10月15日(火)くもり

最低気温6℃最高気温7℃
サル…不在

10月12日(土)〜14日(月)…台風19号により、公苑は臨時休苑。サルも公苑に来ず

12日夜に台風19号が接近し、長野県は千曲川が氾濫するなど大きな被害を受けました。幸い、地獄谷周辺は管理棟の建物には被害が無く、営業拠点は守られました。

ですが、上林温泉駐車場エリア〜地獄谷野猿公苑までの道のり、遊歩道では土砂崩れや倒木等がありました。土砂崩れに関しては、通行の妨げになり、13日14日と雨が続きましたので、二次災害の危険もあり、遊歩道を通行禁止とさせていただきました。

本日15日に土砂の除去が完了し、とりあえずの安全性が確認されましたので、遊歩道の開通を致しました。これによって、野猿公苑も営業を再開しております。

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「深々とえぐられた川底」
苑内、エサ場に繋がる橋。河原と川底がかなりえぐられております。

赤線で示しているのが、先週まであった川の水位。黄色線で示したのが削られた高さ。画像では分かり辛いかもしれませんが、1m近くえぐられている箇所もあります。川底が削られたので、川の水位の位置が随分下がっています。

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「温泉前」
サルの温泉前の観察ポイントである踊り場もかなり削られてしまいました。赤で示したのが、踊り場の土台として組んだ石垣のライン。黄色で示しているのは、川原の地面であった箇所です。

サルの温泉も、源泉からパイプが外れており、そのための修復作業はかなりの時間を要すると思われます。

現在は災害前に汲みこんでいた湯が水となり貯まっているのみです。

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「削られた河原」
橋から川原へと降りる階段がありますが、川原へと降りる所で崩れています。黒く示したのはまるまる抜けてしまった部分。奥手に赤で示したのは削られた川原。

遠近法で黒い箇所の方が大きく見えますが、赤く示した部分はかなり大きい範囲となります。

公苑内はこのように増水した川の勢いで削られてしまいました。削られた箇所は、土台が抜けている状況ですので残っている地面は「はりぼて」のようになっています。いつ崩れるかもわからない非常に危険です。

遊歩道が開通したことにより、野猿公苑は営業を再開いたしましたが、公苑内は上記のような状況です。

改めてお伝えしますと、

・12日〜13日に台風直撃。その後も14日15日雨は度々降っていて、地盤が安定していない。土砂災害が再度起きる危険性がある(その場合、再度の臨時休苑の可能性も)
・苑内で行動できるエリアは狭まってしまっている。
・サルの温泉は、水が溜まっているものの、災害前の古い水。修復するにはかなりの時間を要する。
・また、地面が安定していない以上、作業する職員の安全が確保できず、復旧に関する作業のスタートが出来ない。

となります。とりあえず苑内の復旧に関する作業すら出来ない状況となりますので、一旦はその情報をお待ちいただいた方がよいかと思われます。

交通機関においても通行止め等も続き、北信エリアへのアクセスも難しい状況ですので、余裕をもった来苑計画をお立てください。

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「こちらも厳しい状況」
続いてサルたちの情報です。

11日の夕方、サルたちは険しい斜面のポイントへと帰りました。台風接近により、11日の夜辺りから激しい雨が長時間降り続けていました。

険しい斜面は非常に危険なうえ、台風の本接近も控えておりましたので、12日は山奥までのサル探しは出来ない状況でした。

続く12日13日14日と長時間の雨で同じような状況が続き、本日15日が本格的なサル探しのスタートとなりました。

しかし、サルたちは今朝早くに11日〜14日まで滞在したポイントを移動し、別のポイントへと向かったようです。朝のライブカメラに一部映し出されていたので、公苑を素通りしたようです。

人が行動できる範囲を探り探り探索していると、サルたちと合流できました。思ったよりも山の奥へと行っていました。

誘導を始めていると始めはすんなりとついて来てくれたのですが、途中で止まってしまい、あらぬ方向へ。

そこは非常に傾斜がきつく、密集した藪がどこまでも続く険しいルート。ただでさえ追う事ができないうえ、山の地面はそこかしこ長雨で緩んでいます。おまけに濃い霧まで立ち込めている状況。

諦めずにしばらく誘導を試みましたが、むなしく時間が過ぎるばかり。やむなく断念しました。

サルたちが向かった先。それは昨年、何日か籠ってしまったエリアです。ヒトがサルたちのいるポイントに向かう事は出来ません。当然、明日も誘導に向かいますが、直接サルたちと合流できずに離れた場所からとなります。発情もこれから本格的になります。

まずはサルたちの方で「公苑に向かう気持ち」になってくれないと難しいでしょう。

ただ、今日のサルたち、とくに群れの中核となる上位陣は非常にお腹を空かしていました。山の食べ物が乏しくなってきたのでしょう。上位陣は公苑に向かう気持ちが非常に強かったように見えました。それが期待できる部分でもありますが…。まずは吉報をお待ちください。

公苑の営業は再開しておりますが、災害の影響もサルの状況も芳しくありません。最新の情報はFacebookやHP等、常にアップしております。こまめにチェックしていただきながら来苑のご計画をお立てください。

施設に対するご理解ご協力をお願い致します。