10月30日(水)
最低気温 最高気温
サルたち来苑時間…サルたち不在(10/5より25日間不在)
最近のサルたち公苑滞在状況
21日(月)〜29日(火)…サルたち終日不在
【10/21〜10/29の期間、サルたちの様子】
サルたちが公苑に来ない日が続き、早25日間となりました。
特にここ1週間ほどはサルたちの姿はおろか、その痕跡も見つからず。
山の中を巡っていれば、公苑のサル以外のサルたちに出会う事もあるのですが、今シーズンはそういったサルたちの姿も見ません。
サルたちを探しに山の中を巡っている…というのは、もちろん広範囲で様々な場所という意味ですが、それでも険しい斜面や崖など、ニンゲンが進行できない場所は多いので、「山の中隅々まで」という訳にはいきません。
公苑のサル以外のサルたちも姿を見ないということは、ニンゲンが立ち入れない険しい道の向こう側で、籠城するに十分な食料が豊富な所があって、そこでゆっくりと秋の食べ物を食しているのかもしれません。
本日30日は、何日かぶりにサルたちを発見・合流できましたが、残念ながら山奥へと進行してしまいました。
残念ですが、まずは久しぶりにもサルたちと出会えたので、一安心。
久しぶりのサルたちは、「食べ物で公苑に気持ちが向かない」というよりは「発情・恋模様でそれどころではない」といった様子。
エサの効力も薄く、群れの面々はあわただしく、発情期の盛りを感じました。
発情期はこれからがピーク。
もう少し、苦戦の日々は続きます。
「ハナレザル」
ニホンザルは群れ(グループ)を形成し、その社会の中で生活する…というのは、多くの皆さんが知っている事でしょう。
しかし、サルたちの中には群れで生活しない「ハナレザル」という単体で生活するサルもいます。
群れという集団の中身は、ほとんどがメスとそのコドモたち。
全体の7割強〜8割ほどをメスとコドモたちが占めていて、オトナのオスは残り2割ほどしかいません(オトナを「何歳とするか」の考え方によってオトナオスの頭数は変化します)
オスは、成長すると産まれ育った群れを出て、単独・単体で暮らすようになるからです。
このように群れから離れて単独で生活するサルのことを「ハナレザル」と言います(ハナレオスとも言われます)
公苑に、管理している200頭のサルたちがいない状況が3週間以上続いています。
それでも、苑内設置のライブカメラをご覧の皆様は、画像で時々サルを見ているかもしれません。
このサルが、ハナレザルです。
公苑周辺で生活しているハナレザルで、公苑の群れとは関係ありません。それぞれ8頭ほど見かけましたが、ほとんどは「野猿公苑の群れ出身」ですらありません。
この8頭ほどのハナレザル。2〜3頭ほどのセットが、3つほどいるようです。
このサルたちは、グループとして一緒にいるのではなく、おそらくこの秋の喧騒の中で「何かしらの目的が一致して、行動を共にしている」といった様子なので、やはり基本はそれぞれが単独行動です。
公苑で管理しているわけではないので、「いつ公苑に来ていつ山へ帰っていくか」というのはハナレザルの気持ち次第なので本当に分かりません。
「見る頭数も圧倒的に少なく、見れる距離も遠いことが多い」
また、頭数も普段は200頭いるので公苑内のあちらこちらにサルたちを見ることができますが、ハナレザルの場合は居ても「遠くにポツンといる」ような状態になってしまいます。
ハナレザル=オスですから、8頭ばかり集まっていてもそのサルたちは「若者のオスばかり」。
オスがいてメスもいて、コドモ・オトナ・年配のサル…といった色んな年齢層のサルたちを見れる時とは違います。
せっかく訪れたのにサルが見れない…というよりは、1頭でもいてくれるとありがたい存在ですが、やはり本来の「200頭のサルたちを見る」という状態に戻って観察を十分楽しんでいただいたいです。
最低気温 最高気温
サルたち来苑時間…サルたち不在(10/5より25日間不在)
最近のサルたち公苑滞在状況
21日(月)〜29日(火)…サルたち終日不在
【10/21〜10/29の期間、サルたちの様子】
サルたちが公苑に来ない日が続き、早25日間となりました。
特にここ1週間ほどはサルたちの姿はおろか、その痕跡も見つからず。
山の中を巡っていれば、公苑のサル以外のサルたちに出会う事もあるのですが、今シーズンはそういったサルたちの姿も見ません。
サルたちを探しに山の中を巡っている…というのは、もちろん広範囲で様々な場所という意味ですが、それでも険しい斜面や崖など、ニンゲンが進行できない場所は多いので、「山の中隅々まで」という訳にはいきません。
公苑のサル以外のサルたちも姿を見ないということは、ニンゲンが立ち入れない険しい道の向こう側で、籠城するに十分な食料が豊富な所があって、そこでゆっくりと秋の食べ物を食しているのかもしれません。
本日30日は、何日かぶりにサルたちを発見・合流できましたが、残念ながら山奥へと進行してしまいました。
残念ですが、まずは久しぶりにもサルたちと出会えたので、一安心。
久しぶりのサルたちは、「食べ物で公苑に気持ちが向かない」というよりは「発情・恋模様でそれどころではない」といった様子。
エサの効力も薄く、群れの面々はあわただしく、発情期の盛りを感じました。
発情期はこれからがピーク。
もう少し、苦戦の日々は続きます。
「ハナレザル」
ニホンザルは群れ(グループ)を形成し、その社会の中で生活する…というのは、多くの皆さんが知っている事でしょう。
しかし、サルたちの中には群れで生活しない「ハナレザル」という単体で生活するサルもいます。
群れという集団の中身は、ほとんどがメスとそのコドモたち。
全体の7割強〜8割ほどをメスとコドモたちが占めていて、オトナのオスは残り2割ほどしかいません(オトナを「何歳とするか」の考え方によってオトナオスの頭数は変化します)
オスは、成長すると産まれ育った群れを出て、単独・単体で暮らすようになるからです。
このように群れから離れて単独で生活するサルのことを「ハナレザル」と言います(ハナレオスとも言われます)
公苑に、管理している200頭のサルたちがいない状況が3週間以上続いています。
それでも、苑内設置のライブカメラをご覧の皆様は、画像で時々サルを見ているかもしれません。
このサルが、ハナレザルです。
公苑周辺で生活しているハナレザルで、公苑の群れとは関係ありません。それぞれ8頭ほど見かけましたが、ほとんどは「野猿公苑の群れ出身」ですらありません。
この8頭ほどのハナレザル。2〜3頭ほどのセットが、3つほどいるようです。
このサルたちは、グループとして一緒にいるのではなく、おそらくこの秋の喧騒の中で「何かしらの目的が一致して、行動を共にしている」といった様子なので、やはり基本はそれぞれが単独行動です。
公苑で管理しているわけではないので、「いつ公苑に来ていつ山へ帰っていくか」というのはハナレザルの気持ち次第なので本当に分かりません。
「見る頭数も圧倒的に少なく、見れる距離も遠いことが多い」
また、頭数も普段は200頭いるので公苑内のあちらこちらにサルたちを見ることができますが、ハナレザルの場合は居ても「遠くにポツンといる」ような状態になってしまいます。
ハナレザル=オスですから、8頭ばかり集まっていてもそのサルたちは「若者のオスばかり」。
オスがいてメスもいて、コドモ・オトナ・年配のサル…といった色んな年齢層のサルたちを見れる時とは違います。
せっかく訪れたのにサルが見れない…というよりは、1頭でもいてくれるとありがたい存在ですが、やはり本来の「200頭のサルたちを見る」という状態に戻って観察を十分楽しんでいただいたいです。