11月29日(金)はれ後くもり

最低気温‐5℃最高気温‐2℃
サル来苑時間9:00〜12:10

25日(月)9:00〜16:00
26日(火)9:00〜15:40
27日(水)9:00〜13:50
28日(木)9:00〜16:00

今朝は冷え込み、麓でも雪がちらついていました。午前中は晴れましたが、次第に雲がかかるようになり、午後13時現在はどんよりとした曇り空です。

午前中の晴れ間に、陽の光を求めて移動したサルたち。暖かい所でくつろいでいる風でもありました。

徐々に山へ上がっていくので餌場で誘導するものの、ものまま少しずつ山の奥へ奥へと進んでしまいます。

山側にもスタッフに誘導に行ってもらいましたが、サルたちのまとまりが悪かったようで、そのまま山へ帰ってしまいました。

先週20日(水)、12日ぶりに公苑に戻って来て以降、お腹を空かしている様子が顕著で、まいた餌はキレイに食べつくしていました。

今日は、朝まいた餌を少し残しているようでした。

27日にも早めに帰ってしまう事がありましたが、その際サルたちを追いかけるとドングリが大量に落ちている箇所でドングリを懸命に食していました。

ドングリは渋み・灰汁が強い種も多く、ドングリを食すサルたちにとってもこの渋み・灰汁は「消化によくない」ようです。

山ぶどうを食す際、サルたちはその皮を吐き出します。消化に悪いからです。見ていると、ただ淡々と食べている姿ですが、消化器官や体調と相談しながら「食べる」という行動をしています。

きっとドングリも一度に食べつくせないので、一定量食べたら食べるのを止めて、時が経ってからまた食べて…を繰り返しているのでしょう。

秋の旬の食べ物は終わりを迎えていますが、ここ数日は思い出したようにちょこちょことドングリを食べていて、お腹が満たされていたのかもしれません。

余談ですが、27日は実際、私がサルを追いかけました。ドングリを食すサルたちに追いつき、落ち着き払っている様子なので群れの中核の居場所に向かっていると、斜面の陰にクマ。サルたちが静かにしていたので私も警戒していませんでした。

クマもこちらに気付いていないので、そうっと距離を取り安全な場所へ。サルたちはその後もクマのいた辺りを30〜40分ゆっくりと滞在した後、山の奥へと行ってしまいました。

本格的な積雪になれば山の中を行き交う事は出来なくなります。クマも冬までに一生懸命餌を食べています。思いがけずこちらの行き先を阻まれてしまう事もあります。

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「発情も終わっていない」
また、発情もピークが過ぎたものの終わってはいません。

3日ほど前に撮った写真ですが、非常に多くのサルたち、30頭以上がひと固まりで集まっています。

赤い〇でしましたのが1♂トアミ00。オスがむやみにメスに攻撃を仕掛けてくるので、メスたちの多くは「自分を守ってくれそうな」オス、1♂トアミ00の周りに集合している様子です。

1♂トアミ00は、お目当てのメスがいるようで、そのメスが動くと、1♂トアミ00が。1♂トアミ00が動くと集合していたメスたちも後へ続いて…と、にぎやかな移動をします。

発情も手伝って、お腹も満たされていて、山へ帰ってしまった。そんなところでしょうか。



植物こらむ

第45回
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ハンカチノキ

ミズキ科

開花時期:4〜5月


ハンカチノキ…誰かがつけたあだ名だと思っていましたが、こういう名前の木があります。上林の専用駐車場の奥側(山側)に生えていて、春ごろに駐車場の奥に車を停めて事務所に向かうと、帰ってきた時ハンカチノキからのお恵もの(落下した苞)がたくさんありました。

秋にはピンポン玉大の実が熟し、直径10cmほどの大きい葉が落葉するので、またまた車が葉っぱまみれになります。

名前の由来は、この苞葉が白いハンカチのようであることから。

一見、ハンカチ自体が花びらに見えますが、花はこの苞の中にひっそりと咲きます。この“ハンカチ”は紫外線を吸収する「フラボノイド」という物質を多量に含んでいるそうで、生物に有害な紫外線のみをカットし可視線(花にとって必要な太陽光)は通過させる、日傘のような役割をもつそうです。

調べてみると、たいへん珍しい木のようです。日本国内では開花するものがまだ少ないことが理由の一つのようです。(開花までに一定年数かかることや、そもそもの発芽率が低いから)

今の時期には、落葉した枝に沢山の実をつけています。その姿を見ると、木々たちも寒さに耐えているんだなぁと感じます。



冬季来苑へのご注意
12月1日〜3月31日まで地獄谷有料駐車場は閉鎖となり、上林温泉エリアにある専用駐車場・バス停から約2kmの道を歩いていただくルートのみとなります。

冬季期間中は大変混雑し、駐車場も満車になってしまうことがあります。駐車場には冬季に限り常に誘導員がおりますので、必ず誘導員の指示に従って駐車するようお願い致します。

また、冬場は雪も降り積もり、非常に冷え込みます。路面も凍結しますので、スキーをするような格好+滑り止めのついた靴などの装備をご準備ください。

夕方、日が落ちるのも早いです。野猿公苑は山の中、駐車場からも離れています。暗くなる前に帰る。安全のためですのでご理解をお願い致します。

冬の雪山へ行く、という気持ちもお忘れなく。