11月15日(日)はれ

最低気温-1℃ 最高気温6℃
来苑時間9:00

6日(金)10:35〜16:00
7日(土)9:00〜16:00
8日(日)9:05〜16:00
9日(月)9:00〜14:50
10日(火)9:00〜14:50
11日(水)9:00〜16:00
12日(木)9:00〜16:00
13日(金)9:00〜16:00
14日(土)9:00〜16:00

朝遅めに公苑に到着したり、日中そわそわと動いたり、午後の早い時間に帰ってしまったりと、サルたちの動きは相変わらず不安定。

ですが、極端な遠出はなくなってきています。先週の始めくらいは「ある谷底」まで行っていましたが、この一週間くらいはそこまで行っている気配はなさそうです。

流石に秋の食物が終わりの頃となったのでしょう。

極端な遠出がなくなって来たので、一安心ですが、発情はまだ続きますし、「近くにいても公苑に行かない」という気になってしまう事はあります。

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「穏やか」
日本は四季がはっきりしている国です。

春、夏、秋、冬…。そして、冬が過酷になりますので、春に子を産む。ニホンザルの妊娠は約6カ月間。なので、秋に子を宿し春に出産する…そういったサイクルです。

サルの仲間は熱帯や亜熱帯地域に生息しています。ニホンザルはその「サルの住む」世界の中で、一番北に生息するサルとなります。雪猿、スノーモンキーと呼ばれるのは、雪の降るような地域にサルと言う種の動物が生息しているのが珍しいからです。

日本に住むニホンザルは「冬」という過酷なシーズンがある以上、どのシーズンでも発情してよいわけではありません。

ニホンザルは、動物を捕食した例がほとんどありません。捕食した例自体、ない訳ではありませんが、「そういう例もある」程度。よっぽどお腹空いてて、たまたま食べやすい動物がいたなら、そういう事もあるかもね…というレベル。

なので捕食者としての「武器」をそもそも持っていません(だから尚更、捕食しないのが基本)

一般的にはニホンザルとはボス争いや権力争いを繰り広げているイメージがあるかもしれませんが、そういった大掛かりなケンカはまずしません。

なので、しつこくケンカをするとなると、この発情期によるメスを巡る一連のやり取りの中での事。しかし、上記の通り、日本は四季の関係上、「一年に一度」の程度。

温暖な地域に生息するサルの種の中では、一年に複数回発情期があったり、不定期な発情の為、子持ちのメスが発情するようにその子を殺してしまうという種もいます。ニホンザルの生態上、それは必要ないのです。

捕食者としての武器は持っていませんが、唯一オスには「大きな犬歯」が備わっています。大きく鋭いので、噛まれると深手になる場合があります。

しかし、こちらも本来は「少ない発情の中で争う必要性が出てきた時」の使用が主になり、それも「直接的な攻撃を目的とするというよりは、大きく発達した牙を見せる事により視覚的に威嚇する」意味合いである事が多いといわれています。

普段は空気の読み合い察し合いによって、激しい喧嘩を避けていくサルたちですが、発情によって血気盛んになったオスたちは歯止めが利かず手加減もしません。

なので、ケガをするサルたちが多くなるシーズンでもありますが、そもそもが「相手を殺傷する」事に長けている動物ではないので、ケガといっても命を落とすようなケガになる事はほとんどありません。

派手に血を流しているように見えても、些細なケガである事が多いものです。大きな心配はいりません。


植物こらむ
第110回
ノフキ


ノフキ2




ノブキ(野蕗)
キク科
開花時期:8~10月

フキによく似た葉っぱをもつ、フキとは違う種類のノフキです。

特徴は、葉の先がやや尖っており、スコップのような形になっていることです。晩夏に咲く花は白く小さなものでクルマバソウの花に似ているような気がします。

秋になる実はサボテンのよう。先端はやや粘り気があり、洋服にくっつくこともあります。なかなか見ない姿の果実なので調査に難航しました…。

春の新芽を山菜として食べることが出来るようですが、ふきと比べるとさほど良い味ではないようです。山菜の他に、生薬として切り傷、腫れ物に活用されてきたようです。

遊歩道の道中に生息しています。

遊歩道や有料駐車場から公苑までの道中の紅葉が見頃を迎えています。沢山落ちている枯葉を見ると、学生の頃にあった焼き芋大会を思い出します...私だけでしょうか(笑)



*日没時間が早くなってきております。地獄谷野猿公苑は駐車場から徒歩のみで訪れる事の出来る山の中。歩いていただく遊歩道の道中は杉林であり、人工の灯りが全くない道です。
日が暮れて暗くなると、灯りのない遊歩道は真っ暗になってしまいます。

11月からの営業時間は9:00〜16:00ですが、16:00に到着していただいても観察は出来ません。少なくとも15:00〜15:30くらいに入苑できて、16:00にはお帰りの準備が出来るよう心掛けてください。
また、終了時間まで観察される場合は懐中電灯やペンライトをお持ちいただくなどの準備をお願い致します。


施設の特性に対するご理解ご協力をお願い致します。