9月13日(土)あめ☔️後くもり☁️

最低気温20℃最高気温23℃
サルたち来苑時間10:15

最近のサルたち公苑滞在状況
9月1日(月)10:40〜14:00
 2日(火)…終日サルたち公苑不在
 3日(水)10:20〜17:00
 4日(木)11:40〜17:00
 5日(金)…終日サルたち公苑不在
 6日(土)…終日サルたち公苑不在
 7日(日)10:40〜17:00
 8日(月)…終日サルたち公苑不在
 9日(火)…終日サルたち公苑不在
 10日(水)8:30〜17:00
 11日(木)9:35〜17:00
 12日(金)…終日サルたち公苑不在

【9/1~9/10の期間のサルたちの様子】
この10日間はサルたちが山から公苑に来ない不在が多くなりました。

サルたちを探しに山を登っていても、あまり実りが良いようには見えません。

これまでお伝えした事もあるかもしれませんが、局所的に実りの良い場所はあるようです。

また、局所的に実っている木でも、例えば木の幹から東側の枝は実りがからっきしなのに、西側の枝では実りが出ている…といったように、実っている木でも局所的な実り方をしているように見えます。

昨今は、温暖化によって通年通して気温が高く、夏と冬以外は季節感が曖昧になってしまったり(端的に言うと冬・夏・夏・夏みたいな四季感)雨が少なく、雨が降ったと思うとゲリラ豪雨のような激しい雨になってしまったり…と、少し前時代の季節の常識が通用しません。

特に今年は雨が少なかった為、雨のあたり具合や地面の貯水力などで、場所によって実りの差が出ているのかもしれないなと感じます。

9月のこの時期であれば、食べれる物・食べれない物問わずにキノコが出てくる頃ですが、地面がカサカサに乾いているせいかキノコもほとんど見ません。

山の中の状態と、サルたちの動き方から想像するに、

・秋の季節柄、山の中での行動域を広げている
・移動した先で、食べ物を見つけて食べる
・ある程度その場の食べ物を食べ尽くしたり、旬が過ぎて次の目的地へと移動する
・本来であれば、山全体に食べ物が広がっているので、次の移動は近隣で済む
・ところが、実りが局所的なので、次の実りの場を探し当てるのが遠くなってしまう
・山の中を広く行動することになり、サルたちの移動も早く、活発的

といったところでしょうか。

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【地獄谷のサルたちについて13 サルたちの名前】
地獄谷のサルたちには、名前が付けられています。

例えば、群れの1位♂はトケイ95−05。

1位♂がトケイという名前だというのではなく、トケイというサルが産んだ1995年の子がいて、その1995年産まれのサルが2005年に産んだサルがトケイ(19)95-(20)05という意味になります。

それぞれに名前がある…と言っても、母親のサル(もしくは祖母、曾祖母、高祖母…)の名前の下に産まれた年号が付いているという感覚です。

例えば、トグラ93-98-09という個体が今年産んだこの名前はトグラ93-98-09-25になるといった具合です。

地獄谷野猿公苑での、サルたちの名前の付け方はいつから始まっているのでしょう?

地獄谷野猿公苑は1964年に設立しました。

設立前史としては、初代苑長が1957年に現在の野猿公苑のサルたちの元となるグループに出会い、そこからサルの姿に魅了されて公苑設立の構想が練られました。

最初は、人間に対してすぐに逃げてしまうサルたちに、人慣れさせていく事と餌付けによるコントロールを試み、それらが成功したのが1962年です。

初代苑長がサルたちと出会い、野猿公苑を設立するまでの間の紆余曲折の中で、サルたちの個体識別のための名前付けをした記録はサルたちとの出会いからすぐにされているようです。

恐らく初代苑長が最初にサルたちに名付けた頃は、それぞれに思い思いの名をつけていたように見て取れます。

サルたちとの付き合いの中で、赤ちゃんが産まれて次の世代との出会いができると、徐々に名前づけにルールを作っていったようです。

例えば、「ケガ」というメスがいると、初めのうちの子は、トモエ(初代苑長が出会う前に既に産まれていた?)ナガ(1959年産まれ)ポパイ(1961年)…と名付けられており、法則性のようなものは感じませんが、その後は、ケン(1963年産まれ)ケシ(1965年産まれ)ケロ(1966年産まれ)ケロリン(1968年産まれ)…と、名前の頭に母親と同じ「ケ」が付けられていて、子の母親を判別するヒントのような字を付けるルールができている様です。

世代が経る毎に「その世代とわかる特徴」のルールができているようで、例えばケガの子ナガが産んだ

第2子ナロ(1966年産まれ)
第5子ナマコ(1972年産まれ)
第6子ナガノ(1974年産まれ)

がそれぞれ1979年に子を産んだ際は

ナタ=鉈(ナロの子)
ナイフ(ナマコの子)*ちなみに画像のサルはこのナイフの孫です
ナット=🔩(ナガノの子)

と言ったように、1979年なら道具の名前。1980年の「ケ」の家系ならケムシ、ゲンゴロウ、ゲンジボタルといった虫…という具合で、名前家系と産まれた年代がわかるようになっています。

こんな風に、それぞれの名前にそれぞれの名前の特徴を組み込みながら名前を付けていましたが、サルたちの頭数も増えて、名前のルール付けにも難しくなってきたのか、90年代くらいからは親の名前+年号下2桁になっていき、現在の名前のルールに繋がっています。

「トケイ」などの年号なしの名前を持つサルは現在いなく、年号を入れるとややこしくなるので、わかりやすく1位♂をトケイとお教えすることもあります。

正式な名前を聞くと変な感じなのですが、それぞれに名前をつけた側のルールがあるのです。

ちなみに、サルたちの名前は我々スタッフがサルたちの個体識別のために付けている名前です。

サルたちに教えているわけではないので、名前を呼んでもそのサルは振り向いてくれません。