6月8日(土)あめ

最低気温11℃最高気温12℃
サル来苑時間10:00

最近のサル公苑滞在時間
6日(木)8:30〜17:00
7日(金)8:30〜17:00

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「梅雨入り」
前日7日に関東甲信地域は梅雨入りをしました。

梅雨入りした7日朝から降りだした雨は時折止む事もありましたが、長時間降り続けていて、本日8日午前現在も雨となっております。

雨量も多く、濃い霧も出ていたので、朝のサル探しは非常に難航しました。雨音で周囲の気配は読み取りづらく、霧で見通しも利かない状況。サルたちのいそうな場所を巡ってみるも気配があるのかないのか見当も尽きません。

わずかな痕跡もなく、如何にすべきか思案していると、公苑から「サルが来た」という連絡が入りました。公苑側の報告を聞くと、私が探していた方向とは全く違う方向(そもそも山そのものが違った方向)でした。

朝早くに山を下り、川を渡り、違う方向の山を上がったのでしょう。

探していた場所ではサルたちの痕跡が全くなかったので、薄々そんな気がしてはいました。ですが、あくまで結果論。

気配が読み取りづらい分、可能性のあるポイントをこまめに調べなければいけなくなり、その分どうしても時間はかかってしまいます。そしてその分、「これだけこちらのポイントに気配がないのだから、もしかして山を移動したのかな?」と、サル探しのスタッフを別の方向に割るという判断も慎重にならざるを得ません。

梅雨入りし、雨の日も増えると思われますが、強い雨の日などはサル探しが困難となり、サルが公苑に来るのが遅くなるようになりますので、ご注意を。Facebook等で情報をこまめにチェックしてください。

*雨そのものをサルが嫌がる部分もありますが、今日も結果的にサルたちから公苑に下りてきたという事は「それでも公苑に行きたい」という気持ちもサルたちの中にはやはりあるのです。雨=サルがいないという訳ではありません。

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「春蝉」
雨の降らない日に山へ入ると、春蝉の声が聞こえてきます。春蝉…という名の通り、晩春から初夏にかけて登場する蝉です。地獄谷周辺の春蝉はエゾハルゼミといわれる種のようです。

春蝉自体が、ある程度の規模の森林を好む故か、市街地では出没する事が少ないらしく、5月や6月に蝉が鳴く…という事を知らない方もいらっしゃるかもしれません。

夏蝉のようなにぎやかな鳴き方ではなく、ヒグラシのようなどこか情緒のある鳴き方をします。

画像の個体は、山へ入る道中の細い木の枝先にいて、私が気付いた際にはかなり近い距離にいましたが、逃げていきません。

個体の近くに“抜け殻”があるのに気づき、羽化して間もないのだなと思いました。動きたくても、動けないのでしょう。画像を撮らしてもらったらすぐに立ち去ります。

本来は体がもう少し緑かかった色をしていた筈です。画像の個体はピンクがかった色をしているので、その辺りも羽化して間もなかったからでしょう。


植物こらむ

第5回

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フタリシズカ (二人静) Chloranthus serratus

センリョウ科

開花時期:4〜6月ごろ


春から初夏にかけて白の小花を咲かせます。

名前の由来は、2本の小花を能楽「二人静」の静御前とその亡霊の舞姿にたとえたことから。

葉の特徴として2枚の葉が2対に生えており、上から見るとまるで4枚の葉が十字に開いているように見えるので、これを‘‘十字対生’’とも言います。

この写真のフタリシズカは「1人」の状態ですが、ヒトリシズカという同科の植物もあり、こちらは静御前が一人で舞う姿から付けられたそうです。

ちなみに、お酒の名前にも使われているようですが、植物のフタリシズカとは関係はないようです。

遊歩道や建物前の斜面に生息していますが、相方不在の「1人」の場合が多いように見受けられます。ぜひ2人揃ったものを探してみてくださいね。