1月15日(水)くもり

最低気温-2℃ 最高気温1℃
サル来苑時間9:00

最近のサル公苑滞在状況
12日(日)9:00〜16:00
13日(月)9:00〜16:00
14日(火)9:00〜16:00

サルたちの発情が収まりません。12日(日)は15:00頃にサルたちの多くが山へ帰りだしてしまい、16:00まで数頭がギリギリ残ってくれた状況となりました。

昨日14日(火)も9:00に数頭公苑に来て、それからしばらく後が続かず、11:00近くになってようやく全部のサルが揃い、午後はやはり15:00くらいから慌ただしく動き出し、16:00まで公苑に残ったサルはわずかだったようです。

オスの発情した様子は、天気の良くなった日などに“そわそわ”していて、発情の気配をずっと感じていましたが、ここへきてメスも再び発情しているのが原因かと思われます。

オスはその日の気温や気分次第でもいいのでしょうが、メスの場合は排卵等のサイクルが関係してきます。前回の発情から排卵のサイクルのタイミングで、本来は「寒いから無理」となるものが、暖かい気温から「まだ発情しても大丈夫」とでもなったのではないでしょうか。

理屈的に言えば、ニホンザルは一年を通して発情出産が可能なようです。しかし、「冬」に備えるために「春」の出産を目指し、「秋」に発情しています。

こういった「地球温暖化によって狂った調子」は、サルだけに限ったことではないでしょう。そう思うと、温暖化についてもっと深刻に考えなければと思わされます。

IMG_6949





「母の情の現れ」
チョットみるとファンキーなヘアスタイルをしているちびっこザル。

個体ごとの「クセ」があり、毛づくろいの際に毛を抜いてしまうモノがいます。

多くは母親が自分の子供に対して、この「毛抜き」をします。

見ていると、「なんの為に?」という程の理由もないのでしょう。「ただ、何となく」「クセ」としか言いようがありません。

母親が、出産する。その後成長と共に子守をする延長で、毛づくろいをし、気が付くと「毛抜き」を行っています。赤ちゃんが生まれて数日で毛抜きを始めるモノもいれば、しばらく経過してから毛抜きを始めるモノもいたりと毛抜きのタイミングはバラバラのように思います。

恐らくは、とっさの判断を迫られる際に母親が「わが子」とすぐに判別を付けるためではないかと思われます。

実際生まれたばかりの赤ちゃんの頃などはそういった間違いが元でわが子を失うケースもあります。

*Aという個体がaという赤ちゃんが生む。Bという個体もbという赤ちゃんを産む。AとBがちょっとした接触をして、行き違いが生じると、Bという個体にaとbがついてしまい、Bはaとbという二つの子を育てる事になり、Aは子を失うというようなトラブル

これは、ようはとっさの判断でBがaをbと勘違いし、救いあげた末に「なぜか2匹いる」となるように思え、そのとっさの判断時に「明らかに自分の子供でない」と判別できれば、このようなトラブルは生じないのではないか…と考えられるでしょう。

と、するなら、画像のようなファンキーな頭をしていれば「これは他所の子」とすぐに判別できますし、母親も「あれはわが子」と判別できます。そういう意味合いがあるのでは…と思ってこういったヘアスタイルを見るのも面白いものです。

ちなみに、母親が子供を特に面倒を見るのは出産後から2歳程まで。そうなると、次の赤ちゃんが産まれ、母親は次の赤ちゃんの子育てに追われるようになります。それと共に、次の赤ちゃんがこのヘアスタイルになり、画像の子は普通のヘアスタイルへと戻ります。

母親の情の現れの一つといえる行動ではないでしょうか。