4月8日(火)はれ☀️
最低気温１℃最高気温１３℃
サルたち来苑時間8:30
最近のサルたちの様子
3/28〜3/31 9:00〜16:00
4/1〜4/4 8:30〜17:00
【3/28〜4/4までのサルたちの様子】
寒さと温かさが行ったり来たりして、徐々に温かい日が増えていく…と、まさに三寒四温の季節です。
「寒い」といっても、だいぶ緩い寒さなので、冬の間の雪はどんどん溶けて消えてしまいました。
陽の当たらない箇所ではまだ雪が残っていますが、お客様が歩くような場所の雪は、ほぼなくなってしまいました。
3月になってから動く範囲が広がっていたサルたちですが、4月になって行動範囲が更に広がっているようです。
秋冬営業時間9:00〜16:00から4月で春夏営業時間8:30〜17:00となりましたが、今のところ遅刻（開苑時間になってもサルたちが公苑に来ていない）も早退（閉苑時間前に山へ帰ってしまう）もありません。
ですが、日中にソワソワと動き回ったり山側へ移動してしまいそうになる事もあり、「山の食べ物を求める動き」が色濃くなっています。
例年であれば、そろそろ遅刻や早退も発生する頃合いです。
そんな時期である事を少し気にしていただきながら来苑の予定をご計画ください。
【野猿公苑のサルについて�．縫曠鵐競襦�
新年度が始まりました。心機一転の良い機会なので、野猿公苑の事を知っている人も知らない人も「公苑のサルを一から学ぶ」という意味で、基本的な事からお話していこうかと思います。
まず、野猿公苑のサルは…ニホンザルです。
知っているよ…というツッコミもありそうですが、これが意外とピンときていない方もいらっいますので念のため笑
そもそも、日本の自然界にはニホンザルしかいません（亜種として屋久島にヤクザルはいます）
日本の自然界には、ニホンザルしかいないということは割と知らない人もいらっしゃるでしょう。
ニホンザルの近種はタイワンザル（生息域は台湾）やカニクイザル（生息域は東南アジア）やアカゲザル（生息域はインド・ヒマラヤ・中国）で、最も近種はアカゲザルです。
アジアの大陸から日本に近い地域ほど近種です。
氷河期のように、世界が氷で覆われているような状況の中、大陸と日本が地続きだった頃にニホンザルの先祖たちは大陸から日本に渡ってきたと考えられています。
そして、氷が溶けて日本が孤立した島国になって、とり残されたサルたちがそこで環境に適して子孫を残したのがニホンザルだというのが現在のところでは有力な説です。
ちなみに、ニホンザルは日本に住んでいる…といっても、北海道と沖縄には生息していません。
ニホンザルの祖先たちが日本に渡った頃には沖縄は地続きになっていない島で渡れなかったと考えられています。
また、日本に渡ったニホンザルの祖先も、寒い日本の北側ではなく南側で生活していたので、分布を広げて北に広がっていったが、本州の北限に来る頃には北海道も海で隔てられていたのではないかと考えられています。
【世界中の「サル」という動物の多くは、熱帯や亜熱帯地域に生息しています】
要は、「温かい地域」で生活するのが世界的に見たサルという動物の常識。
ニホンザルは、そのサルたちの中で1番北で生活するサルです。
ニホンザルの生息域の北限である青森（下北半島）がそのまま全てのサルの北限になります。
北海道より以北にはサルという生き物が生息していません。
世界的にサルという生き物を考えた時、温かい地域に生息している…なのに日本という雪が降るような地域で生活している珍しいサル。
なのでスノーモンキーという呼び方をされます。
日本の中でも有数の豪雪地帯である長野県北部。そしてその中でも降雪量の多い地域である地獄谷のサルたち。
雪深い環境の中で寒さに耐え、時には温泉に入り、和やかな姿を見せてくれる。
そんな「スノーモンキー」というイメージそのままの様子から、地獄谷野猿公苑のサルたちはスノーモンキーという愛称が定着して、現在ではスノーモンキー＝地獄谷のサルと認識されていますが、スノーモンキーとは本来ニホンザルそのものの事を指します。
初歩中の初歩の話ですが、意外と知られていない話ではないでしょうか。
最低気温１℃最高気温１３℃
サルたち来苑時間8:30
最近のサルたちの様子
3/28〜3/31 9:00〜16:00
4/1〜4/4 8:30〜17:00
【3/28〜4/4までのサルたちの様子】
寒さと温かさが行ったり来たりして、徐々に温かい日が増えていく…と、まさに三寒四温の季節です。
「寒い」といっても、だいぶ緩い寒さなので、冬の間の雪はどんどん溶けて消えてしまいました。
陽の当たらない箇所ではまだ雪が残っていますが、お客様が歩くような場所の雪は、ほぼなくなってしまいました。
3月になってから動く範囲が広がっていたサルたちですが、4月になって行動範囲が更に広がっているようです。
秋冬営業時間9:00〜16:00から4月で春夏営業時間8:30〜17:00となりましたが、今のところ遅刻（開苑時間になってもサルたちが公苑に来ていない）も早退（閉苑時間前に山へ帰ってしまう）もありません。
ですが、日中にソワソワと動き回ったり山側へ移動してしまいそうになる事もあり、「山の食べ物を求める動き」が色濃くなっています。
例年であれば、そろそろ遅刻や早退も発生する頃合いです。
そんな時期である事を少し気にしていただきながら来苑の予定をご計画ください。
【野猿公苑のサルについて�．縫曠鵐競襦�
新年度が始まりました。心機一転の良い機会なので、野猿公苑の事を知っている人も知らない人も「公苑のサルを一から学ぶ」という意味で、基本的な事からお話していこうかと思います。
まず、野猿公苑のサルは…ニホンザルです。
知っているよ…というツッコミもありそうですが、これが意外とピンときていない方もいらっいますので念のため笑
そもそも、日本の自然界にはニホンザルしかいません（亜種として屋久島にヤクザルはいます）
日本の自然界には、ニホンザルしかいないということは割と知らない人もいらっしゃるでしょう。
ニホンザルの近種はタイワンザル（生息域は台湾）やカニクイザル（生息域は東南アジア）やアカゲザル（生息域はインド・ヒマラヤ・中国）で、最も近種はアカゲザルです。
アジアの大陸から日本に近い地域ほど近種です。
氷河期のように、世界が氷で覆われているような状況の中、大陸と日本が地続きだった頃にニホンザルの先祖たちは大陸から日本に渡ってきたと考えられています。
そして、氷が溶けて日本が孤立した島国になって、とり残されたサルたちがそこで環境に適して子孫を残したのがニホンザルだというのが現在のところでは有力な説です。
ちなみに、ニホンザルは日本に住んでいる…といっても、北海道と沖縄には生息していません。
ニホンザルの祖先たちが日本に渡った頃には沖縄は地続きになっていない島で渡れなかったと考えられています。
また、日本に渡ったニホンザルの祖先も、寒い日本の北側ではなく南側で生活していたので、分布を広げて北に広がっていったが、本州の北限に来る頃には北海道も海で隔てられていたのではないかと考えられています。
【世界中の「サル」という動物の多くは、熱帯や亜熱帯地域に生息しています】
要は、「温かい地域」で生活するのが世界的に見たサルという動物の常識。
ニホンザルは、そのサルたちの中で1番北で生活するサルです。
ニホンザルの生息域の北限である青森（下北半島）がそのまま全てのサルの北限になります。
北海道より以北にはサルという生き物が生息していません。
世界的にサルという生き物を考えた時、温かい地域に生息している…なのに日本という雪が降るような地域で生活している珍しいサル。
なのでスノーモンキーという呼び方をされます。
日本の中でも有数の豪雪地帯である長野県北部。そしてその中でも降雪量の多い地域である地獄谷のサルたち。
雪深い環境の中で寒さに耐え、時には温泉に入り、和やかな姿を見せてくれる。
そんな「スノーモンキー」というイメージそのままの様子から、地獄谷野猿公苑のサルたちはスノーモンキーという愛称が定着して、現在ではスノーモンキー＝地獄谷のサルと認識されていますが、スノーモンキーとは本来ニホンザルそのものの事を指します。
初歩中の初歩の話ですが、意外と知られていない話ではないでしょうか。
