3月23日(日)曇り

最低気温0℃ 最高気温10℃
サルたち来苑時間9:00

最近のサルたち公苑滞在状況
8日(金)〜23日(土)9:00〜16:00


【3/8〜3/22の期間のサルたちの様子】
今年は暖冬と言われ、気温も温かく、雪も少ないと言う状況が続きました。

2月の中盤には雪もほとんど消えてしまい、公苑周辺でも10℃を超える気温となり、

「2月に10℃を超えるなんて、なかなか記憶にないゾ」

と思ったものです。

ところが、3月に入ってから雪が戻りました。

12日(火)と20日(水)には、共に積雪はひざ上40僉50僂肪し、3月になって"今シーズン1番"の積雪でした。

「3月にこんなに降るのも記憶にないゾ」

と思ったものです。

夏が暑すぎる、春・秋が短い、梅雨に雨が降らない…等々、地球の異変を感じる事が多い昨今ですが、冬も「どうも地球がおかしいゾ?」と感じるようなシーズンとなりました。

サルたちは、この雪に面食らったというところはあるでしょうけれど、12月〜1月とは違い、日の当たる範囲が広く、日照時間も長く、天候の悪い日を乗り切ればすぐにポカポカ温かくなるので、さほど堪えている様子はありません。

春が来ると、山の食べ物を求めて広く動くようになっていきますが、雪が積もったことで広く動けなくなった現状、もうしばらくは遅刻や早退が少ない傾向が続くのではないでしょうか。

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「コモリニキ」
ニホンザルは、オスもメスも色々な異性と交尾をします。

いわゆる夫婦という関係がありません。

ですから、メスは「子供を産んだ」という事実があるので、ニホンザルの世界に母親は存在しますが、父親というのは存在しません。

子供を産んで育てる…のは、母親の仕事です。オスは自分の子供というモノが存在しませんので、子育てという感覚はありません。

ただ、2月3月頃の時期になると、画像のように、子供の面倒を見てやるオスが登場します。

コザルはオスにとっての子供ではなく、親族の子…オスにとっての姉・妹の子といった血縁関係の子である事が多いようです。

また、子守りをするのは親族の子でない場合もあり、必ずしも親族の子ばかりという訳でもありません。

寒い時期にふと子守りが始まる傾向から、寒いから抱いて温まりたいというのが、子守り関係の始まりなのかなと感じます。

温まりたくて一緒にいるウチにオスの方も「まんざらではない」気持ちになり、愛着のようなものが出てきて、連れ歩いたり子供がケンカでピンチになると駆け付けてケンカ相手を怒ったりする…といった具合になっていきます。

寒いから温まりたい…という気持ちから始まっているからでしょうか。大抵の場合、春の温かくなる時期にはそれまで甲斐甲斐しく面倒見ていたのがウソのように、「あっちいけ」とばかりに子供を邪険に扱うようになります。

オスと子供の関係解消は、長ければ夏も続くことがあります。

しかし、最終的には秋の発情期「恋の季節」には、それぞれ恋に夢中になっていく為か、少なくとも秋のシーズンを迎える前にはオスの子守り行動は終わります。

そして、冬が深まるとまた子守りをするオスが現れます。

前年と同じオスが子守りをするケース、前年は子守りしていたのに翌年は子守りをしないケース、逆に前年は子守りしていなかったのに翌年は子守りをするケース…と、その年によって変わります。

画像のオスは、数年前によく親族のトミコ05というメスの子の面倒を見ていて、コモリくんと愛称のついたサルです。

ここ何年かは子守りの姿を見かけませんでしたが、今年は再開したようです。

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「ヨンバンくんの子守り」
こちらも、あまり子守り行動を見かけなかった群れのNo.4のヨンバンくん。

こんな感じで、何頭かのオスに子守り行動を見かけるようになってきました。

子守り兄貴…今風でいうならコモリニキっていうのかな。

コモリニキたちの姿もこの時期ならではの姿です。

普段慣れない子守りに奮闘する姿は、なかなか微笑ましい光景です。