3月23日(火)はれ

最低気温0℃ 最高気温7℃
サル来苑時間9:00

最近のサル公苑滞在状況
18日(木)9:00〜16:00
19日(金)9:00〜16:00
20日(土)9:00〜16:00
21日(日)9:00〜16:00
22日(月)9:00〜16:00


彼岸も過ぎ、県内の学校の卒業式も終わり、いよいよ季節的にも春となってきました。

今月2日に雪が降って以降、地獄谷では雪は降らず、積もっていた雪もほぼ消えてしまいました。

10℃を越える事も珍しくなくなり、逆に氷点下に下がる事は少なくなってきました。

予報等で、「雪」の予報が無い限りは、冬の装備は必要なさそうです。朝方の冷え込みや、冷たい風が吹く事もありますので、ナイロンジャケットやスプリングコートがあるとよいでしょう。

21日(日)の午前中は暖かく、16℃まで気温が上がっていました。半そでシャツの方も多く、中には半そでハーフパンツというお客様もいらっしゃいました。

天気のいい日は、私も上は長袖シャツ・長袖作業着シャツ・シェルジャケット、下も作業着ズボンという恰好でいます。

積もっていた雪が消えてしまったので、根となる雪がない状況です。

これから先雪が降ったとしても、「降った後に晴れればすぐに溶ける」程度でしょう。しかし、「雪が降る事」と「数十センチレベルになる事もある」事は忘れずに、来苑される際は天気予報をチェックして準備を整えてください。


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「存命の喜び、日々に楽しまざらむや」
人間だれしも死ぬのが嫌ならば、だからこそ今ある命を愛するべきなのだ。

命ながえる喜びを、毎日大切に楽しまなくてはいけない。

愚かな人間はこの楽しみを知らず、物欲に振り回されてあくせくしている。

命という宝を忘れ、快楽や金銭という別の宝ばかり追い求めていては、いつまでたっても心満たされることはない。

誰もが生きる喜びを楽しもうとしないのは、死を恐れないからだ。

いや、死を恐れないからではなく、人間はいつも死と隣り合わせに生きているという自覚がないからなのだ。

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「生を愛せ」
突然どうした?…とお思いの方もいらっしゃるかもしれませんね(笑)

上記は吉田兼好「徒然草」の現代語訳の一部を抜粋したものです。

今シーズンは暖かい冬だった…としても、自然界に生きる野生の動物たちにとっては過酷なシーズンです。

寒さと餓えに、命を落とす動物もいます。

何気なく遊ぶ子供ザルたちも、死と隣り合わせの冬を懸命に乗り越えてきました。

子ザルたちの姿が生き生きと楽しそうに見えるのは、ただ単純に見た目の「かわいさ」だけでないように思います。

懸命に生き、懸命に楽しんでいるからヒトの目を釘付けにする力があるのではないかと、徒然草の一文を思いながら感じます。

日々、死の近きことをわするること、なかれ。





植物こらむ
第127回
クサイチゴ


クサイチゴ(草苺)
バラ科
開花時期:3~4月
結実:5~6月ごろ

大きな白い花が特徴的な野いちごの仲間。
別名を早生イチゴ(わせいちご)・鍋イチゴともいい、早生イチゴはキイチゴの中では果実のできる時期が速いこと、鍋イチゴは果実を割ってみると鍋のように中心が空洞になっていることが由来のようです。

特徴は、直径4cmほどの大きな花、花びらは5枚で、葉っぱは互生(交互につく)、奇数羽状複葉(葉が茎に対して左右に羽のように付いていて、茎の先端が3つ出の葉であるもの)。
ちなみに、直径4cmは卓球の球と同じ大きさなので、白いピンポン玉を思い浮かべていただけるとわかりやすいと思います。)

また、キイチゴの仲間の特徴のひとつに「集合果」というものがあります。

集合果とは、ふつう、果実はひとつの花からひとつ実るものが、分離めしべ(ひとつの花に多数のめしべがあること)を持つ花の場合、その多数にあるめしべが寄り集まってひとつの果実をつくり、その総称を指します。その中でも、クワの実やクサイチゴのようなキイチゴ状果と、甘くて美味しい食用いちごのイチゴ状果に区分されます。よくよく思い返して見ると、確かに両方つぶつぶしているけれどちょっとなり方が違いますよね。

今が旬のいちご。食べる機会も多いと思いますので、なんとなく「これは集合果なんだなぁ」と思い出していただければ嬉しいです。