陣内耳鼻咽喉科クリニック
診療内容
院長紹介
病院内の様子
コラム
新医療研究
トップページ



『実践ロハス生活!〜これであなたも医者いらず〜』(ID:0000164378)
メールアドレスを入力してボタンを押すと
登録・解除できます。

登録フォーム
解除フォーム
まぐまぐ



このBlogをチェッカーズに追加 このBlogを
チェッカーズに追加
このBlogをリーダーに追加 このBlogを
リーダーに追加
トップページ > コラム

2007年07月29日

【胸脇苦満って知っていますか?】

 最近、機会があり、さらに中医学を深く学んでおります。

 そんな中、また頭が混乱しているのが風邪のいろいろです。

 先日、いつも風邪でクリニックにいらっしゃる患者さんがいつもと違う症状で来られました。

 「なんだが胸が苦しい」

 よくよく聞いてみると、これは肋骨の縁に沿って苦しいのだと言います。

 「これは胸脇苦満といって、風邪のひとつの症状なのですよ」

 と教えてあげました。

 胸脇苦満の説明(もう少し掘り下げて欲しいけれど)
 
 胸脇苦満は(きょうきょうくまん)と読みます。風邪の終わりごろに出る症状なのです。お腹をへこませて、へこんだ一番上の部分と考えると良いでしょう。昔の漢方医が「この症状があれば小柴胡湯(しょうさいことう)をとにく飲ませろ」と言ったとか。それではダメなことも結構ありますが。

 この考え方を批判したページです。

 風邪の症状にもいろいろあります。いくら熱がなくても、咳がでなくても、頭が少しボーっとして、胸脇苦満だけがある、なんてこともあります。医師もあまり知らない、ということもありますが(苦笑)。

 もしかして、あの違和感は風邪だったのかな?なんて思われた方がいらっしゃるかもしれませんね。

(続きも読んでください)



メルマガ「実践ロハス生活!これであなたも医者いらず」より

  続きを読む

2007年07月22日

【五味の重要性について】

 陰陽五行説の中で、食事に関する五味の重要性は改めて取り上げるまでもないのですが、意外に知られていないようなので、これからの季節に関すること、風邪と関連することを少し書いてみます。

 五味とは言うまでもなく酸味、苦味、甘味、辛味、鹹味(かんみ)を指します。

 そして、それぞれの味は体に対する方向性のある作用を示します。

 酸味の効用は、体を引き締めることです。特に風邪との関連で話をしますと鼻水を止める効果が期待できます。

 苦味は体を冷やす作用があります。夏にビールが飲みたくなるのはそのためです。私が最近食べた中では、沖縄の食の代表であるゴーヤは特に下腹部が冷える感じがします。夏の食卓でビールとゴーヤという組み合わせにならないようにする必要がありますね。

 甘味は水を体に溜める働きがあります。むくみには注意する必要がありますが、肌や粘膜の潤いには良いと思われます。風邪の後半に咳が続いたときに飴をなめたくなるのはこの働きのためでしょう。疲れが取れるのも、疲れで消耗した水分が体の内側から補われてくるためでしょう。

 辛味は体に熱を生みます。熱が上がることで、血の循環がよくなるのと、体の防御機能が高まることになります。ただし、はたらきが一時的ですので、現実にはストレスを避けたり、運動をして熱を普段から生める体にしておく必要があります。

 鹹味は塩辛いものを指します。髪・骨によいとされますが、風邪にはあまり関係しないように思います。

 風邪で処方された漢方薬があったら確認してみてください。鼻水を止めたい時には酸っぱい薬、熱を下げたいときには辛味で発汗を誘導する薬、痰がひどく絡んだら甘味のある薬が出ていることが多いことでしょう。

 さて、味と言えば、こういうニュースがありましたね。まったくふざけた話です。

 段ボール肉まん告発、やらせ 北京TV謝罪「虚偽報道」


メルマガ「実践ロハス生活!これであなたも医者いらず」より




  
2007年07月15日

【データよりも自分の感覚を磨きましょう!】

 以前に私が主催した「耳鼻科漢方懇話会」に名古屋から駆けつけてくれたHさんから面白い情報いただきました。ありがとうございます!

 「アディポネクチン」という物質のことです。

 アディポネクチンを体内で作れない動物は体重が増えにくく、脂肪も蓄積しにくいのだそうです。Hさんにはこういう人が冷え性になるのではないかというコメントもいただきました。

 アディポネクチンは脂肪燃焼によるダイエット効果があるという情報が流れていたとか。ネット検索でも多数ヒットします。でも食欲増進や脂肪蓄積に寄与するというデータもあるのですね。

 10年でデータの3分の1はくつがえる!

 これは今日、私が教えていただいた言葉です。

 脂肪燃焼というそれだけの面に捕らわれていると、ダイエットに良いような気がしてしまうものです。これはデータ主義に多く見られる現象で、ブラックボックスをこじあけて、見えるものだけを取り出して、全てが分かったような気になっているのです。

 東洋医学の良いところは、ブラックボックスはそのままに、総体としてどういうことが起こるのかを見ている、というところです。結局何が起こっているのかを把握することが大切なのではないでしょうか?アディポネクチンだけを捕まえて、何だかよく分かった気になるなんて笑止千万です。

 しかもデータが覆るということになりますと、大切なものは何か・・?

 やはり自分の研ぎ澄まされた感覚、ということになりませんか?

 このメルマガの主旨はその感覚を鍛えて、自力で持続的な健康を創造する、ということにあるのです。思い出していただけましたでしょうか?間隔を磨くための一助になればといつも考えております。



メルマガ「実践ロハス生活!これであなたも医者いらず」より



  
2007年07月08日

【このところの病気の傾向について】

 今週の東京は、湿気の気になる日が続きました。

 体の中の水の移動は見えませんから机上の理論ではありますが、体に取り込まれた水分は、体を巡ってから一部は尿や便となり、一部は体表から蒸散していくのが通常の状態です。

 しかし湿度が上がってくると水の蒸散は抑えられるので、体内の水の移動が上手くいかなくなり水に関連する症状がいろいろ出てくる、というのが東洋医学の理論です。

 したがって湿気が多くなると耳鼻科では、耳の閉塞感、めまい、耳の痒み、頭痛などの患者さんが増えてきます。

 軽症の場合には、他の病気がないことが確認されれば、季節が過ぎるのを待つように、と指導するのみのこともあります。患者さんにとっては何もしない私のやり方が少し不安かもしれませんね。

 あと今週は、気温が早朝に低くなり、朝夕の気温差が増したような感じがしました。

 こういうときには、お子さんの受診が増えるのです。まあプール前ということもあるかもしれません。

 もう既に窓を開けて寝ていたり、クーラーを付けて寝ている家庭があるようです。家の向きや風通しがいろいろなので、どのように指導したらよいか、とても苦慮していますが、ある程度汗をかいて寝ることも考えてよいのではないでしょうか?その方が自然な感じがしています。


メルマガ「実践ロハス生活!これであなたも医者いらず」より



  
2007年07月01日

【漢方よもやま話】

 最近、診察する時に、東洋医学と西洋医学を両方使っているのに、パッと両方の処方が決まってしまうことがあります。

 そうすると、東洋医学的な処方に対する十分な同意が得られていないという状況が生じてきます。

 そもそも漢方薬は苦いこともあるので、飲めるのかどうかを確認する必要があります。

 飲めはするけれど、漢方薬なんて・・?効かないから飲みたくない、などという考え方の人もいらっしゃいます。

 漢方薬の働きの最も大切な点は、「中庸(ちゅうよう)」(全てにおいて適度である状態)です。患者さんにはそれを理解していただかないと、漢方薬を使って治ったという実感が持っていただけない場合も生じてきます。

 例えば、やたら元気な人が中庸になるように「気」を少し抑えるように処方したら、ご本人は「なんだかいつもよりも元気がでない」という不満をもつかもしれないということです。

 漢方薬の説明を暑さ寒さや渇き湿りで説明することは時間的には困難ですが、やはりそういうことをきちんと分かっていただけるような診察を心がけたいと思っています。

 医師の中には「漢方薬を使っているから」と、他の薬を処方しないという人がいたり、ひどいときには「そんな薬、何になるのだ」といくら何でも・・ということを言ってくる人もいます。

 自分もそうであったので、あまり他人のことは言えないのですが、「知らない」ということは治療の選択肢を狭くします。これは漢方薬を十分に使うようになると分かるのですけれどねー。

 本日はじめて、医師の集まりで東洋医学全般の話を少ししました。みなさん不思議なものを見るような目でこちらを見ていましたが、以前よりも大分受容されている感じがしました。これからも東洋医学を広めていきたいと思いました。


メルマガ「実践ロハス生活!これであなたも医者いらず」より


  


copyright (c) 2004-2005 'jinnouchi' all rights reserved.