陣内耳鼻咽喉科クリニック
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『実践ロハス生活!〜これであなたも医者いらず〜』(ID:0000164378)
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2012年02月26日

【余計な処方はしない方が良い?】

 もう20年近く前のことになりますが、私が研修医のときに、ある先輩医師が言いました。

 何を処方したら良いのか、どうしてもよく分からない場合には、その病気の治療の邪魔にならないように、しかも副作用のないものを処方しておいて、経過をみるように、と教えられました。

 炎症があるときには去痰剤などを、耳鳴りやめまいが残っているときには、ビタミン剤を、といった具合です。

 どこでもそういう医学(医学ではありませんね、医療というべきか)教育が行われているのかどうかは分かりませんので、念のため。

 一見良い感じではあるのですが、最近、化学物質汚染による症状を多数見ていると、薬にも添加物が入っていることは意識しなければならないと思うのです。

 薬能はマイルドな薬で副作用がなさそうでも、添加物の害まで考えると、余計に処方するのはどんなものかと考えてしまうわけです。

 「氣」を使って、そういう一見害のなさそうな薬が体になじむかを確認すると、やはり添加物を多数使っている薬は、必要な時以外には避けた方が良さそうです。



  

2012年02月19日

【びんろう子が何故、女神散に含まれているのか?】

 まったくの雑談です。

 最近、九味びんろう湯(くみびんろうとう)という漢方薬を用いるようになりました。

 ある先生がこういうお話をされていました。

 この処方は一度飲みだすと、飲むととても体調が良くなるので、また処方して欲しいと言って戻ってくるとのことでした。

 特に重要と思われる、びんろう子(びんろうじ)という生薬はどういうものなのかとても興味が湧きました。

 消化液分泌促進、胃蠕動運動促進、腸内異常発酵軽減など、健胃整腸作用がまずは挙げられます。

 次に逐水作用といって、水腫など水が溜まっているところに働いて、その水を処理するという作用があります。

 そして最後に、殺三蟲といって条虫や回虫などを駆虫する効能があるのだそうです。

 実は漢方エキス剤の中で、女神散(にょしんさん)という処方にこのびんろう子が含まれています。どうして含まれているのか、とても興味深いのですが、理由は分かりません。

 気をめぐらし、気を降し、鬱を散じ、血熱をさまし、更年期の精神安定に寄与するのが女神散ですので、どうしてこの生薬が含まれているのか分かりません。とても興味深いですー。

 結論は出ませんが、分かりましたらまた書きますね。  
2012年02月12日

【滋陰降火湯と滋陰至宝湯の比較〜長引く咳への対応】

 しつこい咳の対応として新しい漢方薬を導入しました。滋陰至宝湯(じいんしほうとう)と言います。滋陰降火湯(じいんこうかとう)を従来は代用していたのですが、この考え方が誤りであることに、気づいたので導入を決めました。

 これらの処方の名前は似ていますが、内容がかなり異なるのです(がーん)。

 上級者の方はこちらのサイトが大変参考になります。ご覧下さい。
 
 「滋陰」の意味は、「陰」は陰陽の陰ですので「水分」を表します。つまり水分を滋養するという意味です。その意味では両方ともに同じなのです。

 しかし、滋陰至宝湯には疎肝作用といって、ストレスへ対応する内容の生薬が盛り込まれています。滋陰降火湯にはそういう作用はありません。

 一方で水分を補う作用のある生薬は滋陰降火湯の方がたくさん入っていますし、血分についても同様です。

 滋陰降火湯は水を補う作用が強いということもありますし、熱を奪う生薬も滋陰至宝湯よりも少し強力です。

 そこで見えてきた両者の使い分けですが、滋陰至宝湯は長期間ストレスが続いて水分が失われて慢性的な咳になった人、ただし生命力の減退がない人が対象になるでしょう。つまりストレス自体は強くないのかもしれません。

 滋陰降火湯を使うべき人は、恐らくは急激な負荷の増大により生命力にも影響が出るような人で、風邪を強くひくなどして体の急な変化に対応できず、渇きが強く、熱の残存もあるような人が対象になるのでしょう。

 ポイントは滋陰降火湯だけに含まれる天門冬という生薬にあると思うのですが、この生薬が腎(生命力)にも効果が出ることと、熱を冷ます効果があることで、風邪の回復期に使用する意義があるのだと確認できました。天門冬はアスパラガスと近縁なのだそうです。これは初めて知りましたー。





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2012年02月05日

【漢方薬は西洋薬と同じ対症療法なのか?】

 漢方薬は西洋薬と同じで対症療法ではないか?ということを言う人もいます。私はこれに敢えて反論してみようと思います。

 漢方薬は実は、今の不足している点を補ったり、過剰な部分を捨てたり、冷えを温めたりしながら、バランスを取るということに主眼が置かれています。ということは、これぞ対症療法と言える部分もあるわけです。漢方は究極の対症療法であるといわれているわけですから。

 確かに処方を続けていくだけであれば、西洋薬を使うのと同じことになってしまいます。これは気をつけなければならない点です。

 いや、急性の病気の場合には、バランスだけ取って、あとは体にお任せするということで問題ありません。

 でも慢性病のときに対症療法では困りますね?

 効果の上がった漢方薬の効能を詳しくみていくと、実はおのずから、生活のなかで改善すべき内容が浮き上がってきます。これが西洋薬と大きく異なる漢方薬のとても良いところです。

 生活の内容をしっかりと指導することで、その人の生活が改善され、理想的な流れとしては、漢方薬から離れてもらうのが最終目的地になります。

 もっとも、最近は薬に依存して生活を変えることができず、余計に無理がいってしまう人がいるのも事実です。

 病気を直すのは最終的には自分であるという自覚が持てるまで、処方が続いてしまうことになります。

 私は漢方薬は生活指導をするのに、現状では最も有用なツールだと思っています。






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