陣内耳鼻咽喉科クリニック
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『実践ロハス生活!〜これであなたも医者いらず〜』(ID:0000164378)
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2008年10月26日

【免疫力が落ちている原因を考える】

 患者さんの中には繰り返し風邪をひいて来られる方も少なくありません。中には「免疫が落ちている」「免疫が弱い」と自分で分析される方もいらっしゃいます。

 患者さんは風邪を繰り返すという現象を見て「免疫が落ちた」と感じるわけですが、何故免疫が落ちたのかを突き詰めて考えるということはあまりないようです。

 でも免疫が落ちる、ということはあまりあって欲しくないことですよね?

 そこで、どのような状況だと免疫が落ちるのか、東洋医学的に考えてみようと思います。

 まずは肺。体を覆う、皮膚と粘膜は肺と考えて下さい。外界との境目にあたります。肺のどこかに慢性的なほころびができていれば、それは免疫低下と考えても良いでしょう。傷、乾燥、有害物質、ウイルス、タバコなど肺に影響を与えるものはたくさんあります。通常は痛みや腫れを伴うので、始まりも分かりやすいですが、慢性刺激だけは注意が必要です。

 次に肺の働きを弱める原因を考えてみます。肺のほころびを治しても、肺を弱める体質を持っていないかどうかを考える必要があります。

 のぼせのある人でさらに足は冷えるという人は、生命力の不足をまず考えます。元々体の弱い人、慢性疲労、老化などが考えられます。このような場合には腎が弱っているため、十分な休養と足腰の強化が必要になります。

 のぼせるが冷えはない、という人は、入ってくるエネルギーが過剰な状態を考えましょう。これもバランスが悪くなり免疫的にはマイナスです。過食、飲酒(結構多い印象です)、ストレスなどが原因となります。これは原因を除いていくのが一番の早道のようですが、生活習慣と密着しているので、なかなか解消が難しい面もあります。

 あと肺と関連するのは太りにくい体質です。食べてもエネルギーが体に入って来ないので、体を防御する働きが弱くなります。こういう体質を解決するには、少しずつ運動量と食事量を増やしていくということになりましょう。

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2008年10月18日

【自己鍛錬気功法について】

 先日、日本気功科学研究所の仲里誠毅先生に香功(しゃんごん)を教えていただき、内養功(医療気功)のデモンストレーションを拝見する機会を得ました。

 日本気功科学研究所

 香功は脳活性化のための手順の決まった簡単な体の動きで、入門レベルに向いているということです。実際に私たちも行ってみましたが、音楽もありましたし、気分良く体が動かせました。

 この香功を仲里先生は「自己鍛錬による国民の健康づくり運動」と位置づけておられ、2005年までに約2万人に指導してきたとの事です。

 内養功は動きがもっと複雑で、バランスなども要求される、少し高度な動きが主体になっていました。これは国民運動と位置づけるのはムリなようです。

 仲里先生が特に強調されていたのは、深刻な医療財政から脱却するためには有効な国民運動が必要で、香功にはその可能性がある、ということでした。

 私は正論としてはかなり良い印象を持ちました。確かに10分強の適度な運動で高齢者向きとはいえ、軽い疲労感を覚えるような動きです。これが国民全体に広がれば、医療費抑制の効果も確かに出るように思います。音楽も良かったです。

 しかし現実には、その場限りの香功になっている人がほとんどなのではないかと思うのです。これは効果の即効性が実感できないというところにあるのだと思います。国民運動になるか、というと程遠い印象を受けました。

 どうしたら若い人が巻き込めるのかと考えますが、恐らく何かカッコイイ要素を加えるか、芸能人の間で香功が流行するなどの動きが必要なのではないかと思いました。

 即効性と見た目の良さ。どちらも私はあまり好きではありませんが、こういうものを意識して運動を広げていっていただきたいな、と思いました。



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2008年10月12日

【死に至る病、温暖化の影響か?】

 インターネットで情報集めをしているときに気になった記事です

 「死に至る12の病」、温暖化の影響か 

 地球環境の変化により、大流行する可能性のある病気があり、その中で特別に注意すべき12の感染症が挙げられています。

 ペスト、結核、コレラ、エボラ出血熱、ライム病、鳥インフルエンザなど。

 この記事の何が面白いのか?それはこの部分です。
 「微生物と野生生物は長い年月をかけてともに進化しており、動物種は微生物に対処できるように適応する仕組みを発達させている。だから感染症が流行するというのは、通常、自然界に何らかの乱れが生じている証拠なのだ」

 突然、急性感染症が生じるようになったのは、恐らく2000年ころからだと思います。この考え方からすると、このころから地球規模で気候変動が生じていたということになりますね。そう言われるとそうかもしれません。

 西ナイル熱、SARDS、鳥インフルエンザ・・みんな騒がれだしたのは、丁度そのころからかもしれません。もっともSARDSはハクビシンが原因とも言われていますけれど。

 現実的対応として大切なのは、現地での早期の感染の発見であるとのことです。感染症の兆候を発見することができるように地元の人たちを訓練することなのだそうです。

 この対応は確かに大切ですし、継続することが必要かもしれませんが、地球規模の対応が必要ですからね、なかなか大変かな、という印象です。

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2008年10月05日

【難治性中耳炎の攻略について〜十全大補湯で見えること】

 鼻水について過去2回考察してきましたが、また耳鼻科ネタになりますが、中耳炎について考えてみたいと思います。

 中耳炎は鼻の奥にある菌が、耳と鼻を繋ぐ管(耳管といいます)を通じて、感染を耳に起こすために生じるとされています。

 私は西洋医学者でもありますので、この常識を否定するつもりはありません。確かに鼻の治療をしっかりすることで、中耳炎は確実に良くなります。

 ところがー。

 最近とても気になる現象があるのです。

 中耳炎が全然治らないという子どもたちに、十全大補湯という処方を選択すると、不思議なくらい治っていくのです(黒部市民病院の丸山裕美子先生に教わった方法です)。そしてよくよく見ると、今まで気づかなかったそういう子どもたちの共通項が浮かんできました。

 治りにくい中耳炎の子は、体の細い子、そして体格は良くてもやや水太り傾向の子であることが分かります。なるほど、十全大補湯を使いたくなるわけです。

 もしかしてこういう子どもたちに必要なのは抗生物質ではなく、体質を補正する薬ではないのだろうか?そんな考えが頭の中をよぎります。

 一方で西洋医学にも、少量長期使用することで良くなるという抗生物質の使い方が存在し、これも確かに効果があります。

 体を補う漢方処方、そして少量の抗生物質処方。どちらも同じような効果を感じるのですが、気のせいでしょうか?

 私は軽症であり、お子さんが飲んでくれるなら(結構飲んでくれます)漢方処方を、軽症とは言えない場合には漢方処方と少量の抗生物質を併用しています。

 たかが中耳炎と思われるかもしれませんが、いろんな考え方で攻めないと、攻略はできないのです。今日も知り合いの先生と再会し、「十全大補湯は効果あるよねー」と話をしましたよ。

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