11月19日(金)はれ

最低気温5℃最高気温10℃
サルたち来苑時間9:00

最近のサルたち公苑滞在状況
15日(月)9:00〜16:00
16日(火)11:40〜16:00
17日(水)9:00〜16:00
18日(木)12:50〜16:00

16日と昨日18日と、サルたち公苑に来るのが遅くなっています。

サルたちの行動範囲はおおよそ2匯擁。これはほぼ公苑を基準として2匯擁と考えていただいてよいでしょう。ただし、秋の時期は食べ物の生り方によってそれよりも大きく動く事があります。

実際、10月の長期不在の際はいつもの「2匯擁」の行動範囲を大きく超えて、5辧7劼涼賄世泙嚢圓辰討い泙靴拭これは直線距離なので、サルたち発見・誘導する際は10km以上となり、「非常に遠い場所」といえます。

11月に入り、「非常に遠い場所」に行くことはなくなりました。それでも、通常の行動範囲の2匯擁は動いているようです。

サルたちから公苑に来てくれるパターンが多いのですが、ここ最近は「日当たり具合」で暖かい場所でのんびりとしていて、遅刻する事があります。

これが「行動範囲の2匯擁の最果て」だと、スタッフが見つけるのも遅くなり、公苑にサルたちが到着するのも遅くなるという結果になっています。

10月の間は、サルたちを発見してもそこから動かずという事もありました。

ここ最近は、サルたちと合流できればサルたちはすんなりと公苑に向かってくれます。

10月と11月、状況はかなり変わり、サルたちを見るチャンスは高くなっていますが、12:00前後まで遅刻する可能性はあるので、来苑前の「サルたち公苑にいるのかチェック」はこまめにしていただいた方がよいでしょう。

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「エサの意味」
サルたちのエサは、一日おおよそ3〜4回与えています。

*長野県の方言だと「エサをくれています」

公苑のサルは、周辺に住まう野生のニホンザル。

ニホンザルは、特定の住処・寝床を持たず常に転々と居場所を変えます。

居場所を変える、主な目的は「食料のある場所」という事になるので、公苑での餌付けは「山の中で生活するサルたちが、転々と居場所を変える中で、その目的地として公苑を選んでもらう」という手段に過ぎません。

野生のニホンザルに公苑に訪れる「キッカケ」をつくっているのです。

なので、動物園などの施設ではエサやりは“ショー的”に扱われる事もありますが、公苑ではそういった意味合いを持ちません。

時間も不定期ですし、サルたちの動きによってあげるタイミングを早めたり(あるいは遅めたり)、一度の量を減らして一日の回数を増やしたり、逆に減らしたり…と、状況に合わせてエサを与えているので、時間や回数はその日その日によります。

エサの時間にサルたちが大きく動いたりして、見ごたえのあるシーンになる事もありますが、時間・回数が必ず決まっているものではないので、その時見れればラッキーと思っていただけると良いのかなと思います。

「サルたちは、公苑閉苑時間である17:00(この時期は16:00)が何で分かるのか?」とご質問いただく事もあります。

4月〜12月くらいまでは、一日の最後の時間にリンゴを与えます。リンゴは公苑で与えるエサの中でサルたちのご馳走でもあります。

リンゴをもらうまで公苑にいて、リンゴをもらったら山へ帰る…という「区切り」でもあります。

ご馳走なので、リンゴの時間は大変賑やかで面白い光景ではあります。

でも、リンゴの時間を待たずして山へ帰る事もありますし、リンゴの時間は遅い時間となるのでこれを見ていると帰り道が真っ暗になって大変危険です(11月は16:00の閉苑後にエサを与えるので、見る事も出来ません)

リンゴの時間のエサやりは、時折「動画で見たい」という要望もいただきますが、面白い光景であるがゆえに公苑の事情を知らない方が「じゃあリンゴのエサやりの時間に合わそう」とすると、「サルたちが既にいない・帰り道も真っ暗」という事になってしまいます。

エサやりについて、公表しなかったり、動画を挙げられなかったりするのは、そういった事情も関係しています。

公苑でのエサやりは、ショーではなく「公苑に留まるキッカケ」程度の物。エサそのものも「公苑のものしか食べれないようになってしまうような贅沢な物」ではなく質も量も必要最低限の物。

地獄谷野猿公苑は、いざ現場に来てみないと分からない事が多いので、「楽しんでいただく」事は考えながらも、常に「正しく地獄谷という場所を理解していただく」という部分もアレコレ考えながらお伝えしなければ…と思ってブログ・SNSの発信を行っています。

そういう気持ちが、少しでも伝われば幸いです。


*11月になり、営業時間が9:00〜16:00となりました。公苑は山の中にあります。駐車場エリアから徒歩で遊歩道を歩いて来ていただく場所となり、遊歩道は人工の灯りがない杉林です。日没が早くなる秋〜冬のシーズンは、遊歩道は真っ暗となってしまいますので、午後の来苑は「早め早め」を心がけてください。
また、遅い時間に来苑される際はペンライト・ヘッドライト・懐中電灯などの灯りをお持ちください。
地獄谷野猿公苑は、野生のニホンザルを観察する施設となります。野生動物が生息するような環境に来ていただく場所となります。施設の特性に対するご理解ご協力をよろしくお願い致します。