入るとその背中に花粉がつく仕組みなのだそう。

葉っぱがニンジンなどのセリ科の山菜に似ており、しばしば間違われることがあるらしいですが、有毒なため食べれないようです。残念…。ちなみに区別の仕方は、茎をちぎると特有の匂いがすることで、実際にシャク(セリ科)と匂いを比べてみましたが、シャクはパセリのような匂い、ムラサキケマンは若い菜っ葉のような匂いがしました。特徴的と言えるほどではないように感じましたが、どうなのでしょう。

公苑内でも花と果実をつけています。ご来苑の際には、猿たちの’’落し物’’に気をつけながら、ぜひ探してみてくださいね。