11月6日(水)くもり

最低気温-1℃ 最高気温6℃
サル来苑時間9:35

最近のサル公苑滞在状況
10月30日サル不在(水)
   31日11:20〜16:40(木)
11月 1日9:00〜14:20(金)
    2日サル不在(土)
    3日サル不在(日)
    4日サル不在(月)
    5日サル不在(火)

サルの不在が続いています。1日に早めに山へ帰ってしまってから、どこへ行ってしまったのか一切わからない状態が2日から昨日、5日まで続きました。探せど探せど全く手がかりナシ。

朝、サル捜索に山へ出発し、午後2時か3時に戻るというような事を続けていましたので、なかなかブログのアップができず、本日は一週間ぶりの更新となります。

山での様子は、全く手がかりナシでした。公苑のサルたちは160頭いますから、例えサルの姿が一目も見えなくても、それだけの大所帯で行動しますからフンや食痕の痕跡は残るものです。

どこに行ってしまったのか検討もつかない捜索が連日続きましたが、今日はようやく見つかり、しかもサルたちの方から公苑を目指しどんどん進んでいく状態でした。

しかし、10:30頃に一度山へ帰ろうとしてしまいます。公苑には5〜6頭ほどの“ちびっこサル”たちが残るのみで、いつそのサルたちがいなくなってもおかしくないような状況までになってしまいましたが、何とか持ち直して戻って来てくれました。14:00現在、今のところ落ちついております。

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「やっと公苑に来てくれたサルたち」
山での痕跡は全くなかったサルたちですが、サルを発見したスタッフの話ではやはり随分と遠出をしていました。しかも、谷深いエリアで、ヒトが足を踏み入れる事の出来ない場所だったようです。

鳴き声等で居場所が分かったらしいのですが、誘導の笛を吹くしか手立てはなかったようです。なんとか笛のみでスタッフの元に来てくれたので、本当にラッキーといってよいでしょう。

公苑にきたサルたちのフンを見ると、非常に多くの“タネ”が入っています。山ぶどうの種です。

先週まで山ブドウの成っている場所に行ったり、食べている様子はありましたが、明らかにそれまでと量が違います。谷底で多く群生している物が旬を向えたのかもしれません。

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「足から出血したメス」
発情もピークになりました。

先月まで交尾が“格好だけ”で行為として不完全でしたが、今のサルが実際に交尾に至っている様子は交尾の姿を見るまでもなく、メスに付着したオスの精液を見れば明らかです。

出血により毛を赤く染めているサルも増えました。オスが猛り、その勢いのままメスや子ザルを攻撃してしまい、オスどうしの争いも歯止めが効かなくなり「やりすぎてしまう」のです。

時に痛々しく見える事もありますが、これも彼らの生活。我々が手出し出来る問題ではありませんので、見守ってあげてください。

発情のピークは、波もありますが、このまま降雪が本格的になる12月上旬まで続きます。雪が多く降るとピタッと止まる“反応”のようなものなので、最近は温暖化で12月下旬や1月まで続く事もあります。

気の抜けない状況がまだまだ続きます。



植物こらむ

第40回
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ヤブマオ/メヤブマオ (藪苧麻/雌藪苧麻)

イラクサ科

開花時期8~9月


名前の由来は、ヤブに生える苧麻(カラムシ、マオとも読む)の仲間であることから。

カラムシの仲間はヤブマオ以外にも多くありますが、特にヤブマオとメヤブマオは姿形がそっくりで、判別が非常に難しいものがあります。

一般的なメヤブマオの見分け方は、葉の基部が葉脈の中心に対して直角であること(切形・せっけい)、葉先の鋸歯が3裂していること、葉の両面に細かい毛が生えていることが挙げられます。が、必ずしも全てが当てはまるわけではなく交雑種も多いため、両方とものご紹介といたしました。(写真はメヤブマオだと思われますが、切形ではないのでなんとも自信がありません…)


若草は食用になり、風味はないものの、しっかりとした繊維の歯ごたえが感じられるそうです。ヤブマオは特に繊維がしっかりとしているため、繊維を取り出す作業を行うと糸として使うことができるそう。いつかやってみたいと思っています。


春から夏にかけて、遊歩道に多く生息していたのをよく見かけました。特徴的な葉の形が目につきやすく、群生しているために除草対象になることが多いですが、一つ一つじっくり見るとなかなか面白い植物ですよ。





*日没時間が早くなってきております。地獄谷野猿公苑は駐車場から徒歩のみで訪れる事の出来る山の中。歩いていただく遊歩道の道中は杉林であり、人工の灯りが全くない道です。

日が暮れて暗くなると、灯りのない遊歩道は真っ暗になってしまいます。

11月〜3月末までの営業時間は9:00~16:00です。16:00に到着していただいても観察は出来ません。少なくとも15:00〜15:30くらいに入苑できて、16:00にはお帰りの準備が出来るよう心掛けてください。

また、終了時間まで観察される場合は懐中電灯やペンライトをお持ちいただくなどの準備をお願い致します。

現在のところ16:00に公苑を出発すれば問題ない状況ですが、これから日に日に暗くなるのが早くなりますので、時間に余裕のある来苑を心がけてください。


施設の特性に対するご理解ご協力をお願い致します。