10月22日(木)くもり

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サル来苑時間…

最近のサル公苑滞在状況
18日(日)サル不在
19日(月)サル不在
20日(火)サル不在
21日(水)サル不在

16日以降から続くサル不在。今日で1週間となります。

16日〜18日にかけては、サルたちと遭遇できずとも、「痕跡」や「鳴き声」などわずかな手がかりはあり、だいたいのサルのいる場所が掴めている状態でした。

しかし、19日〜21日は全く手がかりがありません。鳴き声はおろか、フンや食痕などの痕跡もないので何処をどう動いているかも分かりません。

先日お話しした「ある谷の底」は、広がった平野になっている箇所があるので、そこを巡っているのではないかと思います。
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「出会った1位オスは動いてくれても…」
そして今日、ようやくサルたちと出会う事ができました。久しぶりに再会したサルたちは発情がかなり進んでいるようです。が、例年の如く「発情で夢中になっていて動かない」というそぶりではありません。

発見時は、やはり山ぶどうをたくさん食べていました。しかし、一部のサルたちは私たちスタッフの姿を見るとすぐに集まって来たので、お腹は空いているのでしょう。

うまく動いてくれそうなシチュエーションですが、なかなか動きません。

ボスを始めとする一部のサルたちを誘導する事が出来ますが、全体の気持ちとして「公苑に行く」というモノにならないので、50メートルも動いたところで立ち止まってしまいます。

そして、徐々に「ある谷の底」へ…

午後現在も誘導を試みていますが、今日中にサルたちが公苑に下りてくれるかは難しいかもしれません。

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「公苑側の発信をお待ちください」
観光に訪れてみたけど、サルがいないらしい。

そういう期待感と空振り感の為か、近隣でサル発見情報があると、「地獄谷から逃げたサルが発見された」と思われる事があります。

しかし、こちらのブログやHPを見てくださっている皆様は、よくご存知だと思います。

「地獄谷野猿公苑のサルたちはそもそも山のサルであって、公苑に住み着いているものではない」のです。

そして、公苑が山の奥にあるのは、「サルたちの行動エリアをヒトの生活エリアから離れさせる」意味合いがあり、ヒトとの接触を避ける事によって、サルたちが害獣化するのを避け、ひいては保護している意味もあります。

山ノ内町は、自然豊かな山の町。「公苑の群れ以外」のサルたちも多く生息しています。そして、サルたちが出現する事もあるでしょう。そして、道路や温泉街などでもサルが出没する事はあります。

サルを見に行ったけど、公苑にはサルがいなかった。でも道路に出たらサルたちがいた。

空振りだった状態から「ちょっとでも目的のモノに出会えた」という気持ちになるかもしれません。

しかし、それは公苑のサルではありません。不用意に近づきすぎればサルたちから攻撃される可能性があります。

攻撃的でなかったとしても、ヒトとの遭遇を経験すると次第にヒトに慣れ、ヒトに対いして怖さを持たなくなります。

ヒトを見ても逃げなくなる。そうなると、無暗にエサを与えるヒトと出会い、エサをもらった結果ヒトを積極的に襲うサルになり、やがて駆除の対象になります。

観光に訪れた人にとっては「望んだ出会い」になるかもしれませんが、その多くはサルたちにとって不幸な結末になり、サルたちにとって「望まぬ出会い」となってしまいます。

SNSによって多くのヒトが情報を発信できるようになり、「公苑にいなかったサルに出会えた」という情報も、もしかすると見る事もあるかもしれません。

公苑のサルたちは、発見や公苑に来る動きが見えれば必ずご報告いたしますので、公苑側からの発信をまずお待ちいただいてから来苑の予定を立てていただければと思います。



植物こらむ
第107回
ウリハダカエデ

ウリハダカエデ2



ウリハダカエデ(瓜肌楓)
カエデ科
開花時期:5月ごろ

名前の由来は、木の幹の皮が、「しまうり」のように縦縞を表すことから。比較的若い木は、全体的に暗緑色で縞模様もはっきりしているようで、成木は樹皮全体が灰褐色になり、縦に浅く裂けるようです。

葉の特徴としては、チューリップのような形(ヒヨコの足?)で、3〜5裂する扇形。五角形にも似ています。葉に白い斑点が入るものもあるようで、フイリウリハダカエデ(斑入り)、初雪カエデなどともいわれるそうです。秋に散ってしまうカエデに‘‘雪‘‘と名付けるなんて、情趣がありますね。

一説によると、ウリハダカエデの葉は食用になるようです。カエデの樹液は甘いですが、葉はどんな味がするのでしょうね...ちょっと気になります。

遊歩道に生息しています。割と分かりやすい葉っぱの形をしているので、ぜひ探してみてくださいね!



*日没時間が早くなってきております。地獄谷野猿公苑は駐車場から徒歩のみで訪れる事の出来る山の中。歩いていただく遊歩道の道中は杉林であり、人工の灯りが全くない道です。
日が暮れて暗くなると、灯りのない遊歩道は真っ暗になってしまいます。

10月末までの営業時間は8:30〜17:00ですが、17:00に到着していただいても観察は出来ません。少なくとも16:00〜16:30くらいに入苑できて、17:00にはお帰りの準備が出来るよう心掛けてください。
また、終了時間まで観察される場合は懐中電灯やペンライトをお持ちいただくなどの準備をお願い致します。

現在のところ17:00に公苑を出発すれば問題ない状況ですが、これから日に日に暗くなるのが早くなりますので、時間に余裕のある来苑を心がけてください。

施設の特性に対するご理解ご協力をお願い致します。