9月19日(月)くもり

最低気温21℃最高気温25℃
サル来苑時間10:15〜14:00

最近のサルたち公苑滞在状況
10日(土)8:30〜17:00
11日(日)9:00〜17:00
12日(月)9:45〜17:00
13日(火)8:30〜17:00
14日(水)9:30〜17:00
15日(木)10:40〜17:00
16日(金)8:30〜17:00
17日(土)8:30〜12:00

前回ブログよりもエンジンかかってきたサルたち。

発情が始まっているオスたちの顔や尻は、平常時よりも赤さが増し、遅れて発情するメスもやや顔が赤くなってきました。

交尾をしている様子も度々見えてます。

また、時折地面にオスの“精”が落ちている事もあります。

メスの本格的な発情は、10月になってから。

なので、この時期は、交尾をしていても「交尾として成立していない」交尾のマネのようなもの。

オスの“精”も多くは、いわゆる「自家発電」で、メスと交尾した結果に放たれた物ではありません。

オスザルたちの精は、放出されたときはサラサラの液状ですが、放出後すぐに固まります。白いゴム状になるので、交尾した後のメスのお尻にはその痕跡がはっきり残ります。

「交尾としてちゃんと成立した交尾」であれば、けっこう目に見えてわかる物です。

サルたちの妊娠は丁度6ヶ月間くらい。

出産期が4月下旬〜6月いっぱいである事を考えて逆算すると、10月下旬〜12月いっぱいで妊娠します。

9月や10月の初めはオスが発情して、荒っぽくなったり、交尾をする光景を目にしますが、メスのお尻を見ていると、いくらオスがイキリ立っても、ちゃんと交尾できているのは10月の中旬〜下旬のようだというのがわかります。

サルたちの発情模様が、顔の赤さが物語っているように、文字通り徐々に色濃くなってきています。

IMG_1327





「頬袋に溜め込む」
最近、サルたちは山で頬袋にクリを入れて持ち歩き、公苑で食べています。

サルたちの頬には「頬袋」があり、ここに食べ物を入れることができます。

単純に考えると、ポケットのような役割ですが「頬に入れる物」によってその時その時の用途の使い分けがありそうです。

例えば、公苑で与えるエサでご馳走となるリンゴ。

こちらは、急いで口の中に入れて頬袋にしまいます。しかし、頬袋にしばらく溜めておく…ということはしないようです。頬袋に一旦入れるものの、ちょっとしたら食べる。

サルたちの社会には、上下の順位があります。文字通り上下の順位ですが、一般にイメージされる程上下が厳しい訳ではありません。

食べ物も、強いものから順に…ではなく、極端な話「早い者勝ち」です。

ところが、ご馳走を手に持っていると流石に奪われる可能性はあります。ですが、流石に口の中…頬袋に入れてしまったものを、いくらご馳走だからとはいえ奪うケースは見られません(食べ物に執着ない赤ちゃんがリンゴのかけらを口に入れた時に母親が口から抜き出すケースは若干ありますが)

なので、「自分のものとして、確保」という意味で、頬袋にしまうパターンがあります。

そして、上記のクリような「山の中で見つけた食べ物を、離れた場所に持ち歩く」というパターン。

これは、クリ・ドングリ・クルミといった、殻などで覆われていて保存が効く物である物ばかり。

秋の時期に好物なのはヤマブドウもありますが、こういった口の中での保管に合わないものを持ち歩く事はありません。

草・葉・茎・木の皮といった物も、その場で食べて移動に持ち歩く事はありません。

我々ヒトも、ポケットになんでも入れるのではなく、ポケットに入るものとして丁度良いものを入れます。一瞬であればリンゴのカケラをポケットにしまえるかも知れませんが、いつまでもポケットにしまっているとポケットの中がぐちゃぐちゃになっちゃいますよね。

それ同様、サルたちもなんでも頬袋にしまうのではなく、適したもの・保存が効くものを持ち歩くようです。



動植物こらむ
第179回
BR1O8728



スジグロシロチョウ(筋黒白蝶)

成虫の観察可能時期:4~10月頃

モンシロチョウのそっくりさん、スジグロシロチョウです。

人家近くよりも山地近くで見られることが多いようですが、(長野の田舎町にある筆者宅では)人家の近くでも普通に見ることがあるように思います。

名前にもあるように、羽のスジ(ハネ脈)が黒く、モンシロチョウと同じく「黒い紋」があります。

食性はモンシロチョウとほぼ同じで、アブラナ科の植物の蜜を好むようです。

公苑周辺では、あまりモンシロチョウを見かけない気がします。来年こそはスジグロシロチョウだけでなく、モンシロチョウも見つけてみたいものです。


以下余談。(蝶々の体の仕組みについて気になったので調べて見ました)
チョウチョと聞いて真っ先に思い浮かべるのはどんなことでしょう?
筆者的には、あのカラフルな翅の模様です。あの薄くて破れやすい翅はどのように彩られているのでしょうか。

チョウチョは「鱗翅目」という部類の生物です。文字通り、翅に鱗を持つ仲間ということですね。この鱗のようなものを鱗粉(りんぷん)といい、捕まえるときにハネに触ってしまうと手に着くあの粉です。鱗粉には、翅の模様を彩るだけでなく、オスがメスに求愛する際に香りを出すための道具になったり、水を弾いて翅を守る役割があるようです。

また、蝶々と蛾を分けるものって何か、ご存知でしょうか?
実は、明確な分け目はないとされているようで、一見ガのように見えるチョウチョもいたり、チョウチョに見えるガもいたりと、意外とチョウチョの世界は深くて面白そうです。

まだまだ浅い部分にしか触れていませんが、沼りそうな案件なのでまたいつかチョウチョもご紹介出来たらと思っています。