3月15日(日)はれ

最低気温‐1℃最高気温5℃
サル来苑時間9:00

最近のサル公苑滞在状況
13日(金)9:00〜16:00
14日(土)9:00〜16:00

昨日14日は、朝から夕方まで雪となりました。

粒の小さな雪で、水っぽく、地面に落ちるとすぐに溶けてしまう雪です。

木々に載った雪は、溶けずにそのまま少し積もり、公苑周辺を白く染め直したので、風景としては雪景色風になっています。

しかし、今日は一転して青空の快晴。午前中でも随分と雪が溶けてしまいました。

明日も雪の予報となっています。春を前に少し足踏み。

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「オスの子守」
2♂トケイ95‐05が子ザルの毛づくろいをしている様子。

サルたちの世界には、「夫婦」という関係が存在しません。

発情期のオスは多くのメスと交尾をし、メスも多くのオスと交尾をし、定まった相手を持たずに異性と接触し続けます。

是即ち、子供が生まれた際に「産んだ」という事実がある「お母さん」という存在はあっても、「お父さん」という存在がないという事でもあります。

もちろん、遺伝子情報を調べて、厳密な調査をすれば「子種の元」を意味する「お父さん」はいますが、それを知ったところで、サルたちの生活にとってなんら関わりのない事。

なので、お母さんもその子供も、遺伝的なお父さんにも、関心のない事です。

よって、大人のオスは、基本子育てというモノをしません。

ところが、この季節になると、子守をする大人オスたちを見るようになります。

様子を見ていると、「抱いていると暖かいから」という内情が読み取れる気がします。元の理由はどうあれ、こういう事をしだすと時間の経過とともに、愛着のようなモノが湧いているのがはっきり分かる所も面白いモノです。

「行くぞ」というように合図を出して、子供を背中に乗ってたり、出遅れた子供を心配そうに振り向きながら追いついてくるのを待っていたり。秋のシーズンに血気盛んに相手も見ずに噛みついていた頃が嘘のようになってしまいます。

母親の方でも、それこそ「お父さんなし」で出産後から付きっ切りで子育てしていましたから、こうやってオスが面倒を見てくれるのは子育てから解放されるという事にもなるのでしょう。こういう状況を放っています。

こういった背景から、「愛着のある子供を守る=子供の立場が強くなる=母親の立場が強くなる」という流れになり、メスたちの力関係の立場が変わっていく事もあります。

ただ、大人オスが面倒を見るケースはオスの姉・妹の子、大人オスの歳の離れた弟・妹、親族の子供がほとんど。時折、なんの関係もない血縁の子供の面倒を見る事があり、それが上記のような「立場を変えるモノ」になる事もあります。

尤も、春の暖かい陽気になってくると、暑っ苦しくて邪魔になってくるのか、愛着持って接したモノをあっさりと「邪魔だ」と払いのけるようになってしまいます。

子供の方は、「今まで遊んでくれた大人」という感覚がしばらく残っていますから、それまで同様に飛びついたりするのですが、「こっち来るな」と言わんばかりに怒られて拗ねる様子を春の時期はよく見ます。

冬からの事情を知らないと、ただただ大人オスが子供をいじめている光景でしかありませんが、サルたちの生活を追ってみていると、なんだかほほえましい光景なんですがね。



植物こらむ
第59回
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ネコヤナギ (猫柳)

ヤナギ科

開花時期:3~4月


春になると、葉をつけるよりも前に上部の枝に白い綿毛のような花穂(かすい)をつけます。


名前の由来は、その花穂が猫のしっぽのように見えることから。別名エノコロヤナギともいうそうですが、こちらはエノコログサ同様、犬のしっぽにも似ていることからついたそうです。もう少し経つと白い花穂の際から黄色の花が咲き、まるで枝の先に猫じゃらしが付いているかのような姿になります。


花穂の色は様々あるようで、ピンクや金、灰色、黒などがあるそうです。写真のものは花穂が白いので「銀猫」とも呼ばれるそう。


ちなみにですが、この花穂の先は必ず北を向く性質があるため「コンパスプラント」とも呼ばれるそうです。…見つけたものは確か南を向いていたような気がしますが、気のせいでしょう。


有料駐車場へ行く道横に生えています。今はまだ通ることができませんが、4月ごろになれば黄色の花をつけたものが見頃になるはずです