陣内耳鼻咽喉科クリニック
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『実践ロハス生活!〜これであなたも医者いらず〜』(ID:0000164378)
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2005年04月26日

【保育園の対応】

最近、共稼ぎ夫婦が増えている。女性の社会進出は大変好ましく、どんどん活躍して欲しいという気持ちはある。

そこで子どもが預けられる保育園であるが・・。
子どもを保育するということは、健康に対してもある一定の責任を持つということだと認識しているのであるが、薬を飲ませてくれる施設は少ない。

もちろん間違えて飲ませてしまったら大変だし、人数が多くなるとそれだけその危険は高まるに違いない。でもだから飲ませないで良いということにはならないと思っている。

よく「薬は1日2回になりませんか?」と問われることがある。仕方がないので、3回飲むべき薬を2回にしたりしてしのいでいるが、これが結構私にはストレスである。

以前にも書いたのだが、だからといって薬を飲ませるためにいろんな書類をこちらが書かさせるのはたまったものではない。どういう目的か、どのように飲ませるのか、などなど、ちょっと常軌を逸した対応の保育園もある。

世の中全体が取れない責任は取らないという方向に向かっている感じがするが、如何なものだろうか?これでいいのだろうか?仕方のないことなのか?


  

2005年04月24日

【コミュニケーションの重要性】

今週はコミュニケーションの重要性を認識させられる日々だった。

21日は「インターネットを使ったコミュニケーション」について講演を行った。従来は電子メールを手紙代わりに使って情報交換をすることと、ホームページに情報を陳列して見てもらうということがされてきた。でもよりよくコミュニケーションを取ることを求めるならば、多様なサービスが用意されている、ということを紹介した。聴衆の反応はイマイチだったが(苦笑)。

23日は自分主催で「頭頚部癌診療に関する問題点について」患者さんの体験談を中心にみんなで考えてみた。各界の関係者に出席していただいて聞いていただいた。よく事情を理解している医師と率直にモノを考えられる市民、という観点でメンバーを選択した。本当はもう少し呼びたい人もいたのだが、会場の関係で21人の会合になった。

私がとても疑問に感じたことがあった。日本では時間がたくさんあって、言葉も通じる一方、アメリカでは手術までの時間があまりなく、言葉の障壁もある。日本ではコミュニケーションエラーが起こってしまい、治療場所をアメリカに求めることになるわけだが、アメリカでは短時間で十分なコミュニケーションが取れて十分に納得した治療が受けられている。これは大変に不思議なことである。

この答えは何か分からないが、医師の心の余裕もあるだろうし、地域全体でコミュニケーションを取ろうとするアメリカの姿勢にあるのかもしれない。医師が診療に集中できるシステムにも要因があるだろう。診療の歴史の重みをみんなが十分に感じて帰国することを考えると、医療環境がコミュニケーションに与える影響は小さくないのではないのではないか?

  
2005年04月21日

【風邪のはじまりって?】

1)花粉症があるので、抗ヒスタミン剤を内服している。それにしても眠い!ボーってしてしまう。だから風邪なんだか何なんだか分かりません。

2)忙しいので風邪の始まりは分かりません。気が抜けたら急に具合が悪くなったので来ました。

生じている事態は異なります(少し難しいです)が、どちらの場合にもただの風邪です。まずこれを明確にできないと、処方の内容が決められません。何日目で症状が出たのかを意識する必要があります。

  

【クリニックの処処】

4月18日

気管支炎の患者さんが多い。一般には空気が乾いているときが多いとされていると思うが、どうも湿気を帯びてきたときに急に増えるということを経験する。

冷房から後鼻漏が出たという今年1号の患者さんがいらっしゃった。


4月19日

典型的な風邪なのにみんなよほど怖いのか、よほど浸透しているのか、「アレルギーですか?」「花粉がまだ飛んでいるみたいで・・」と言っている人が数多くいる。

でも一方で花粉症でかなり強烈に鼻が詰まっている子供もたくさん見かける。こういうお子さんは将来どのようにしていったら良いのだろう?マスクをつけるのは諦めてはいけないだろう。最低限の予防方法なのだから。最近の子供たちは忙しくなってしまい、減感作を根気よくやるというスタイルは古いのかもしれない。。

  
2005年04月17日

【癌診療】

私は癌診療を何とかしよう!ということで開業医をやっています。

えっ・・?開業医では癌診療はできないでしょう?と考えられるかもしれません。しかし、開業医として癌診療を手がけたいと真剣に思っているのです。

普通の開業医も好きですし、診察の精度にはかなりの自信があります。開業以来随分といろんなことをいろんな人に教えてもらったし、最近では自分が教えるようにもなってきています。

しかしまだ大きなヤマが残っています。
癌になった人を本当の意味でサポートする仕組みを作ることです。これは壮大な計画でうまくいくのかどうか分かりません。でも誰にもできないから自分が手を上げようと思うのです。

少しずつ周囲の協力者達にプレゼンしてどんな形が優れているのか考えて行きたいと思っています。今日は一緒にプレゼンをしようと考えている方とお会いして、打ち合わせをしました。従来の考え方から脱出できるようなものを
作り上げたいと思っています。10年くらいかかるかも。

  
2005年04月09日

【風邪薬の使い方】

風邪の治療に抗ヒスタミン剤や市販の風邪薬(以下、市販薬とする)を使用するのは一般的なことのようである。しかし、私はほとんど使用しない。何故か?

病初期には水様性鼻汁であるため、もしも市販薬を使うならこの時である。でもただでさえだるいこの時期に、もしも眠気が出たらさらに具合が悪くなりそうなのでやはり漢方薬で風邪を処理したいと私なら思う。

中期の鼻水は粘性が高くなる。この時には鼻汁の粘度が増すのは避けたいため、あまり市販薬は使用したくない時期である。粘膿性なら抗生物質が必要である。さらに後期になると口渇も現れるので、市販薬はさらに使用しにくくなる。この口渇の症状は結構見落とされている点であり、注意が必要だ。

もしも粘膿性の鼻汁が出ている中後期であるにも関わらず市販薬を使用すると、悪くすると、だるさが増し、鼻汁の粘度が増し、口渇が増すことになるのである。でも「喉が痛い」と明らかに風邪を意識できるのは残念ながら風邪の中後期なのである。病初期に使用すべきものであるということをメーカーはもっと周知すべきではないだろうか。  

  

【風邪の診察】


私は風邪の診察の時、『この風邪は今日で何日目の風邪なのか?」ということを一番意識して診察している。

今日は風邪4−5日目ですね?と尋ねた患者さんが、「あーなるほど、だからあのときたくさん汗をかいたのか。わかった!」と妙に合点が行った模様。これがあたると結構気分が良い。そして、4−5日目にふさわしい薬を処方出してめでたしめでたしということになるはず!

  

【診察方法の常識非常識】


以前に診察方法について感じたことがある。

「子どもの診察は口のなかを最後にするべき。そうでない医師は素人だ!」ということを言っている先生がいた。これは口の中をみられるのを子どもが嫌がるので最後にするという小児科では常識となっていること。

しかし本当にこれは正しいのか?

私は子どもの口の中から得られる情報量も結構多いので、口の中から診察を始めることも時には必要であると思う。みんな口を最後に診察すると決めるのはおかしいだろう。

大人と子どもはどちらを先に診察すべきだろう?

親は子供を先にして自分はあとからゆっくり、というのが一般的か?
しかし今日感じたのは、風邪に関しては親子で同じ風邪を引いている可能性が高いため、診察が容易な大人から診察した方が所見も取りやすく、子どもを診察する時に参考になる事象が多いのではないだろうか?ということである。

まだはっきりしないけれど、大人からの方が風邪に関しては良さそうである。

  
2005年04月07日

【花粉症で気になること2】

花粉症でもうひとつ気になることがあった。「○○医院で渡された薬が効かない!」と言って多数の患者さんが訪れるのだけれど、「じゃあ何て言う薬をもらったの?」と聞くと答えられる人はほとんどいない。

なんでこんなことが起こるのか?といろいろ考えてみた。結論は、『花粉症に効く薬と効かない薬がある』という考え方に根幹があるのかな?と思った。つまり・・・

花粉症の薬の効き方は、
・薬の強さ
・本人の症状の強さ
・その日の花粉の量
に左右される。考えてみれば当たり前だが、世間では効果が出ない時には全て薬が悪者になってしまう。でも効果の悪い薬が出されているだけではないのです。

特にその日の花粉の量には注意を払いましょう。

  
2005年04月05日

【花粉症で気になること】

花粉症の患者さんを見ていてとても気になることがある。

ひとつは去年出なかったから治ったのだと思っていた、と発言する人が大変に多いことだ。私達は仕事で花粉症を扱うので、昨年は記録的に花粉飛散量が少なかったことを知っている。しかし患者さんは当然そんなことは知らないわけだ。

花粉症は病気ではない、という向きもあるが、重症の患者さんを診るにつけ、やはりこれは病気と認識せざるを得ない。病気であるという認識が広がればもう少し花粉の量に気を配るようにみんながなっていくのではないだろうか?

もうひとつは患者さんが花粉症はすぐに治せるはずである、と思っていることである。確かに鼻水やくしゃみは日常のものであるので、それを止めることは簡単であると考えられてもしかたがないが、それなりに用意周到に年初から対処しておくことが重要である。幸い今年は減感作療法を5−6月から始めたい、という患者さんが4−5人いらっしゃる。これは良い傾向であると思う。

簡単に治したいがためにステロイドホルモンを注射したり、レーザーで鼻を焼いたりという治療に安易に走るのはどうかと思っている。どちらも劇的によくなる治療ではあるのだが、どういう治療なのかよく考えてから受けるようにしていただきたい(私はどちらもやりません)。何でも一度は受け入れてしまうというのが日本人の悪いところであると思う。

そんな花粉症もだんだん終わりが近づいてきていて、ちょっとホッとする。



  
2005年04月03日

【桔梗】

2c4b1e0f.jpg先日、患者さんがこんなことを言っていた。

この薬は良い!今までなかなか取れなかった喉の痛みがこの薬だと取れる!

私はこれが大変に嬉しかった。というのは・・・、
どこでも喉が痛いと言えば消炎鎮痛剤を使う。それでもダメなら抗生物質か?しかし、実際にはそれではダメな痛みの方がはるかに多い。それに気づいているこの患者さんのような人は案外多いのではなかろうか?

風邪のとき、何かの理由で喉が渇きで痛みが出たとき、渇きの体質の人、そういう人の喉の痛みには桔梗が効果を発揮する。先日も医者の友人が桔梗湯が効くと実体験を話していた。私は潤す効果の期待して桔梗石膏を多用する。

桔梗(写真は(株)ツムラのホームページより)はいろいろな処方に入っているが、やはり桔梗の効能がより強く出るのは、桔梗湯、桔梗石膏ではないだろうか?

あまり去痰に効果があるという実感はなく、乾いた感じに有効であると思うのは桔梗よりも石膏の効果を強く感じているのか?

私は平素、痛みなら痛み止め、効かなければ抗生物質、という短絡的な医療に警鐘を鳴らしたいと思っている。痛み止めが悪いと言うことではなく、使うべきときとそうでない時があるということである。こういうことをわかってくれる患者さんが増えると市中の医療も変化するだろう。

  


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