8月30日(月)はれ

最低気温21℃ 最高気温26℃
サル来苑時間9:20


16日(月)8:30〜16:15   21日(土)10:10〜17:00  26日(木)10:00〜17:00
17日(火)10:10〜14:15  22日(日)11:00〜17:00  27日(金)13:10〜17:00
18日(水)10:20〜17:00  23日(月)9:50〜17:00  28日(土)8:50〜17:00
19日(木)10:15〜17:00  24日(火)11:55〜17:00  29日(日)11:15〜17:00
20日(金)…サル不在   25日(水)…サル不在


サルたちの「秋モード」の動きが日に日に活発となっています。

サルたちを探しに山へ登る日が続いています。サルたちを発見するのに時間がかかり、公苑に誘導するのに時間がかかり、時間をかけてもサルたちを公苑まで誘導できずに断念する事もあり、なかなかブログの更新まで手が回らない日が続いてしまいました。

久々…過ぎてしまい、気がつけば2週間。2週間の間、サルたちの動きの変化がありましたが、情報をストックし過ぎてなにをお伝えしたらよいものか(笑)

お盆過ぎの16日〜21日くらいは様子見の山巡りといったサルたちの様子ですが、22日から徐々に「本格的な遠出」が増えてきてます。

昨年はサルたちが10月の後半に2週間近く連続で不在となる事がありました。遠出も、とんでもなく遠くまでとなり、10匐瓩サルたちを誘導しました。それでも、10月の上旬までの動きは安定していて、前半は「順調なサルたちの出勤」状況でした。

今年はお盆前から慌ただしくなっています。これから「秋の実り」と「発情期」でどんどん動きが活発になって12月になるまで続くでしょう。

これから3カ月。忙しい日が続きそうです。

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「目指すはブナの実」
公苑のサルたちは、山のサル。

公苑に住んでいるいる訳ではなく、山で生活しているサルを公苑に「来てもらって」います。

そして、ニホンザルというのは、そもそもが「住処」というものを持たず、常に移動し続けて生活をしています。

寝る時も、特定の寝床がある訳ではなく、その日によって寝場所を変えます。

但し、どこへでも行ってしまうのではなく、だいたいの行動する範囲があって、それはおおよそ2匯擁となります。なので、ある一定の範囲内の中でぐるぐるとめぐっているという感覚です。

この「2匯擁」というのはあくまで直線距離の話で、凹凸の激しい山の中ですから、実際の道のりは2勸幣紊砲覆觧もあります。

彼らが「移動する理由」の主は当然「食べ物」が基準となります。従って、これから食べ物が増える実りの秋には、2劼魃曚┐詒楼呂魄榮阿垢觧もあり、昨年は4卍の範囲にまで行動範囲を伸ばしていました(この場合も、公苑から直線4劼埜韻靴て擦里蠅鯊腓く迂回せざるを得なかったので上記の通り10劼陵尭海箸覆蠅泙靴)

その年の、木の実の成長具合で目的とするポイントは変わります。

今シーズンは、ブナの実の「生り具合」が良いようで、そちらを目指した動きが顕著です。

ブナのポイントはいくつかあり、ブナが広い範囲で生えている「ブナの群生地」があるのですが、今シーズンのサルたちはそこをよく目指しています。

ここ数年は「ブナの群生地」には行きませんでした。この数年間数える程度です。しかし、6年前の2015年はよくそのポイントにほぼ毎日行っていました。

当たり年というか生り年というか、そういうめぐりになっているのでしょう。

今のところ、2日〜3日に一度の割合で「ブナ群生地」を目指していますが、これからもっと頻繁になるかもしれません。

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「ブナを目指して」
ブナ群生地は、公苑から1卍。

こうやって文字にすると、さほど遠くはありません。

しかし、そこに至るまで非常に険しい斜面を登り、「崖」と言われるポイントを、「かろうじて登れるところ」から登らなければなりません。そして、ブナ群生地自体も非常に険しい斜面に面した所です。

サルたちがいるかもしれない場所に行くだけでも時間はかかり、探して公苑に誘導するのにも時間はかかります。そして、サルたちもこちらの思惑通り公苑に移動するかも、その時のサルたちの気持ち次第となってしまいます。

サルたちの捜索、発見、誘導についてはFacebookやTwitter等のSNSで常に発信しています。来苑をご検討される際は、まずそちらの情報をチェックしてください。

また、それらの情報をチェックできない場合は、公苑側に「サルたちが来ているか」お電話いただければ状況をお伝えする事も出来ます。

地獄谷野猿公苑のサルたちは、野生のサル。そのサルたちを公苑に「来てもらっている」事で皆さんに観察していただけるようになっています。

ご理解の程、よろしくお願い致します。

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「“だけ”でない」
温泉に入るサル。

その言葉が独り歩きしてしまっているように感じます。

確かに公苑のサルは、温泉に入ります。そして、温泉に入るサルは珍しく、世界でも稀です。

しかし、公苑のサルたちも常に温泉に入っている訳ではありません。

冬の最中に「少しでも寒さを和らげるため」に温泉に入るのであって、全てのサルが温泉に入るわけではないですし、温泉に入る光景はサルたちの生活のごくごく一部にしか過ぎません。

しかし、温泉に入る姿が印象的過ぎるのか、「温泉に入るのが、珍しい。温泉に入る姿を見る場所である」というイメージが強くなってしまっている気がします。

公苑入口で、「サルたちはいま温泉に入っていない」という事を知ると、「サルを見るだけでは意味がない」と引き上げてしまうパターンがあります。

秋の時期、サルたち不在が多くなります。そもそもサルたちを見たくて公苑に来ても「見れない」事もあるんです。それを思うとすごく「もったいないなあ」と思ってします。

温泉に入る姿は、確かに面白いです。でも、「それだけじゃない」って思ってもらえるよう、色々な二ホンザルの魅力を発信していきたいです。


植物こらむ
第151回

今年もキノコの時期がやって来ました。...といっても今回ご紹介するのは夏キノコです。
ハナビラタケ

ハナビラタケ(花弁茸)
ハナビラタケ科ハナビラタケ属


高い栄養価と希少さから「幻のキノコ」とも呼ばれているようです。

珊瑚のような、ひらひらしたヒダが寄り集まっているような見た目をしています。白〜薄黄色で、少し旬を過ぎてしまったものは稲荷色に変わってゆきます。

根株心材不朽菌(ねかぶしんざいふきゅうきん)という、生きているカラマツなどの木株に奥深くまで入り込み栄養を奪って、木を枯らしてしまうほど強い菌なのだそうです。
(ちなみに他のキノコはカラマツの強い松脂を嫌がってほとんど生えないようです)

色々な栄養価をもつキノコ類のなかでもβグルカンと呼ばれる成分を多量に含んでいます。
βグルカンとは、簡単にいうとヒトの免疫に大きくかかわっている白血球の仲間、NK細胞(ナチュラルキラー細胞)を活性化させる効果があるとされています。NK細胞の機能の一つとしてがん化した細胞をいち早く排除するものがあり、それによりβグルカン=がんを防ぐ効果が期待されているようです。

現在は人工的にも作られるようになりさほど希少な物ではなくなりましたが、カビに弱い為(ハナビラタケの成長がカビの成長よりも遅い)人工栽培の確立にはかなりの努力があったようです。

ご存知かもしれませんが、きのこの人工栽培方法を簡単にご説明しておきます。
人工栽培方法には、原木に種菌と言われるキノコの‘‘もととなる種‘‘を植え付ける「原木栽培」と、
木ではなくおが屑等で作った培地に菌を植えて栽培する「菌床栽培」があります。一年を通してスーパーなどで購入できるエノキダケの下の茶色い部分が培地ですね。
原木栽培だと種菌を植え付けてから収穫までは約2年程かかるようですが、菌床栽培の場合は約90日で収穫できるようです。(シイタケの場合)
ただし、原木の方が味や見た目が良いなどの意見はそれぞれあるようです。

さて、ハナビラタケを実食した感想ですが...香りや風味が非常に良く、みそ汁やスープに入れても「おっ、入っているな」と分かる位良い香りがします。歯ごたえもコリコリとしており、きくらげのよう。非常においしく頂けました。ただ、煮過ぎたせいなのか味は良く分かりませんでしたが...(汗)

最近では家庭でも栽培できる簡易キットが購入できるようですので、機会があったらレポします。