10月29日(火)

最低気温7℃最高気温13℃
サル…公苑不在

25日(金)8:30〜16:20
26日(土)8:30〜17:00
27日(日)8:40〜17:00
28日(月)9:00〜17:00

先週末は、開苑から閉苑まで落ち着いている事の多かったサルたち。

本日は…、久しぶりの不在。実際私も山へ入ったのですが、全く手がかりがありませんでした。よく出かけていた遠出するポイントは、サルの来苑時間が示す様に、25日辺りから訪れている様子がありません。

ずっとめぐって探索する限り、“奥へ”深入りしているようではないようです。

DSC_9448





「公苑周辺、サルの行動域を示すジオラマ」
休憩所、展示室に公苑周辺を表したジオラマがあります。何年か昔、公苑スタッフが制作したものです。

素人ながらなかなかの出来栄え(私は作ってません 笑)

ですが、制作・展示から5年以上経っていますので劣化して見え辛い部分があるかもしれません。画像では尚更かな?赤いサルのマークが公苑。白いサルが印としてつけられているのが行動域を表しています。

BlogPaint






「こんな感じに動きます」
ざっくり色で表すと、こんな感じです。

赤い印が公苑。黄色い輪がおおよそのサルの行動域です。黒い矢印は、私の今日の動き方。

公苑を起点に、黄色い輪の奥へ向かい、その後に左右に動いた形となります。先週までは、この“奥へ”とサルたちは行っていました。

ところが、今日は奥側に何の痕跡もありません。

こういった際、黄色い輪の“手前側”を横(左右)に動く場合があります。しかし、黒い矢印の私の動きから言うと、輪の右側にいる事はありません。地形的にも留まるところはありません。

だとすると、輪の左側。ピンク色で塗った箇所の可能性があります。ところが、他のスタッフが輪の左側の気配が分かるポイントにいましたので、ピンク色という可能性も低く思えます。

そこで紫色で塗った場所です。左側の黄色の線を越えるた紫色のポイントは、尾根の向こう側。なので、山に遮られて気配がこちらに届きにくくなります。

…と、サルの動き、我々スタッフの探索の仕方を簡単に説明してみましたが、皆さん話についてこれていますか?内輪ネタのような物なので、どれだけ伝わっているものなのか(笑)

あくまで、私の調べた結果と他のスタッフの調べた結果を踏まえての“仮説”のようなものです。本当はもっと違う所にいた可能性もあります。

公苑のサルたちは野生。ずっと付き合いのある我々スタッフでも予想外の動き方をする事があります。そして、今は発情期。普段よりも更に「不可解な動き」をするものです。という説明になれていればよいのですが。

IMG_5267





「凛々しい横顔」
…と、今日のサルたちは行方不明の状況ですが、先週末の様子は非常に落ち着いていました。

発情は盛んになっていました。1♂トアミ00が、やや年配の♀トエイチ98に“発情の気”が出ていたので付きっ切り。

トエイチ98はあまり公苑から山へ帰りたがらないので、群れ自体もじっとしている。という感じが多く見えました(それとは関係なしに動く事もありますが)

もしかしたら、今日のサルたちも、どこぞで腰を据えたら、もう動きたくない。そんな気持ちになったのかもしれません。

明日は、無事公苑に来てくれて先週のように落ち着いていてくれると良いのですが…。土日に賑わって、楽しんでくださった方々の姿を思い、そう願っております。


1572333378999


植物こらむ
第39回
ツリフネソウ(釣舩草)
ツリフネソウ科
開花時期:8〜10月

名前の由来は、細い柄にぶら下がっている花を、帆を貼った釣船に見立てたことから。
以前にご紹介したキツリフネの仲間で、こちらは紅紫色の花を咲かせます。花自体はキツリフネと似ていますが、距(花の後ろに突き出した中空の角状のもの)の先が巻いているのはツリフネソウ、巻いていないものはキツリフネです。他にも、葉の縁に鋸歯がある、葉の上で花を咲かせるなどの特徴があります。

ツリフネソウもキツリフネと同じく、閉鎖花という特徴があります。以前にもご紹介したので省きますが、ミゾソバやフタリシズカも閉鎖花の特徴を持つようです。何か特徴があるのでしょうか...?

遊歩道の後楽館手前、最後のカーブを曲がった手前に生息しています。写真を撮影したのは台風前でしたので、現在もそこにあるのかははっきりしませんが、今の時期ちょうど種子がはじけ飛ぶ頃です。



*日没時間が早くなってきております。地獄谷野猿公苑は駐車場から徒歩のみで訪れる事の出来る山の中。歩いていただく遊歩道の道中は杉林であり、人工の灯りが全くない道です。

日が暮れて暗くなると、灯りのない遊歩道は真っ暗になってしまいます。

10月末までの営業時間は8:30〜17:00ですが、17:00に到着していただいても観察は出来ません。少なくとも16:00〜16:30くらいに入苑できて、17:00にはお帰りの準備が出来るよう心掛けてください。

また、終了時間まで観察される場合は懐中電灯やペンライトをお持ちいただくなどの準備をお願い致します。

現在のところ17:00に公苑を出発すれば問題ない状況ですが、これから日に日に暗くなるのが早くなりますので、時間に余裕のある来苑を心がけてください。


施設の特性に対するご理解ご協力をお願い致します。