11月21日(日)くもり時々あめ

最低気温5℃最高気温8℃
サルたち来苑時間9:00

最近のサルたち公苑滞在状況
15日(火)12:30〜16:00
16日(水)…終日サルたち公苑不在
17日(木)9:00〜16:00
18日(金)9:30〜16:00
19日(土)9:00〜16:00

15日(火)は遅刻、16日(水)は一日通してサルたち不在となりましたが、17日(木)以降は順調に公苑に来てくれています。

まだ“サルたちの方から公苑に来る”という感じではなく、スタッフが山に登ってサルたちを呼びに行くのですが、公苑から近めの場所にいて、スタッフが呼びに来たら腰を上げて公苑に向かう…という状態になってきました。

極端な遠出をしなくなったのは、秋の実りが終わりになってきたから。

実際には、まだ食べるものは豊富にあるのですが、クリ・ヤマブドウ・ブナの実…といった、特に好むような“ご馳走”は食べ尽くしたようです。

また、16日は山に雪が降り、公苑周辺にこそ雪はなかったものの、公苑から標高が100mも上がった場所では、5センチ位の積雪になっていました。

寒さが厳しくなってきたので、今まで滞在していたような“谷底”は陽が刺さず寒い。

寒さが厳しくなってきたので、消費カロリーも大きくなってきて、お腹が空くし、広く動く価値のある食べ物はないし公苑の近くにいよう。

そんなサルたちの気持ちを感じます。

10月中旬〜11月中旬の、“秋の慌ただしさ”のピークは越えたといってよさそうです。

ですが、食べ物はないわけでないし、恋模様・発情具合は今が最も盛んになています。

“秋の慌ただしさ”はまだもう少し続きます。

例年、12月10日前後で、“積もる雪”の本格的な雪の到来と共にサルたちの発情は止まります。

厳しい冬の訪れで、“無駄なカロリー消費を抑え生命維持を優先する”といった具合です。

逆にいうなら、それまで“恋に食事に一生懸命”になれる時期は限られています。

引き続き、サルたちの行動には注意が必要となりますので、お出かけの際は公式SNS等の情報をこまめにチェックして来苑をご計画ください。

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「たくましい身体」
公苑に訪れるお客様が、この時期のサルたちを見ると

「ここのサルは、とても太っているな。公苑でいい食べ物をもらって贅沢しているからだ」

と思われている事が多く、実際そういう類の質問を受けます。

地獄谷のサルに限らず、この時期のニホンザルたちは、冬に備えて脂肪を蓄えています。そして、冷たい風や雪から身を守るために、毛もふさふさと長くなっています。

なので、普通日本のサルたち(というよりも日本の野生動物全般)はこの時期他のシーズンよりも大きくなっているものです。

そして、日本の中でもより寒い地域の地獄谷のサルたちは、そのサルたちの中でも毛も密集していて多く毛足も長く、脂肪の蓄えも多めなので、より大きいと言えます。

皆さんが思っている“秋〜冬以外のサル”よりも元々大きく、地域性でさらに大きく見えるといったところでしょう。それが”よく太っている”ように見えるのだと思います。

しかし、これはあくまで”冬を越えるためのたくましい身体”です。

野生のニホンザルの“常識的大きさ”の範疇でしかありません。

サルたちも、栄養を摂りすぎて余分な脂肪が貯まると、腹まわりに脂肪が付きます。

かなり脂肪を蓄えると、いわゆる”浮輪腹”になり、お腹から腰回りが立派になります。それがサルの“太る”姿でしょう。

ですが、公苑のサルは体全体が丸くなるものの、お腹が出ているサルはいません。

冬を越すために、身体つきが”たくましく”なっているのです。

公苑では、必要最低限のエサを与えているにすぎませんし、それこそサルたちが贅沢できるような夢中になるエサで公苑にいてもらえるなら、秋の時期の不在は少なくなります。

秋の時期、随分見なかったサルたち。

暫くぶりに見たサルたちは、立派に“たくましい身体”になっています。

厳しい冬、頑張って乗り切ってもらいたいですね。


※植物こらむについては、休みがちになっており申し訳ございません。
次回更新時には掲載できるように準備中です…。