8月10日(土)くもり☁️
サルたち来苑時間10:00
最低気温21℃ 最高気温25℃
最近のサルたち公苑滞在状況最近のサルたち公苑滞在状況
1日(木)9:10〜17:00
2日(金)8:40〜17:00
3日(土)8:30〜17:00
4日(日)8:30〜17:00
5日(月)8:30〜17:00
6日(火)8:30〜17:00
7日(水)8:30〜17:00
8日(木)8:30〜17:00
9日(金)8:30〜17:00
【8/1~8/9の期間のサルたちの様子】
東京・埼玉ではここ最近ゲリラ豪雨が頻発しているというような事をニュースで聞きます。
地獄谷周辺では突発的な雨は少ないので、特に大きな被害もなくサルたちも平穏無事に過ごしています。
夏のシーズンで、山の葉や草は成長して硬くなっているので、サルたちも山の食べ物をあまりアテにしていないようで、朝早い時間から公苑に来てくれています。
サルたちの動きは安定している状態で、お盆期間に突入です。
「シッポを拾う」
先日8日。
朝8:30の開苑時間には公苑に来てくれていたサルたちですが、何だか様子が変です。
しきりに山の奥側の方を気にして覗いていますし、そのうちその方向に向かって山に登っていってしまいます。
山へ帰ってしまうか心配して見ていましたが、山へ帰ってしまう訳でもない。
公苑から見える範囲の、高い位置。ちょうど、木々が生い茂って林になっているのでサルたちが何をしているかは分からない…といった感じ。
エサを撒いて公苑に引き戻しても同じ状態が午後まで続きました。
午後15:00頃になると、ようやく群れ全体が公苑に戻ってのんびりするようになります。
やっと落ち着いたかと思ったところで、足元に何か落ちているのを発見しました。
それは、毛皮の襟巻きのようなものでした。襟巻きにしては少し長そう。
拾ってみると、それはシッポでした。
シッポを拾った瞬間を、近くにいたサルに見られると、そのサルは興奮して他のサルたちに警戒を知らせる鳴き声を少し上げます。
サルたちの様子がおかしい状況に、もしかして…と思っていましたが、シッポを拾いサルのリアクションを見て、ピンと来ました。
シッポの主はムササビでしょう。
ブログで何度か触れていますが、ニホンザルはなぜかムササビを嫌がります。見つけてしまうと攻撃を仕掛けます。
恐らくは、「殺す気」はないのだと思いますが、一度パニックになると収拾はつかなくなり、入れ替わり立ち替わり色々なサルがムササビに一撃を加えていきます。
パニックが収まるまで続くので、ムササビがうまく逃げることができないと死んでしまいます。
結果的に「殺す」ということになってしまう事が多いのです。
ムササビが死んでしまっても混乱は収まらず、そのまま攻撃が続くこともあります。
おそらく弾みでしぽが切れてしまい、混乱のサルの中でもみくちゃになりながら公苑側へ移動してきた…という見立てです。当たらずとも遠からずといったところでしょう。
シッポを拾い、それを見たサルが興奮し始めたので、咄嗟にサルが見えないようにシッポを隠し持ち、サルたちの見えないところで処理をしました。
これも度々触れていますが、サルがムササビを嫌う事と関係してかドローンを見かけるとサルたちは興奮しパニックになります。
パニックになった原因そのもの(今回の場合はムササビ)はもちろん、それっぽく見えるもの(今回の場合はシッポ)や、それと似た行動をする(空を飛ぶドローンなど)…というだけでサルたちは反応します。
サルたちは、日常見かけないものを不意に見て、何と勘違いするか分かりません。
昨今は、キーホルダーやマスコット、ぬいぐるみがとてもクオリティが高く、動物などをモチーフにしたものは本物そっくりに見えます。
公苑に入る前に、バッグやカバンに付いているキーホルダーの類はなるべくバッグ・カバンの中へ入れていただき、ぬいぐるみの類はバッグ・カバンに入るようならその中へ。
バッグ・カバンに入らないような大きなぬいぐるみならロッカーに入れていただく等の準備をしてから入苑しましょう。
サルたち来苑時間10:00
最低気温21℃ 最高気温25℃
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1日(木)9:10〜17:00
2日(金)8:40〜17:00
3日(土)8:30〜17:00
4日(日)8:30〜17:00
5日(月)8:30〜17:00
6日(火)8:30〜17:00
7日(水)8:30〜17:00
8日(木)8:30〜17:00
9日(金)8:30〜17:00
【8/1~8/9の期間のサルたちの様子】
東京・埼玉ではここ最近ゲリラ豪雨が頻発しているというような事をニュースで聞きます。
地獄谷周辺では突発的な雨は少ないので、特に大きな被害もなくサルたちも平穏無事に過ごしています。
夏のシーズンで、山の葉や草は成長して硬くなっているので、サルたちも山の食べ物をあまりアテにしていないようで、朝早い時間から公苑に来てくれています。
サルたちの動きは安定している状態で、お盆期間に突入です。
「シッポを拾う」
先日8日。
朝8:30の開苑時間には公苑に来てくれていたサルたちですが、何だか様子が変です。
しきりに山の奥側の方を気にして覗いていますし、そのうちその方向に向かって山に登っていってしまいます。
山へ帰ってしまうか心配して見ていましたが、山へ帰ってしまう訳でもない。
公苑から見える範囲の、高い位置。ちょうど、木々が生い茂って林になっているのでサルたちが何をしているかは分からない…といった感じ。
エサを撒いて公苑に引き戻しても同じ状態が午後まで続きました。
午後15:00頃になると、ようやく群れ全体が公苑に戻ってのんびりするようになります。
やっと落ち着いたかと思ったところで、足元に何か落ちているのを発見しました。
それは、毛皮の襟巻きのようなものでした。襟巻きにしては少し長そう。
拾ってみると、それはシッポでした。
シッポを拾った瞬間を、近くにいたサルに見られると、そのサルは興奮して他のサルたちに警戒を知らせる鳴き声を少し上げます。
サルたちの様子がおかしい状況に、もしかして…と思っていましたが、シッポを拾いサルのリアクションを見て、ピンと来ました。
シッポの主はムササビでしょう。
ブログで何度か触れていますが、ニホンザルはなぜかムササビを嫌がります。見つけてしまうと攻撃を仕掛けます。
恐らくは、「殺す気」はないのだと思いますが、一度パニックになると収拾はつかなくなり、入れ替わり立ち替わり色々なサルがムササビに一撃を加えていきます。
パニックが収まるまで続くので、ムササビがうまく逃げることができないと死んでしまいます。
結果的に「殺す」ということになってしまう事が多いのです。
ムササビが死んでしまっても混乱は収まらず、そのまま攻撃が続くこともあります。
おそらく弾みでしぽが切れてしまい、混乱のサルの中でもみくちゃになりながら公苑側へ移動してきた…という見立てです。当たらずとも遠からずといったところでしょう。
シッポを拾い、それを見たサルが興奮し始めたので、咄嗟にサルが見えないようにシッポを隠し持ち、サルたちの見えないところで処理をしました。
これも度々触れていますが、サルがムササビを嫌う事と関係してかドローンを見かけるとサルたちは興奮しパニックになります。
パニックになった原因そのもの(今回の場合はムササビ)はもちろん、それっぽく見えるもの(今回の場合はシッポ)や、それと似た行動をする(空を飛ぶドローンなど)…というだけでサルたちは反応します。
サルたちは、日常見かけないものを不意に見て、何と勘違いするか分かりません。
昨今は、キーホルダーやマスコット、ぬいぐるみがとてもクオリティが高く、動物などをモチーフにしたものは本物そっくりに見えます。
公苑に入る前に、バッグやカバンに付いているキーホルダーの類はなるべくバッグ・カバンの中へ入れていただき、ぬいぐるみの類はバッグ・カバンに入るようならその中へ。
バッグ・カバンに入らないような大きなぬいぐるみならロッカーに入れていただく等の準備をしてから入苑しましょう。