4月13日(日)雨☔️
最低気温５℃最高気温１０℃
サルたち来苑時間8:30
最近のサルたち公苑滞在状況
4/9〜4/12 8:30〜17:00
【4/9〜4/12までのサルたちの様子】
麓の中野エリアで、ソメイヨシノの桜が咲き始めました。
このブログを書いている今日現在では、４分くらいの咲き具合でしょうか。
ここ数年の桜開花状況からすると１週間〜10日くらい遅い開花になっています（とはいえ、年々温暖化している影響か開花が早まっている傾向なので、今くらいのスケジュールの方が順当の気もしますが…）
地獄谷野猿公苑のある山ノ内町のソメイヨシノの咲き頃はもう少し先です。
4月は、公苑のサルたちの出産シーズン。
だいたいは4月20日前後くらいに第１号の赤ちゃんが産まれ、そこからスタートしていく感覚です。
なのですが、今年はちょっと早く第1号赤ちゃんが産まれました。
【出産第１号】
お母さんは、トグラ93-98-09といいまして。
このお母さんは2022年に4月3日というかなり早い時期での出産をしています。
長くサルたちの出産の記録をメモしていると、出産の早いお母さんは生涯通しての出産が総じて早い傾向にあります。
トグラ93-98-09はいつも群れの中の最速出産というわけではないのですが、2022年同様に今年も早めに出産したのでしょう。
2022年は、第2号の赤ちゃんは例年通り4月20日頃でした。
今シーズンも、第1号は早いけど他の出産はもう少し時間が経過してからではないでしょうか。
出産が始まると、いよいよ春がきたなと感じます。
【野猿公苑のサルについてその�▲縫曠鵐競襪琉貲�】
出産も始まったので、いい機会です。
今回はニホンザルのシーズン毎による生活の変化をお話しいたします。
ニホンザルは前回でも触れましたが、その名の通り日本に生活するサルたちです。
日本というのは、世界的にも春夏秋冬の特徴がはっきりと変わる地域です。
四季がはっきりする特徴として、冬は雪が降るような過酷な場所という特性があるでしょう。
冬の間は寒さに耐え、消耗激しい中でも乏しい食料で命を繋ぎ、雪による行動制限によって移動できる範囲も限られてしまいます。
自分だけでも生きていくのがやっとの状況で、子供を産み育てるというのは困難です。
したがって、春に出産し育て冬に備える。実りの秋のシーズンで十分に体力も蓄えつつこの時期に恋をする。
こういった恋と出産のサイクルになっています。
冬の過酷さに出産（あるいは産卵）の時期を春とするパターンは日本の動物に多く見られます。
【これからは新芽・若葉・若草のシーズン】
また、春は新芽や若葉・若草が山々で広がりそれを食べる時期であり、秋は木の実や果実が山々で広がりそれを食べる時期です。
サルたちの動く範囲をレベルで１〜５（狭い〜広い）で表現すると
春〜初夏は行動範囲が広くなる（３〜４）、夏になると葉が硬くなってしまうので狭い範囲で行動する（２〜３）、秋の季節には行動範囲が大きく広がる（４〜５）、冬のシーズンは雪による行動制限もあるので行動範囲がとても狭くなる（１〜２）といった感じです。
日本の動物であるニホンザルは、その住まう日本の特徴であるはっきりとした四季（その背景である冬）によって生活するスタイルは変化していきます。
最低気温５℃最高気温１０℃
サルたち来苑時間8:30
最近のサルたち公苑滞在状況
4/9〜4/12 8:30〜17:00
【4/9〜4/12までのサルたちの様子】
麓の中野エリアで、ソメイヨシノの桜が咲き始めました。
このブログを書いている今日現在では、４分くらいの咲き具合でしょうか。
ここ数年の桜開花状況からすると１週間〜10日くらい遅い開花になっています（とはいえ、年々温暖化している影響か開花が早まっている傾向なので、今くらいのスケジュールの方が順当の気もしますが…）
地獄谷野猿公苑のある山ノ内町のソメイヨシノの咲き頃はもう少し先です。
4月は、公苑のサルたちの出産シーズン。
だいたいは4月20日前後くらいに第１号の赤ちゃんが産まれ、そこからスタートしていく感覚です。
なのですが、今年はちょっと早く第1号赤ちゃんが産まれました。
【出産第１号】
お母さんは、トグラ93-98-09といいまして。
このお母さんは2022年に4月3日というかなり早い時期での出産をしています。
長くサルたちの出産の記録をメモしていると、出産の早いお母さんは生涯通しての出産が総じて早い傾向にあります。
トグラ93-98-09はいつも群れの中の最速出産というわけではないのですが、2022年同様に今年も早めに出産したのでしょう。
2022年は、第2号の赤ちゃんは例年通り4月20日頃でした。
今シーズンも、第1号は早いけど他の出産はもう少し時間が経過してからではないでしょうか。
出産が始まると、いよいよ春がきたなと感じます。
【野猿公苑のサルについてその�▲縫曠鵐競襪琉貲�】
出産も始まったので、いい機会です。
今回はニホンザルのシーズン毎による生活の変化をお話しいたします。
ニホンザルは前回でも触れましたが、その名の通り日本に生活するサルたちです。
日本というのは、世界的にも春夏秋冬の特徴がはっきりと変わる地域です。
四季がはっきりする特徴として、冬は雪が降るような過酷な場所という特性があるでしょう。
冬の間は寒さに耐え、消耗激しい中でも乏しい食料で命を繋ぎ、雪による行動制限によって移動できる範囲も限られてしまいます。
自分だけでも生きていくのがやっとの状況で、子供を産み育てるというのは困難です。
したがって、春に出産し育て冬に備える。実りの秋のシーズンで十分に体力も蓄えつつこの時期に恋をする。
こういった恋と出産のサイクルになっています。
冬の過酷さに出産（あるいは産卵）の時期を春とするパターンは日本の動物に多く見られます。
【これからは新芽・若葉・若草のシーズン】
また、春は新芽や若葉・若草が山々で広がりそれを食べる時期であり、秋は木の実や果実が山々で広がりそれを食べる時期です。
サルたちの動く範囲をレベルで１〜５（狭い〜広い）で表現すると
春〜初夏は行動範囲が広くなる（３〜４）、夏になると葉が硬くなってしまうので狭い範囲で行動する（２〜３）、秋の季節には行動範囲が大きく広がる（４〜５）、冬のシーズンは雪による行動制限もあるので行動範囲がとても狭くなる（１〜２）といった感じです。
日本の動物であるニホンザルは、その住まう日本の特徴であるはっきりとした四季（その背景である冬）によって生活するスタイルは変化していきます。
