7月9日(金) あめ

最低気温20℃ 最高気温22℃
サル来苑時間9:20

最近のサルたち公苑滞在状況
5日(月)8:30〜17:00
6日(火)8:30〜17:00
7日(水)8:50〜17:00
8日(木)8:30〜17:00

ほぼ毎日のように雨が降っていますが、幸い公苑周辺に特に被害はなく、無事に過ごしております。

例年、5月下旬〜7月中旬までは山での食べ物が増え、サルたちが公苑に来るのが朝遅くなったり、午後早めに帰ってしまったりする時期です。

しかし、今シーズンは早くにサルたちの食べ物の旬が終わってしまったようで、6月下旬くらいからは開苑の8:30から閉苑の17:00まで安定して公苑にいてくれています。

時々「遠くに食べ物を探しに行ってみよう」となるので、公苑に来るのがちょっと遅くなりますが、これから8月の下旬くらいまではサル探しの為の山登りも少なくなりそうです。

お盆を過ぎた頃から、“実りの秋”が徐々に始まり、サルたちの好物が山で増えていくので、「公苑にサルたちがいない」「サルたちを探しに山へ上る」…というシーズンになっていきます。

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「4連休」
オリンピックが開催されるという事で、今月の祝日が変わりました。

19日(月)の海の日が22日(木)に移動し、10月11日(月)のスポーツの日(体育の日)が7月の23日(金)に移動となります。

なので、22日(木)〜25日(日)まで4連休という方も多いのではないでしょうか。

学校の夏休みも始まる頃。

やはり、観光で来苑されるお客様も多くなるのではないかという気がいたします。

新規感染者が増加傾向の東京都が4度目の緊急事態宣言となり、先行きの不安もありますが、訪れたお客様が公苑を楽しんでいただけるように準備を整えております。

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「バレてます」
口の周りがほのかに黒ずんでいるのが分かるでしょうか?

これはクルミを食べたあと。

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「オニグルミ」
こちらがサルたちが食べているクルミ。

一般的に我々が食べるクルミはセイヨウクルミ。その名の通り、ヨーロッパから輸入されているクルミです。

オニグルミは、日本に古来から自生するクルミで、本来日本のクルミと言えばこのオニグルミ。

縄文遺跡からも発見され、日本人も昔から食べていた物ですが、一般的なクルミよりも凝縮したように小ぶりで硬く、味も濃厚ですが食べられる部位も少ないです。

なので、一般的なクルミの方が扱いが良いためか、現代人の殆どが食べる「クルミ」ではなくなってきたのでオニグルミと言われてもピンと来ない人も多いでしょう。

クルミとは、いわゆる種であり、私たちが食べるのは種の中の仁です。

画像でいうと緑の部分が実であり、白い部分が種です。画像の実はまだまだ成熟していないので、仁になる部分はほぼ見えません。

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「実の房」
こんな感じで、木に生っています。房となって束で木からぶら下がっている状態ですね。

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「実が黒く染める」
画像では欠けた実をティッシュで触れた状態ですが、ティッシュがやや黒ずんでます。

実にはタンニンという色素が含まれ、「灰汁」の様な物。なので、実を食べずその種となる部分を食べます。

サルたちも同様で、実を齧って種を取り出し、種を割って中身を食べます。

その際に口にタンニンが付着し、口の周りを染めるのです。これは、この時期同じくクルミを食べる動物も同様で、リスも口の周りを染めている事があります。

オニグルミは硬く、殻を割るのは容易ではありません。ましてやサルたちは歯で噛んで割るしか方法がないので、非常に大変です。

そして、中身は美味しいのですが、頑張って固い殻を割ったのに中身は少し。

労力に見合わないからか、クルミを見て拾っても「いらない」とすぐに捨ててしまうサルもいます。

サルたちの口が染まっているのを見つけたら、「頑張ってクルミを食べてきたんだなあ」と思って下さい。



動植物こらむ
第145回
ミソサザイ


ミソサザイ(鷦鷯)
スズメ目ミソサザイ科

全長約11cm
留鳥
生息環境:河川、湖沼、森林
雌雄同色

日本最小の鳥の一種です。全長11cmと、遠くから見ると茶色いゴルフボールが飛んでいるかのように見えるため「飛ぶミートボール」と呼ばれることもあるようです。西欧では「鳥の王様」として童話にも登場しています。

名前の由来は、小さいという意味の「些細(ささい)」から。小さな体でも大きな声で長く歌い続ける特徴があります。日本全国に分布しており、山や谷などの薄暗いところを好むようです。

「鳥の王様」関連の逸話や童話は多く存在しており、なぜミソサザイが鳥の王と呼ばれるようになったか諸説あるようですが、共通する点として知恵があり賢いこと、小さな体を上手く使って大きな体のものにも怖気付かないこと、があります。実際のミソサザイがそうかはわかりません。しかし、他の小鳥に餌付けをする習性が確認されていることから、賢い動物であることにまちがいはないでしょう。

小さく目立たない体をしているためまだ見たことはありませんが、時たまに遊歩道で鳴き声を聞くことがあります。鳥の鳴き声もこれとわかるとなかなか面白いですよ。