陣内耳鼻咽喉科クリニック
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『実践ロハス生活!〜これであなたも医者いらず〜』(ID:0000164378)
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2005年08月27日

【アレルギーっぽいんです】

鼻水がでて、どうもアレルギーっぽいんです、という患者さんがいる。

「アレルギーっぽい」と思う根拠は希薄だと思うが、それにしてもアレルギーという言葉の威力はすごい。説明するときにアレルギーという言葉を使うと「やっぱりそうですか」なんて納得されてしまう。

先日、「いやああ、アレルギーっぽいいがらっぽさがあってー」なんて話を聞いたときにはひっくり返りそうになった。

でも、何でもアレルギーのせいにしてしまっていないだろうか?

現実に、最近のほとんどの鼻水患者さんが風邪の鼻水である。「抗アレルギー剤が効かないんですよ」と言いながら、それでもアレルギーと信じている患者さんが多いことには驚かされる。

風邪の初期とアレルギーの症状は確かに見分けがつきにくい。でも風邪で鼻水が出るのは初期のみなので、風邪の初期でないことが判明したら初めてアレルギーを疑い始めるのが診察の常道であると私は思っている。

血液検査が陽性だからといって、8月になったからといって、すぐにブタクサアレルギーだ!ということにはならないのである。医療者側にも血液検査偏重の傾向があるので、要注意であると思う。

  

【陣内の覚書】

以前から扁桃腺炎の患者さんが集中してきたり、ぱったり来なくなったりすることが不思議でした。今回も8月20日頃から扁桃腺にまつわる患者さんが増えています。

ウイルス性と思われる患者さんは風邪の季節に来ることは分かっています。問題は重症になりやすい細菌性の患者さんなのです。

ずっと分からなかったのだが、今回は気温が急に下がったあとなので・・・もしかして・・と思っている。

以前から3−5月に多い印象を持っていたが、気温が下がった日(実際に来院されるのはその2−3日後ですが)に注目していきたいと思っています。


関係ないですが、重傷の扁桃腺炎の患者さんに点滴をしようとしたら、抗生物質の期限が揃って切れたばかりでした。患者さんには大変申し訳ないことをしました。情けないです。  
2005年08月24日

【久々のブログ】

いろいろ考え事をしたり、自分のポジションを変えたりしていたら時間が経ってしまいました。

私の原点は「気候と耳鼻科」にあるので今日は少しそこに戻ってみることにします。


ここのところ、耳(聴力)の具合が悪い人、めまいのする人が目立ちます。大体8月18から19日にかけてみなさん具合が悪いようです。

特に湿度との関連をずっと考えてきたのですが、今回に関しては何も変化がありません。ずっと平均相対湿度で60−70%くらいに落ち着いています。

うーん、何でなのか・・。

強いて変化を挙げるとすれば、17日まで最低気温が24度前後で割りと寝苦しくなかったのに18日以降は再び熱帯夜になっていて、寝不足が原因の一端になっているのかな?と考えています。

寝不足も大きな要因になっていると思っています。しかしなかなか診察しているときには思いつかないので、問診したりしなかったりで、みんなが寝不足になっていたかどうかは明確ではありません。

なかなか気象の様子はリアルタイムで分かるものではないので(不精なので?)、その場でしつこく寝不足かどうかを聞いてはいないですね。

寝不足のようなものは指摘しないと患者さんの口からは聞かれないものなので、原因として掴むのは少し大変です。

今日から難聴やめまいで来られた患者さんはしつこく聞かれることでしょう(笑)。


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2005年08月10日

【子どもの難聴】

会報「しぶやの学校保健」第69号より
テーマ「子どもを守る」
副題 「子どもの難聴」

 新生児難聴の早期発見は、患児のその後の言語の発達のために欠かせないものです。近年、聴力検査機器類の発達してより早い時期に難聴を見つけられるようになってきました。一方で新生児難聴を早期に発見するための施策も近年組織的に行われるようになってきています。岡山県では県下の多くの医療機関にそのための検査機器類が導入され、それらの医療機関が連携して新生児難聴の早期発見に努めています。その結果、新生児難聴は6ヶ月以内に全体の約3分の2が見つけられるようになってきたとのことです。その後の治療や訓練の組織化も行われているようであり、このような流れが全国に広がっていくことを予感させます。また、検査に関する詳細や手術の問題点などについても学会において多施設間で論じられるようになってきており、良い方向性が見えてきているように実感しています。
 新生児難聴が早期に発見されるようになった現在、残された課題は学会の講演でも取り上げられるようになりましたが、主に小児難聴の予防になると思います。新生児難聴の原因の多くは不明あるいは先天奇形なので現状では回避することは困難ですが、先天性風疹症候群や流行性耳下腺炎、髄膜炎のように感染症が原因になっている難聴に関してはワクチン接種などで回避できる部分があるように思います。また、新生児や乳児の感染症の際に、難聴にも配慮した薬剤を選択していくことも小児難聴の予防につながるでしょう。
今まで私は子どもの難聴を早期に発見して、それに対応していけばそれで良いと考えておりました。しかし私たちはそれが生じないように予防するための何らかの行動を取れるはずです。恐らくこれは小児難聴に限らないことであり、各種疾患の予防の推進が真に子どもを守るということなのかもしれません。
  
2005年08月09日

【(質問)減感作療法】

減感作療法で注射をしている人から質問。

注射したときの腫れは、今後抵抗力がついてきたら小さく腫れにくくなるのでしょうか?

さて、私は即答できませんでした。

答えはコメントに載せるようにします。

  
2005年08月07日

【補聴器外来あれこれ】

私は補聴器専門外来を月に2回、予約のみでやらせていただいている。

先日面白いことがあった。

補聴器をつけたら自分の声が小さくなってしまい、同じく耳の遠いだんな様が困ってしまう、というものだった。

補聴器は聞こえ方だけ意識していれば良いと思っていたが、声の大きさの変化にも気を使わないといけないのか!

改めてこの器械の難しさを痛感した。  
2005年08月03日

【配置転換】

4月、7月。配置転換のシーズンなのだろうか。出入りのメーカーの人たちも何人が配置転換になったかな。

新しい土地で新たな地盤を作るのに苦労も多いし時間もかかるだろう。有能な人がいなくなったところでは売上が下がり、その移動した人も新しい土地では苦戦する、ということも結構あるのではなかろうか?

成績の悪い人同士を交換するのなら分かるけれど、そういうことでもないらしい。むしろ「てこ入れ」なんて話をよく聞く。でもどんな環境でも力を発揮できるような人ってそうはいないと思う。

配置転換のストレスも相当なものらしく、それで耳鳴りがしたりめまいがしたりということも結構あるように感じる。体調が悪くなる人がこんなに多いのをみると、配置転換は必要なんだろうけれど、行われすぎなのではないか?と考えたくなる。

適切な場所を与えられ、苦労して良い地盤を築いて、これから頑張ろう!という人、あるいは頑張っている人を動かすなんて、時間を無駄にし、健康を害するだけという感じがするが、余計なお世話か?

  
2005年08月01日

【漢方診療をしていてよかったこと】

比較的高齢の人で口が渇いて、熱っぽい。そんな訴えで耳鼻科に来られる人も多い。

ところが異常がない、ということで解熱剤とうがい薬を渡されるということもある。でも西洋医学的にはそれでおしまいだ。

あまりしつこく食い下がるとしまいには、気のせいだ、年齢のせいだ、と言われ追い返される。・・いや、年齢のせいだ、というのは少し当たっているのだが(苦笑)。


こういう患者さんは漢方診療の独壇場である。

実はもっと聞いてみると、下半身は冷えて、最近食べる量が減っていたそうだ。

こういう風に水が体を巡らないために、上半身に熱を生み、口が渇いたり、熱っぽくなったりする現象を「虚熱」という。

熱はないのであるが、体熱を定期的に冷ます仕組みにトラブルが出てしまうのである。逆に巡らない水は下半身にたまり、下半身を冷やしてしまうわけだ。

体の水の巡りに必要なエネルギーは食事によってもたらされるものもあるが、生命力そのものも影響する。

食事が少し減っていて、年齢的にだんだん高齢になっていることを考えると、年齢的なものがある上に、食事を十分に摂っていなかったために、虚熱が生じたと判断せざるを得ない。

食欲はあり、食事も意識してきちんと摂れるということだったので、生命力そのものを補い水が巡るように処方を考えてみたのだが、どうだろうか?

ちょっと耳鼻科っぽくないと言われるけれど、これくらいのことをしないと対処できない症状にはいつもお目にかかっている。体は全部一体なのである。

  


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