6月30日(木) 晴れ
最低気温21℃ 最高気温29℃
サル来苑時間8:50
25日(土)8:40〜16:30
26日(日)9:30〜17:00
27日(月)10:10〜17:00
28日(火)10:45〜17:00
29日(水)8:40〜17:00
27日に梅雨明けとなり、統計開始より最短の梅雨となりました。
その短い梅雨期間も、梅雨というには雨が少ない期間でした。
ゲリラ豪雨のような突然の大雨は頻発していましたが、一時の激しい雨だけではシーズンの水量としては少なく水不足が心配です。
そして、先週末から一気に気温が上がり、真夏日の暑さ。
地獄谷でも連日30℃を超えています。
6月から酷暑の暑さ。
年々、暑さが増しています。
ここ数年ですら季節の常識が変わってきています。
「まだ6月だから…」と油断せず、
エアコン・扇風機で室内を涼しくする。水分・塩分補給を小まめにする。体調不良を感じたら無理をしない。
など、熱中症対策をしましょう。

「換毛が進んだオス」

「赤ちゃんを抱えたメス」
4月〜6月は、出産のシーズンですが、この時期は毛の生え替わり「換毛」の時期でもあります。
毛の生え替わりがほとんど済んだオスは、スッキリとしてきました。
しかし、出産したお母さんたちは、赤ちゃんが掴みやすいように毛の生え替わりが遅くなります。
まだまだふさふさとした毛足の長い冬の毛で過ごさなければいけません。
木陰を求めて、少しずつ山へ上がり、それが「山へ帰るきっかけ」になる事も。
25日は、早めにサルたちが山へ帰ってしまいましたが、この「木陰を求めて」の動きが関係してます。

「トアミ00」
昨年秋まで群れの1位オスだったトアミ00♂
この半月ほど姿を見なくなりました。
オスは成長すると、群れから出て単独で暮らすようになります(離群)
1位オスも例外ではありません。
むしろ、1位オスも群れから出ていくので、「1位」という順位に固執しているわけではありません。
また、下の順位のものもいずれ群れから出ていくので「一位になりたい」と虎視眈々とチャンスをうかがっているわけでもありません。
一般的に思われているほど、ボスという座に特別性はなく、その為ボス争いはないのです。
昨年の秋で順位が入れ替わって2位となっていましたが、順位の変換はあまり関係なく「その気になったから」群れから出ていきます。
トアミ00がいなくなった…と思っていても、しばらく時間が経過すると戻っている。
ということもあるので、もう少し慎重に様子を見る必要はあるので、まだ離群という判断はしていませんが、仮に離群となってもなんら不思議なことはありません。いつまでも群れの中で生活するオスの方が珍しいのです。
植物こらむ
169回
コエゾゼミ(小蝦夷蝉)
カメモシ目セミ科
時期:7〜8月ごろ
分布:沖縄:・九州を除く日本全国
大きさ:33〜35mm
(アブラゼミは28〜33mm、エゾハルゼミは30〜37mmほど)
✳︎今回も画像は1番最後に載せております。
夏の暑い時に「ジーーーーー(またはギィーーー)」と連続で鳴いているセミです。あれを聞くとより外気が暑くなる感じがします。
山地など比較的標高の高い樹林に生息しており、日中の活動時間中には木の高いな場所にとまって鳴いているようで、姿を見ることは稀だそうです。
黒色の体に黄色と赤〜茶褐色の模様があり、姿が見えると割と記憶に残りやすい体をしています。画像の個体のように、背中に「w」または「山」が見えるものはコエゾセミだと覚えておくとよいかもしれません。
ついこの間まで、エゾハルゼミの声だけがよく聞こえていた公苑周辺でしたが、梅雨明け前の、急に気温がグッと上がった頃から、コエゾセミやアブラゼミ、ヒグラシなど様々なセミの声が聞こえてくるようになりました。
暑い中ですので、熱中症に十分気をつけていただきながら、公苑までの道中でも自然観察を楽しんでいただけたらと思います。

最低気温21℃ 最高気温29℃
サル来苑時間8:50
25日(土)8:40〜16:30
26日(日)9:30〜17:00
27日(月)10:10〜17:00
28日(火)10:45〜17:00
29日(水)8:40〜17:00
27日に梅雨明けとなり、統計開始より最短の梅雨となりました。
その短い梅雨期間も、梅雨というには雨が少ない期間でした。
ゲリラ豪雨のような突然の大雨は頻発していましたが、一時の激しい雨だけではシーズンの水量としては少なく水不足が心配です。
そして、先週末から一気に気温が上がり、真夏日の暑さ。
地獄谷でも連日30℃を超えています。
6月から酷暑の暑さ。
年々、暑さが増しています。
ここ数年ですら季節の常識が変わってきています。
「まだ6月だから…」と油断せず、
エアコン・扇風機で室内を涼しくする。水分・塩分補給を小まめにする。体調不良を感じたら無理をしない。
など、熱中症対策をしましょう。

「換毛が進んだオス」

「赤ちゃんを抱えたメス」
4月〜6月は、出産のシーズンですが、この時期は毛の生え替わり「換毛」の時期でもあります。
毛の生え替わりがほとんど済んだオスは、スッキリとしてきました。
しかし、出産したお母さんたちは、赤ちゃんが掴みやすいように毛の生え替わりが遅くなります。
まだまだふさふさとした毛足の長い冬の毛で過ごさなければいけません。
木陰を求めて、少しずつ山へ上がり、それが「山へ帰るきっかけ」になる事も。
25日は、早めにサルたちが山へ帰ってしまいましたが、この「木陰を求めて」の動きが関係してます。

「トアミ00」
昨年秋まで群れの1位オスだったトアミ00♂
この半月ほど姿を見なくなりました。
オスは成長すると、群れから出て単独で暮らすようになります(離群)
1位オスも例外ではありません。
むしろ、1位オスも群れから出ていくので、「1位」という順位に固執しているわけではありません。
また、下の順位のものもいずれ群れから出ていくので「一位になりたい」と虎視眈々とチャンスをうかがっているわけでもありません。
一般的に思われているほど、ボスという座に特別性はなく、その為ボス争いはないのです。
昨年の秋で順位が入れ替わって2位となっていましたが、順位の変換はあまり関係なく「その気になったから」群れから出ていきます。
トアミ00がいなくなった…と思っていても、しばらく時間が経過すると戻っている。
ということもあるので、もう少し慎重に様子を見る必要はあるので、まだ離群という判断はしていませんが、仮に離群となってもなんら不思議なことはありません。いつまでも群れの中で生活するオスの方が珍しいのです。
植物こらむ
169回
コエゾゼミ(小蝦夷蝉)
カメモシ目セミ科
時期:7〜8月ごろ
分布:沖縄:・九州を除く日本全国
大きさ:33〜35mm
(アブラゼミは28〜33mm、エゾハルゼミは30〜37mmほど)
✳︎今回も画像は1番最後に載せております。
夏の暑い時に「ジーーーーー(またはギィーーー)」と連続で鳴いているセミです。あれを聞くとより外気が暑くなる感じがします。
山地など比較的標高の高い樹林に生息しており、日中の活動時間中には木の高いな場所にとまって鳴いているようで、姿を見ることは稀だそうです。
黒色の体に黄色と赤〜茶褐色の模様があり、姿が見えると割と記憶に残りやすい体をしています。画像の個体のように、背中に「w」または「山」が見えるものはコエゾセミだと覚えておくとよいかもしれません。
ついこの間まで、エゾハルゼミの声だけがよく聞こえていた公苑周辺でしたが、梅雨明け前の、急に気温がグッと上がった頃から、コエゾセミやアブラゼミ、ヒグラシなど様々なセミの声が聞こえてくるようになりました。
暑い中ですので、熱中症に十分気をつけていただきながら、公苑までの道中でも自然観察を楽しんでいただけたらと思います。
