7月23日(土) 晴れ

最低気温20℃ 最高気温24℃
サル来苑時間 8:30

最近のサルたち公苑滞在状況
17日(日)8:30〜17:00
18日(月)8:50〜17:00
19日(火)8:30〜17:00
20日(水)8:30〜17:00
21日(木)9:30〜17:00
22日(金)8:30〜17:00


サルたちの動きは引き続き安定しています。朝早くから閉苑時間までゆっくりと過ごしています。

先週末は海の日もあり、連休でした。

しかし、なかなか来苑者数は増えず「いつもの土日より少しお客さまが多いかな?」くらいでした。

コロナ禍で3回目の夏となりましたが、影響は続きそうです。

新規感染者数も増加傾向で、長野県でも1日の感染者数が過去最多になっています。

改めて感染症対策を見直して、増加傾向をストップしたいですね。
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「トアミ00」
先月から姿を見ない群れの2位♂トアミ00。

1ヶ月ちょっと様子を見ていましたが、群れに戻っている雰囲気はありません。

ニホンザルのオスは成長すると群れから離れて単独で暮らすようになります。

群から離れるのを「離群」といい、山で単独生活するオスを「ハナレオス」といいます。

オスは早ければ5歳前後で離群します。群から離れるタイミングは個体ごとそれぞれですが、ほとんどのオスが群から離群していきます。

群から出ていったオスは、単独で生活し、別の群れに参加する事もあります。また、オスの離群に合わせて「そのオスを頼っている」いくつかの親族のメスがついていき、新たな群れができる事もあります。

別の群れに参加するにしても、新たな群れができたにしても、オスはまたその群れから出ていきます。

オスの離群については、まだ原因がはっきりとわかっていない部分が多いですが、「同じ群れの中でいつまでも一緒にいると、近親間での交配で血が濃くなる為、それを避けるため」と言われています。

私は、その考えが正しいと思っています。

雄が群れから離れる…という話をすると、「ケンカで負けたから出ていくんだ」「ボスになれないからいじけて出ていくんだ」「仲間はずれにされたから出ていくんだ」というイメージを持たれる事もあります。

そういった「悲しいストーリー」は、オスの離群にはなく、あくまで本人の自由で群れから出ていきます。
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「オスの3位トマノ92-06。これからは2番くん」
3位オスのトマノ92-06。サンバンくんの愛称もありますが、これからはニバンくんでしょうか。

3位から2位になったものの、様子は特に変化ありません。1位2位3位…というのは、サルたちの様子を見て我々ヒト側が順位を当てはめているもの。

サルたちの中で「俺はこれから2番だぜ」と受け止めるものではありません。

オスはいずれ群れから出ていきますので、2位のオスも1位のオスもいずれ群れから出ていきます。

いずれ群れから出ていくのに、順位に執着する事もないのです。

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「またどこかで会えたらよろしく」
現在は、公苑にやってくる群れは一つの群れですが、20年ほど前は2つありました。

その時、今も公苑に来る群れは「トム群」といいもう一つは「メギ群」といっていました。

これはトム・メギはそれぞれのかつての1位オスの名前です。

20年前の当時は、トム群がトラシチ♂が1位オスでした。

メギ群は…トチヨとかだったかな?残念ながら忘れてしまいましたが、メギ群の2位オスはトムです。

そう。トム群のトムです。

離群した後にメギ群に参加したようです。

このように、他の群れに入っている事もありますが、また単独で生活していく。そして、何かの拍子にまた違う群れに参加する。

その繰り返しです。

離群したオスと、再会する事は今までの経験上ほぼありません。

トアミ00と、またどこかで出会えるかわかりませんが、元気そうに生きている。いつかそんな姿が見れればいいなと思います。





植物こらむ
第173回

ノコギリクワガタ


ノコギリクワガタ
コウチュウ目クワガタムシ科ノコギリクワガタ属


夏休みシーズンなので、虫シリーズをお送りします。
子供の頃、夏休みの夜にすることといえば、アイスを食べるか花火をするか、カブトムシやクワガタを捕りに行くかのどれかだった気がします。
とは言え、知識はないに等しいので、クワガタとはなんなのか少し調べてみました。


クワガタの大きな特徴である、「大きな2本のハサミ」。実はこれツノでもハサミでもなく、顎が変化したもので、大顎と呼ばれる部位なのだそうです。
口としてのアゴの機能は失われていますが、メスやエサ場を確保するための重要な武器です。
挟む力もかなり強く、指を挟まれたりすると流血することもありますが、アゴ自体は中空になっていて、割と軽量にできています。

同じ種類でも生育環境や栄養状態の良し悪しで、成虫になった時の体の大きさに違いがあるようです。同じノコギリクワガタでも、画像のように赤黒くツヤツヤしたものもいれば、くコクワガタとあまり変わらないような姿(♀ではなく♂であっても)のものもいるそう。
アゴの形や体色まで変わってしまうこともあるそうで、判別が難しくなってしまいますが、みんな違ってなんとやら…です。生き物らしくてなんだか良いですね。

ちなみに、こちらの画像は公苑周辺で撮ったものではありません。

サルたちは昆虫類を食べることがあり、クワガタは好物の部類です。大概見つけても、サルに食べられてしまうので写真におさめることができないでいます。

今年こそはと、サル相手に対抗心を燃やしている筆者です。



以下も余談になりますが…

夏の夜に電気を煌々とつけていると、いろんな虫たちが寄ってきます。いろんな種類の虫の中でも、カブトムシやクワガタだと不思議と気分が上がる…のは自分だけでしょうか?
他の虫ではそうはなりませんし…あれはなんなのでしょうかね。大人になった今でも変わりません。
不思議です。