7月16日(土)くもり

最低気温14℃最高気温23℃
サル来苑時間8:30

最近のサルたち公苑滞在状況
11日(月)9:45〜17:00
12日(火)8:40〜17:00
13日(水)8:30〜17:00
14日(木)8:30〜17:00
15日(金)8:30〜17:00

11日は遅めに公苑到着となっていますが、前回ブログ同様で「サルたち側から公苑に向かって来ていた」ようで、スタッフが山へサル探しに行った先で山から降りてくるサルたちと合流しました。

引き続き、サルたちの動きは安定していて、高い確率で朝早くから公苑に来てくれてます。

今週は、曇りがちで時々雨といった天気が多く、今週から来週にかけて雨の予報がずっと続いています。

6月末の酷暑に比べ、気温がグッと穏やかなので観察するのにも随分と過ごしやすい天候です。

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「黒く染まった口」
口周りが黒や緑に染まったサルがいます。

オニグルミというクルミを食べるとこうなります。

私たちがクルミを食べる際、果物とは違い、実(果肉)を食べるのではなく、その種子を割り中身(仁)を食べています。

サルたちも同様で、オニグルミの果肉・果皮は灰汁が強いので食べず、その種を割り中身を食べています。

果皮・果肉を齧りとって、種子を得るので、果肉の灰汁が口周りに付着し黒く染めます。

サルたちの口を見ると、食べれる物の旬が変わったのだなという目印になります。


オニグルミは、公苑近くに自生しています。公苑で見える範囲より離れているので、見つけることはできません。

サルたちがそこでクルミを食べたがるので、公苑にサルの姿が少なくなる事もあります。

でも、そんなに遠くに行っているわけではありません。

距離にして100mくらい離れてしまっているだけなのですが、葉や草が生い茂っているのでサルたちがいなくなってしまったように見えてしまうのです。




植物こらむ
第172回
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ニホントカゲ(幼体)
見られる期間:冬以外ならいつでも



幼体では、黒い体に黄色のラインと青い尻尾がよく目立つ姿です。

成体になると体の色が変わり、全長の半分くらいが尻尾、と長く、背中はキラキラと光沢のある色になります。繁殖期の雄は顔から腹下までがオレンジ色に赤く染まるようです。

ニホンカナヘビともよく似ており、カナヘビの方がほっそりとしていて、尻尾も長く、体色が焦茶色。ニホントカゲの生体の方が、胴体ががっしりしている特徴があります。
筆者はおそらく生体同士なら、どっちがどっちかわからないでしょう…。



ニホントカゲは一種類だけかと思っていましたが、どうやら生息場所によって若干違うDNAを持つようです。

日本に生息しているニホントカゲの仲間は、ヒガシニホントカゲとオカダトカゲという種類で、ヒガシニホントカゲはその名の通り東日本周辺に生息する種類、オカダトカゲは伊豆諸島のみに生息する種類なのだそう。

遺伝子レベルで見た場合の違いであるので、姿形はほとんど変わりません。おそらく、今回ご紹介している個体も厳密にいえばヒガシニホントカゲかと思われます。

まぁ、知っているとドヤ…ってお話ができるかもしれない、程度にご紹介しておきます。




さて、トカゲというと「尻尾を切って逃げる」性質が知られていることと思います。

筆者は「切られた尻尾は何度でも生えてくる」と思っていたのですが、実のところは「生えてはくるが、骨は元に戻らない」そうなのです。少し掘り下げてみましょう。

幼体の時には尻尾がよく目立つような体色になっています。これは、もし敵に見つかった場合には青く目立つ尻尾を切り離して、敵が尻尾に気を取られているうちに本体は先に逃げるためと考えられています。
切った尻尾の先は筋肉の働きですぐに止血され、少しずつ再生されますが、再生された尻尾には骨が存在せず、軟骨におきかわるようです。

また、大人になるにつれて、尻尾も目立たなくなるような体色になります。これは、次の世代を作るための栄養を尻尾に蓄えているため、尻尾を犠牲にしなくても「まず敵に気づかれないようにするため」だと考えられています。


尻尾の再生にも余計なエネルギーを使うことになりますし、「切れるようにできている」としても、むやみに切らせない(刺激しない)方が良さそうです。

公苑周辺やお家の周りで見かけたら、やさしく見守ってくださいね。