6月16日(日)くもり時々あめ

最低気温13℃最高気温16℃
サル来苑時間10:50

14日(金)9:20〜17:00
15日(土)10:30〜17:00

梅雨に入ってから、雨が続きます。

…まあ当たり前のことなのですが(笑)

しかし、ここ何年か梅雨入りしても「なかなか雨が降らない」という梅雨が続いた気がします。今シーズンは久しぶりの「梅雨らしい梅雨」だなと思います。

今日はくもり空となり、時折雨。ここ数日の雨の影響か、朝はひんやりとした空気で息を吐くと白くなりました。

ここ数日のサルたちは「夜を過ごす場所」「朝になったら行きたい場所」が決まっているようで、居場所の検討がつき易くなりました。

ですが、生い茂った藪に苦戦し、いる場所はなんとなく分かっていてもピンポイントで見つけ出すのが難しくはあり、公苑に下りてくるまでにどうしても時間がかかってしまいます。

引き続き、朝のサルたちの動向には注意が必要となります。

IMG_6444






「トップゆえか」
群れの一位メス、トックリ00。自分で出産した子供と、他のサルの子をとりあげてしまったらしい、双子モドキの状況です。

お母さん間のチョットした行き違いでこのような状況になる事は、何年かに一度起きうるケースではあります。ですが、レアなケースではあるのでその分それについての調査というモノも不明な点も多く、ニホンザルについて詳しく学ぶ方でも「そもそもこんな事になるなんて知らなかった」というモノでもあります。

トックリ00に関してはこれで3度目。さすがに「チョットした行き違い」過ぎます。

今シーズンの出産前に謎のシッポを我が子のように抱いていた事からも、彼女の中の母性が他のメスのそれと違い、ある種「暴走」するのではないかと僕は思っています。

なので、もちろんトックリ00本人に「双子モドキにしよう」という目論む意思はないでしょうが、本能的なモノでこういった行動に出るのではないでしょうか。

ある記事で知った事なのですが、地獄谷ではないサル園での事。

その園の一位メスが出産をしなかったある年に、その娘が出産をしたそうです。

すると、一位のメスは娘の子供(つまりは孫)をとりあげてしまったんだそうです。

しかし、一位メスは出産予定がなかったからかお乳が出なくて赤ちゃんは死んでしまったそうです。

サルたちの立場の強さ弱さというのは、各々の家系的強さが関係しています。そして、その家系的強さというモノを簡単な言い方をすると、「いざという時にその個体に応援にくるサルたちの数が多いか、少ないか」だと言って良いでしょう。

群れの中で生涯を過ごすメスたちには「応援の数」というのは特に重要になります。

…と、するならば。やはり応援に来てくれる数は「一つでも多い方がよい」「それが信頼を置ける自分の子であるならば尚更」ではないでしょうか。

トップのメスであるが故に「仲間を増やそうとする感覚」がどこかにあって。それで、そういう行動に出る事もあるのかな。ふと思ったりします。

事例自体が少なく、このように同じ個体が引き起こすデータもあるのかないのか。

研究されていない分野の事なので想像の範囲の話であくまで私見ですが、そんな事をあれこれと考えながらサルたちを眺める。これも面白いものです。



植物こらむ

番外編
1560656431779







この時期の長野県を代表する山菜、といったら根曲り竹…ということで今回は番外編にて、野猿公苑のあるここ長野県の’’旬もの’’をご紹介します。

*公苑周辺には生えておりません。

*山ノ内町では地元財産会員のみしか採れませんのでご注意ください。

根曲り竹とはイネ科のチシマザサ(千島笹)の若竹のことで、地方によっては姫竹・月山竹とも呼ばれているようです。長野県の北部地方では、豪雪の重みにより根元から横に曲がっているものが多いことから“根曲がり竹”と呼ばれています。一般的なタケノコ(孟宗竹)と比べると、細く小さい感じがしますが、しぶみがなく甘い風味と食感が特徴の山菜です。

長野県山ノ内町の志賀高原では特に上質なものが採れ、毎年6月から7月上旬にかけてタケノコ採りが行われます。チシマザサは成長すると高さ1〜3mほどにもなり、その竹林の中でクマと採りあったタケノコは一級品です。採ってくれた方に感謝を。

先日、先輩スタッフからいただいたものを鯖の水煮缶との味噌汁にして頂きましたが、淡竹(ハチク)のたけのこ汁とはまた違った風味・食感で味噌との相性の良さ、サバの旨みが相まってとても美味でした。山ノ内町のお土産品(サバタケ缶)にもなっていますので、気になった方はぜひ一度ご賞味ください

DSC_0367





*笹の状態